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2006年12月31日 (日)

コスプレに異変あり?

盆と暮れには海辺の市場に行って、本とコスプレを鑑賞するのを、何よりのリフレッシュとしている。

しかし、「このところコスプレが減っていないか?」という感じがしていた。

最初は同人誌を売るサークルのパフォーマンスという意味もあったり、同人誌サークルとコスプレとの境界などもなかったりで、ちょっと前まで会場にはものすごい数のコスプレイヤーがひしめいていた。今の有明ビッグサイトの会場になって、コスプレとサークルを分断する方向になったが、それでも同人誌とコスプレの境界は不明瞭で、コスプレ会場にはもちろん、サークルオンリーの東地区、東と西をつなぐ通路を歩いているだけでも、華やかなコスプレイヤーが、山のように見られたのである。

それが、がっくりと減った。前回は同行した娘がコスプレ会場で体調を崩してしまい、ゆっくりとそこで見られなかったのだが、それにしても「少ないなあ…」と思いながら、娘の具合がよくなるよう、休めるところを探し、有明をうろついていた。そこで見たのが「となりでコスプレ博」というイベントだ。

コミックマーケットが行われる、まさにほんのお隣、ガラス張りの会場で、コスプレイヤーがひしめいている。雑誌などでもみかけるような、超絶美形、衣装やメイク、髪型などは言うに及ばず、武器などの小物大物にも妥協の無い、テレビや漫画から飛び出したようなコズプレイヤーさんたちが、楽しそうに撮ったり撮られたりしている。うわああ、なんだこりゃあ。

と、帰って調べてみると、今までにもコスプレ専門のイベントは数多く行われてきたが、このイベントはその名のとおり、オタクのビッグイベントのまさに「となり」で行う、コスプレ専門イベントのようだ。

コミケがテレビなどに出れば、まず真っ先に出るのがコスプレ。普通の人には、もしかしたらコミケ=コスプレイベントというイメージなのではないかというくらい、コスプレは華やかにイベントを彩る。
が、実際にはコミックマーケットは「あくまでも同人誌イベント。コスプレは徒花、禁止してもいいくらい」という声もあり、また世界的にも類を見ない混雑問題を抱えるだけに、コスプレには規制だらけだ。
たとえば、ゲームなどのキャラクターが持つ、剣や刀などの武器は、間違いなく禁止。最近はそういう小道具に何十万もかけるコスプレイヤーがいるのだが、コミケ会場では、それらを持ってかっこよくポーズをとることができない。着ぐるみなどにも規制が厳しく、とがった形状のものなどは待ったがかかることが多い。
漫画やゲームのキャラクターデザインでも、コミケでコスプレする際、ひっかからないようにとデザイン変更があると聞くくらいだ。

おまけにコミケは夏は暑く、冬は寒い屋上でしか実質撮影ができない。会場の飲食店はコスプレイヤー出入り禁止(今は緩和された?)で、過酷な状況。せっかくの、世界一コスプレイヤーにカメラが向けられる舞台で、思う存分パフォーマンスしたくてもできない。いつか、こういうときがくるのではないかと思っていたのだが。

冷暖房完備、強い日差しに悩むことなく、思う存分好きなポーズをとり、仲の良いもの同士交流を楽しんだり、やっている作品のキャラクターを、何十人でも集めて楽しむことが可能な場所があれば。そういうコスプレイヤーが、明らかにそのイベントに流れている。

今日も、屋上広場が終了したあと、コスプレイヤーらしき人々(メイクでなんとなくわかる)が、ぞろぞろとそちらの会場に向かっていた。呼び込みもあった。この人たちは、コミケの独特な雰囲気を愛しながら、それでも思う存分コスプレを楽しみたいのだろう。「やだ~もう混んでる~」と、会場を目指していたが、大道具を持ち込みたい人、早く良い場所を確保したい人は、もうコミケにこだわらずに、先に会場入りしている可能性もある。

ライトなコスプレウォッチャーとしては複雑だ。キャラ大集合や、武器を持った最高の写真を望むのは無理にしても、これまでコミケにいけば、大体、「今のコスプレ」が鑑賞できたのだ。また、それこそがコミケという、世界でも類を見ないイベントだという認識もあった。だが、いよいよコスプレとコミケ分断か…?

これもまた仕方が無いかもしれない。どうあったって、ものすごい勢いで膨らむコミケと、違う方向も含めて進化するコスプレ、ずっと前から仲良く収まっていられる状態ではなかった。自分自身、「コミケの近くでいい会場があれば分離しちゃえばいいのに」とさえ、思っていた。今、オタクを囲む業者が数多くいるのだから、それが実現されるのは当然の事なのだ。

一方、すっかり空いたコミケのコスプレ会場だが、それで寂しくなったかというと、そうでもない。妙に「コミケっぽい」雰囲気が戻った感じがする。人気のキャラに扮する人もいるが、「誰がやるんだよw」というようなマイナーキャラ、懐かしキャラに扮する人もいる。ジャンルも多様で、芸能人、知識人、CMキャラ、何でもありだ。

