教育再生会議~不登校息子の声~
ぎりぎり、今朝は息子と朝食が摂れた。朝のテレビでは、義家弘介さんが熱く、「いじめた子、いじめを傍観していた子を出席停止に」と語っていた。
不登校息子は「…それだと、クラスにたったひとりしかいない状態になるぜ…?」
私も同意見である。
いじめというのは多数派が、異端者を排除するものだ。民主主義とは、多数決で決めることだと私は教わったが、多数決で「こいつは不要だ」と、なんとなく認めることがいじめである。(封建制度下では、権力者が被差別者を定め、みながそれに従う)
どこの学校、クラスでも多かれ少なかれいじめはあると思うが、一人のスケープゴートと、先駆者数人、それを見て嘲笑する者数人、ひどいことするね~と思いながら知らぬ顔数名、たまにいじめに気づかないのもいるかもしれないが、それは次のターゲットになる。クラスの構成はそんなもので、もしも本当にいじめた者、傍観した者を教室から排除したら、一体何人残るのだろうか。
また一方で、「多数派」は強い。いじめられる子がもしも勇気を持って告発したとしても、それをどこまで立証できるのか。「僕、いじめなんかしてません」「僕もそんなことしてないし、他の子もいじめんかしてません」「何も見てません」皆がそう言ったら、いじめはなかったことになる。先生だって、いじめなどないクラスであろうとしているので、そちらのほうが都合がよい。
最近の、自殺さわぎで、各校で生徒にいじめに関するアンケートなどをとっているらしい。うちの子の学校でもあったのかもしれないが、わからない。いじめに遭った息子は、不登校だから。
肝心のいじめに遭った子が、アンケートに答える機会のないまま、「いじめられた経験のある子はゼロ」という数字が出されるんじゃないか、というのはうがった見方だろうか。(はい、そうです)
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仕事で移動中、携帯で暇つぶしにニュースサイトをチェックするのが好きな私。少ない文字でニュースの見出しを作るのは大変だとは思うのだが、時折わけのわからない見出しもある。
最近気になったのは、「母親が5歳の息子を殴り重傷」。息子にこの見出しをどう思うか聞いてみた。
「…普通に考えれば、重傷を負ったのは5歳の子だと思うけど、これだと怪我をしたのは母親だよね…」
だよなあ…「母親が5歳の息子を殴り重傷を負わせる」か「5歳の息子が母親に殴られ重傷」ならわかるのだけど。FFオタの母子としては、「この子は『ハメどる』のアビリティつけてたんだろう」ということで終了。
今日は、朝晩ニュースで激しく同意しまくる、とても仲のよい親子であった。
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コメント
オリエンタル竹さんの健康道場のお知らせです。
貴方の情報と私の情報とで上手くリンクをしていきましょう。
情報を交換してゆきたいと思います。
投稿: タケウチ ヨシオ | 2007年2月 6日 (火) 15時39分
オリエンタル竹さん、ようこそ!
貴ブログ、拝見しました。大変有意義なブログですね。うちは情報も何も、その日の雑記を書いているだけで、メンタルなことも書けば、今日読んだ漫画や、うちの熱帯魚など、ごった煮的に書いているようなもので、しかも私はきわめてコミュニケーション能力に欠けた人間です。具体的に、どのようにすればよいのかわからず、お返事も遅れてしまいました。お許しください。
投稿: 闇鍋奉行 | 2007年2月 9日 (金) 23時46分