N・H・Kにようこそ~第4回親子鑑賞会~
ギャルゲー制作の参考にと、山崎と秋葉原に出かけ、どんどん深みにはまる佐藤を描く回。
「うわあ、また俺の通ってきた道だあ」
中学生の分際で、ここまで来てるのか、不登校息子。
メイド喫茶は、本人曰く「あんなのはメイドじゃない」からと行ってはいないようだが、某テレビゲームの喫茶なら友達と行った様だ。同人誌専門店に、フィギュアショップ。息子いわく「この店、女性客が多いな。あんなエロ同人誌があるところらしくない」…本当に、なんでそんなに詳しいんだ?佐藤が、フィギュアのスカートの中を見るべく、靴紐を直すふりをしたのには哀愁を感じた。「こいつ、パンツ見るためにパソコンのモニタも下からのぞくタイプだなww」と息子も笑う。ごめん、私もそれだわ。
引きこもりニートで、生活費にも事欠いてるはずなのに、「見つけたら即、ゲットですよ」という山崎に促され、どんどんフィギュアやソフトを買う佐藤。まさに転落。
「オタクは、引きこもりよりはましだよな。外に出られるだけ」
たしかに、ずっと外界との接触を拒むようになったら深刻だ。だから、私も、周囲も、息子がふらふらと出かけるのをかなり容認している。佐藤は幸福だ。岬ちゃんや山崎が、いろいろ手を差し伸べてくれて。通常は、こんな人たちはいないので大変なのだ。うちの場合は…もしかして私が、親というよりは山崎みたいな役どころになっているのかorz
「けど、この状態はまずいよ…」
息子も、秋葉原や有明に出かけて自分の欲望のまま「即ゲット」を繰り返していたら、どうなるかを理解している。正直、何百万持って言っても「これで十分」ということがない世界だ。これで、思う存分買い物できるようにと、労働意欲を持ってくれればまだよいのだが、親の仕送りでぶらぶらして、こういう世界で散財しては、いよいよダメだ。
よし、息子、わかってるな。わかってるなら、親や祖父母の財布からお金を盗むのはもうやめろ。
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