Abe この人、昨年姉歯・小嶋の二役をやっていた人だろうか。今年は某国の総理である。¥105のブックオフ値札が泣ける。昨年よりずっとレベルアップした。

こういう表現、ちょっと他のコスプレイベントでは見られない。

コミケは年齢幅もかなり広く、下は乳幼児、上はお年寄りなので、一体どんなコスプレイヤーが出てくるか、正直予想もつかない。中年体型やはげた頭も、これがかえって味になる。むしろ、そういう役をこなせるコスプレイヤーに人が興奮する。

すっごくいけてる、むしろ被写体になりそうな美人コスプレイヤーが、「すごいっ!一枚撮らせてください~~~!」とはしゃいでいた。若いが、この遊び心がわかる人なのだろう。

そのほかにも、わかる人にしかわからないような素敵なコスプレが結構ゆったりとした会場で鑑賞できた。気のせいか、撮影者に、自分くらいの年の人が目立った。…もしかしたら、撮る人も、淘汰されたか?どう見ても60以上の女性がいらしたのも、これまであまりの人ごみに気づかなかったのかもしれない。

コミケは、やはりコミケだ。世の中がいろいろな方向で「萌え」やらなんやらとオタク世界を消費していても、商業の場には当てはまらない、「自由な表現の場」を提供し、新しいもの、あるいは古くても平気なものを大いに受け入れ、発信するのはここなのだと思う。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

紅白ではサブちゃんが熱唱中。今年はお世話になりました。来年も、この恥さらしな日記をよろしくお願い申し上げます。

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ひとり上手と呼ばないで~不登校息子と私の「孤独」自慢~

あいも変わらずゲームに夢中な不登校息子。何を話しかけても上の空。

で、私はなんとかして少しでも息子の気を、ネットゲームからそらしたい気持ちでいっぱい。どんなくだらないことでもいいから。

今日の昼は、昔の人生相談をバラエティにした番組で、少し気をひけた。引き続き、何かドラマが始まった。

「ああ、オレ、ドラマは興味ね~な~」とそっぽを向く息子に、私はがんばって声をかけた。
「お、阿部ちゃんじゃない」
私も正直ドラマ関係は見ないほうだが、息子はそれなりにオタクな母である私に敬意を持っており、母が関心を持つものには一応反応する。

画面では、モデル出身の元祖イケメン俳優・阿部寛さんが一人、キッチンで手巻き寿司を食べていた。阿部ちゃん、この恵まれた風貌に加えて演技力には定評があり、どんな役でも実に魅力的にこなすという。海苔に酢飯を乗せ、巻き簾でネタを巻き、食べる。海苔を巻いた酢飯にうにをのせ、食べる…。この指の細かな動き、表情。実にうまい。息子もつい、引き込まれた。

ドラマは、最近とても話題になった「結婚できない男」の最終回だった。イケメンなのにどこかイケてない、いい年をして結婚できない男を、阿部寛さんが好演。なるほど、と私も息子も納得。

そして「手巻き寿司パーティー」を男一人で行うという行為の異常な寂しさに爆笑。阿部さんがやるとかっこいいし、本当においしそうで、本人も至福の時…という様子だったが、これはかなり寂しい。一人鍋も寂しいが、それでは平凡。あえて贅をこらした手巻き寿司。おしゃれでグルメなのに、やはりありえない。

息子は「これ、いいなあ~おもしろい。オレの、『ひとりぷよぷよ』くらい悲しい」

「ぷよぷよ」というのは、日本の代表的な落ちゲーと呼ばれるパズルゲームで、一人でも遊べるが、二人での対戦がおもしろい。コンパイルと言う、世界一素人っぽいところが魅力な会社が作ったのだが、今はセガが受け継いでいるらしい。息子の言う「ひとりぷよぷよ」とは、対戦モードを一人で行い、楽しく連鎖を出すことだそうだ。

それは寂しい。

「あとひとりデュエルとか」
それは、遊戯王などのカードゲームを、一人で楽しむことだそうだ。まあ、碁にも詰め碁というのがあるし、より強いデッキを作る上では別にいいだろうと思う。

アニメのようなせりふを、一人で二役叫んだりしなければ。

そのほか、ひとりじゃんけんやひとり格闘ゲームをしたことがあるという。息子の「ひとりしりとり」は凄惨を極めた。

「ファーストが『る』攻めをやるんで、セカンドが大変なんだよ。サードも性格悪くてさあ…」

って、一人で3人の人格を使い分けて遊んでいるのか!寂しいにもほどがある!

「あと、ひとりデュエットとか」肉球慕情とかいう、いかにも80年代男女デュエット曲風のアニメ挿入歌を、一人で歌うそうだイメージ的には「雨の西麻布」とか「銀座の恋の物語」を、一人で歌うものか。

「ひとりバレンタインとか」バレンタイン前にチョコを買うのはすべての男にとって恐怖なのに、喜んで板チョコを買い、自分で調理して自分にプレゼントするという… 一応、息子に本命チョコくれる女子もいるのだけど、これは漢として、やらなければならないことなのだという。なんなんだ。

あと、キャンプで男女ペアで肝試しをしたのだが、自分はあぶれて一人で肝試しをしたのだという。それは、…なんか違う寂しさだな…。

私はかつて、あくまでネタとして「ひとりマイムマイム」という話をしたことがある。フォークダンスでおなじみ、みんなで手をつないで輪になって踊る、あの「マイムマイム」を、自分の手と手をつなぎ、その場でくるくると回り、踊るのである。その話を聞く人は、ものすごくウケた。なぜか、その場で「ひとりマイムマイム大会」になったことがある。

