鈴置洋孝さん死去~さよなら、(あえて)万丈~
声優・鈴置洋孝さん肺がんで死去56歳のニュースを知ったのは、帰宅後。えええええ。と驚いていると、ほぼ同時に2ちゃんねるの専用ブラウザ・壺からもピンポンパンポーン♪と、速報が入った。大変だ。今夜は大騒ぎだろう。
私にとってはアニメ声優デビュー当時を知る、なんとなく思い入れのある声優さんだ。なんと甘く、それでいてクールで知的な声を持つ人だろうと感じ入ったものだ。「無敵鋼人ダイターン3」の万丈役は、謎のおぼっちゃま系色男っぷりと、ばかばかしさ、そして底知れぬ影を持つ役どころを、これ以上無いくらい演じてくれた。次にガンダムのブライト・ノア役。万丈に比べるとずいぶん地味なキャラクターだなあと思っていたが、つくづく、はまり役だった。初代ガンダムの声優さん、またずいぶん若くしてお亡くなりになる方が多いものだ。合掌。
感傷にふけりながら夕食を作っていると、旧来の友人から電話。「バンダイミュージアム、閉館ですって?」。彼とは昔一緒にミュージアムに行ったことがある。これもまた、感傷ぶかい話題ではあるが、春からその情報をキャッチしていた私としては「それより声優の鈴置さんが亡くなりましたよ」だった。「え~と、鈴置さんていうと…」彼は、いろいろオタクの世界に住んではいるが、声優さんにはさほど詳しくないようだ。「ダイターンの万丈、それからガンダムのブライトさん」なぜか、ガンダムのキャラクターって、アムロの視点で呼び名を変えてしまう。マチルダ、ミライ、セイラはさんづけ、フラウ・ボウはフラウ・ボウ。不思議なものである。もはや、ブライトさんは、自分の年の半分以下の坊やだというのに。「…ほかにはありますか?」と聞かれて、「ドラゴンボールの天津飯」と答えた。「天津飯ですかあ~!」彼にとっては、そちらの方が馴染み深かったようだ。
そこで、鈴置さんの代表作というか、マスコミが何の声の人として報じるかが話題になった。引用した記事では「ガンダムのブライト・ノアの声優」として報じられていた。少なくとも朝日新聞ではブライトさんが代表作だ。しかし、一般的に知名度の高いのはドラゴンボールのほうでは?という気もする。明日の新聞各紙、テレビ番組がどう報じることだろう。…テレビは、あまり報じてくれないかな…少なくとも、「あの万丈の」とはどこも報じてくれそうにないから、私が報じる。
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