アルテマ様、ありがとう!~FF12、これだけはクリアしてから文句を言え~
息子がアルテマを倒したとき、恍惚とした表情だった。「倒した」という充足感と言うよりは、「FFのバトルの集大成だ!」という悦びからだったのだそうだ。
アルテマのバトルは、たしかにきつい。ランダムに、それまでの召喚獣たちが使った「封印」をしてくる。「たたかう」が禁止されたり、MPが無くなってしまったり。おまけに生半可なパーティがまともに食らったら全滅必至のホーリジャを使う。聖属性吸収装備で臨んでも、「逆転」のおまけがついて、治療する暇も無いタイミングで本来究極回復魔法の「フルケア」をかましてくる。聖属魔法のスペシャリスト。それがアルテマ。
息子は、召喚獣の中では、バトル自体はゾディアークの方が辛かったが、おもしろさはアルテマが最高だったと言う。「そうくるか!」の連続で、まるで人間、FFファン同士で対戦してるかのような楽しさ。私も観戦していて、FF6の狂信者の塔がまるごと襲い掛かってきたような錯覚をおぼえた。最強の武器、最強の魔法…他のRPGならそれにレベルが伴えば何事もなく敵を倒せるのだけど、FFシリーズはやはり違う。自分なりに組み立ててきた定石を封じられ、そこからプレイヤーが何を生み出すか。プレイヤーに創造させる。これがFF12だと思う。
残念なのは、ネットなどを見るとFF12は糞、などと叩かれている事だ。萌え要素が少ない、ストーリーが物足りない、などはしょうがないが、いきなり強い敵が出てきて全滅した、ゲームバランス最悪、などというのは不思議だ。全体的には絶妙なバランスだと思う。初心者から上級者まで、いろいろ楽しめるようにしている。
1周目、大灯台で私は「具封」を選んだ。貧乏性なので、アイテムなんか、めったに使わなかったから、何も問題が無かった。が、2周目でアイテムだけでボムキングが倒せる事を知ってから、アイテム依存症の私。息子は「今度のFFは、補助魔法が使える!」といろいろ有益な情報をくれる一方で「わざ?ほとんど使わねー」だ。
実 は わ ざ が 最 凶 な の だ が w
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