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2006年8月19日 (土)

これが自慢の不登校息子3~ダメ絶対音感~

久しぶりに息子と、「それゆけ徹之進」を見た。朝日小学生新聞連載の漫画が原作なのだが、毎回教育上よろしいのかよろしくないのか、おもしろいのかおもしろくないのか、微妙なラインを渡り歩く感じが一部にたまらないアニメだ。

今日のお話は、どっかで見たようなロボット犬・ロビィとの感動物語。ロボット犬の飼い主である少女リナの声を聞いた息子が「あれ、これ、アスミの声じゃね?」と言い出した。

アスミというのは、「ふたつのスピカ」というアニメ(漫画)の主人公。クレヨンしんちゃんで知られる矢島晶子さんが、物静かながら芯の強い少女を好演。ついでにアスミに憑いた幽霊のライオンさんは、子安さんが演じ、シリアスなのにしんのすけとボーボボの競演という、声優さんってすごいなあ、なアニメだった。

そんな名優矢島さんが、こんなとこに出るの~?と私。最近も、「BLOOD+」で、わかりやすくいうと女吸血鬼に男子中学生が性的な意味で襲われ、殺されるというシーンがあったのだが、襲う女も襲われる少年も矢島さんが担当。さらに、その二つの人格が融合したような状態に変化していく様子まで演じわけ、芸の幅の広さをしみじみ堪能したばかり。ガラスの仮面では、亜弓さんを演っているそうで、洋画の吹き替えからここぞという難しい役どころまでばっちりこなす、名声優の一人。こういっては何だが、あまり視聴率のよろしいともいえない番組のちょい役なんてもったいなすぎないか。しかし、息子も、いや、絶対あれはアスミだ、と言ってきかない。そこで二人は、エンディングのキャストに注目することになった。ずらりと並んだ声優の名前の中に、矢島さんの名は無い。ほら、やっぱり…と思ったところで、最後に特別扱いで名前が出た。

ロビイ リナ リナのママ
  矢 島 晶 子

これには息子も吹いた。「やられたっ!ロビイもかよwwwww」「すごい!ママもやったんだwwwww」すごい、すごすぎる、矢島さん。もしもこれでロビイの機械的な音声も生でやってたら、女山ちゃんとか言われそう。
それはともかく、息子はますます「ダメ絶対音感」を誇ることとなった。「俺は新ドラえもんののび太のママの声も、三石だってすぐにわかったからな~勝った~」

…これで一芸入試とか受けてくれる学校が、あればよいのだが。

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