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2006年9月30日 (土)

ネオンテトラが不慮の事故死

今、うちのメイン水槽には隔離水槽がついている。

最近入ったプラティが、スネールの卵をすごい勢いで食べるため、卵を確保するために、スネールを数匹隔離しているのだ。

通常、スネールは駆除の対象なのだが、うちにはスネール食いのアベニーパファーがいるので、適当にいてくれないと困るのだ。隔離水槽の中でぬくぬくとエサを食べ、卵を産みまくるスネールたち。まさに「養殖」だ。

で、その隔離水槽と水槽の間に、よく魚が挟まる。仕事先でそういう魚を見つけ、助けたこともあるが、最近うちではプラティの仔が、よく挟まっている。とくに赤くてスタイルの良い仔が常習犯で、一度、赤い仔2匹で仲良く挟まり、途方にくれていた時にはつい笑ってしまったものだ。

で、今日、私がちょっと子供のことで中学に相談に行った1時間弱の間に、ネオンテトラが1匹、挟まった。

うちのネオンは1年以上ここで育ち、マグロのように太っているので、なんでこんなところに入り込んだのか、不思議だった。いつものように隔離水槽をはずし、救出したが、さすがにこの体では耐え切れなかったか、むなしく水底に沈んでいき、息を吹き返すことはなかった。

隔離水槽、かなり危険だ…orz 今、隔離水槽をいっそアベニー水槽に移してしまおうかと考えている。

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2006年9月29日 (金)

オカルト?樹液シート~だまされたつもりで使ってみた~

仕事柄、毎日やたら歩いている。

お給料をもらってウォーキングができる、と最初は喜んでもいたが、年波は寄ってくるし、さすがに連日徒労に終わるような歩き方をしていて、ダメージがたまってくる。朝起きて開口一番「あ~…疲れた~~」だ。階段を上がるのがつらい。自転車をこぐのもしんどい。足が前へ進まない…

夏の暑さに耐えかねて、ちょっと入った99円ショップ。買い物をするそぶりで頭と体を冷やしていたら、懐かしいものが目に入った。

「樹液シート」

足の裏に貼って一晩寝ると、あら不思議、体の老廃物が染み出してシートはドロドロ、体はすっきり!…数年前にテレビなどで話題になっていた健康グッズが、今はこんなところにいたのか。

もともと、かなり胡散臭い健康グッズだと思っていた。人間の体からは結構な量の水分が常に出ていて、通常は蒸散したり、衣服などに吸収されている。ラップなど、きわめて通気性の悪いものに包みでもしないと気づかないが…というわけで、「着るだけで見る見る発汗!やせる!」というタイプのものが、私の子供の頃からずっとある。
これは、その発展系のものだろう。体から出た水分が、シートの中にある物質を溶かし、見るからにドロドロとした汚いものが、体から出てきたように見える。体が軽くなるなどというのは、スパシーボ効果だ。
「まったく、こんなのにひっかかる人もいるものか」と冷笑しながら、テレビを見ていたと思う。

が、わらにもすがりつきたいくらい、私は疲れ果てていた。

昔は500円以上したように記憶しているが、今は99円(税込103円)。ちょっと高級な入浴剤くらいの値段だ。「肩こり腰痛うちみくじき肌荒れに効く」と謳う入浴剤で「なんだよ、なおらねーじゃないかよ!」などと毒づいたことはない。半信半疑というより2信8疑くらいの私に、しょせん気のせいのスパシーボ効果が現れるとも、思えないのだが、このくらい買ってみるか…

が、翌朝、私は近年にない足の軽さを実感してしまったのである。

このところ不眠だったのが、ぐっすり眠れたし。偶然か?

またしばらくしてその商品を見つけ、使用。今度は、そんなに劇的な効果を感じることはなかったが、たしかにこれを使った翌日は、足取りも心も軽く、うそのように足が速く進む。

なんなんだ? これは、本物なのか????

不思議に思っていたところ、ひょんなことから2ちゃんねるのオカルト板に、樹液シートスレがあるのを知った。美容・健康関係でなく、オカルトというのが笑えるが、たしかに、私の持つ疑問を乗り越えて、「でも効くからオカルト」と楽しんでいる人たちがいたのだ。たしかにこれはオカルトだ。科学的に説明しようとすればするほど、いんちきくさいのに、でも、なぜか効果があるし、「毎日続けるとドロドロが出なくなってくる」とか、「デトックスした後は貼ってもサラサラ」とか、本当に体の毒が出ているのかと思われる証言が続々。そういえば私も、熱帯夜に足の裏にあんなものを貼っても、蒸れたような不快感は感じず、何かが吸い出されるような快感のようなものさえ感じて心地よく眠れたのだが、それが浸透圧だとしても、水だけでなく、老廃物なども吸い出されているのだろうか???

件のスレを読み、ダイソーにはいろいろなフレーバーがあると知り、今日早速仕事の合間に出かけ、「中国ハーブ味」をゲット。99円から、100円へと、高級品を購入してしまったのである。

これだけで、「人生勝ち組な気持ち」になってきた。

すごい。

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2006年9月28日 (木)

燃やせ燃やせ真っ赤に燃やせ~うちの息子は火が大好き~

前述したと思うが、我が息子は、幼い頃から火に対して非常に強い興味がある。一度は、小火も出してしまったほどだ。
私を刺したとかなんとかなら、まだましだが(資産価値が下がるので迷惑ではあるが)、火を出すのは、うちだけでなくご近所の生命と財産を激しく脅かすので、もちろんうちだって、火の恐ろしさ、勝手に火を扱ってはいけないことなどを教えたつもりだったが、それでも抑えられない子というのは存在する。小火を出したのは、本当に幼い頃であったが、消防署の方が、我が家のいろいろ悲惨な状況を鑑み、後に話を聞きにきたほどだ。

その時は、私は「息子に、蚊取り線香係りをやらせることにした」と答えた。どうせ抑えられない衝動なら、きちんと火の恐ろしさを教えた上で、その有用な使い方を教え、ほどよく火を使わせるほうがよいだろうと思ったのだ。消防士さんも、それには同調してくれた。むやみに取り上げるより、目の行き届くところで、適当に発散させるのがよいのだと。

今も、息子は基本的に「蚊取り線香係り」である。いいかげん大きくなった息子は「またかヨー なんで俺なんだよ~」などと言う。忘れているわけではない。本人は、すっかり大人になり、そんな心配されなくても大丈夫なのに、という気持ちでいるらしい。

が、彼の、紙やら本やらが散乱した部屋には、少なからず、マッチやライターが隠されている。私が蚊取り線香用に購入した、バーナー調のライターに興奮し、鉄人28号の絵入りライターには「欲しい欲しい!」と涙し、かつて売られていたFF7ZIPPOの話になると、うっとりと「いいなあ…」と語る。夢の島のような息子の部屋には飲食物が散らばり、菌を醸し、虫を育んでいるが、その虫を、ライターで焼いて遊んでいるらしい。久しぶりに部屋に押し入って驚いた。最初は、黒かびのコロニーかな、と思ったのだが、天井のいたるところに、直径5センチほどの黒い「コゲ」ができている。炎を、怖れないにもほどがある。が、何を言ったところで、「自分ルール」を至上のものと考える息子には理解できないだろう。反論するならまだまし。
「うんわかった、そのとおりだよね!」と口で言いながら、裏腹に自分ルールで行動する、それが、この手の発達障害の特徴なのだ。

今日も、私は蚊取り線香に火をつけるように息子に言った。だが、私もアルコール漬けと老化のせいか、「えーと、あれ、あれ、火ぃつけて」などと、変なことを言ってしまった。息子は「あれってなんだよw」と言いながら、こんな歌を歌った。

もやせ もやせ 真っ赤にもやせ

いたる~ところに火をつけろ~

って、「闘将ダイモス」か!!!!!wそれは「怒る心に火をつけろ」だ!しゃれにならねえええええええええええ!!!

そして私は返歌した。

よんでる~ よんでる~ 

だめですだめです どうしようもないです

(元歌は『呼んでる呼んでるダイモスダイモス闘将ダイモス~♪』)