しかし、息子も私も、今やしゃれにならない状態だ。

年の瀬、近所のスーパーに買出しに行くと、ご近所の方や子供のお友達のお母さんなどに会う。娘の友達の親は「あら、久しぶり!」と親しげに話しかけてくれるのだが、息子の同級生の親は、一様に気づかぬふりをするか、目があってしまうと「こんにちは」「お久しぶり」といいながらも、目が笑ってなかったり、明らかに距離を置いている。もう、だんだん私も目を伏せ、誰とも会わないように買物をしたい…という気分。

これまで、息子の母としてそれなりに人とのつながりを持とうとがんばってきたけれど、無理らしい。どこかに行けるわけでもないので、このまま行けば、私も息子も地域から孤立する生活を送ることになりそうだ。

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2006年12月30日 (土)

活力を貰おう!~明日はオタク浴~

人ごみはあまり好きではないほうなのだが。

それでもたまに、大勢人が集まるところにいくと、良い刺激になる。

オープン初日のショッピングモールとか。
年末の築地とか。アメ横なども、私はわざわざ通っていくくらいだ。

活気と興奮。マンネリ気味な自分にはこれがパワーの源になる。

で、明日は年に2回、楽しみにしている市場に行く。

上野よりも築地よりも海のほうに近く、生鮮ものは扱っていないがなぜか臭いと言われる、あの市場。

明日は初めての大晦日開催、そして前代表のために黙祷もあるというし、何をおいても行かないわけには行かないだろう。

☆  ☆  ☆

ところで、夏に「たまたまその市場に寄った」(んなわけはないだろうw)とカミングアウトした日本テレビの西尾アナは、気のせいかあれから「オタク」扱いされているような気がする。キャプテン翼の話題でコメントを求められたり、「ズームインの漫画評論家」と呼ばれたり、「西尾さんは、外出するより家にこもるほうがいいんですよね」などとからかわれたり。そんなところが気になって、西尾さん目当てに毎朝ズームインを見ている気がする。

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2006年12月29日 (金)

新聞をスクラップしてみた

新聞をスクラップする。

なんて今、どれだけの人がやっているのだろうか。長年の習慣としてやっているお年寄りくらいしか思いつかない。

私も小中学生くらいの頃は、ちょこちょこスクラップしていたっけ。漫画やアニメ関係の記事をせっせと集めていた。巨人の星やボルテスⅤなどのアニメ監督・長浜忠夫さんがテレビ投稿欄に投稿していたのを見つけたときには妙にうれしかったものだ。

で、なんとなく今日は思い立ってスクラップ。昨日の朝日新聞スポーツ欄から。

12292

織田信成選手の、

死刑!

息子に見せると

ゲッツ!

だという。世代の差か。

今朝の朝日新聞では、こんな広告が目を引いた。

12291

ライダー、変身!

これは、家族の誰も異論が無かった。

12293

さて、その右側に目をやると、きわめて芸術的なものが目に入った。

これが、「聖母マリアの祈り」か。
人類共通のエクスタシーか。

なんか、匂いをかいでいるようにも見えるのだが。

年末、大掃除やおせちの準備に追われる間にも、実に美しい芸術を楽しめた。ゆっくり新聞が読めるって、本当に素晴らしい。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

某所で徹夜をする人々をあざ笑うかのように、寒波がやってきた。先日は台風並みの嵐、台風一過のような快晴と暑さに、この天気はすさまじい。

そこに息子がお出かけするという。オリーブオイルや年末の買出しも頼み、お金を渡す。が、息子、半そでのTシャツにフリースの上着一枚で出かけようとする。「今日は寒いのに!自転車でその格好は無茶だ。せめてもう一枚着なさい」というのに、「いつもこの格好で平気~」と、出かけてしまった。
「衣服は、気温やTPOに合わせて変えるもの」というのはオタク語でなんというのだろうか?
それとも、そんな概念自体、オタクの世界には存在しないのだろうか。

早く帰れというのに、7時にやっと帰った。さすがに「さみ~~」とか言ってる。あほや…

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2006年12月28日 (木)

「無人島で0円生活」を鑑賞~現代の美しいファンタジー~

娘が目をきらきらさせながらテレビに見入っている。

大好きな、よゐこによる狩猟とサバイバル生活を追う人気シリーズ「無人島0円生活」のスペシャルらしい。

もともと「一ヶ月1万円生活」を競う番組で、どういうわけかよゐこ濱口が銛を片手に海へ潜り、魚やタコなどの魚介を獲るという異能を発揮したことからこのシリーズは始まった。ニワトリと共同生活をして玉子を産ませてみたり、巨大魚と格闘して討ち取り、「●●獲ったど~~~~!」と叫びながら、基本的に全部豪華に油で揚げるだけだったり、というワイルドさが受け、肝心の節約生活では勝てていないようなのに、とうとうこんなシリーズまでできたか。しかも相方の有野も巻き込まれ、こちらは家を作り、料理をし、の良き女房役状態。今回は逃げ場も無いような吹きっさらしの無人島で、初めてしっかりとした柱を立て、家具を作り、なかなか快適そうな住まいを実現している。いや、まずは屋根や壁を確保すべきだろうと突っ込む視聴者を尻目に、とてもおしゃれなパーゴラを作り、雨に打たれながら都内で食ったらいくらするよ?????な、巨大天然ヒラメのお造りに舌鼓。

