オトシンクルスが死んでしまいました~我が家の生態系~
我が家には水槽が二つあり、いずれも熱帯魚が入っている。一つは淡水ふぐ。もう一つは、ネオンテトラとコリドラス、クーリーローチ、サカマキガイ(ふぐの餌用)がいて、おのおの一匹ずつ、コケ掃除用にオトシンクルスを入れていたのだが、ふぐ水槽のオトシンが、先ほど力尽きているのを発見したのだ。
さっき水替えや掃除をしてやったときは、元気そうにガラスに吸い付いていたのに…あるいはその作業がまずかったのか…orz
オトシンクルスは、コケ掃除用として重宝される小さなナマズの仲間である。水草の裏やガラスに張り付いているようすは愛嬌があり、原則エサ要らずのお掃除メイドさんなんだが、可愛がるファンも多い。コケが足りないと餓死してしまうため、きゅうりを与えたり、無農薬の野菜をゆでて与えたり、本末転倒だがコケを養殖したり、それなりに覚悟はいる。(使い捨て感覚のアクアリストもいるそうだがそんなの嫌いだ!)健康食品のクロレラ粒がいいと聞いて、買ってきたこともあった…が、食べなくて、結局私が健康的になるはめになったのもいい思い出だ。ここ1年、わが適当な水槽は、一匹の脱落者も出すことなく、平和であった。
そういえば、最近このオトシンはよく明るいところにいて、吸い付いているか、底のほうにくったりとしていて、時折心配になった。…どこか、弱っていたんだろうか。これも寿命とあきらめるか。
我が家では、死んだペットは原則として土に帰される。バジルのそばに埋めてやった。よい土となって、おいしいバジルになりますように。
うちの水槽の古い水もまた、土にまかれ、ネギやシソやローズマリーの糧となっている。間接的ではあるが、お魚のエサや、お魚自身が、めぐりめぐってわれわれの口に入るのだ。わずか80㎡程度の中にあるプチ生態系。生態ピラミッドの頂点にある身だが、小さなお魚の死は、やっぱり悲しい。
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