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2006年9月10日 (日)

さんまを食べよう!~1匹で3品の簡単料理~

今日は生さんまを買った。今年我が家では初めてのさんま。うちではこういう風に食べている。

昔、料理関係の板にいて、「さんまを焼くのにグリル(またはフライパン)に1匹丸まる入らない、半分に切ると、せっかくのワタが出てしまう」とお悩みの方に、さんまの切り方を教えてあげたらたいそう喜ばれた。いまや常識かもしれないが、もしもまだご存知無い方がいらしたら、と写真でおいておく。

P1010233 さんまはよく水であらい、うろこやぬめりを取る。半分に切りたいときには、肛門のあたりから斜めに切ると、ワタがはみ出ることもなく、おいしくいただける。

このまま塩を振って水気を切って焼いてもいいが、うちは上半身を焼き、下半身(…へんな言い方だな)を3枚におろして皮をむき、ひとまず冷蔵庫に入れておく。

子どもが小さいころは、さんま1匹を丸々焼いても食べきれず、仕方なく子どもが半分にしたさんまを、交代で食べていた。が、二人ともさんまのワタが大好物。交代とはいえ、頭側と尾側では、不公平感がありすぎる。

で、思いついたのが、焼いてうまい頭側を塩焼きに、焼いてもいまひとつ魅力の無い尾側を生で酢の物にすることだ。これなら気分も変わって、意外と子どもも1匹食べてしまう。

P1010255 通常、お店の「さんまの刺身」では、捨てられてしまうであろう尻尾の部分も、しこしこして結構好き。酢の物の具には、ぴったりだ。

頭側は、塩をして水気を落としながらグリルを温め、身をおくとじゅっというくらいにしておく。強火のまま開け、さんまをなるべく奥の方に並べ、閉めたらすぐに超弱火にして、じっくり焼く。こうすると、焦げることもなく、またひっくり返さなくてもちゃんと火が通る。さんまの左目が白くなり、脂がふつふつ、皮にいい焼き色がついたら焼き上がり。大根おろしと柑橘の汁などで食べると幸せだ。

うちは子どもが食べないのだが、本当は骨も食べさせたいところ。油で揚げるのが普通だが、私は子どものころレンジでチンして食べた。それだけでぽりぽり。カルシウム補給にぴったり。手間なく、ほとんど捨てることなく食べられるさんまって、やっぱり庶民の味方。

「ドカベン」が読みたくなったな。

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