実にうらやましい。

もちろん、無人島といえども漂流生活などをのぞいてこのように好き勝手に漁をしてよいところなどどこにもなく、(最近はノロウイルスを恐れて無人島で養殖されるカキもあるようです)制作会社がちゃ~~んと根回しして撮影場所を確保、画面には映らないもののそれなりに多くのスタッフがこの冒険生活を支え、見守っている。だから、一般人にはマネのしようもないのだが、これは人間が数万年以上営んできた、原初的な生活だ。電話とパソコンで生活できるような現代人に「忘れるな」と、呼び起こされる本能のようなもの。

こんな便利で、狩猟に命をかけなくてもよい現代日本でも、この「本能」が実に魅惑なのはRPGが大人気なことでわかるだろう。人間は少しでもよい武器を取り、獲物を探すのが快感なのだ。スライムやゴブリンで得た快感が、実際に生きている魚介を狩り、調理して食うことに変わる。

最高の、ファンタジーだ。

今日のボスキャラはクエらしい。おもしろい。つりたてのカワハギやイシダイさえも、ザコになるか。
「うわあああ!今、ぶつ切りにしてカレーに入れた魚に、イシダイ、いなかった?」
「うん、あのしましまのお魚でしょ~2匹釣ったらしいよ」
「超!高級魚だよ~釣りたてだなんて… ママは昔、生簀からあがったイシダイを活作りで中華風刺身で食べたけどなあこれはもう…」
海原雄山は中華風刺身を評価しないようで、私も「こんな良いお刺身に、あんなことしなくても…」と思ったものの、食べるとこれはこれで良い。しょうゆとわさびが最高の調味料と崇め奉る盲を開いてくれた。が、普通に日本刺身でもいただきたいのだが、貧乏生活ではそんなこと、夢のまた夢だ。

「何?そんなおいしいものを食べたって、自慢したいわけ?」
娘が怒っている。しょうがないよ、あんたの生まれる前の話だ。まあ、世の中にはそういうものがあることを知って、今日の番組を元に、なんらかの夢を持ってくれればいい。

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2006年12月27日 (水)

おせち料理~安く、自力でなんとかしよう~

貧乏でも、おせち料理。

我が家は、これまでそうしてきた。季節や伝統行事を重んじることは、子供たちの情操教育になり、家族の絆を深めることになると、私「だけ」が考えていることだからだ。いや、文句は言わせない。主婦というものは、台所と家族のパンツを管理する、家庭最強のジョブだ。主婦は食卓を支配する。主婦の食への認識が家訓となって、何が悪い。文句があればおおいに台所に立ち、料理を作り、片づけをして食卓を支配すればよい。私もかつて、そうしてきた。

というわけで超がつくほどの貧乏時代でも、それなりにおせちを作った。しかし、ただぼんやりとしていては、軽く数万の出費になる。また、「大晦日の投売り」などに期待しても、敗北は免れまい。

それでも「おせち」の体裁を整えるのには、まずは「手作り」だろう。

玉子料理関係は、作るのに限る。玉子とはんぺんをフードプロセッサーにかけてオーブン等で焼き、巻き簾の裏を使って巻けば、伊達巻が完成。800円くらいするものが、200円もしない。

ゆで卵を作って殻を剥き、白身と黄身に分け、それぞれたっぷりの砂糖を入れて擦り、ラップでも型でも二色をあわせて締め、冷蔵庫に入れて冷やし固めれば錦玉子の出来上がり。

あと、子供が絶対欲しいという栗きんとん。これは、毎年子供に作らせている。さすがに「秋に栗を拾って来い」とまで言わなかったが(学校の裏手などで栗は結構拾えたのだが、虫が多かったのだ)、安さ優先の頃は業務スーパーで1瓶200円しない栗の甘露煮を買い、もらいもののサツマイモを餡にして、混ぜさせた。結構、子供も大喜び。幼稚園や学校の行事などでサツマイモを貰うことが多いのに、娘が大の芋嫌いで、むしろ処分に困ったのが、正月目前、栗きんとんや巾着しぼり、芋羊羹などを作らせると喜んでつくり、食べる。

息子は、「数の子」も食べたいという。数の子も、かつては正月くらいにしか見ることも無いような珍味であったが、今は安い回転寿司でも空しく回っている。そんな時代なのにも関わらず、正月らしさを感じさせるニシンの魚卵よ。
通常のものを買うのは高いので、こわれ数の子とかを買うことが多いが、うちの近所では「子持ちコンブ」という、ニシンがコンブに産卵したものを売っている。これ、私の子供の頃、ニシンの保護のために禁止されたような記憶があるのだが、まあとにかく塩漬けされて結構安く、「数の子」と「よろこぶ」が一緒に実現できる。これも値が上がる年末前に買っておき、3日前くらいから塩抜き・味付けをする。

