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2006年7月17日 (月)

N・H・Kにようこそ~第2回親子鑑賞会~

「N・H・Kにようこそ」は、引きこもりの主人公佐藤と、同様に何か現代的な問題を抱えた人々の物語である。現代を生きる人にとっては、時に「なんで自分がアニメ化されてるんだ?」と錯覚すること請け合い。

今日は、佐藤のかつての後輩であり、いじめられっこで、今は立派なオタクになった山崎との再会のお話。謎の美少女・岬ちゃんとの交流以外は、全編生々しくも哀しい引きこもりの描写が続く。

「俺だよ、こいつ…」ずっと年上の佐藤に共感しまくりの息子。散らかった、居心地の良い空間から出られないのも、部屋でシャドウボクシングする姿も、本当にそっくりだ。「俺が2人いるみたいだ…」…多くの視聴者が、同じように感じているだろうw

山崎登場。まず、部屋のディティールが良くできている。典型的なオタクの、よく片付いたバージョン。「伐々木デザイナー学院(なんて読むんだ!w)」でゲーム制作を学ぶ彼だが、今も孤立しているらしい。「あいつらみんなバカばっかりですよ!」と毒づく山崎に、息子は赤面した。中学のことを語る自分そのまんまの姿を、客観的に見てしまったからだろう。佐藤の「こいつは弱いくせにすぐキレて、喧嘩する奴だった」という山崎評にも、苦笑。「…俺と同じだ~……俺が3人いるよぉ~~」

私はすかさず叫んだ。

「3人、4人、  5人!  10人!」

「分身の術かよ!!!wwww」息子は爆笑した。「サスケ」のテーマソングを理解するとは、おまえはいったいいくつだ。

というわけで、アニメ「N・H・Kにようこそ」を見る息子を鑑賞する私であった。

NHKにようこそ!(3) Book NHKにようこそ!(3)

著者:大岩 ケンヂ,滝本 竜彦
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