ここに、平成の世の連歌が完成した。……するなっ!

~~~~~~~

闘将ダイモス

ロボット版「ロミオとジュリエット」として、ごく一部のアニメファンに人気のあった70年代ロボットアニメ。地球人で、ダイモスのパイロット・竜崎一矢と、地球に移民を申し出ながら、交渉決裂に伴い敵対することになったバーム星人の総督の娘・エーリカとの純愛を主軸に、愛と平和の物語をつむぐ。ロボットアクションとしてもなかなかかっこよかったのだが、エリカの兄で、超絶美形悪役のリヒテルのヘタレ具合、地球防衛長官・三輪の超悪役ぶりも一種のみどころ。ちなみにリヒテルの衣装は、当時人気の出てきたピンクレディーの、「ウォンテッド」の衣装がモデル。だからどーしたといわれれば、それまでだが。

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2006年9月27日 (水)

素敵な?ニート支援センター~これで社会復帰は間違いなし~

昨日の妄想記事を、つい息子に話してみた。

ニート支援センターに行ったら、やけにホワイトベース風にできていて、相談員の「ブライトさん」がずらりと待っている、というやつだ。息子、にやりと笑い、「甘ったれるな!ばしっか」

自意識過剰で社会に溶け込めないタイプのニートには、意外と効くと思う。「働いたら負けかなと思ってる」タイプのニートには、「セイラさん」だ。
「軟弱者!それでも男ですか!」ばしっ!
ずっと「セイラさん」にののしられていたいという人でなければ効くと思う。

「引きこもりの少年には、これだよな。部屋に入ると、パイプいすがあって」
そう言っただけで、息子は大笑いし始めた。そう、パイプいすに座らされた人間は、周りのカウンセラーから問い詰められたり、ののしられたりするのだ。
「僕はここにいていいんだ!」と、前向きにものを考えられるようになるまで。

ニート支援だか、イメクラだかはよくわからないが、やさしく子ども扱いされるより、このくらい厳しくされるほうが、いいんじゃないかなあ。と、無責任に言ってみる。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

息子が珍しく長瀬にはまっている。「宙船」をパソコンで、エンドレスで流し続けている。
いつも「ローゼンメイデン」だの「ネギま!」だの「涼宮ハルカ」だのの歌をエンドレスで聴かされているので新鮮だ。ジャニーズ系で息子がエンドレスで流したのは、中居くんの「トイレットペッパーマン」以来だ。

たしかにいい曲だ。今年最高ではないだろうか。心にしみる中島みゆきワールドを、長瀬が見事に歌い上げている。世代を超えて歌われる事だろう。このところ、ジャニーズ系は、毎年のように「最高」の曲を出してくるなあ…

レコード大賞は某レコード会社のアーティストに決まっているのが、残念だ。

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2006年9月26日 (火)

ニート支援センターって一体~オタクの立場から~

「ニート支援センター」はオタクの託児所だ!ここでも血税使って「ガンダム」「マンガ」「パソコン」買い与え… 
 という見出しが気になり、週刊ポストを手に取った。階段にはご丁寧に「あともうちょっと、がんばって!」などというような張り紙で誘い、部屋の中にはガンダムやアニメのポスターが。(ガンダムなどに)税金は使っていない、NPOが用意したものだろう、という回答を得たが、この施設自体の存在意義を問う、というような内容。詳細は記事をごらんいただきたい。

最近も話題になったが、ニートとよばれる人の中には、うちの子(あるいは自分も?)と同じく発達障害が関連しているかもしれないらしい。たしかに、私も息子も幼稚で、自分の好きなことは没頭して行うが、そうでないとやる気がおきない。また実際、普通の人が簡単だと思うようなことがまったく苦手で、ちょっとした言葉にもいちいち傷ついてしまうので、たしかに社会に出るのが苦痛である。現在なんとか気まぐれ登校までできるようになった息子だが、その行動原理を理解してやらないと、「普通のこと」をさせることができない。幼児に歯磨きを教えるためにキャラクター入りの歯ブラシを買ってやるように、ニートの皆さんが気軽に来られるように楽しい雰囲気にした、という発想は、わからなくもない。

が、まず ニート=オタク ではない。全くそういうものに興味がないのに、ここを訪れた非オタクニートは、どこかバカにされた気分にならないか?
オタクニートだって、生半可な知識で「ほらほら、君たちはこんなのが好きなんでショ?」とばかりにアニメグッズを並べられるのは嫌だろう。こだわりがあるだけに、いいかげんな並べ方や、趣味の合わないセレクトだと、ヘタをすると暴れだすw。ガンダムなら大喜び、美少女なら萌え萌えだと思ったら大間違いなのだ。

息子に意見を求めてみた。(゚⊿゚)イラネだった。

「全然意味ねー。問題は、ニートが働こうという気持ちを持つことだ。おもちゃで釣って遊びに来させたって、意味ねえよ。むしろ、ニートがいたら通報されて、収容されて、強制的に職業訓練させるような施設のほうがいいよ」

現役不登校引きこもりオタク中学生のありがたいお言葉w

たしかに、「要するにハローワーク」が必要以上に居心地良くて、どうするんだw真剣に職を求めていて、職安に通う身にとって、そういう場所は、それはつらい場所だ。たとえ「ハローワーク」などと名前を変え、明るく清潔な内装に観葉植物なんかを並べられても、あの居心地の悪さといったらない。しかし、だからこそ、ここに通わなくてもよくなるように、皆必死になる。大事なのはそこだ。働けない、あるいは働く気がない人が足を運びやすいのはいいとして、お遊戯ルームにする必要は、全くない。

以下、妄想

「あんたの好きなガンダムがたくさんあるよ」
母に促され、しぶしぶ「ガンダムハローワーク」に足を運んだ引きこもり青年。建物は白を基調にしたトリコロールカラー。自動ドアは、ガンダムミュージアムにあったようなやつだ。「すげえな」青年は、アムロになったような気分で、「ニート支援センター」の中に足を踏み入れた。
意外と広く、カウンター式の窓口が8つもある。
そして、そのひとつひとつに、「ブライトさん」が座っていた…

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

FF3をのんびり2周。今度はモンスターと宝箱コンプリートを目指す。そして、前回とは違ったジョブをつけたり、ゲストキャラとの会話をまめにしたりして、いろいろ楽しんでいる。「あ~、モンスター図鑑に、空きがあるわ」と、ミニマムかけてネプト神殿に連れて行ってしまった私を、お許しください、水の巫女エリアさま。

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2006年9月25日 (月)

彼岸を過ぎました~秋ですね~

今年の金木犀は、早くないでしょうか?

街じゅう、甘い香りに包まれています。仕事で歩いていたら、こんな写真が撮れました。

P1010281 彼岸花満開の中、ゆったり微笑むお地蔵様。

謂れも何もわからなくて、もしかしたら悲しい背景があるのかもしれないけれど…こんなやさしいお顔のお地蔵様を祀り、大切にしてきたここの人たちのお心がしのばれます。

近頃亡くなられた曽我部さんも、彼の岸に渡られるのか…とちょっと思いをはせながら。

この道の先を行くと、新興住宅街と古い水田が一緒に見られました。田んぼはまさに黄金色。赤とんぼが群れ飛ぶ、日本の原風景。その隣の新興住宅街は、おしゃれな街並みに大型のショッピングセンター。好対照です。

そういえば、書院造の御殿のイメージの「平安時代」も、十二単の華やかな世界のちょっと郊外には、まだまだ竪穴式住居があったとか。

こんなもんなんだなあ。

私も仕事に追われて時代を象徴するものばかりに目を向けがちだけど、今、生きているこの時代も、いくつもの時代が多層的に存在している感じ。この街は、とくにそういうところが多く見られて、歩くのがとても楽しい。建築や、民俗学、歴史に詳しい人には宝の山でしょうね。軽く、江戸時代くらいからのものがいろいろと混在しているので。ことに昭和初期の景色がたくさん見られて最高。

営業的には厳しい部分もあるのだけれど…(苦笑)。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

数日前から、デザインを秋ものに変えてみました。いろんなジャンルがごった煮の、闇鍋というよりは毒鍋のブログなので、デザインされた方に申し訳ない。

それにしても、自分でも収拾がつかないくらい、ごった煮なブログ…ここに来てくださる方は、大変でしょうね…。育児や引きこもりの悩みをもってきて下さると、「秋刀魚の焼き方」をつかんでしまったり。アニメやゲームの情報を求めてきてくださると「秋刀魚の焼き方」をつかんでしまったり。さんまのおいしい食べ方を求めてくると、「オタクな親子どつき漫才」をつかんでしまったりするしorz。まあ、その辺が「闇鍋奉行」というネームにこめられているので、あきらめてつかんだものは召し上がっていただければ幸いです。

お残しは、許しません…

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2006年9月24日 (日)

娘とカラオケ~いまどきの小学生は薔薇乙女~

小学生の娘とカラオケへ。「友達に聞いたら、この辺じゃ一番安いって」と推薦の店へ。というか、そこ、私の勤務先の隣にあって、確かに安いがぼろくて、音が筒抜けだったりするのだが。まあ、今日はオフィスに誰も居ないしいいか。

驚いたのが、どう見ても娘、この店が初めてではなさそうなことだ。行きなれている、という雰囲気。そこは家から電車に乗らないといけない繁華街だし、そんなところへ子供同士で遊びに行かせた覚えも無いのだが。慣れた手つきでタッチ式のコントローラーを操り、さっさと歌う曲を検索し始めた。なんなんだ。

で、選んだ歌がいきなり「禁じられた遊び」だった。麻生太郎さんも読んでいたと噂の、「ローゼンメイデン」テレビアニメ版の、オープニング曲。私はちょっとしか知らないので間違っているかもしれないが、引きこもりの少年の元に美しい人形が送られてきて、「私の僕にしてあげるわ」 とかいう始まりで、アニメのオープニングは絢爛豪華、耽美にして淫靡、めくるめく禁断の世界、という印象だった。たしか放送は深夜だ。不登校息子がものすごくはまり、エンドレスで見せられたり聴かされたりしたので私も知っていたが、「普通」の人はあまり知らないだろう。
「これって、女子小学生が歌う歌…?」
「うん♪」
薔薇の首輪つなげて、銀の鎖くわえて、今宵もひとり果てるあなたが憎らしい♪とか?
跪いてお嘗めよ、苦い愛のしずくを♪とか?
そりゃあ、私の時代も「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ♪」てな歌が小学生の女の子に流行って、ちょっと問題になっていたけど。でも、ゴールデンタイムの歌謡番組で流れる歌ではなく、深夜のマニアックな番組の歌に、なんで接点があるのだろう。

聞くと、中学生のお友達に教えてもらったという。ふう。ここのカラオケを教えた子と、最近トリオで遊ぶことが多いし、オタクなお兄ちゃんに続いて、娘もそういう方向に向かうのか… 繁華街で遊ぶことに加えて、心配が絶えないなあ…。

帰宅して、息子にこのことを話してみた。「小学生がカラオケ屋に行ったり、こんな歌を歌ったり、信じられない世の中だわ」
「は?いつの時代の話してるの?」息子は、娘の行動を全面的に肯定。彼の持論は、深夜アニメには優れたものが多く、いい曲が使われているのに、それを子供に制限するのはおかしい、ということだから。それには共感する部分もあるのだが、ちょっと口論になっていると、娘が口を挟んだ。

「でも、実際にはママがノリノリで歌ってたよぉ…」

N・H・Kの佐藤と同じで、毎日のように聴かされていたから口ずさんだんだよ、という言い訳は通用しないくらい、ノリノリだったそうだ……orz

ちなみに、この日の私の高得点曲は、「いなかっぺ大将」大ちゃん数え歌(少女時代の天童よしみさん)で、93点。なんでだ。

禁じられた遊び Music 禁じられた遊び

アーティスト:ALI PROJECT
販売元:メロウヘッド
発売日:2004/10/22
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☆  ☆  ☆  ☆  ☆

出産後、仔の姿が見えないなあ、と思っていたが、今日ミッキーマウスプラティの稚魚・第2陣を2匹くらい見つけた。第1陣も2匹だと思ったら結局6匹だったのでうれしさと恐怖が半々。冗談抜きに、「ねずみ算」プラティだ。

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2006年9月23日 (土)

息子は赤ずきんに夢中~もう立派な大きなおともだち~

相変わらず、睡眠リズムを制御できない不登校息子。いくら言っても徹夜するし、当たり前だが朝は起きられない。
今日も、お給料後の楽しみに、おいしい店に連れて行ってやろうと話をしていたのに、起きられない。ゆすぶったり、大声で話しかけたり。話をするのにも、「起きなさい」で起きるわけが無く、少しでも息子の気を引く話題を振ってやらなくてはいけない。

「ねえ、ロッテリアのキッズセットで、赤ずきんグッズがもらえるんだってね」
硬く閉ざされた息子のまぶたがぴくりと動き、
「…とっくにそんなん、知ってる!…」と返事があった。

赤ずきん、というのは今テレビでやっているアニメで、赤ずきんやら白雪姫やらサンドリヨンやら、童話でおなじみのキャラクターの出る、大きいお友達の好きそうな魔女っこモノのようなファンタジーだ。ロッテリアで出るあたり、もしかして女児向けアニメなのかも知れないが。
