子どもに聞かれて困ること~どう答えりゃいいですか~
娘と一緒に都心めぐり。秋葉原や有明、汐留などで夏休みを満喫した。
本当は息子も一緒に連れていく予定だったのだが、息子は、「金が無いから行く気がしない」と断固拒否。とにかくいろいろ難しい。
で、娘とお出かけなら、ファッションにグルメにショッピング、と、それなりに楽しみに出かけたのだが。
まず、秋葉原に行きたいという娘。ガチャガチャがずらりと並ぶキャラクターショップに立ち寄り、いろいろチェックをし始めた。
「あ、ひぐらしのなくころに」
「あ、Canvas2」
「あ、To Heart2」
…ケロロとかプリキュアそっちのけで、なんか妙なものに反応している。「あ、クロミちゃんメイドカフェだ。あ~メイドカフェいきて~」なんだそれは。いつもの娘じゃない。
さて、たまたま有明に通りかかって、世界最大の漫画の祭典をのぞく。エロ本のイメージの多いイベントだが、ものすごくまじめな本や、娘も大好きな可愛い動物グッズなどもあり、コスプレなどを見ると喜ぶ。で、歩いていると娘がはしゃいで言う。
「あ、ローゼンメイデン第7ドールのコスプレ」
「あ、メイドガイのコスプレ」
「あ、『これが私のご主人様』のコスプレ」
なんか、おかしい。娘じゃなく、息子と一緒に歩いているようだ。
可愛いハムスターの本や小鳥のグッズを買ってやり、適当に汐留の日テレのイベントなどを見学。「もう1回、秋葉原に寄りたい」というので、DVD-ROMなども買って帰りたいし、と立ち寄り。駅に着くと、娘が呪文のように
「とらのあな」
とつぶやく。改札口前の床にある広告、ホームから見える看板…。
「何よ、それ」「ううん、べつに」といいながら、にまにまする娘。なんなんだ。
そして家に帰り着き、息子に買ってやったおみやげの本を渡し、娘は幸福そうに、今日買ってもらったものを並べ、思い出をかみしめていた。「楽しかったね」「混んでいたけどね」と家族で話していると、娘が唐突に言った。
「ところで、ホモとやおいってどう違うの?」
……娘よ、あんた「赤ちゃんはどこからくるの?」と聞く前にそれですか。そういえば、小学生の人気漫画「あさりちゃん」でも、「やおい本を描こう!」というネタがあるが。そんな難しいことを聞かれても、私は困ります。
また、娘の今日の怪しげな言動を息子に話すと、「おまえ、俺の本勝手に読んだだろう!」と怒り出した。やはりそうか。夏休み、親がいないと本当に大変だ。
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なぜか家族全員が好んで読んでいる漫画のひとつ
仮面のメイドガイ(3) 著者:赤衣 丸歩郎 |
ばかばかしさも突き抜けたものがあると、芸術的でさえあります。
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