鮎のてんぷらでお蕎麦~京極さんを偲んで~
よく行くスーパーは、肉、魚、野菜それぞれ別の業者が入っている。肉屋が安い日に、魚屋が対抗して目玉品を出したりするのは、まあわかるのだが、なぜか、八百屋さんと魚屋さんがよく対抗している。
「今日は魚!さばが198円!」と魚屋が声をあげると、八百屋が「今日は魚よりも野菜!野菜!かぶが100円だよ!」と張り合う。「なんたって魚だよ!」「野菜!野菜!」どう考えても不毛な競り合いに、つい吹き出しそうになりながら買い物をする。
で、今日は、子持ち鮎の小さいのがパックに詰められて安く売っていたのを買ってみた。時期はずれだし、なんでこういうのが入ったのかよくわからないが、なんとなく「美味しんぼ」で見た「鮎のてんぷら」でお蕎麦でも食べようかなと思った。
あまりてんぷらは得意ではないけれど、氷水を作り、卵をかき混ぜ、そこに小麦粉とベーキングパウダーを少々混ぜたものを入れる。思えば私、どれだけ漫画に料理を教わったのだろう。粉を混ぜずにざっとネタを入れて揚げるのは、山岸凉子さんの「鬼」で、さりげなく描かれていた一こまに影響を受けている。全然、一流の味にはほど遠いけど、不思議とそれなりにクリスピーな衣になるので、ありがたい。鮎は小さいとはいえ、丸々として意外と大きい。骨まで軽く食べられるように、それでいて風味を損なわないように…舞茸と海苔も揚げた。
日ごろ、小魚のから揚げを嫌う娘が、「これなら10匹でも食べられる!」と感動。「これこれ、これ食べて感動する時は、頭から加えて涙をぼろぼろ流し、『なんちゅうもんくわせてくれたんや』ということ」と言うと、あたしゃ四万十川とは縁がない、などと笑っていた。
ところで、私が「千花ちゃんが死んじゃった…」と、漫画のキャラクターの死にショックを受けていると、息子が「俺は京極さんが亡くなったことがショックだよ…」と教えてくれた。息子も読んでいないが、ネットで話題になっていたらしい。美味しんぼ、めったやたらとカップル成立、怒涛のベビーブーム、というあたりまでしか読んでいないのだが、そんなことがあったのか????事実を確かめたい気もするのだが、本屋でずらりと並んだコミックスに、呆然とするばかりである。
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だいぶ体が楽になったので、ちょっと片づけをしたり、FF5を進めたりの休日。
顔グラフィック…なんでつけたんだろう…メインキャラは笑って済ませられたが、ミドが出てきて思わず吹いた。
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