テレプシコーラ最終回前夜祭~まだまだ~
「漫画みたいな人ですね」と、言われ続けてうん十年。褒め言葉ではないだろう。やることなすことお笑いで、普通の人にはありえない失敗をしたり、かなり深刻な状況でもどつき漫才をしていたり。
ドラネコがお魚くわえていったら、はだしで駆け出すのだろう。
街に買い物にでかけたら、財布を忘れているのだろう。
そして「みんなが嗤ってる」「子犬も嗤ってる」などと被害妄想に耽り、暴れだすのだろう。
そんな人に、私は見られる。
で、ご期待通り見事に私はチョンボをした。「テレプシコーラ最終回前夜祭」を、ダ・ヴィンチ発売前日の日付で出そうとして、日付が変わるほんの5分ほど前にうっかり、「今すぐ」アップしてしまったのだ。
まあ、アップしてしまったのは仕方が無い。どうあったって、前夜祭はこれからなのだ。
書ききれなかったキャラクターに思いをはせる。この作品、本当にいろいろ魅力的なキャラを出してくれているのだ。拓人君。千花ちゃん、六花ちゃんと同じくバレエ教師の母を持ち、「踊る」ことに何かしら興味を持ちながら、なかなか「優等生」にはなれない。が一方で、独自にまったく別のダンスと、自分の可能性を模索し、六花ちゃんの受験当日にはいろいろ洞察力の鋭さを見せてくれる。化けるの?どうなの?いろいろ期待を持たせてくれる、いいキャラクターだ。母である詩織先生の嘆き、苦悩もわかるし。
大地君も、良かった。本当に、いい子だった。顔も性格もよく、バレエがうまい。王子様的優等生ながら、努力を惜しまないところも優秀。茜ちゃんを適当にあしらいながら、ちゃんと「自分のパートナー」を見据えているところも。千花ちゃんも、もう少し適当にバレエ以外のことを考えられていたら。恋愛にうつつを抜かして道を踏み外した美智子先生もアレだが、親としては、まだ恋愛や怠惰におぼれてくれたほうがまだましだったろうな…
一人ひとりの子、先生…みんな、ありがとう。
第二部があるかも知れにけど、とにかくありがとう。桜子ちゃん、まっすぐ自分の道を探せ。ひとみちゃん、生きていることの大切さを知って。
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