風邪をこじらせました~そんなとき食べたい料理~
声が出なくなった。先週の息子の大暴れ以来、のどがおかしかったが、嵐の中さまよったり(しかも無駄足だった)、結構ハードな告別式に参列したりでとうとういかれたか。声が出ない、では仕事にならない。明日も休日出勤の予定だったが、今日しっかりと休まないと…
たまに、体を壊すのもいいものだと思う。日ごろ、親に任せっきりで何にもしない子らに、家事やお使いをさせられるから。
…と思ったら、私が寝込んでいるのをこれ幸いと、遊びほうけている。いつまでたってもお昼ご飯を作る気配が無いので、私がカレーうどんを作り始めた。にんにくやしょうがも入れた、風邪ひき専用うどんだ。娘があわててやってきた。さすがに悪かったと思ったらしい。私もしゃべることは極力避け、昨日からほうったらかしの台所を片付けさせたり、買い物に行かせた。
「今日の昼飯ま~だ~??オレ、昼飯食ったら電話するんだけど、食わないといつまでたっても電話できないんだよな~~」と、昼過ぎに起きてきてのんきなことを言う息子。あんたは昨日、私の病状の悪化と衰弱を、そばで見ていたじゃないかぼけっ!
息子が遊びに行くというので、風邪薬を頼む。運悪く、1万円札しかないのでそれを渡して。風邪ひき専用カレーうどんの効き目はすばらしく、体が温まり、のども心地よく、満腹でぐっすりと眠れた。で、夕方である。
息子、大金を持ったまま7時半まで帰ってこない。
私がこんな状態だから、あんたたちが鍋料理や煮込みでも作ってね、と言ったはずなのに。仕方なく、冷凍のえびやアサリを出し、たまねぎとにんにくをフードプロセッサーで刻んで、トマトリゾットを作り始めた。魚介類を先に炒めて取り出しておくくらいで、あとはほとんど煮込むだけ、の手間要らず。部屋の湿度と温度を上げられるのもいい。トマト缶はたっぷりあるし、まだバジルも採れる。
風邪ひきなので、にんにくを多めに、またドライハーブと、カレーパウダーを入れてみる。先日薬膳ラーメンというものを食べたのだが、ほとんど塩も使わないというあっさり味なのに、あとから全身に汗がじわじわ来た。ご主人に聞くと、冷え性の人も足からぽかぽか温まるし、風邪のときにも最高とのこと。ウコンや陳皮、八角などを使っていたようだが、カレーパウダーはウコンがたっぷり入った簡易薬膳スパイス。オリーブオイルを使ってイタリア風なのに、ちょっと東洋の風味。トマトで抵抗力もつけられそう。
おいしかった。薬も飲んだ。このところどんどん抵抗力が弱り、ちょっとした風邪でも直りが悪いけど、なんとかしないと…。
できれば子供たちに、明日はこのくらいのものを作って、上げ膳据え膳で看病してもらいたいのだけど…
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