「へえ、知ってるんだ。ネットで『大きいお友達が欲しがりそう』なんて、話題になってたからさ。もしかして、あんたも欲しがってるのかと思って」
「……とっくに欲しがってる!!!」

よかった、「とっくにコンプしてる」、じゃなくて。

赤ずきんの話題が功を奏したのか、結局息子はその後起きた。なんだかんだで、お出かけはしないで、引きこもったのだが。

今日は娘と私が食事や買い物に出かけている間、息子もいつものとおり友達と出かけたらしい。帰ってくるなり、息子が「明日は朝9時くらいに起こして」という。マイメロでも見たいのかと思ったら、「明日は激安スーパーの朝市で、お一人様1個限りの牛乳100円セールがあるんだ」

うちの息子の原動力って…。この子、女児か、大きいお友達か、はたまた主婦か。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

FF3を朝クリア。とことんかわいいエンディングで、恐怖のダンジョンの疲れも吹っ飛んだ。現在2周目をスタート。

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2006年9月22日 (金)

不登校息子にどうしても譲れない部分~息子よ、それは一種の麻薬だ~

なんだかんだいいながらも、「オタク」仲間としては仲良しな私と息子。アニメやゲームの話をしている限りは、平和。というか、ものすごく馴れ合っている。

が、私はやはり「友達」ではなく、親なのだ。漫画を読むのもよし、アニメを見るのもよし、時にはテレビゲームなどに没頭するのも良いだろう。美少女イラストを描くのもいいんじゃないか。が、ネットゲームと、トレーディングカードは、絶対に私は認めない

「ストレスがあるから、それを癒すために必要なんだよ」と息子は言うが、じゃあ、「ストレスがあるから麻薬をやるんだよ」と言えば、世間が認めてくれるとでも言うのか。「ネトゲは麻薬じゃねえよ!」とも言ったが、息子よ、あれは立派な麻薬だ。トレカはパチンコみたいなものだろう。安く遊んでいるつもりで、驚くような金額を使ってしまい、生活や心身に破綻をきたす。

現に、あんたはその両方にはまり、盗みの常習犯にまで、なっているじゃないか。

「無料で遊べる!」と謳う某ネットゲームに、中学生としてはありえない金額を、何度も振り込んだり、電子マネーで払い込んで、装備か何かを買い込んでいるのを、私は知っている。証拠もつかんでいる。その出所は、家計を預かる私や、祖父母の財布なのだ。今も、ちょっと油断するとお金をくすねていく癖があることを、気づかないとでも思っているのか。

私が禁止しているのにも関わらず、トレカ類を大量に保持している。明らかに、与えている金額以上に。最初は「売り場で、みんな要らないカードを捨てているんだよ。それを拾って、最強デッキを作っているんだ」などと言っていたが、嘘だろう。トレカに狂った子達が、たしかに親の稼いだお金でカードを買い、そこのゴミ箱に捨てているのは知っている。嘆かわしい。これ自体、狂っているのだと思うが、あんたの持っているキラカード類を捨てるほど、他の子どもたちはおかしくなっていないだろう。

そして、そのトレカを、近所のフリーマーケット会場の片隅で、小学生相手に勝手に売買して儲けている。本人は「別にあくどいことはしていない、みんなに喜んでもらっている」という。「ただの引きこもり」よりは、少しでも稼ごうとし、才覚を磨いているのだと、親ばか的にかなり割り引いてみてやっているが、でも、それは立派なチンピラの仕事だ。
フリマ主催が、素人というか、善意の団体だから何も言わないが、本来なら「誰に断って商売してんだゴルァ!ショバ代払ってもらおうか」といわれるべき行為だ。また、いつ小学生の親御さんから文句を言われても、言い返せないようなことだ。不良の一種だよ、それ。

と、いくら話しても全く理解せず、屁理屈をこねていたので、たとえを変えてみた。「コミックマーケットは、運営するのにものすごくお金や手間がかかり、参加するサークルも、一般参加者もスタッフも、金銭や労働などでかなり協力して、ようやくああいう場所が作られている。あんたがやっていることは、一切そんな負担をせずに、会場で勝手にチラシを配ったり自分の同人誌を売ろうとするようなものだ。もしもあんたが、サークルとしてきちんと参加して、正当に一生懸命作った本を売っているのに、その前でいきなり一般の人が同じジャンルの本を売り出して、皆そっちを買っていったら、どんな気持ち?」

ようやく、少~しだけわかったようだ。はぁ。
アスペの子に社会的なルールを理解させるのには、根気が要る。まともな論理は通用しないし、変に口が達者なので、やりこめられてしまったり、まったく理解し合えず、親子で憎しみを募らせてしまったり… この間、ばったり会った古い友人も、親戚に同じような悩みの親子があり、そこの場合はお母さんがまったく、アスペルガー症候群というものを理解できない、受け入れられないタイプで、親子双方にとっての悲劇だ、あなたはよく理解していておおらかでよかったねと、なぜだか私をほめていた。褒められたのか。

児童相談所や警察などでも、親子のいろんな会話を打ち明けたが、私としてはダメ親子のダメ漫才程度に思っていたエピソードが、「すばらしいwお母さん、よくわかってる。この子はお母さんに任せたほうがいいですね」という評価を受け、見放され任されている。私としては、他に頼りたい一心なのだが…が、結局、子どもの責任は親にあるし、どうも、一番息子に理解しやすい言語を持っているのも、成人の中では私のようで。
ただ、親子二人して生暖かい、大好きなオタクの世界で馴れ合っていても未来は無いので、私は言う。
ネトゲとカードはだめ。私だって、FF11をどれだけやる気満々だったか。私はFFが盲目的なくらい好きで、他のいろんなテレビゲーム類も、大いにはまったが、テレビゲームは、たとえれば「酒、たばこ」だ。もちろんこっちも危険性はあるが、自己管理能力さえしっかりしていれば、ほどよいストレス解消の道具だろう。だが、ネトゲとカードは、やばい。少なくとも、私は、自分がこれを制御できるほどの自己管理能力や、精神状態にないと判断したので、避けた。息子も、幼いだけにまったく耐性がない、と判断したから禁止した。でも、そんな子どもをターゲットにしているネトゲとカードだから、実際にやめさせるのは難しい。娯楽は娯楽としてあってもいいのだが、いかに多くの「廃人」を生んでいるか、生みやすいシステムになっているか、ちょっとここで訴えておく。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

FF3いよいよ真のラストダンジョンへ。……で、迷子になっている。昔、ロマサガ3もクリアしたが、あれを髣髴とさせながら、…いや、あれも相当「ひでーーーーーーーwww(褒め言葉)」だったのだが、伝説のFF3は、それより殺人的にひどい(絶賛)。「クリアできないんで、2階の窓からファミコンごと投げ捨てた」「ゲームは1日1時間!というオカンが最強のボスだった」は本当だった!…逆に、こんな麻薬的に面白いゲームが出始めて、テレビゲームが社会問題とまで言われるようになったわけだけど。

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2006年9月21日 (木)

きのこ発見!~下を向いて歩こう~

「目の付け所が違う」、とよく言われる。

別に目玉が後ろについているわけではないが、私は子どもの頃から、周りの人と違うところを見、違うことを考え、時には「洞察力や観察眼がすごい」と言われ、時には「何を考えているのかさっぱりわからない」と嫌われた。これも、思えばアスペの特徴だったのか。

たとえば遅刻しそうになって、傘を差しながら自転車に乗って全力疾走しているときにでも、道の真ん中で蛇が死んでいるのと、道端に野鳥の卵の殻が落ちているのを発見してしまう。
夕暮れの銀座を歩いていても、他の人が華やかなイルミネーションを見ているところで、こうもりが飛ぶのを眺めている。
で、思うように売り上げの上がらない外回りで、ふとこんなものを見つけてしまうのだ。

P1010271 おお~~~ きのこだ。

場所は、首都圏。交通量の多い国道から入ってすぐの、街路樹の脇だ。黄色の鮮やかな、かわいらしいきのこが、群生している。

P1010263 アップで見てみる。あんまり見かけないきのこなので、思わずシャッター。夢中で撮影していると、その姿を奇異に思ったのか、年配の奥様方が「あらきのこだったのね」と話しながら通り過ぎた。たいしたものじゃなくて、すみません…

帰宅して、きのこ図鑑を引っ張り出すと、「コガネキヌカラカサタケ」(ハラタケ科)というのが良く似ている。熱帯を中心に分布しているが、庭園や温室の鉢土、また都会地でも新しく搬入された山土に見られることがあるという。見たところ、新しい土にも見えないが、この図鑑も古いものだし、もしかしたら熱帯化しだしたこの街に、今は意外と見られるものなのかもしれない。

今月売り上げ少ないのに、きのこに萌えて地球環境に思いをはせてる場合ではないのだが。

ついでに、息子の奇行を心配する前に、自分をなんとかしないといけないのだが。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

FF3の攻略本(スクエニ公式本)購入。まだ見ぬラスト部分も見てしまって、「こりゃ、ファミコン版クリアするの、大変だといわれるわけだわ」と妙に感動。それにしても、最近の攻略本は、厚く、重い。電車の移動時や一人ランチの時に見るにはきつい。昔のように、カバーもないけど、小中学生男子の扱いにも耐えられるような丈夫なつくりと、読みやすい攻略本が懐かしい。

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2006年9月20日 (水)

曽我部 和恭(和行)さん死去~我が青春の峰一平~

破裂拳ポリマーでデビュー以来、日本人離れした美声で、昔からのアニメファンなどを魅了してきた曽我部 和恭(和行)さんが、17日、食道癌で死去。58歳。

私が初めて曽我部和行さんの声に触れたのは、アニメとか、声優とか、そんなすごい世界があるのだと知った頃の、「超電磁マシーンボルテスⅤ」峰一平役だった。

アメリカ帰りの、白馬に乗ったニヒルなカウボーイ。父、母との絆を重んじ、何かと泣き出す剛三兄弟に食って掛かり、主人公・剛健一のライバル的な存在だが、実はアメリカで凄惨な過去を背負っており、反発はマザコンの裏返し…

私は、悲劇の美形悪役・ハイネルと、この峰一平に恋心を抱く、典型的なオタク(当時はそんな言葉も無かったが)少女であった。この、峰一平のかっこよさといったらない!たくましい体を、全身スーツに包み、愛馬アイフルにまたがって、鞭をふりふり、高速道路などを駆け回る。ヒロイン・岡めぐみが「なんで剛三兄弟につっかっかるの!?」と部屋に押しかけてきた時に、適当にあしらいながら服を着替え始め、「男性ヌードに興味があるとでも?」と、過激なことを言い出す。このシーンは、「ええ、興味があるわね」と返しためぐみの超過激さも加えて、とても印象的だった…というか、花も恥らう少女であった私の顔面を、ボルテスのごとく赤く染めた。

そんな当時衝撃的な15歳のキャラクター(よく考えたら、15にしては老けてるな)を見事に演じたのが、曽我部和行さんであった。若々しいのに、日本人離れしたセクシーな男性の声。正統派ヒーローから、母をたずねて三千里ではマルコの兄アントニオ、「赤毛のアン」の「アラン神父」、そして峰一平、「闘将ダイモス」の京四郎などを経て、「パタリロ!」のバンコラン、ライジンオーでは悪役や、歌も披露してくれてたか…古いアニメファンには、涙が出るような名優だ。時には甘く、時には鋭く、いろいろな役を演じていたが、最近、声優業を引退という話を聞いていた。それは、あまり新作アニメを見る機会の無い身にも残念で、またご病気などでなければよいが、と思っていたのだが。あの美声が飛び出すのど元をわずらっておられたとは。

最近、まだまだ若い声優さんの訃報が相次ぐ。声という、裏方的なお仕事が脚光を浴びる今、本当に脚光を浴びて欲しい方ばかりが。せめて、古いアニメファンは、その業績を訴えていこうと思う。曽我部 和恭さん、ご冥福をお祈りします。本当に、すばらしいお声と、演技でした。声優として、いくつもの分野を切り開くようなご活躍でした。今日、告別式が終わってしまったと知り、ショックを受けるファンが、私のほかにもいることでしょう。さようなら…そして、ありがとう…

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殺人依頼事件の詳報?~30万は何の値段か~

先日報道された、少年Aが自分の母親を殺してくれと友人に依頼、30万円で請け負った少年Bが、Aの母親を殺害…という事件で、今日テレビで少年Bに焦点を絞ったルポをやっていたらしい。
らしいというのは、私も見ておらず、ネットで話題になっていたのを拾い読みしたのにとどまるので、詳細を語るのもおこがましいのだが…前に、この事件が「母親の命の値段が30万、というような報道のされ方をしているのに違和感を感じていたので、ちょっと書きたい。

殺人の報酬、というのは、相手の命の価値だろうか?違うだろう。
殺人依頼を受ける、「自分自身の価値」だ。

自分が殺人を犯すことによって失われるものは、人それぞれかもしれない。私など、社会の底辺でうごめく自閉人間で、かなり経済的に苦しんだ時もあったし、年若い頃には人を殺したい、などと思いつめたこともある。それでも殺人などの犯罪に手を染めなかったのはなぜか。もしも自分がそんなことをすれば、兄弟の仕事や結婚は無くなり、親もせっかく築いてきた家や、コミュニティでの位置を失う。子どもも、将来を失ってしまうし、年老いた祖父母はどれだけ悲しむか。疎遠になってはいても、いとこや叔父・叔母にどれだけ迷惑をかけるか。同級生、友人、先生方、昔の同僚、上司、仕事で信頼してくださった方々…どれだけの人を裏切るのか。たとえ殺す相手が、自分にとってとるに足らぬ、「死んじゃったほうが社会のためだ!」などと思える相手だとしても、その相手のために、自分の大切なものを失うのは大損だ。何億円積まれたって、割に合うもんじゃない!

