学資保険が満期になりました~不登校息子も受験生~
簡保満期のお知らせが来た。お留守でしたので、ご都合のよい日をお知らせくださいとハガキも入っていた。が、都合のよい日など我が家にはなく、その前に「この保険って誰がかけたっけ?」という状態。
契約者と受取人は夫の名義だ。だが夫にメールで聞くと「何それ」と返事がかえってきた。久しぶりに生存確認ができてよかった。親もたしか、孫が万一病気やケガをしたときのためにと、夫名義で簡保に入っていたようなので、聞いてみたが、違うようだった。満期の金額は50万らしく、その下に1,780円とある。月々1780円払う保険なんて、覚えがないのと忙殺されてついつい問い合わせもできないままに。すると…またまた漫画よりも奇なる私、仕事でうろうろしているところで、郵便局の担当の方にばったり会ってしまったのだ。
すぐ調べてもらったが、これは私が月々3000円ほどかけていたものらしい。が、払ったのは私でも、一応世帯主に万一のことがあれば保障されるようにだったか、名義を夫にしていたのだ。で、私のお金だが、受取人の委任状として、夫の自筆と保険証のコピーがいるという。…いつになるかわからない……私は途方にくれた。東北弁の郵便局員さん「んまあ、そういう人、おおいっぺや~まあ、お金を使うのは来年だろうけど」と、あせらないように諭してくれた。で、私はようやく思い出したのである。
これは、息子の学資保険だった。
息子が生まれて間もない頃、それは私の第一次貧乏のどん底時代だったのだが、未来のために少しでも…と最低金額で保険に入ったのだった。もう一つ入ったやはり安い保険は数年前の第二次貧乏のどん底時代に満期を迎え、子供の将来どころかあっという間に生活費に消えてしまった。そんなどん底時代でも、なんとか解約もせず、こつこつ払い込んでいたのだが「でも、あの~この1780円って、月々の支払い金額ですか?」と聞くと、「いやあ~~(笑)これは、利息」「はあ…」
ゲームソフト1本買えない金額が、この涙なしには語れない学資保険の利息か。
で、また私は思い至ったのである。
息子、本当に「受験生」なんだなあ…
クラスメイトたちは今頃、部活に、勉強にとがんばっているだろう。三者面談なんかもやってるかもしれない。一応昨年暮れには私も先生と面談したのだが、志望校とか、それどころじゃなかった。なんとか一日でも出席日数をかせげないか、とか、保健室以外に勉強するスペースを確保できないかとか。クラスでいじめがあったと息子に聞いていますが?などと先生に聞いてみたが、先生はまったく把握していない。していても言う筈もないか。ほかのお母さんだったら子供の学校の様子を先生に聞くところだろうが、うちは逆に息子の様子を先生に聞かれて終わりだった。
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3学期末には少し、希望を持っていろいろやったのだが、何せ2日続けて朝起きられない息子。定期テストもまともに受けられないので、まともな高校受験は絶望的だ。この状況下で、偏差値を眺めながら一喜一憂しても無駄。もちろん、少子化の時代なので、どっかの学校には入れるとは思う。が、いっそ入らないほうがよいような学校に行ったところでどうなのか。私は、定時制や、不登校者や自閉専門の高校も視野に入れている。
件の自閉症関連運動の方にも学校のご紹介をいただいたし、タウン情報紙などを見て情報は集めている。…学費や校風もいろいろだ。勉強だけでなく、いろいろなスキルをつけさせるところ、自閉症の社会適応に力を入れてるところ…正直、学費はきつい。が、息子がアルバイトなどをし、学費と社会常識を得ながら自分の道を拓くのもまた、よいのではないか。
そろそろ、「エヴァに乗れる年」も卒業だ。息子よ、自分の居場所を探せ。
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コメント
やっぱり結構かかるんですね^^;
勉強になります、ありがとうございます!
投稿: 学資保険のすすめ | 2009年6月 2日 (火) 16時50分
学資保険のすすめさんようこそ…?
こんな日記書いてたのすっかり忘れてました。あれから3年…利息はともかく、貯金になるからどんなに苦しくてもやっておいて良かった…かな?
投稿: 闇鍋奉行 | 2009年6月 2日 (火) 21時23分