しかし、ここまで来たが、どれもこれも黄色いものだらけだ。お重を開けたらまっ黄色、ではあまり目出度くない。おせちには、ごちそうというだけでなく、彩りやげんかつぎが必要なのだ、チクショー。
まずは、赤。チダイの安いのを早めに手に入れて冷凍でもして、直前に焼くというのでも、数百円で豪華にするコツだが、ただのニラミダイに数百円使うのも癪だ。まあ、おせちといえばかまぼこだろう。
が、現代、あまりかまぼこは魅力のある食材ではなく、私の子供の頃も、「紅白かまぼこ」と称し、赤く染められたかまぼこと白いかまぼこを買い求め、切って交互にお重に並べ、お目出度い紅白に彩ったが、高い割には誰も手をつけず、結局母と私が正月の終わりにこれと、大量に膨れ上がった田作りを始末する羽目になる。おかげで未だにかまぼこと田作りは苦手の食べ物だ。第一、練り物は意外と食中毒の危険が大きいのだ。

ただの飾りです、偉い人にはそれが(ry)なんていうものなら、少しでも少なく、安く整えたい。で、超貧乏時代には、クリスマスの時期に賞味期限を見極めたうえで、100円の赤かまぼこを買っておいた。で、飾り切りで「紅白」を演出するのである。

今は(心の中で)亡き夫は、黒豆を愛していた。それで私もかつては絶品といわれる黒豆の店で求めてきたり、自分で手間隙かけて煮含めてきた。実家の母親が、「黒豆は、皮にしわがよって破れ、固いのがおいしい」という人で、大量にそういう豆を煮て、結局食べ物を粗末にできない私と一緒に始末することになったので、私自身は黒豆にいい思い出はない。できれば、黒豆なんてただのかざ(ry)で済ませたい。が、ただの飾りにするには年末の黒豆はお高い。夫が自ら家族の中で亡き者になってしまった今、黒豆なんて飾りにもならない。で、やはりクリスマス前にフジっこのお豆さんを購入。十分おいしく、2月くらいまで大丈夫なしろものだ。もしも、パパクローンの息子がこれに不服であれば、自分で「美味しんぼ」でも見て極めればよいと思う。

今、「絶対食べたいおせち」を子供らに問うと、息子は「栗きんとん」「数の子」ほか黄色系をあげる。娘は、なぜかここ数年一貫して「ちょろぎ~ちょろぎ~~~~!」だ。

チョロギ(長呂儀)って、なんなのか。何かの地下茎か何かか?と思うのだが、なぜか娘はこれがなければ年を越せないという。マニアックな子を持って苦労する。正直、グラムあたりの単価は目が飛び出るほど高いものだが、これが今一番お正月らしいご馳走。

このほか、一応お煮しめを作ったり、安い冷凍えびでいろいろ料理を作る。もはや誰からも見捨てられたような家庭の、誰が来るというわけでもない寂しい正月だが、それでも一応華やかでありたいと思う。

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2006年12月26日 (火)

ガンダム無双が気になります

最近、「ガンダム無双」なるゲームソフトが発表された。あの、言うまでもない「機動戦士ガンダム」と、「無双」シリーズのコラボレーションらしい。

私は不勉強で、ガンダムといえばファーストしかろくに知らないし、無双シリーズも、最初は普通の格闘ゲームで、「真・三国無双」でとてつもない進化を遂げ、今に至るとしか知らない。ついでにうちにあるガンダムゲームは、ある意味伝説のPSで最初に出たやつ(途中セーブができず、絶対倒せそうもないような赤い彗星のシャアザクも、実はあえてちょっと横を狙って撃つと、瞬時によけて、勝手に当たってくれるというすごいものだったらしい)とか、スパロボ関係などがあるくらいだが、私はいずれもクリアしていない。

「無双」シリーズは、すみません、いろいろ事情があり食うや食わずの時代に出たため、購入すらしていません。ただ、体験版がなぜかうちにあって息子がプレイ。三国志の世界観で、PS2の機能をフルに生かし、有象無象の雑兵どもを、武将が派手になぎ倒す!と言うものだったと思う。「えいや~、でいや~、どわああああ!」とまさにばったばったと斬る! 突く! 落とす! 100人斬ると「100人斬り」というメッセージが出て、なんだか知らない偉そうな人が「さすがは●●、なんたらかんたらの剛のものよ!」とホメてくれるのにも笑った。

馬鹿だ。

これぞ真の馬鹿ゲーだ(絶賛)。

日ごろ戦争はいけないざます、平和がいいざます、という私も、これはとても痛快だった。「テレビゲームの残虐描写が、子供たちを凶行に」などという大人ももちろん多いだろうが、そういうゲーム嫌い世代は、案外水戸黄門あたりの時代劇で悪人ども(と言っても、ただの雇われ人で、みな家族のため、生活のため悪代官などのために命をささげているのだが)ばったばったと切り殺すのを楽しんでいたりするのである。
フィクションを楽しむということができれば何も問題ではない。実際にやらなければ、すむ話だ。

というわけで、乏しい私の知識で妄想を繰り広げると、

アムロの操るガンダムが大地に立つ。見渡す限りの大地には、有象無象のザクが。「やります!ザクなら人間じゃないんだ!」と言いながら、えやー、どあー、とザクを切り倒すガンダムの勇姿。ダメージを受けると「ぶったな!」「2度もぶった!親父にも(ry」

すごい! 企画段階で具体的に情報がないのに、絶対「馬鹿ゲー」の称号を授けられそうな勢いだ。

「FF無双」も出て欲しいところだが、それは「キングダムハーツ2」で…というのは禁句。

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2006年12月25日 (月)