少年Bの家庭環境は、かなり不遇であったらしい。両親は離婚し、借金まみれの父親に引き取られ、自分も新聞配達をしていた。Aとは家庭環境に共通する部分もあり、仲が良かったのだろう。Aの父は自衛官で、AとともにB自衛官にあこがれたそうで、自衛隊への入隊を決めた。その日、Bの父が自殺。経済的にはかなり、困窮していたようだ。

一方、Bは、暴走族に影響された詩を、卒業文集に残しているらしく、人生観は淡白で、短絡的。「咲いて散る」といえば潔くかっこいいようにも見えるが、ある意味自分の人生に長期的展望を持っておらず、本当の意味での責任感を持っていない。

この事件と関係があるのかはわからないが、Bは車の運転免許を取りたがっていたらしいという声があり、30万円の報酬を、その資金に充てようとしたのか、という見方もあるらしい。自衛隊に入れば、ただで普通免許を取れるのに?今は困窮した生活でも、もう少しがんばれば30万円なんて、一月でも稼げるのに?

少年Bは、お金の価値も、自分の価値も軽視している。また、いくら中の良い友人の希望だとしても、それをかなえないほうが友人のためでもあるということが理解できなかった。また、そんなことが教えられてこなかった、という気がしてならない。ある意味、気の毒だ。いくらも可能性のあるはずの自分の人生や、自分を見守ってくれるはずのいろいろな存在を、たった30万円で売り渡し、結局何も手に残らなくなったのだから。
思春期の子どもたちにとって、親や先生などがうざくてぶっ殺したい存在、なのはある程度仕方が無いことだと思うが、そんなときに、何かしら「悲しませたくない存在」を思い出すことができるから、多くの思春期の子は、とんでもないことをしでかさずにすんでいるのだ。

自分では決してそういうつもりはなくても周囲から「情緒に欠け、人の気持ちを理解できず、コミュニケーションがとれない」という評価を受ける私と息子。これが「自閉症」の特徴だと最近つくづく理解したが、それでも、なんとか凶悪犯罪を起こさずにすんでいる。息子も、いつ何をしでかすかわからなかったが、まだ、私にどこか甘え、理解してもらいたくて暴れてる部分が多くて幸いした。タイミングを見計らって、何度かこの「殺したって、自分が損するだけ」という話をしたのが良かったのだと思う。「命を大切に」なんてまともな話を何百回しても、きっと理解できなかっただろうが。

「あいつぶっ殺したい」という息子にこんな話をした。
「なあ、そんなバカなヤツのために、自分が犠牲になるの?ケガさせたって、殺したって、被害者様は『絶対』正しく、加害者は悪いんだよ。自分の人生棒にふり、妹の人生も台無し。親も路頭に迷うし、家はなくなるし、あんたはゲームや漫画も楽しめない、そんな生活が待っている。そうなってもかまわないって、くらい、相手に『価値』があるの?むしろ、不登校に追い込まれて全然勉強してないはずなのに、ちょろっと期末試験を受けに行ったら、軽~くそいつを負かしちゃう、なんてどうよ。そいつ、悔しがるだろうなあ、そいつと一緒にあんたをバカにした連中も、どんな顔するんだろうなあ」
息子、それまで三白眼で殺意むき出しだったのが大爆笑。
「ちょwwwww それ、最高」

この間の抜き打ちテストでは、全く勉強してない国語で平均点以上をとったのだが、それ以外はちょっと…なので、まだまだ本懐は遂げられない様子。ただ、息子は昔から勉強だけはできるバカ、というイメージだったのが、引きこもり生活で筋トレをし、運動部の子も驚くほど、逆三角形の肉体美を誇る、理屈っぽい筋肉バカに進化を遂げたと、今話題になっているらしい。なんとなく、今私がプレイ中のFF3を思い出す(他記事参照)。読書好きで知的で、魔法などに詳しいいじめられっこ・アルクゥが、私によって「モンスターなんて、一発殴ればおとなしくなるんじゃね?」的なちせい最低の筋肉バカになってしまった。怖いなあ、育児に対する姿勢が、RPGでも顕著だぞ!

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2006年9月19日 (火)

激安スーパーがオープン~それぞれのお買い物~

近く…といっても自転車で10分くらいのところに、お肉などの激安スーパーが登場した。チラシを見ると、かなり安い。「これは、混みそうだなあ…」と、超目玉品などはあきらめ、ゆっくり午後に行こうと思い、子供に「一緒に行く?」と誘った。二人の子どもは興味がなさそう。しょうがないか。

で、一人午後行くと、絶対なくなってると思った牛カルビ100グラム11円、が5~6パック残っていた。ただし、でかい。一番控えめのものでも、1パック約1.5キロだ。でもまあ、これで155円は、やはり安い。食べ盛りの子がいるし、何とかなるだろう、と購入。そのほか、必要なものを買い、帰った。

数時間後、息子がうれしそうに帰ってきた。「結局俺、友達と行っちゃったよお~~」と、手に持っていたのは、たくあんのパック。いまどきの中学生は、お友達と激安スーパーに行って、お小遣いでたくあんを買うのか。

翌日は、娘が友達と遊びに行ってしまった。チラシを見ながら、いいのがあったら買って来て、とお金を渡したので、お使い感覚ではあったが。で、彼女がうれしそうに買ってきたのがすじこと、米10キロ。…うわー、うち、米5キロで十分だよー…ていうか、おしゃれな年頃の小学生女子が、米10キロ抱えて帰ってきたのか。うちだけ、戦中戦後の飢えた子どもたちのようだ…。

牛カルビ肉は3回にわけ、1回目は焼肉。そのために焼肉のタレを買ってきたのだが、「もうそろそろ中辛卒業して辛口に慣れさせよう」などと思っていたのだが、二人ともタレに見向きもしない。「私は塩と胡椒とレモンで」「大根おろしうめ~~~ポン酢ポン酢」と、子どもたち、一足飛びに大人っぽい好みになっていた。2回目は、某牛丼騒ぎに便乗して、牛丼に。明日は3回目、焼肉のタレをもみこんで食べようと思っている。贅沢な155円。でも、しばらく牛肉は見たくない~~

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2006年9月18日 (月)

FF3~Wi-Fiやり始めました~

正直、他プレイヤーとのコミュニケーションなしにはできないゲームは、好みではない。
ついでに、何かオプションを使わないと、アイテムが手に入らないとか、そういうゲームも好きではない。FF8も、特定のポケステがないとアイテムコンプが不可能だということでがっくりしてしまったし、もしも今、FF8をやろうという人がいても、ポケステが製造終了してしまった今、存分に楽しめないのだ。ポケモン?クリアはしたが、図鑑コンプはあきらめた!

FF3のDS版も、ニンテンドウの戦略に乗り、通信しないと手に入らないジョブや、アイテム、イベント、隠しボスなどがある。最初こそ、ゆかりの人々との文通を楽しんでいたが、通信をやらないことにはいくら手紙を出しても返事がなく、空しい。
娘は私と対照的に、コミュニケーションが大好きで、おい森を存分に楽しむため、自分のお小遣いでワイファイコネクタを購入したらしく、よく私のPCに差し込んでいる。だから使おうと思えばいくらでも使えたのだけど、苦手意識が災いしたのだ。
しかし、ネットが使えてWi-Fiがある、この状況を利用しないのはもったいない。だいいち、ポケステは、中古でも買えばなんとか遊べるのだが、このシステムでは、何年後かにやろうと思っても、誰も遊んでない、ということもあり得るのだ。

私は、思い切って2ちゃんねるのWi-Fi板に行き、自分のナンバーを晒した。発売からずいぶんたっているので心配したが、ちょうどこの週末に出荷があったらしく、たちまち3人の仲間をゲット。こつこつと、手紙をやりとりしている。

やると、面白いではないかwみな要は、通信した痕跡さえあればいいので、「こんにちは」でも「よろしく」でも「ぬるぽ」「ガッ」でも、適当にやりとりしていればよいのだが、「○○でぜんめつしました~」とか書いてきてくれる人もいて、同じゲームをプレイするもの同士、連帯感を楽しめる。相性などもあるだろうが、情報交換をしたり、近況報告をしたり、いつしか愛が芽生えて、その様子が書籍化、映画化、ドラマ化…なんてこともあるわけだ(ないかw)

でも、FF3は比較的寿命が長く遊べそうだが、13、及びFF12DSは、余計な機能がつきませんように… 年寄りには、ワイファイ設定するのも、ナンバー晒すのも、むちゃくちゃ勇気がいるのだ………

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

おなかが大きく膨らんで、仔の目玉らしきものが透けて見えていた白いミッキーマウスプラティが、今朝、やけにすっきりしていた。一瞬だけ、生まれたばかりらしい仔プラティが、モスの中にいるのを目撃。すごい勢い… 結局、出産第一陣は、赤3白3の計6匹を確認。白がみな、奇形なのが気になるが、どの仔も食欲旺盛で、堂々と泳ぎ始めた。こうなると、えさを多めにしないと…先ほどいつもの量に加えて、コリタブを入れてみたら、ここにもプラティがすごい勢いで群がる。あの引きこもりクーリーたちもあわててまだ明るいのに飛び出してきて、お互い牽制しながら食べている。コリドラス軍団が、のほほんとしているのが心配だ。そしてもちろんオトシンクルスは、「我関せず」。

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2006年9月16日 (土)

我が家のダメ英才教育~しりとりで真剣勝負~

テレビで「天才の育て方教えます」なんていうのをやっていて、6歳の女の子が、卓球天才少女として紹介されていた。
「天才なんて、育てるものではないと思うけど」娘がいう。「だよな。天才は天才であって、凡人を天才にするというもんじゃないよな」と息子。「まあ、英才教育っていうやつよね。大体こういう子は、そういう環境があるからこそ、早くから才能を見出されるんだろうし」と、私が言ったとおり、この子も「卓球一家」に生まれ、物心つく頃から卓球三昧。教育方針として「負けたら、泣かせる」というのがあった。幼い子といえども容赦なく卓球で叩きのめす。子どもだからといって、わざと負けて「あ~○○ちゃんはすごいなあ」なんていうご機嫌とりをしないのだ。

そこへ来て、うちも思い出すことがあった。「…なんか、うちみたいだ」「あ…」

子どもが、小さかった頃のことだ。電車に乗ってお出かけする時、暇つぶしによく「しりとり」をすることがあった。最初こそ、普通に遊んでやっていたのだが、息子が幼稚園くらい、そこそこ強くなり、またこちらもいいかげん飽きてきたころ、私は、自分の番で同じ音でとめるようになったのである。何度も「り」で終わる言葉などを投げられ、徐々に息子は、「ママずるい!おんなじのばっかり…」と怒りだし、負けそうになると泣き出しもした。が、私は「こっちも同じ音で終わる言葉を捜し続けてるんだから、真剣勝負。悔しかったら、いっぱい言葉を覚えて、やり返しなさい」

「ああ、ダメ英才教育だったね、あれはw」
息子が懐かしそうに振り返る。結局、息子は猛烈に語彙を増やし、こちらを負かすほどになった。逆に、こちらが「か責め」「る責め」などにはめられることも多くなった。

もちろん、同級生などとしりとりをしても、他の子はまったく歯が立たなかったらしい。一度一緒に遊んだ子は、絶対に息子の次の番になろうとしなかったし、たまに同じように責め返そうという子がいても、簡単に返り討ちにあうのがわかって、やがて息子はしりとりの輪からはずされてしまった。たまにやる時は、息子のことを知らない子が入るときだそうだ。

そういえば、テレビゲームも3歳くらいの頃は正直下手で、見ていていらいらしたこちらが手を出してしまったのが、私のゲーム人生の始まりだったのだが、パズルゲーム対戦などでも、私は容赦しなかった気がする。息子は泣いていたが、やがて異常にゲームが強いと近所で評判になるほどになった。これもダメ英才教育か。

しかし、同じように容赦なく遊んでやったと思った娘だが、小さな頃から口が達者で、「ふつう、ちいさいこにはてかげんするものでしょーーーっ!?」と怒り出し、そのままぷいっと投げ出すことが多かった。そのせいか、息子のような成長は見られない。やはり、持って生まれた才能なども、関わってくるのだろう。息子は、しりとりやテレビゲームに、適性と情熱を持っていたが、娘はどちらも「ひまつぶし」と割り切っている、という面もある。

スポーツなどの英才教育は、いずれはその道で花を咲かせることがあるだろうが、しりとりやテレビゲームは、花咲く場面も少ないし、咲いたところでどこか微妙。だから「ダメ英才教育」。なにやってたんだ、私…。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「絶望先生第5集」の巻末読者投稿コーナーに「ふとうこう」コーナーができていた。不「登校」者が、「投稿」、というコーナーだが、本当にこれから増える予感。息子も投稿したりして…

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FF12のアナザストーリー?DSで出るそうな

今日発売のジャンプか?FF12の派生ストーリー、キングダムハーツ2FM、そして野村氏などKHスタッフによる新作「すばらしきこのせかい」が発表…らしい。詳細はこちら

FF12の派生版がDSか。FFTがPS、FFTAがGBA、FF12がPS2、FF12のアナザストーリーがDS。イヴァリースの歴史を知るのも、大変です。

このニュースを息子に教えたら、何か最近のゲーム情勢を熱く語られてしまった。いわく、もうソニーは終わった、FF13がプレステ最後の作品だし、メタルギアのスタッフも、一応4をPS3で発表しているけど、自分的には3で終わっていると言ってるし、時代はやっぱ任天堂だね!云々。不登校息子よ、そのゲーム業界分析の情熱を、ちょっと今から4、500年前の戦国時代とか、平安時代や江戸時代の閨房政治のあれこれなどに目を向ければ、苦手だという社会科目もばっちりだぞ!

