娘とカラオケ~いまどきの小学生は薔薇乙女~
小学生の娘とカラオケへ。「友達に聞いたら、この辺じゃ一番安いって」と推薦の店へ。というか、そこ、私の勤務先の隣にあって、確かに安いがぼろくて、音が筒抜けだったりするのだが。まあ、今日はオフィスに誰も居ないしいいか。
驚いたのが、どう見ても娘、この店が初めてではなさそうなことだ。行きなれている、という雰囲気。そこは家から電車に乗らないといけない繁華街だし、そんなところへ子供同士で遊びに行かせた覚えも無いのだが。慣れた手つきでタッチ式のコントローラーを操り、さっさと歌う曲を検索し始めた。なんなんだ。
で、選んだ歌がいきなり「禁じられた遊び」だった。麻生太郎さんも読んでいたと噂の、「ローゼンメイデン」テレビアニメ版の、オープニング曲。私はちょっとしか知らないので間違っているかもしれないが、引きこもりの少年の元に美しい人形が送られてきて、「私の僕にしてあげるわ」 とかいう始まりで、アニメのオープニングは絢爛豪華、耽美にして淫靡、めくるめく禁断の世界、という印象だった。たしか放送は深夜だ。不登校息子がものすごくはまり、エンドレスで見せられたり聴かされたりしたので私も知っていたが、「普通」の人はあまり知らないだろう。
「これって、女子小学生が歌う歌…?」
「うん♪」
薔薇の首輪つなげて、銀の鎖くわえて、今宵もひとり果てるあなたが憎らしい♪とか?
跪いてお嘗めよ、苦い愛のしずくを♪とか?
そりゃあ、私の時代も「あなたに女の子の一番大切なものをあげるわ♪」てな歌が小学生の女の子に流行って、ちょっと問題になっていたけど。でも、ゴールデンタイムの歌謡番組で流れる歌ではなく、深夜のマニアックな番組の歌に、なんで接点があるのだろう。
聞くと、中学生のお友達に教えてもらったという。ふう。ここのカラオケを教えた子と、最近トリオで遊ぶことが多いし、オタクなお兄ちゃんに続いて、娘もそういう方向に向かうのか… 繁華街で遊ぶことに加えて、心配が絶えないなあ…。
帰宅して、息子にこのことを話してみた。「小学生がカラオケ屋に行ったり、こんな歌を歌ったり、信じられない世の中だわ」
「は?いつの時代の話してるの?」息子は、娘の行動を全面的に肯定。彼の持論は、深夜アニメには優れたものが多く、いい曲が使われているのに、それを子供に制限するのはおかしい、ということだから。それには共感する部分もあるのだが、ちょっと口論になっていると、娘が口を挟んだ。
「でも、実際にはママがノリノリで歌ってたよぉ…」
N・H・Kの佐藤と同じで、毎日のように聴かされていたから口ずさんだんだよ、という言い訳は通用しないくらい、ノリノリだったそうだ……orz
ちなみに、この日の私の高得点曲は、「いなかっぺ大将」大ちゃん数え歌(少女時代の天童よしみさん)で、93点。なんでだ。
禁じられた遊び アーティスト:ALI PROJECT |
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出産後、仔の姿が見えないなあ、と思っていたが、今日ミッキーマウスプラティの稚魚・第2陣を2匹くらい見つけた。第1陣も2匹だと思ったら結局6匹だったのでうれしさと恐怖が半々。冗談抜きに、「ねずみ算」プラティだ。
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