娘がいまどきスケ番です~年頃の女の子って~

ミイラといえば思い出す。うちの愛娘ちゃんの幼い頃を。

その日、私と息子と娘は、科学博物館に朝から遊びに行った。二人とも「なーにそれ」という感じだったが、「ミイラが見られるよ」などと話してみると、娘が目をらんらんと輝かせ、「見たい!ミイラ!ミイラ!」と盛り上がった。入館し、常設展示を順番に見ていても「ミイラまだ??ミイラ!ミイラ!」と私を蹴り飛ばす。「待ちなさいっ!」と、順番に見せ、ようやく念願のミイラのもとへ。

「ほら、ミイラだよ」「……」神妙な顔で、ミイラや干し首を見つめた娘。

そして帰宅し、布団の中で娘は言った。

「ねえ?」「な~に?」「ミイラって、なに?」

ああ、かわいかったあの頃。

今、娘の言動がなんだかヘンだ。まず、学校の通知表を見せない。「成績はちゃんと上がってるから」とは言うものの、おかしい。ちょっと漏らしたのだが、「授業態度が悪い」という書き込みがあるらしい。最近、担任の先生と娘の仲が険悪だ。私にもあからさまに学校の先生方の悪口を叩くし、「授業聞かない」などという。小学高学年くらいならよくあることだと思うが、男女間の対立もある。「男子、まじムカつく」と言い、彼女は女子代表のような感じで、男子と渡り合っているらしい。
「そりゃあね、あんたくらいの年ならみんなそうだけど、男子も体と心が大きく変化する頃で、これから力も強くなるんだし、一緒に遊ぶのも少し考えたら?」と、一応アドバイスするのだが、娘はあくまでけんか腰だ。

「ていうか、喧嘩上等」

「は?」

「喧嘩上等。うち、負けないしね」

あらあらお母さん、そんな言葉わからないわ。……まあ、泣かされないようにね。

塾のお迎えに行くと、もう終了時刻なのに授業が終わらない。なんだか騒がしく、先生が「静かにしなさい!」とキレているような声も聞こえる。この間、思いがけずとんでもない言葉で、娘がこの先生を小ばかにしているのを思い出した。学級崩壊??先生が、今のクラスをまとめられなくなってる????

少し前に、塾の先生が生徒である女児を殺害した事件があった。女児にいじめられていた、と教師は供述。はあ、そんなわけあるかぼけ、と世論は呆れたが、娘を見ると、「そういうこともあるかもしれない」と思う。娘は怖いもの知らずで、絶対に自分が正しいと思っている。実際、話すと恐ろしく頭が切れ、舌鋒鋭く相手をやり込める力があるし、甘えるべき相手、保護すべき相手、攻撃すべき相手を見極める洞察力もある。その攻撃目標が、今クラスのほとんどの男子や、恐ろしいことに先生になっているようなのだ。危ない~~。

ちょっと、ゆっくり娘と話さなくてはならないかも。娘が孤立したり、授業の妨げになることになったら大変だ…。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今日はドラマ「のだめカンタービレ」最終回。いやあ、のだめ実家まで完璧に映像化されるとは…w

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2006年12月24日 (日)

我が家のクリスマスイブ~息子とパパには秘密の記念日~

昨日ミイラ鑑賞に行ったのは、実はアメ横に行きたかった…という事情もあった。最近相次いでテレビでアメ横が取り上げられ、子供が行きたがったこと。また、クリスマス用の食材にちょっと変わったものがほしいなあ、と思ったこと。じゃあ、どうせならバーチャルミイラ見ようや、ということになったのだ。

「ミイラと古代エジプト展」と常設展(前日『もやしもん』4巻が出たばかりでの地球館1階は実に楽しかった!)を軽く楽しんだ後、上野公園を歩いてアメ横に向かった。懐かしい。20年位前はよく歩いたものだったが、本当に久しぶりなのに、あまり変わっていない。もうひとつ見たかった「ダリ展」、昔はあちこち見に行ったものだ。娘は何も知らなくて「そんなの見たくない。それよりおいしいものが食べたいわ」とそっけなかったが、会場近くを歩いて驚いた。

ものすごい行列だった。最後尾には「ただいま60分待ち」のプラカードが掲げられている。うわあ、ここもなんだか、ディズニーランドっぽい。

混雑対応のうまいところといえば、日本のディズニーランドとコミックマーケットが世界の双璧を成すのではないかと思う私だが、実際、日本人は行列好きだ。私の幼い頃、モナリザが来日した。これも上野で伝説的な行列を作り、私もそれに連なった。お一人様3分以内、「立ち止まらず鑑賞を」という、すさまじい状態で、私も鑑賞も何も「意外と小さいのね」くらいの感想しかもてない初めての美術鑑賞となったが、今はちゃんとストレスなく行列できるよう、上野もちょっと進化しているように感じた。

上野のお山の階段には、似顔絵描きさんも大勢いて、本当に変わらない光景。で、20年ぶりくらいに韓国人街方面へ。変わらない店もあるけれど、お店、再開発で減ったかもしれない。韓国マーケットや、いくつかのキムチ屋、肉屋を覗き、コブクロと豚トロを購入。御徒町の吉池を巡り、アメ横に本格的に突入。買いたいのはクリスマス用の鶏と、旨くて安いホルモン、それに珍しいものだ。

