これが自慢の不登校息子
「あら、引きこもりパソコンオタクの割には目がいいのね」
息子は、保健室の先生に凄い事を言われている。
現在息子は完全不登校から、保健室登校までなんとか進み、かなりのマイペースながら、なんとか学校に関われている。5月の健診・スポーツテストなどもいくつかは受けられたのだ。最近の子どもは、視力を1.0までしか測定しないようだが、本当にパソコンとテレビゲーム漬けだというのに息子は今まで1.0以下だった事が無い。しかし、保健室の先生、容赦が無いw
スポーツテストがまた、凄かったのだ。「俺、すごく良かったんだ」と嬉しそうにいう。いくつかの種目では、一番だったらしい。
保健室登校組の中で。
保健室やカウンセリング室にしか来ない生徒たちだけ、他の生徒とは別スケジュールでテストが行われたらしい。そんな話をすると、皆「組になるほど、不登校の子がいるのか」と驚く。が、今、不登校はそんなに珍しい事ではない。クラスに一人や二人はいるし、不登校の子を集める学校が乱立しているくらいだ。息子も、最初こそ孤立していたが、徐々に「仲間」が増えてきたからこそ、それなりに楽しそうに保健室へ向かえるようになったのだ。イメージ的に、「保健室登校組の中で一番運動神経が発達している」というのは微妙な感じだが、何でも優れているのは良い事だ。親馬鹿100パーセント視点で言わせてもらえば、おそらく跳躍力、そして特に柔軟関係では学校全体でもトップクラスだと思う。普通の中学生男子は、足で顔を掻けない。いや、掻かない。普通。
修学旅行で入浴したとき、野球部員の子が「…意外といい体してるなあ…」と驚いたという。息子が完全不登校になった原因の一つが、かつて仲良しだった、別の野球部の子が何かひどい事を言い、それにクラス全員が同調した(本人談)ということだった。あの頃は毎日「あいつら全員殺す、野球部も俺の敵だ」と放言し、目が離せないほどだった。しかし
「そんなこと言ったって、あっちは体鍛えてるし、返り討ちにあうだけだがね」
とかなんとか私が言ったせいかどうか。家に引きこもって暗い部屋でPCやゲームで明け暮れる間、息子は我流で筋力トレーニングをやっていたらしい。
腕は、かなり太く、固い。胸はいささか薄いが、上半身は逆三角形で腹筋はそこそこ割れている。もう貧弱な坊やとは呼ばせない。という体型だ。
どーよどーよと、筋肉を見せる息子に私は言った。
「なあ、不登校で引きこもりのパソコンとゲームとアニメと漫画と二次元美少女だけが好きな男って言ったら、デブで瓶底メガネで、見るからに不潔で暑苦しいイメージじゃない?あんたいっそイケメン引きこもりオタクになりなよ。ステレオタイプなイメージ抱いてる人の前に、颯爽と現れるイケメンオタク。目標は速見もこみちで」
息子「ちょwwww おまwwwwwwwww」
もこみちがVIPPER語で笑うな。
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