浴衣着付け特訓~娘が鬼コーチに~
「ママの着付けは、ヘタだ!」何事もはっきりものを言う愛娘、家に帰ってから夜毎浴衣の着付けの練習を迫ってくる。ことに、おなかのあたりのおはしょりがすっきりしないのが気に入らないらしい。自分のおなかのぽっこりはおいといて。
「もう一度、ばあちゃんに教わってくる?」きっついなあ。ああだこうだ、ばあちゃんはああしてた、友達はこうやってるらしい、と叱咤されながら、それでもなんとか上達してきた私。「うん、ずいぶんうまくなったんじゃない?」今夜はちょっと機嫌が良い。その生意気な口、帯をギュッと締めて黙らせてやりたい。
帯は、一人で締めるのと同様に、娘のおなか側で締めてやる。とりあえず、いわゆるリボン結びにして、長い方をくぐらせて前にたらし、リバーシブル帯の色の妙を楽しむ、今風の(しかも簡単な)締め方に。大きく袋を膨らませながら、つい「すっちゃららっちゃ ちゃららららっちゃ♪」と口ずさむ。「小梅太夫じゃねえよ!w」突込みを入れる娘。お友達とお祭りで、集団小梅太夫ごっこをしなければよいが。
だが不思議だ。着付けが終わり、ざっと自分の艶姿を確認した娘が、必ず四股を踏むのが。「ああ、浴衣は楽でいいわ」……かつて、自分の子供の頃は、どんなオテンバ娘だって、可愛い浴衣や着物になると、どこかおしとやかになるものだと思っていたが、何か間違っていたのだろうか。そりゃあ、プリエしても着崩れないくらいが理想の着付けかもしれないが…いや、たとえ篠原千花・六花姉妹でも、お着物でプリエやグラン・ジュ・テはしないだろうし、まして雲竜型はやらないだろう。
「うん、今日は上達したかも」とことんえらそうな娘。しかし、妥協だらけで生きてきた私には、良い先生だ。神様はいろいろ考えて、私にクローンのごとき息子と、超しっかり娘を下さったのに違いない。
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「N・H・Kにようこそ」アニメの放映が終わったはずだけど、まだ見られない。娘がいるから、一応漫画版既読の我々は、特に第3話はうっかり手を出せないのだ。明日、娘が部活で出かけている間に…と密談している。「聞こえてるぞ~」と、娘の声が聞こえるが。
「さよなら絶望先生」に案の定、ずぶずぶはまっていく息子。素晴らしい感想を言っていたのでメモ。「すげえな、これ。読めば読むほど、発見がある。アハ体験だ」
…いや、なんとなく、ニュアンスはわかるぞwww
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