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2006年9月15日 (金)

FF3~伝説は本当だった!間違いだらけのプレイ日記~

とうとう終盤、クリスタルタワーに来たのだけど、「俺たちの戦いはこれからだ!」状態。最初はまっすぐ突っ込んでエウレカに来て、「なんだ、そんなにたいしたことはないんじゃないか?」なんて思ったけど、真のタワー内に入ってからは、広いし、雑魚が半端じゃない強さだし!バックアタックされると全滅の危機だし、かつてバハムートもリバイアサンも軽く倒した我が光の戦士も、イエロードラゴンに会ったときには全員、仲良く2回ずつ倒れた。

「フェニックスのお」が足りない…

30個以上大事に持っていたのだけど、これから長い道中とつらいラストバトルを考えると、持ちきれないほど欲しい。うちのレベルの賢者はアレイズが3回しか使えないし。肝心の賢者が倒れた時には、ほうほうの体で「ラッコのあたま」を使った。なんなんだ、この「ラッコのあたま」って。これでなんでダンジョン脱出できるんだ。こういう事態が怖くて、ついたくさん購入したけど、ラッコの干し首を10個ぐらいぶらさげて歩いているのか、光の戦士は。

トパパさま
おげんきですか。ぼくたちはいま、ドラゴンのすむやまにまいもどっています。ラストバードというとりから、「フェニックスのお」がぬすめるのです。ぼくはりっぱなシーフになり、まいにちぬすみまくっています。さいきん、おしろやまちのなかできんぴんがなくなるといううわさですが、それもぜんぶぼくたちのしたことです。アルクゥもとてもげんきです。まけんしになって、ラストバードいがいのザコを、「あんこく」でいちもうだじんにしています。もう、よわいアルクゥじゃないから、しんぱいしないで。モンスターのかえりちをあびながらうれしそうに、「そういえば、むらのみんなはどうしてるかなあ」っていってます。そのうち、ウルにたちよるのでみんなによろしくつたえてください。  ルーネス

微妙にいやな冒険になってきた。まあ、困窮する「トックル」で、あんなにもおたからが仕込まれて略奪し放題なあたり、さすがはFF、まともな冒険をさせる気が無いなとほくそえんでいたのであるが。他にフェニックスのおが手に入るいいスポットないかなあ、と思案中。ああ、早くクリアしたい…そして2周目で、やりそこなってしまった「底なし沼で溺れ死ぬ光の戦士たち」を見たいものだ。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今日は指折り数えた「絶望先生」5巻の発行日。千里ちゃんがますます羽美ちゃんの末期症状に…

さよなら絶望先生 5 (5) Book さよなら絶望先生 5 (5)

著者:久米田 康治
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

全体はレトロな雰囲気でも、ネタの鮮度は気になるようで、書き下ろしの漫画がいろいろタイムリー。初めてリアルタイムで単行本買ったんで、幸せ~

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2006年9月14日 (木)

ニュースを見よう~善良な市民の良識として~

食事時、「ニュース見よう」というと、娘が思いっきりいやがる。「はあ?食事時に、殺したの殺されたのなんてニュース番組見るのいやなんだけど?はっきりいって、ニュースだけは見たくねー」

私は、そりゃ食欲がうせるようなニュースが多い、今の社会情勢を憂うべきではあるが、ニュースを見るということ自体を否定することにはつながらない、この情報社会において、ニュースを見ないということは、愚かであるというよりは、罪悪である、と言って組み伏せている。

ニュースとか、ワイドショーからは、学ぶものが多い。私のような自閉傾向にある人間にとって、メディアで情報を得ることは必要不可欠。子どものころからニュースは必見、天声人語は必読、20年前なら写真週刊誌は絶対にチェック、今でも最低2ちゃんの動きは見とかないと、世の中の動きはわからない、という信念を持っている。ニュースは、自分の人生に不可欠であろう。

たとえば、乳幼児を車内に放置し、死亡させる、というニュース。娘ばかりでなく、私もうんざりだ。
「なぜ、繰り返す?」情報は、いやというほど流れている。真夏どころか春先で、カークーラーをかけてても死んでしまった子。リポーターが、曇天の車内に入って中継。それでも、地獄を伝えてる。そんなニュースが毎年、風物詩のように流れるのに、まだ、同様の事故を起こすか。

また、福岡であんな悲惨な事故があり、大きく取り上げられたというのに、相次ぐ飲酒運転事故。ことに、公務員の飲酒運転が多いこと。最低でも、今、公務員の自分が飲酒運転しちゃやばいとか、そんなことを考えないんだろうか。不思議でならない。

てなわけで、私はニュースチェックをなるべく欠かさないように心がけている。勤め人の今も、隙があらばニュース!けちだけど、携帯電話でもニュースチェック!また、いろんなニュースがあるものだ。今日、帰り道で見たニュースは、「王子、愛ちゃん○○国体へ」という見出し。えーと、この二人、早稲田大学への進学を宣言したり、特別枠で合格していた、あのスポーツ少年少女のことだろう。声優ファンにとっていろいろ伝説を作った福原愛さんと、おそらく「ハンカチ王子」。

「王子」の表現で、事足りるのか、今の日本。

それって、新宮様などにも失礼ではないかw

まったく自身の意向に関係なく、勝手に「王子」で認識される高校球児。「当たり前」のしつけをされただけなのに、「気品がある」などと、必要以上に騒がれる。私も彼が、もしも自分の息子なら、この上なく自慢できるだろうなあ、と夢見るが、それでも「王子」はあんまりだ。

それだけ、今の「普通」標準が、地に落ちている、ということかもしれないが。

彼の、品のよい振る舞いが模範とされることはよいと思うが、「王子」などと変に持ち上げられることは気の毒。

これが、日本国民の標準です。

と、報道してほしい。きっと世の中、変わるだろう。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

最近気になるのが、夜神月の母だ。そりゃあ、今でこそ、見た目太めで、平凡な主婦だろうが、大人の目から見ると、「この人、20年前なら、ちょっとたアイドルクラスのかわいらしさだな」とわかるし、家事は完璧、育児も夫の操縦法も完璧。何より、こんな顔良し、頭良し、性格良し、スポーツ万能の息子がいる! 夫は警視庁務めのエリート、娘も愛らしく、賢く育っている。

まさに順風満帆の、専業主婦生活。

…でも、最終回の頃の、彼女の人生って…

夫は、キラ(=息子)の操作にすべてを捧げ、死亡。娘は、その巻き添えをくらい、要介護状態に。  そして、信じて疑わなかった大切な息子が、当のキラ。どうなっちゃうんだか。

幸か不幸か、息子はそこそこ世の中を変えようとは思っているけど、月ほどすごいことは考えていない。親の私も、朝ごはんどきに「俺様と友人の、壮大なギャルゲ製作構想」を聞かされるくらいだ。こんなもんだ。

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2006年9月13日 (水)

舌ったらずでごめんなさい~日本ふるさと沈没~

食事時にローカルニュースを見ていたら、「話題のアンソロジー」というコーナーがあった。「アンソロジー??」不登校息子と二人、つい吹き出す。が、私は一応「まったくもう。あんたの想像しているようなのばかりがアンソロジーじゃないんだからね」と言った。実際、息子のイメージするのとは違う、文芸系のアンソロジー本が次々と紹介された。その中で唯一、コミックアンソロジーで紹介されたのが「日本ふるさと沈没」だ。

日本ふるさと沈没 Book 日本ふるさと沈没

著者:鶴田 謙二 他
販売元:徳間書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

もちろん、この本は発売してすぐに購入。あの名作がイヤなかたちでよみがえる!豪華執筆陣による、漫画家自らの故郷・所在地沈没記。私も、吾妻ひでおさん、あさりよしとおさん、トニーたけざきさん等々好みの作家さんが大勢参加して思い思いにわが国土を沈めているので「豪華だわ~」と喜んでいるが、果たして世間一般的に、この執筆陣が豪華なのかはわからない。正直、それなりのマニア以外の方には「知ってる漫画家が一人も居ない」恐れがある。でも、いわゆる同人系アンソロとかよりは、こういうところで紹介されるのにふさわしいだろう。系統は、意外とあんまり変わらないのだけど。

「おお、『日本ふる沈』が紹介されたわね」私はさりげなく言った。息子は目と口を、ありえないほど大きく開けて、はあああ?とこちらを向いた。
「……ちょw…その略し方、ありえないから」
「どうして?『日本ふるさと沈没』、略して『日本ふる沈』、きわめてごく普通の略し方だと思うけど」私はまた、きわめて開放的にその言葉を発した。
「いや、それ、『ブラックジャック』を、『ブラジャ』って略すくらい、イヤだから
そういえば、そんなことを言ったこともあったわね。日本語は正しく、といいたい年頃ではあるが、私はタ行とサ行とラ行そのほかの発音が苦手で、「ふるさとちんぼつ」が言いにくい。「にほんふるちん」なら言いやすいのだ。ブラックジャックを略したのは、単に子どもに受けそうだったからだ。ついでに、大病院のあちこちの病棟で苦悩する若き医者の某漫画を、「ブラックジャックによろめく」といい間違えたりもする。間違えるにもほどがあるが。

親が常に子どもの規範であるよう振る舞い、未熟な子どもを抑えることは必要なことだが、そればかりでもいけない。どこかで、子どもに「自分は親を超えてしまった」「むしろ、これからは親を守り、導かなくてはならない」などと思うようにさせることが、自立への道だろう。正直、あれほど荒れ、暴れていた息子も、こんな感じの会話をしていると、暴れる気が失せてきたようだ。真剣に、進学を考え、よりよい就職を目指さないと、まずいだろう、この親!

という、育児法である。

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不登校息子が入試に前向きに~しかし不純かも~

息子が、珍しい調べものをしていたので声をかけてみた。友人と、高校見学などを考えていて、自分にも可能性のありそうな高校へのルートを調べていたようだ。それはいいことだ、と「高校の公式サイトとか調べてみたら?最近はほとんどあるでしょ」と勧める。私はデスクトップ、不登校息子はノート、リビングでそれぞれ検索、それぞれのPCで、同じ公式サイトにたどりついた。

「お、パソコン部がある」息子は興奮した。それだけでなく、イラスト部とか軽音部とか、今の中学には無くて自分がやりたい分野の部が、意外とあるのに驚いていた。私も一緒にこんな部も、あんな部も、などとサイトをめぐって楽しんだ。定期代はいくら、途中下車って何、自転車で通えるかなあ、などと盛り上がる。それまであいまいだった進学への希望が、ぐっとリアルに想像できるようになってきた。

まあ、考えてみるといい。今の「不登校」の中学生は、年々増加する一方の社会問題だ。学校、保護者、児童相談所などが親身になって未来を担う子どもの悩みを聞き、なんとか社会に出られるようにしている。今、息子は、社会に守られるべき存在だ。

だが、来年の今頃、その肩書きを通用させるためには最低でもどこかの高校に属さなくてはならない。学校の生徒でなければ、「不登校」もへったくれもないだろう。そしてもしも、どこの学校にも属さず、就職もしないとなると、肩書きは「無職少年」に変わる。「不登校」という言葉の持つ「ちょっとかわいそう」感など、微塵も無い。無免許運転で死傷したとか、リンチで殺しちゃったとか、そういうイメージが漂ってくる。それが加害者ならまだしも、たとえ被害者でも、「無職少年」という言葉には、「ドキュンが夜中にうろうろしていて死んだか」などと、一般に同情されにくいイメージがある。
同じ「社会問題」の人でも、まるっきり、ニュアンスが違うのである。

同情してもらえるのも今のうち。いいかげん、自分の道を見つけないといけない。さすがに息子もわかってきたのだ。私もあまりガラの悪い高校でも困るなどと、必死で登校と勉強を促してきたが、もう、ここまできたらこちらに選択の余地など無い。息子が公立をめざしてくれるなら、万々歳だ。サイトを見ていると、そうひどくもなさそうだし。

活躍する卒業生、というページに行ってみると、おお、ここの学校、声優さんが出ているではないか!息子にそう告げると「えええっ誰?」と顔をあげた。私は知らなかったのだが「○○○○○だって」と、画面の中の若い女性の名前を告げた。「えええええええええ!○○○○○う~~~~~?すげーーーーーーー!」息子、大声をあげて興奮。「知ってるの?」と聞くと、「うん、エロゲ声優

職員室に来なさい。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

昨日書いた瀕死のネオンテトラですが、記事を書いた直後、天に召されました。長患いで、生きているときから死体のごときやつれようだったので、朝、姿を見つけられないほど白くなり、ぼろぼろでした。

立派な、最期でした。

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2006年9月12日 (火)

ネオンテトラの介護を始めてしまいました

8月27日に「まともに泳げないネオンテトラがいる」と書いた。もうすぐ死にそう、という内容で、その時私もせいぜい2、3日の命と思っていたが、どっこい、まだ、がんばっている。

