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2006年9月 4日 (月)

育児教育論でキャラを育てる!~間違いだらけのFF3プレイ日記~

いじめには、いじめられる側に問題がある。

息子がいじめで不登校になり、私自身もいじめに遭って人間不信になり、まあいろいろあった身ではあるが、それでも言う。
いじめはなくならない。 自分が強くならない限りは。

「そんな、誰もが強くなれるわけねーよ」と息子は言うが、それでも今のクラスメイトに不満をたらたら言う息子に「じゃあ、転校するか?」と聞くと、一瞬驚き、考えながら「いや、それはかえってまずいと思う」と、真剣に答えた。息子だってわかっているのだ。

逃げたところで、状況は変わらない。
「変な自分」を嫌い、排他しようとする人を増やすだけ。まして町内で転校したって、情報は筒抜け、いじめで隣の学校に逃げたという子を、誰が暖かく迎えてくれるだろうか。
「じゃー、どうすんの?」
先生に何とかしてもらうとか、親になんとかしてもらうとか。一時的にはなんとかなっても、結局根本的な解決にならない。やはり、自分がなんとかするしかないのだ。

ある意味、「いじめ」に遭ったらそれは、自分を強く変えるチャンスだ。

さて、FF3を始めると、自由奔放なガキ大将タイプのルーネスを操り、同じように孤児で長老トパパに育てられながらも、臆病で内気で、村の中ではいじめられてるタイプのアルクゥに会う。プロフィールを見ると、「外遊びよりも読書が好きで、魔法やアイテムの知識は詳しい」タイプのいじめられっ子。おお、なんだか感情移入してしまったぞ。自分を変えたいか?強くなりたいか?よし、光の戦士として、鍛えなおしてやろう!

普通なら、黒魔道士などを経て学者や賢者などの方向へ育てるだろうが、あえて私は戦士から入って攻撃一本に進ませてしまった。ていうか、風水士を除いて、筋肉バカばかり!ナイトの彼は、前線に立って敵を切り刻むばかりか、身を呈して味方をかばう。自分が瀕死でも、瀕死の味方をかばって死ぬ。はっはっは!これぞ光の戦士・アルクゥ!

やがてアルクゥは竜騎士へ。両手に槍を持ち、居並ぶモンスターどもを串刺しにするアルクゥ。まだじゅくれんどは50を超えたところだが、軽く9999を連発する。

「この俺に挑もうとは、いい度胸だな…」byアルクゥきゅん

おまけに片手にはブラッドランスを装備しているので、1度「たたかう」と、アンデッド以外軽く500くらい体力を吸い取る。

「はーっはっは!負ける気がしねえぜ!」byアルクゥきゅん

もしも今のアルクゥきゅんを故郷に連れていったなら、かつてのいじめっこたちは腰が抜けることだろう。この筋骨隆々、鬼気迫るアルクゥきゅんを見れば!
「ぼ、ぼくたち昔から友達ですよね???」
「お、おかえりなさいませ!ひとっぱしり、ポーション買いに行かせてもらいます!」
もう誰も、いじめる度胸などないだろう。アルクゥ、本懐とげまくり!

ステータスを見ると、なんと読書好きの物静かな少年は、パーティ中最もちせいが低かった。あのルーネスよりも?生意気なだけで、要は家業ひとつまともに継げないレフィアよりも??同じく攻撃ジョブ重視で育てたイングスさえ、かなり高いちせいを持っていたのに。

脳も筋肉に変えてしまったアルクゥ。時々起こるイベントでは、相変わらず物静かで、気の弱い、かわいいアルクゥなのに、バトルシーンでは鬼神のごとき情け容赦ない強さ。このギャップがたまらない。

で、いいのか、私のFF3!

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今日の息子。一応、登校したらしいが、それは明らかに昼下がりだ。

夜、私の帰宅時にアニマックスでこち亀をやっていた。懐かしい、若貴舞の海時代のネタだ。

息子「中川とか、麗子とかは知ってるんだけどさあ…中川の名前や麗子の苗字って、知らないんだよなあ…」
私「気にしなくていいよ、高校受験には出ないから」
息子「えっ出ないの?」
私「大学受験は知らないけどね~」

我が家、いろいろ間違っている。

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