FF6前夜祭~ロックに会いたい~
FF6は、数少ない「女性視点で楽しめる」RPGである。
名前以外の記憶を失い、一人北の鉱山街に放り出され、追っ手から逃れようとする魔法を使える謎の美少女。そこから物語は動き始める。冷え冷えとした鉱山、迫り来る追っ手とモンスター。たった一人で絶望したところで颯爽と現れる青年が言ってくれる。「俺が、必ず守る!」
そんなロックに、惚れないわけにはいかないだろう。
物語の後半は、別の美少女がやはり荒野に一人、放り出されるところから始まる。彼女の希望はただ、「ロックに会いたい」…それだけだ。おもしろいことに、彼女がロックに会えなくても、また最も物語の根幹にあるといえる前半の美少女を仲間にできなくても、ゲームはクリアできる。実際後半、ロックに再会するのは少々大変だ。が、やはりロックに再会できなければストーリーも、あんなアイテムやこんなアイテム、いろんなこともあって十分ゲームを楽しめないだろう。FF6のロックとは、そんな特別な存在だ。
FF6のCMも、ロックとの再会を軸にしているらしい。CMのできはもう一つだが、コンセプトは理解できた。私もロックに、また会いたい。生活は決して楽ではないのに、私の財布は全開状態だ。
ああ、「俺が守る!」とすぐに女の子に言いながら、結局女の子にばかり戦わせ、自分はぬすんでばかりいたロック。
そのうえ、サウスフィガロを脱出した直後、助けた敵帝国の女将軍と二人、とっとと小屋のベッドになだれ込んだロック。
さらに、自宅の地下室に、昔の恋人の死体を隠し持っていたロック。
恋人の家族はロックとの交際に反対し、彼女が死んだのもロックのせいと憎んでいたことを考えると、もしも遺族がこのことを知ったら大変だろう…… 普通に、猟奇事件だ。
が、それでもロックの魅力は尽きない。「私は彼女の身代わりなの?」「あなた、女の子に優しすぎる…」「あなたがここにいた真意は、どこにあるの?」ゲームをしながらドキドキ。本気で嫉妬したり、傷ついたりしたのが懐かしい。それまで「テレビゲームなんて、ピコピコ無機質な電子音と、お子様向けの単純なものでしょ?」と思っていた私の盲を開いてくれた。
最大16人の主人公の織り成す群像劇。
重なり合う数々の悲劇。
なのに、大量のお笑いあり!
新魔石や新ダンジョンなどの話題も聞くが、素直に「ロックに、オルトロスにまた会いたい」。魔列車にまた乗りたい。そして、笑って、さめざめと泣きたい。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
昨夜はかなり酔っていたのか、へたくそな絵を描いて日記にしたらしい…またひとつ、恥の上塗りをした…順調に、タイトルどおりの活動をしているわけだがorz ところで今日はリンガーハットの冬季限定かきちゃんぽんを食べた。私はここの大ファン。でもこの店は郊外にあることが多く、なかなか食べる機会に恵まれない。昨年のかきは食べ損ねたが、今年はうれしいことに店の近くにお得意先ができ、かきちゃんぽんを3度も食べている。2度は、牡蠣に火が通り過ぎていたが、今日のは完璧。火は通っているのに生のみずみずしさを残していた。料理人の差だろうか。ファストフード以下の価格、外食産業としては異例といえる栄養バランスのよさ、そして料理人の腕の差もあるのが実におもしろい店だが、腕のよしあしとは関係なく、自給800円程度なんだろうなあ…という世界だ。夢中で食べていて、汗をかいた。…で、ジャック・スパロウを超えるパンダ顔に。昨日、汗とマスカラの恐怖を書いて、それも酔っ払っていたとはいえ、「昨日ついこんなこと書いた気がするー」と覚えていてよかった。おかげですぐにひらめいて直せた。
「転んでもただでは起きない」
私の座右の銘である。
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