ただし自分で泳ぎをコントロールできないためえさも摂れず、やせほそり、表面の輝きもすっかり失っている。娘が1週間ぶりにその魚を見、苦しそうなのを見て「…いっそ、ラクにしてあげたら?」と言い出した。

うちは、たいてい自然に任せる派。生き物が年を取ったり病気や怪我で死ぬことは避けられないことなので、いじめられてる魚を保護・隔離するくらいはするけれど、あまり治療などはしない。産仔が他の魚などに食われるのも、ある程度は仕方ないので、水草の中に赤ちゃんプラティを発見した時も、はらはらどきどきしつつも、別に隔離を考えなかった。とりあえず、みんな大きくなってきてほっとしてるが。

同時に、弱った魚を処分する、ということもしない。感染する病気なら話が変わるが、そうでなければ生を全うさせてやるのが普通だ。お客に見せる魚でもなし。もちろん苦しそうな魚を見るのはつらく、心の中で「早くラクになってくれれば」と思う気持ちも無いわけではないけれど、わざわざ殺すこともないと思う。また、子どもに簡単に「死にそうで見苦しいから殺してしまえば」というようなことを考えてほしくないので、「もうちょっとがんばらせてあげよう」ということにした。

「ねえ、えさを口元に持っていって食べさせてやったら、どうかなあ」と娘が言った。「そうすると、必死で逃げそうな気がする」「…うん、そうだね…」そんな会話を週末にしたが、週があけて何度見ても死んでるようにしか見えないのに、それでもかろうじて生きているのを見たとき、私は思わずえさを菜箸(熱帯魚専用)でえさを口元に持っていってやってみた。……食べた。ちゅる、ちゅる、と。ただ、口元に一番近づけてやった時だけで、ちょっとでも離れると食べようとしてか、必死で泳ぎ、あさっての方向に行ってしまう。多くを食べさせるのは、無理だ。

不思議なことに、えさの時間に菜箸がつっこんできても、ほかの魚はあまり気にしていない。

半分お花畑の向こうを見ているネオンテトラに、この菜箸はどんな風に見えてるんだろう。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

斜面林などで、アスパラガスのようなものがにょ、にょ、と伸びてきているのを見た。ヒガンバナだろう。暑くても寒くても、きっちりお彼岸のころに咲く律儀な花だ。

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2006年9月11日 (月)

クーリーローチを撮影~我が家のひきこもりは息子だけではない~

珍しく、朝からクーリーローチが姿を見せたので、思わずカメラを向けた。

P1010258 クーリーローチは、熱帯産のドジョウの仲間だ。熱帯魚の食べ残しを食べる掃除屋さんとして使われるが、けっこう面白い。

この個体も、うちに来たころはマッチ棒ほどのサイズで、赤と黒の縞模様が鮮やかで、なんとなく海蛇を想像させ、どうしてもほしくなって、黒いのと一緒に購入。何がかわいいって、売り場の水槽では、多くのクーリーが砂利にもぐって、しっぽや顔だけ出していたのだ!なぜか二匹で抱き合うように口を出してるのもいれば、しっぽだけだしてて「生きてるのだろうか?」というのもいる。日本のどじょうの鍋で、鍋の中に豆腐を一丁入れ、だしをはって活きたドジョウを入れて火にかける…というのがあると聞いたことがある。熱さに耐えかねたドジョウが豆腐のなかにもぐりこみ、しっぽだけ出した状態で煮えあがる、という世にも残酷な鍋なのだが、悪いがそれを思い出してしまった。

お店の人にすくってもらうのがまた、大変だった。店員さんが網を入れると、それまで表面でくつろいでいたクーリーローチもいっせいに砂利へもぐり、ざっ!といなくなってしまった。店員さんは必死で砂利を掬うが、ちょろちょろすばしっこく逃げ回る。「赤いのと、黒いのですね…」と言いながら悪戦苦闘する店員さん。安いのに、売るのに一苦労する魚だ。

さて、我が家に来たクーリーは、最初のころは意外とちょろちょろ泳ぎ回り、愛嬌ある姿を見せてくれた。「意外と」というのは、クーリーは、飼ったはいいが、姿をほとんど見かけないとか、掃除をしていて数年ぶりに発見したとか、そんな話が雑誌でもネットでも聞かれる魚だからだ。また、だからこそ妙に気になったのだが。2匹はえさをよく食べ、たちまち「どじょう」サイズになった。そうすると、なぜか2匹とも竹炭の下を好み、仲良く引きこもり始めた。よく見ると、2匹の口だけが見えたりするが、明るい時間帯にはまず、姿を見ることが無い。夜行性でもあるのだ。

夜、たまに見ると、にょろにょろしてたり、水草に洗濯物のようにてろれんと「かかって」いたり。なんだかこのマイペースっぷりが息子みたいでおもしろい。それ以上に、「あ~私もこんなふうに好き勝手にこもりたい~!」と思えて、見ているだけで幸せ。

猫を見てなごむのと同じか。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

漫画家の犬丸りんさんが自殺というニュースを携帯で見て、電車の中で目と口を思いっきり開けてしまった。誰にも見られてなかっただろうか…。
それにしても、あれほど才能に恵まれ、まったりしたイメージの方でも、こんなことになってしまうとは。表現者の苦悩は計り知れない。千花ちゃんと同じく、人生はバレエや漫画だけがすべてではないのに。しかし、それを「すべて」にして燃え尽きてしまうからこそ、表現者として輝いたといえるのか。
ご冥福をお祈りします。

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愛娘よ、そっちに流れるのか~最近の交友関係~

「今日の午後は、遊びに行く約束しているから」

愛娘が言う。「誰と、どこに行くのよ」「Bちゃんと、C美ちゃん」「…」

前に仲良しだったAちゃんは、美人で体格もよく、うちのスタイルだけはいい愛娘とつるんでいると3,4歳上に見られ、冗談抜きにいつナンパにあってもおかしくないペアだった。それはそれで心配であったが。

最近仲良しの子は、なんか「腐女子」だ。同じクラスのBちゃんは、腐とまでは言わないけど、なんとなく、古本屋に立ち寄ったら、娘ともどもコミックスにかぶりつき、いくら言っても店から出なかった。C美ちゃんに至っては、完全に「腐」だ。

「その面子だと、古本屋で漫画を読みふけってニヤニヤ、というところね」と思わず言った。娘は口を尖らせ、「そんなことはないわよぉ~!(怒)」で、送り出したのだが。

夕方約束の時間より遅く娘が帰宅し、開口一番

「ごめん!本当に古本屋のコミックコーナーでにやにやしてたわー!」

いやもう、私の慧眼ってばさ。

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2006年9月10日 (日)

また新しい障害の疑いがもててしまった~カツオ君にはなれない私たち~

今日の「サザエさん」でこんなシーンがあった。カツオと同じくらいの男の子を連れて、ちょっと気取ったお母さんがいう。「うちの子、一番好きなことは勉強ざますの」それをうけてカツオ、「はあ、それはお医者にかかったほうがいいですね」

カツオくん、さらっと、「勉強しかできない」子の人格を完全否定!

昔から、私は自分と正反対のタイプのカツオが苦手だった。親が「結局はああいう子が出世して大物になるのよ」とベタほめしたのがさらに劣等感を育てた。

私は世渡りがうまくない。適当にさぼって、口八丁でのりきる技なんか持ってない。ガリ勉ではないが、しいて言えば勉強は大好きだった。幼稚園のころから友達と外で遊ぶよりも百科事典を眺めたり、虫を観察するほうが好きだったし、授業やテストは好きだが、休み時間や給食の時間は苦痛だった。周りの子どもたちが、自分と同じ生物とは思えなかった。まるで話や興味の対象が合わないし、周りもそうだったことだろう。いじめにも遭ったし、一生懸命グループに溶け込もうと神経を使ったこともあったが、結局、休み時間には国語辞書でも読んでいるほうがよほど楽しいと思えた。努力としての勉強は、したことがない。辞書をすみずみまで読むのは純粋におもしろかったし、新学年にあがった時には、教科書を1日で読んでしまい、ほとんど頭に入った。努力と言うなら、少しでも他の人と話題を共有するよう、歌番組などを見たり、苦手だった体育や家庭科にすべてを注いだりしたのだが、まったく成果に現れず、いわゆる5教科だけ異常に成績のよい私に、学校の先生方や同級生たちは「勉強ばかりでほかの教科や人間関係をおろそかにし、見下しているいやなやつ」というレッテルを貼った。
公然と、学校全体から人格を否定されたのだ。
当時人気だった熱血先生のドラマでも、「勉強が本当に好きな子どもなんて、いないんです!」というようなせりふがあったような記憶があり、その時もつらかった。

勉強が大好きな子だっている!
どんなにがんばっても、勉強しかできない子だって、生きている!
外に出たらスポーツ??はあ?せっかく山の中にハイキングに来て、なんでみんなでボール遊びをしなくちゃいけないんだ!動植物や昆虫や、地質や、菌糸や、気象なんかを調べるほうが有意義じゃないかって、私だけか??なんだよ、「は~あ、山の中まで来てお勉強?優等生は違うわねプゲラ」って目で見るなあ!別に受験のためなんかじゃない、いい子ぶってるんでもない、一番「おもしろい」からやりたいの!ボール遊びなんか、校庭でやればいいじゃ(トラウマスイッチONにつき、以下省略)

しかしまあ、そういう子が「お医者にかかったほうがいい」というのは、ある意味真実だった。カツオに言われたくは無いが。アスペルガー症候群などの高機能障害を持つ子には、たしかにそういう傾向もある。小さい時から文字を覚えるのが早く、駅の名前や円周率を記憶したり、難しい数学や物理を理解するので、「神童」扱いされるが、博士にはなれても、大臣は難しい。まして営業マンとか、「普通」の仕事ほど難しいだろう。「この子は頭がいい、天才だ、勉強好きだ」と喜び、自慢する前に、一応自閉症を疑い、診断してもらって適切な育児をしたほうがよい。

私は、親が実にのんびりしていて、天才だなどとうかれもしなかったが、娘が異常だとも思わず、あるがままにした。おかげで私もいまや「一見普通」に見えるように演じられるようになったが、全然根本的な解決になってない。こんなにがんばって「普通」になったつもりでも、今も周囲から異常扱い。異常くらいならまだしも、とうとう「悪意を持って会社に害悪をもたらそうとする極悪人」呼ばわりされた。自分としては、こんなに一生懸命やってる人間もほかにないだろうというくらい、真剣に、大好きな会社に貢献しようと思っているくらいなのだが、それがまったく伝わらない人もいる。私にそこまで妄想を抱き、苦しんでいる人には、まことに申し訳なく思うが、そういう私を「理解できない人」が、まさしく「健常者」と呼ばれ、大多数なら、私や息子、アスペを含む自閉傾向の人間には、生きる場所が無いではないか。

今、私を追い詰める人と、その人のお気に入りタイプは、私には「カツオ」君タイプに見える。実に要領がいい。手際よく商談をまとめるが、電話を切ると平気で相手の悪口だ。こつこつ研究なんかはしない。が、上手に人から情報を得る。自分でできないなあ、と思ったら、ほいほい他人に頼る。でも愛嬌があるから、かえって愛される。本当に、自分より年が上でも、かわいい。力になりたい、という魅力がある。私だって、それを見習いたいのだが、やはりキャラクターが違うのだろう。人の陰口(まして仕事でお世話になる方の!?)なんて絶対に、ネットでさえ言えないし、無知無能であるからと、人に頼れない。自分で勉強しなくてはと思いつめる。で、必死で見習った結果が、これだ。いっそ、子どものころから自分がアスペ(もちろん当時はそんな概念さえなかったので、親の不見識はしかたがないと思うが)で、学究や芸術の場くらいしか使い道がないと、自分も周囲もわかっていれば、今頃「学問馬鹿」と嗤われてても、居場所くらいあったものを。

永遠に、私はカツオ君にはなれない。

でも、自分にそっくりな息子が苦しんでいるから、少しでも道を切り開こうと無駄を承知でがんばっている。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

息子が常日頃訴えていたことが記事に。

起立性障害は怠け病じゃない」心身医学会が診療指針

 中学生の約1割に見られ、不登校の原因にもなっている「起立性調節障害」の診療指針を日本小児心身医学会が作成した。

 同障害は思春期特有の自律神経失調症で、朝は立ちくらみや頭痛で起きられないが、午後には回復することから「怠け病」ととられることも多い。

 学会では「身体疾患であることを教師や親に正しく理解してもらうきっかけになれば」としている。

 指針の作成にあたった田中英高・大阪医大助教授によると、起立性調節障害の子供は優等生タイプが多く、親らの要求に応えすぎてストレスをためやすい。ストレスが自律神経の働きを鈍らせ、特に立ち上がった時に脳や身体への血流が低下して「朝起きられない」「脈拍が速くなる」などの症状が現れ、約4割に不登校が見られるという。
(読売新聞) - 9月7日14時49分更新

私も、息子がまさに朝起きられず、めまいや腹痛、頭痛などを訴えるのに午後には元気に遊びに出るのを甘え?病気?と悩んでいたが、そういうものもあるのか。ていうか、もう、病名つけられたもん勝ち?

今、自分に「病名」がはっきりつけられたほうが救いになるのか、考え中。でも、「自閉」とか「アスペ」とかって、理解できない人にとっては「首にする」理由にしかならないんじゃ?

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さんまを食べよう!~1匹で3品の簡単料理~

今日は生さんまを買った。今年我が家では初めてのさんま。うちではこういう風に食べている。