いろいろ好きな店を楽しみ、買物しながらアメ横センタービル地下へ。ここ、日本なのにアジアの市場に迷い込んだようで大好きだ。ただし、ダメな人はダメだろう。豚の頭やら、頭のついた鴨やら、食用蛙、活きスッポン、豚足などが並び、外国語が飛び交う。おまけに押すな押すなの大賑わいだ。娘はたちまち気分が悪くなり、「くさいよー、もう出ようよー」とぐずる。普段、グロいの好きなくせに。とりあえず、鴨はあきらめ丸鶏1羽と豚軟骨を買う。そして娘の一番の目的だった「バクダン」カップインカップを、テレビ見ました特価で食べる。娘、テレビで見た店をあちこち訪ねられて大喜び。「一度でいいからチョコレートの叩き売り、買いたかったの♪」と。そ、そうか…お兄ちゃんは買ったことあるし、私にとっても別に珍しくもない昔ながらのお店だけど、娘にとっては憧れの地か。「混むから小さい子をつれてっちゃダメ」と自制していたけど、娘、もうほとんど大人と同じだもんね。

鶏は塩などを擦り込み成形して、大きなステンレスボウルに蒸し器の底を敷いたところに入れ、パンチざるをかぶせて、カラス対策にひもでしばって戸外で一晩寝かせた。余計な水がでたところで室温に戻し、じっくりオーブンで焼く。このときローズマリーの枝とにんにく、セロリの葉を一緒に入れてみた。また、オリーブオイルをかけてみた。

おお、胸の部分もしっとり柔らかく旨い。去年よりもうまくできた。いつかはもっと高級肉か、七面鳥に挑戦してみたい。

バカ息子が昨夜徹夜して、もはやイブの夜に素直におねんねできそうもなかったし、私も明日は仕事なので食事の席でプレゼントを渡した。息子にはニンテンドウDSL、娘にはほしがっていた「大人の常識テスト」と「漢検」のソフト。息子は、望外のプレゼントに絶句。「ちょっと、私のグラス空いてるんだけど?」というと、息子はわれに帰り、しっかり発泡ワインをサービス。娘にはまた別の記念日になった。今のところ息子にも誰にも教えてないが、とにかくおめでとう。よいクリスマスイブであった。

で、私はというと薔薇の香りの風呂で温まったあと、レアな樹液シート薔薇味を足裏に貼り、凝って凝って仕方がない肩にカモミール味、さらにここ数年苦しんでいて、文字を書くことも絵を描くこともままならず腫れてタイトな服も着られない右ひじにラベンダー味を一枚、とありえないくらい贅沢な夜を過ごすことにした。明日はすっきり、スパシーボwに目覚められますように。

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で、なんでここでマイメロディ「裸サンタさんの乳首画像を貼ろうと思うんだ、私。

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バーチャルミイラを堪能してきました

「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」に昨日行った私と娘。

幸いすいた時間に入れ、スムースにうわさの3Dシアターの前へ。イントロダクションコーナーでは、上映を待つ間にプレ映像を見ることになった。おお、なんだかディズニーランドのミクロアドベンチャーのよう。かわいそうに、この薄暗さに怯えたのか、激しく泣き出す小さな子がいて、係員に誘導され、お母さんと一緒に別室に連れていかれた。もしかしたらお母さんがミイラフリークかもしれないのに、あれではきっとお母さん、見られなかったんだろうなあ…

この3Dシアターでは、約3000年前のミイラ・神官ネスペルエンネブウの棺を非破壊で検査したデータをもとに、装飾品から骨の中まで、素晴らしい立体映像で見せてくれる。予想以上におもしろかった。背骨の中をぎゅい~~~んと飛んで眺める感じで楽しい。ミイラは、3000年の時を超えて、文字通り「復活」したわけだ。神官ネスペルエンネブウも、まさか股間まで多くの人に観察されることになるとは思わなかっただろう。

立体映像は、偏光めがねで鑑賞。061224_011
ちょwww これをかければ目だけミイラマスク状態ww

「これ、仮装に使えそうじゃん」とついウケたが、娘に呆れられた。しかし、プレシアターの時にかけている人が何人かいたが、もれなくすごくおもしろい顔になっている。

このめがねをかけている数百人を前に上映のご案内をした司会のお姉さんは、おそらく最初は笑いをこらえるのに必死だったんじゃないかと思う。

終了後、展示室へ。古代エジプトとミイラを知る、貴重な展示物がたっぷり。保存状態の良さに驚く。が、私たち親子が一番関心を寄せたのは「魚のミイラ」だった。

「…干物じゃん…?」
「…干物…だよな…」

アメ横で売られてもおかしくないような、見事な干物だ。賞味期限は切れているだろうが。これが数千年前のものと思うとやはりゆかしい。

そして一番楽しみだったショップコーナーへ。ここに来ようと思ったきっかけが、海洋堂制作のミイラミニフィギュアをもらったことだったのだ。おお、たしかに会場にはもっと精巧な限定フィギュアが売られている。そして妖しいグッズがいっぱい!

あまりこの展示に乗り気でなかった娘も、グッズには夢中になった。何せ、ミイラなのだ。どうやっても「これ、誰にあげるんだよwww」と突っ込みたくなるようなものにしかならない。

しかし私はそういうものが大好きだ!