昔、料理関係の板にいて、「さんまを焼くのにグリル(またはフライパン)に1匹丸まる入らない、半分に切ると、せっかくのワタが出てしまう」とお悩みの方に、さんまの切り方を教えてあげたらたいそう喜ばれた。いまや常識かもしれないが、もしもまだご存知無い方がいらしたら、と写真でおいておく。

P1010233 さんまはよく水であらい、うろこやぬめりを取る。半分に切りたいときには、肛門のあたりから斜めに切ると、ワタがはみ出ることもなく、おいしくいただける。

このまま塩を振って水気を切って焼いてもいいが、うちは上半身を焼き、下半身(…へんな言い方だな)を3枚におろして皮をむき、ひとまず冷蔵庫に入れておく。

子どもが小さいころは、さんま1匹を丸々焼いても食べきれず、仕方なく子どもが半分にしたさんまを、交代で食べていた。が、二人ともさんまのワタが大好物。交代とはいえ、頭側と尾側では、不公平感がありすぎる。

で、思いついたのが、焼いてうまい頭側を塩焼きに、焼いてもいまひとつ魅力の無い尾側を生で酢の物にすることだ。これなら気分も変わって、意外と子どもも1匹食べてしまう。

P1010255 通常、お店の「さんまの刺身」では、捨てられてしまうであろう尻尾の部分も、しこしこして結構好き。酢の物の具には、ぴったりだ。

頭側は、塩をして水気を落としながらグリルを温め、身をおくとじゅっというくらいにしておく。強火のまま開け、さんまをなるべく奥の方に並べ、閉めたらすぐに超弱火にして、じっくり焼く。こうすると、焦げることもなく、またひっくり返さなくてもちゃんと火が通る。さんまの左目が白くなり、脂がふつふつ、皮にいい焼き色がついたら焼き上がり。大根おろしと柑橘の汁などで食べると幸せだ。

うちは子どもが食べないのだが、本当は骨も食べさせたいところ。油で揚げるのが普通だが、私は子どものころレンジでチンして食べた。それだけでぽりぽり。カルシウム補給にぴったり。手間なく、ほとんど捨てることなく食べられるさんまって、やっぱり庶民の味方。

「ドカベン」が読みたくなったな。

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2006年9月 9日 (土)

映画「蟲師」をちらりと見た

P1010175_1 今日はおよばれで食事。やっとデジカメ画像が取り込めるようになったので記念にUP。写真は前菜のスモークサーモンのムース イクラとキャビア添え。イクラが超小粒なのに感動!手前はおそらくアボカドのディップ。ムースをサーモンで巻いて、ふわふわつるり、ぷちぷちと、食感の三重奏が楽しめた。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今朝、ベネツィア映画祭で、今敏監督作品と大友克洋監督作品がノミネートと言う話題を扱い、ちらりと実写版「蟲師」の画像が見られた。

第一印象→オダギリジョー演じるギンコ、ウェンツ演じる鬼太郎とキャラがかぶらないといいなあ…w

「蟲師」といえば、テレビアニメ版が出色の出来だったので、実写版には期待半分不安半分。今のところ色彩や蟲の描写は、アニメのほうがすばらしかったような。原作にとことん忠実だったアニメと、天才大友「蟲師」とはまた違うのだろうけど。

でも、今敏監督と大友監督が世界の舞台で脚光を浴びているのはうれしい。日本のアニメはジブリだけではない!

P1010200_1 ☆  ☆  ☆

ついでにメインディッシュも紹介。こちらは牛肉の網焼き角切り。上にかかっているのはポアロねぎのフライで、さくさくとして香りがよく、肉との相性ばっちり。ソースは醤油ベースで、お箸でいただけたのがまた良かった!

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2006年9月 8日 (金)

今日、息子がクラスの連絡網をもらってきますた~2学期だぞ、おい~

新学期になって「社長登校」と言われるようなマイペースながらもなんとか登校をしている息子。なんと、体育祭の予行練習なんかにも参加しているらしい。昨年は、体育祭の存在さえ意識することもできない状態だったのにすごい。
「で、何やるの?」
「来なくていーよ! なんもでねえし」
さすがに組み体操などをこつこつやれないようで、とりあえず顔を出していているだけ。でも、「今日は○○を運んだ」などと言うのをほめてやった。
「保健室登校組は雑用係なんだよ」
「何でも、人の役に立つことして参加してるんだからえらいよ」

所用で、参観はできそうにないが、弁当の話で気分を盛り上げてやっていたら、今日はなんと、父兄用のプログラムと手紙、そして連絡網をもらってきた。

2学期だというのにw

というか、私も1学期の間連絡網がないことに気づきもせず、また不自由してなかったのが驚異だ。体育祭当日、朝の連絡に必要だと言う。で、連絡網の順番を見ると、うちの次は最近お母さんが亡くなったばかりのご家庭だった。「あら、次はA君なの?」賢く美しくしっかりした方なのに、若くして子供を残して亡くなったお母さんを思い出し、ちょっと涙目になりながら聞くと「うん、まとめられてるんだと思うよ」「まとめられてる????」

たしかにうちはお父さんが死んだも同然だが…

驚く私に息子は言った。「保健室登校を、まとめてるんだろ」「えええええーーーーーっ!」

正直、我ながらわが子や私は、何をしでかしてもおかしくないという感じだが、あの聡明なお母さんの子で、しっかりしてそうなあの子が、今は不登校?!お母さんの亡くなる前後からじゃないか、という息子の言葉に、呆然として涙が出た。お母さん、安心して逝けないんじゃないか…

ここ数年、私は自分のことではなかなか泣けない。が、不思議と他人の不幸に涙もろくなった。なんだか不思議だ。

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2006年9月 7日 (木)

レンタルお兄さんが引きこもりを救う?

フリー雑誌「R25」で、興味深い記事発見。

No.108
社会
  約700名の若者を社会復帰させてきた

ニートを勇気づけるNPO活動
レンタルお姉さんとは?

レンタルお姉さんって聞いたことあります? 今、ちょっとエッチな想像をしたそこのあなた、それは違いますよ!
レンタルお姉さんとは千葉県にあるNPO法人・ニュースタート事務局の女性スタッフ(男性スタッフはレンタルお兄さん)。ニートのような目標を喪失した若者を支援するのがその仕事だ。親などから依頼を受けると、レンタルお姉さんは家に引きこもった若者に最初は手紙を書き、電話をし、そして、訪問するといったようにゆっくりアプローチしていく。94年の活動開始以来、約700名の若者を社会復帰させてきた。
(以後の記事はWEB未公開)

レンタルお姉さん(お兄さん)かあ。たしかに先生でも親でもない存在が、引きこもりや不登校の人に利きそうだとは思う。記事によると、このボランティアスタッフの中にもそれまで引きこもりだった人もいるそう。引きこもりは引きこもりを知る、か。そういえば息子も自分が「自閉症」であるという話になった時に、「自分よりも深刻な状態の人と、社会との橋渡し的な仕事ができたらいいな」などとつぶやいたことがある。その前に、自分が社会復帰するほうが先なのだけど。

でもまあ、興味を持つかもしれないと思ってその話題を振ってみた。「レンタルおねえさん」というキワモノっぽいネーミングに笑い、これまで700人の引きこもりが社会復帰したと聞いて出た言葉。

「その引きこもりは情けないな。そんなことで出てくるとは、真の引きこもりとは、いえない」

真じゃなくて、いいですから。

レンタル妹もいいかもしれない。
「おにいちゃん、おきてぇ☆おきてってばぁ」
息子にはリアル妹がいるが、ねぼすけだし。

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小畑健逮捕~息子に職務質問仲間が~

バタフライナイフを持っていただけで逮捕。天才絵師・小畑健に何があったのか。

よほど不審な人物に見えて逮捕してみたら、たまたま人気漫画家だったのか。
それとも何らかの事情で別件逮捕したのか。

とりあえず、連載が終わった後でよかった。秋公開の映画「デスノート2」、変なところで話題を作りすぎ。

わが不登校息子も「バタフライナイフ持ってただけで逮捕だったら、カッターナイフなんかどうなるの?」と驚いていた。最近職務質問された息子にいやなお仲間ができてしまった形だ。息子よ、あんたもカッター持ってたらやばかったかもね。しかし息子は言う。「ネットとかで、クロスボウとか吹き矢とか、サイクロプスが持ってそうな武器とか売ってて簡単に手に入るみたいだけど、ああいうの大丈夫なの?」これまた変なところで博識な息子。まだまだ心配の種は尽きないと言うわけか。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

バハムートが、たった2ターンで倒れてしまった。メガフレアどころか、こちらが被った被害は、竜騎士イングスの食らった蹴りでダメージ「1」。あちこち海底探索などをして強くなりすぎてしまったか…禁断の地エウレカでは、まだまだ鍛えたりないなと思うのだけど。

ところでうちのレフィアは白魔道士生活から吟遊詩人生活に入り、美声をとどろかせるたびに全員のHPを400以上回復するつわものになった。変わって白魔道士→賢者生活のルーネスだが、彼女のおかげでほとんど「ぼうぎょ」しかしないまま、ここ一週間ほど黙々と熟練度をあげている。長いダンジョンもボス戦も、吟遊詩人、たよりになりすぎ。

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2006年9月 6日 (水)

さすがはテレプシコーラ~まさかの最終回延期~

「最終回が延びるなんて、そんなことあるわけ?」

先月号で「次号第一部最終回」と予告された「テレプシコーラ」(山岸凉子著)が、なんとまさに最終話のはずの連載最後で最終回の延期を発表。冒頭は、テレプシコーラを読んでいない息子の言葉だ。

「さあ、聞いたことは無い。が、山岸先生ならあっても驚いちゃいけない気がするww」と、私は答えた。

作者がたっぷり伏線を敷き、大風呂敷を広げたところで打ち切りが決まったとか、作者が連載をやめたがっているのに終わらせてもらえないとか、さらに無理やり連載をやめちゃったとか、やりたいのかやりたくないのかわからないのに真っ白に近い原稿が連載されてるとか…素人の私でもいろんな話を聞くが、「次号、最終回!」と銘打って、その号で「やっぱ来月」というのは、珍しいと思う。雑誌というのは、一人の著者の自由にどうとでもなるものではないのだから。

が、山岸凉子なら、そんな常識も軽く越えてしまいそうな気が、なんとなくしていた。代表作のひとつである「日出処天子」のラストがああで、その続編で真の終わりである「馬屋子媛子」が途中で終了、別の雑誌の目玉としてああいう形で登場してしまったというすご技をやってしまったお人だから…素人の想像だが、なんとなく「いろいろな出版の決まりや、タブーでさえ乗り越えさせてしまうほど、心酔した編集者とかファンがいるんだろうな」と思った。「鬼」では、食人描写をものすごく嫌うコミック界でも、何のお咎めもないし、本来漫画雑誌ではない「ダ・ヴィンチ」誌に連載されていると知ったときも、おそらく「お好きにどうぞ」状態だったのではないかと思う。 彼女の同世代の少女漫画家には大家が多いが、とくにこの人は「格が違う」感がある。

さて、過酷なバレエの道に苦しむ少女たちの物語もいよいよ終盤。ひとみちゃんもやはり、千花ちゃんと同じ死の淵を見つめていたことがわかる。才能があるのに、誰よりも努力しているのに舞台の中央に立てない少女たち。脚光をあびる舞姫の影で、どれだけの人が、努力だけでは報われない現実に涙したのか。千花ちゃんが先に逝ってしまったために、かろうじてこの世にとどまったひとみちゃんだが、これからいい人生を見つけられますように。

六花ちゃんは、大きく羽ばたこうとしている。いつも何かと頼り、甘えてきたしっかりものの千花ちゃんを失い、またいつも気丈で厳しく、完璧だったお母さんをも支え、表現者としてしっかりと道を見据え始めたようだ。あの茜ちゃんに一矢報いたのもすごい!

来月まで、「あの曲」を聴きながら待とうか。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

41年ぶりの親王様ご誕生。めでたいことだがあえて、テレプシコーラ最終回延期を私的トップニュースに。

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2006年9月 5日 (火)

不登校息子、カレーを作る

今日も遅くなったなあ、と歩きながら家に電話。いつも、帰るまでの間に風呂とご飯炊きと水遣りくらいはやるように念のため指示するのだ。が、今日は意外な答えが返ってきた。

「今、ヒマなんでカレー作ってる」

おお、神よ! 今日は疲れた体を引きずって夕食作りをしなくてもいいのか! というより、ぐうたらと遊んでばかりだった息子が、自らカレーを作っていると言う!おまけに、とうに風呂は準備して、さきにすませたという。大変な進歩だ。

一応買い物を済ませて帰宅すると、カレーのいい香り…の前に、ドアを開けるとものすごい熱気。
「換気扇回さないと~」うちは病人でも出ない限り冷房を使わないのだが、それだけに煮込み料理を換気扇も回さずに行うのは、蒸し風呂でデトックス♪状態だ。水遣りはやってないというのでそっちを済ませ、愛魚たちにえさを与える。赤ちゃんプラティ、大きくなったなあ…。いつもなら、それをやったあとにぶうぶう文句を言いながら風呂を準備し、重い体で夕食を作るのだが、息子は早々にパソコンを明け渡し、発泡酒でも飲みながらネット巡回がゆったりできる。
「そろそろできたと思う」というので、一応おまけに今日1個50円で購入した活きほっき貝をさばき、生野菜と一緒にサラダ風刺身にした。

そこでこんなことがあった。息子はとっととご飯をよそい、カレーをかけ、食卓についた。私はそこからいくつかの生野菜を刻み、ほっき貝を捌いたので、しばらく息子が待たされたのだ。
「ねえ、まだ?早く食べたら~?うまくできたと思うんだけど」
「ちょっと待って~あとも少し」
せっかく食事を作って、熱々のところを供したと言うのに、なかなか食卓につかない家族。どうだ、がっかりしないか?いらつかないか?

日ごろ、息子はゲームやネットが忙しいとかで、いくら呼んでも来ないのだ。「早くしなさいよ!」などと怒鳴れば「いいから先食ってろよ!」などと返してくる。こちらは熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、揚げ物はからりとした状態で、お刺身はいきいきひんやりと食べてほしいものと、一生懸命食事を作っているのに、一家団欒である食事をよそに、何をやってるんだ!と口論になるのだ。仕方なく先に食べるが、味噌汁はとごり、麺類はふくれあがり、刺身は生気を失うというさまを見るのはつらい。そのうえ、食べ終わるころにやってきて、見るも無残な状態になった食事をいやいや食べ、おまけに残しやがるのも腹が立つ。

料理に限らないかもしれないが、自分がした仕事を粗末に扱われるのはつらい。人に料理をしてもらう一方では、絶対にわからない気持ちだろう。そんな意味でも、よかった。

昨日は息子のおかげでバハムートの洞窟を発見。思いっきりほめてやったが、今日はほめることが多くて本当にうれしい。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

明日はテレプシコーラ第一部最終回が読める日だ。あちこちの本屋で立ち読み風景が見られるのだろうか。おまけにマガジンの絶望先生にも会える日か…仕事の合間をいかにつくるかが、明日の課題だ。

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2006年9月 4日 (月)

育児教育論でキャラを育てる!~間違いだらけのFF3プレイ日記~

いじめには、いじめられる側に問題がある。

息子がいじめで不登校になり、私自身もいじめに遭って人間不信になり、まあいろいろあった身ではあるが、それでも言う。
いじめはなくならない。 自分が強くならない限りは。

「そんな、誰もが強くなれるわけねーよ」と息子は言うが、それでも今のクラスメイトに不満をたらたら言う息子に「じゃあ、転校するか?」と聞くと、一瞬驚き、考えながら「いや、それはかえってまずいと思う」と、真剣に答えた。息子だってわかっているのだ。

逃げたところで、状況は変わらない。
「変な自分」を嫌い、排他しようとする人を増やすだけ。まして町内で転校したって、情報は筒抜け、いじめで隣の学校に逃げたという子を、誰が暖かく迎えてくれるだろうか。
「じゃー、どうすんの?」
先生に何とかしてもらうとか、親になんとかしてもらうとか。一時的にはなんとかなっても、結局根本的な解決にならない。やはり、自分がなんとかするしかないのだ。

ある意味、「いじめ」に遭ったらそれは、自分を強く変えるチャンスだ。

さて、FF3を始めると、自由奔放なガキ大将タイプのルーネスを操り、同じように孤児で長老トパパに育てられながらも、臆病で内気で、村の中ではいじめられてるタイプのアルクゥに会う。プロフィールを見ると、「外遊びよりも読書が好きで、魔法やアイテムの知識は詳しい」タイプのいじめられっ子。おお、なんだか感情移入してしまったぞ。自分を変えたいか?強くなりたいか?よし、光の戦士として、鍛えなおしてやろう!

普通なら、黒魔道士などを経て学者や賢者などの方向へ育てるだろうが、あえて私は戦士から入って攻撃一本に進ませてしまった。ていうか、風水士を除いて、筋肉バカばかり!ナイトの彼は、前線に立って敵を切り刻むばかりか、身を呈して味方をかばう。自分が瀕死でも、瀕死の味方をかばって死ぬ。はっはっは!これぞ光の戦士・アルクゥ!

やがてアルクゥは竜騎士へ。両手に槍を持ち、居並ぶモンスターどもを串刺しにするアルクゥ。まだじゅくれんどは50を超えたところだが、軽く9999を連発する。

「この俺に挑もうとは、いい度胸だな…」byアルクゥきゅん

おまけに片手にはブラッドランスを装備しているので、1度「たたかう」と、アンデッド以外軽く500くらい体力を吸い取る。

「はーっはっは!負ける気がしねえぜ!」byアルクゥきゅん

もしも今のアルクゥきゅんを故郷に連れていったなら、かつてのいじめっこたちは腰が抜けることだろう。この筋骨隆々、鬼気迫るアルクゥきゅんを見れば!
「ぼ、ぼくたち昔から友達ですよね???」
「お、おかえりなさいませ!ひとっぱしり、ポーション買いに行かせてもらいます!」
もう誰も、いじめる度胸などないだろう。アルクゥ、本懐とげまくり!

ステータスを見ると、なんと読書好きの物静かな少年は、パーティ中最もちせいが低かった。あのルーネスよりも?生意気なだけで、要は家業ひとつまともに継げないレフィアよりも??同じく攻撃ジョブ重視で育てたイングスさえ、かなり高いちせいを持っていたのに。

脳も筋肉に変えてしまったアルクゥ。時々起こるイベントでは、相変わらず物静かで、気の弱い、かわいいアルクゥなのに、バトルシーンでは鬼神のごとき情け容赦ない強さ。このギャップがたまらない。

で、いいのか、私のFF3!

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今日の息子。一応、登校したらしいが、それは明らかに昼下がりだ。

夜、私の帰宅時にアニマックスでこち亀をやっていた。懐かしい、若貴舞の海時代のネタだ。

息子「中川とか、麗子とかは知ってるんだけどさあ…中川の名前や麗子の苗字って、知らないんだよなあ…」
私「気にしなくていいよ、高校受験には出ないから」
息子「えっ出ないの?」
私「大学受験は知らないけどね~」

我が家、いろいろ間違っている。

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2006年9月 3日 (日)

低周波治療器さんありがとう

やばい…疲れがたまって吐き気がするし、立っているのもつらい…
今日も休日出勤で、休めなかったし。

思えば最近、低周波治療器を使うのをサボっていた。
もともとはひじの痛みをなんとか緩和できないかと購入したのだが、悩みのひじと肩はともかくとして、足や腰に使うと気持ちいい。ゲームをしながら、ネットをしながらでもあちこち疲れたところを揉み解せるのがいい。

今、足の裏を揉みしだきながら日記を書いているが、生き返るような心地だ。明日もがんばろう。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

笑いの金メダルの新システム、勝ち抜きバトルに注目。ガンダムのアムロになりきって1分間のコントを行う若井おさむが3週勝ち抜き。マニアックだと思っていたガンダムネタが、こんなにもメジャー扱いされるとは、初放送当時には思いも寄らなかった。この人、顔もなんとなく古谷徹さんに似ている。顔が似ると声も似るというのは本当だ。
今日出ていた「髭男爵(字が違うかも…)」も、声が中田譲治ばりによくて、息子と「この人声優やればいいのに」と盛り上がった。
声がよければいいのか、私たち。

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2006年9月 2日 (土)

ニンテンドウDS Liteを買いに並びました~我が家の恐怖の法則~

もともと我が家はDS勝ち組であった。まだ全然ブレイクしないころ、私は家電の大安売りで、「君のためなら死ねる」と抱き合わせ販売していて、しかも夜まで売れ残っていたのを購入していた。そのソフトは欲しかったものだし、激安。で、つい衝動買いしてしまったのだ。

子供からは「えええ??買ったの?」と怪訝そうな顔で見られたが、その後DSは新聞種になるほどブレイク、欲しくても変えない状況になり、私は子供たちに大感謝されることになったのだ。

が、我が家にはいやな法則がある。

「FFが出るとハードが増える」法則だ。

日ごろスーパーで1円でも安いものを、と節約に努めているのに、FFとなると金銭感覚が麻痺してしまう。たとえ1台持っていても、家族が他のゲームをやりたいから、とかちょっと読み込みが悪いから、ともう1台、というパターンが続いている。今回も、やはりFF3をやっていると子供から「自分が使えない」と苦情が出た。「おいでよどうぶつの森」フリークの娘としては、そっちのほうのつきあいも多く、何日も使えないのは困ると言うのだ。

で、今日スーパーで抽選販売が行われると言うので行ってみた。新色が1店舗につき40台前後入り、あたる確率は高そう。近所の店の中で、一番当たりそうな店に遠征。

開店時間前につくと、すでに行列は店内に誘導され、涼しい中で開店を待てた。ここに来る前に通った人気スーパーでは、炎天下に並ばされて、しかも人数が多かったのでやはりこちらに来て正解。

売り場に入り、希望の色ごとに並びなおし。どの色でもかまわないのだが、台数の多い新色・ジェットブラックの列に。さすがにこの列は長いが、色によっては定員ぴったりの列もあり、クリスタルホワイト以外は競争率低そう。「抽選券の配布は10時15分からですので、お待ちください」と言われ、素直に15分待つ。DSで遊びながら待つ小学生がうらやましい。私も持ってくればよかった。

いよいよ抽選券配布。抽選は10時半だということで、じゃあ買い物でも…と思ったら、「そのままお待ちください」とのこと。二度並びなどを防ぐためか。店としては、抽選時間までゆっくりお買い物や食事をさせたほうがおいしいだろうが、混乱なく、滞りなくお買い物をしていただこうという配慮。待つのは苦痛だが、意外と良心的だなと思う。

並んでいるのはファミリーや少年かと思うと、いろいろな人がいた。前に並んでいた中高年の3人家族は、全員当たり、頭の薄めのおじさんがうれしそうにFF3などのソフトも一緒に購入。隣の列には、おばあちゃんを始め大家族。お兄ちゃんと小さな2歳くらいの子は好みの色が違うとかで、家族が散って行列。こちらも、おちびちゃんの希望の色は落ちてしまったが、なんとか子供たちの遊ぶ分は確保できたらしく、喜んでいた。

本当に、1人1台の時代なのか、DS!

で、私もめでたくゲット。会計時、レジで「こちらもオススメしてます」と液晶保護シールを勧められ、素直に購入。もっと安い店も知っているのだが…本当にFFが絡むと金銭感覚が狂う。

その後はスーパーと近辺のドラッグストアで日替わりサービスの洗剤やティッシュを買い込み、いつもの「1円でも安く」モードに戻った。

帰ると子供に「本当に買ったのかよ!ww」とあきれられたが。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

「じしん」をおこす「ふうすいし」のアルクゥがたまらなくかわいい。じゅくれんどアップの時、「しろまどうし」のレフィアのひざがちらりと見えるのがたまらなく、まだウネにも会っていないのに彼女のじゅくれんどが75を超えている。一見コティのファンデーションみたいな新しいDS Liteジェットブラックで、萌え遊び倒そう。

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2006年9月 1日 (金)

始業式なのにマイペースな人々

はじめよければなんとやら、で、いかにだらだらした私でも、始業式くらいは気合をいれて出かけたものだ。夏休み中、ぐうたらと夜更かし+おお寝坊していた娘も、朝の部活が始まってからはしゃっきりし始め、今朝はむしろ私のほうが叱られてしまった。

息子は本気でマイペース。一応登校する気まんまんで、上半身は裸だが下半身は学生ズボン。で、8時半になっても寝ている。だめじゃん。

やれやれ、と私も出勤しようとしたが、見ると娘が一生懸命作ってた夏休みの工作であるクッションが放り出されたまんまだ。こっちもだめじゃん。

会社では、久しぶりに大量のごみ出しがあり、総出でモノを運んだ。と、道を歩いていると、なぜか涼宮ハルヒのピンナップが落ちているではないか。大きな荷物を運びながら「お、涼宮ハルヒ」とつぶやいてしまった。戻る途中しっかり保護し、息子へお土産に。息子は飛び上がって喜んだが、私もこれでいいんだか。…だめな気がする。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

パチンコのキャラクターで、サムとかマリンとかがいる。どこのお店でもエヴァと、このカップルの姿が見られるが、最近そこに、いかにもマリンのライバルっぽい、たてロールに泣きぼくろの、高慢そうなお嬢様キャラが登場した。私はそのキャラの名前を知って、子供たちに教えてやった。

「マリンのライバル、ワリンだって」

息子と娘、そして私が声を合わせて「俺だよ、ワリンだよ!」と言ったのは言うまでも無い。

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さようならバンダイミュージアム

本日、バンダイミュージアムが終了。

昨日立ち寄ると、ケロロ小隊グリーティングがあるということもあって、家族連れでおお賑わい。カフェも待ちが出るほど、ガンダムミュージアムは公式パンフレットも売り切れていて、心なしかガンプラコーナーなど物販も、在庫一層、品薄状態。

最後ともなれば、人が来るんだよね…

今日もよその街を歩いていると、バンダイミュージアム帰りらしい親子連れやオタクさんをいくらも見かけた。あ~最後の瞬間に立ち会いたいなあ~…と思ったけど、さすがに無理。もう、仕事がいっぱいだ…。バンダイミュージアム、いろいろ、ああすればいいのに、こうすればおもしろいのに、と夢を見させてくれてありがとう。まだまだ、正規メーカーと、ファンとの間には微妙にずれがあったみたいだ。

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