ミイラ棺缶ペンケース、ミイラTシャツ、ロゼッタストーン総プリントのリュックや傘にはこころ惹かれるものがあったが、少々お高いし。神官ネスペルエンネブウのミイラと棺が角度によって変わる絵葉書も、娘は目をキラキラさせた。しかし「これを貰っても、喜んでくれる人いるかなあ…嫌がらせに近いかも…」と、あきらめ、結局ミイラ棺を模したしおりをお友達の分も購入。
神官ネスペルエンネブウも、まさか3000年後に自分が商品化されるとは思っていなかっただろう。

私はミイラクッキーも捨てがたかったのだが、職場で配るには個別包装であった方がよいので断念。そういえば、前に東京みやげに手塚治虫ショップの「ブラックジャック」クッキーを配り、ウケはもらえたのだが、未だに社長の机の上には「胃袋のイラスト入り」クッキーが放置されている。

お金もないし、余計なものを買うのはやめよう…と思うと、出口付近に「1.5メートルのミイラ棺が飛び出す絵本」なんて売ってる…ああ、なんてキッチュな…いや、これも泣く泣くあきらめた。

が、すみっこにひっそりとおかれていた「ピーターラビット ヒエログリフ版」絵本。
読めません。
その前に、わけわかりません。
しかも可愛い。税込み1911円もするけれど、ふらふらとそれを持ってレジへ。負けたぁ…と思ったけど、あとで息子に見せたら「これ買わないほうが負けだよ」と褒めてくれた。

科学博物館は、私も子供の頃から大のお気に入りスポットで、とくに昔から、由来もわからないのに常設展示されている女性の「ミイラ」に特別に親近感を抱いている。学校の遠足、デート、子供を連れて…何度もここに来ては「やあ、また会えましたね」と心の中で声をかけることにしている。昭和天皇の侍従長で知られる入江相政氏が随筆でやはりこのミイラに触れ、子供の頃見た話を書いていたのだが、不思議とまったく時代が違うはずなのに私の記憶の中の、最初のミイラの様子とそっくり同じだった。

前に来たときにはずいぶん博物館が変わり、明るい展示室の中で眠っていた。昨日もそこだけは訪れるつもりだったが、残念ながら現在本館は改装中で入れないとのこと。フーコーの振り子だけが、変わらず揺れていたけれど。

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2006年12月23日 (土)

お出かけの時の珍現象~ところで10円拾ったら、どうしますか~

今日は娘と、上野・科学博物館の「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」、そしてアメ横を堪能しに出かけた。

それは後述するとして、今日不思議な体験をした。

私と娘は、自転車で駅に向かった。私は駅前駐輪場を月極めでとっているが、娘は100円かかる。

で、私は娘に100円渡し、自分の自転車においた。が、娘が珍しく戸惑っている。
臨時駐輪をするには、100円玉を通路の入金口に入れなければ、自転車とともに入場することができない。が、後ろに待っている人がいるのにもそもそしている。やっと入ってきて言うには

「なんかね、100円入れると10円出てきたの」

謎だ。あまりここで10円入れて放置するという状態が想像できないのだが、とにかく入金機に10円入っていたらしい。100円入れてそのまま通ろうとしたら、明らかに自分のものでない10円を見て、戸惑ったのだという。

10円でも、お金はお金。

子供たちが小さい頃、お金を拾った時、私は必ず交番に子供を連れて行き、届けるようにしていた。これは、モラル教育のつもりだった。お金を拾ったら、ネコババせずに届けましょう。正直は美徳。別に見返りを期待してはいけないけど、きっといいことがありますよ…
正直、10円玉だの1000円札だのを「僕ちゃんが拾いました~」なんて届けるのは、交番のおまわりさんにとっては面倒に違いない。が、どおまわりさんもこんな子供連れには丁寧に受け付けてくださり、拾って正直に届けた幼児をねぎらって下さった。子供は、社会が育てるもの。この時代、まだまだそう信じられた。

まあ、うちの息子に限っては、今ひとつその効果が得られなかったようではあるがorz

しかし、それでも大人はここで「ラッキー♪」などと言ってはいけないだろう。が、もはや大人並みの体格の娘に、「おまわりさんにとどけましょうね」というのも、ちょっと痛い。小額を届けても、わずらわしいだけであろうから。

この、天の小銭は、天に返すべきだろう、と、自己流の解釈をして、駅前のコンビニに設置している募金箱に、その10円玉を入れさせた。アジアやアフリカの子供たちを救う募金。正直、交番に届けて半年後受け取るとか、そのまま国庫に入れるとかよりも、ずっと活かしてもらえるだろう。

さて駅に急ぐ。上野までの子供運賃を計算させ、小銭を渡した。もちろん、ちゃんとお釣りも合って、ほめてやるつもりだった。娘は幼い頃から暗算(現金限定)が得意で、ちゃんと、正解を口にしていた。私もそれを確信しながらの行動である。計算上、30円がつり銭として出てくるはずだ。

が、娘がまた、悩んでいる。「お釣りが50円出てきた…orz」

なんなんだ、今日は。10円玉が2枚出てくるはずなのに、50円玉がころりと出てきたというのだ。「ラッキー♪」ではない。これは私にもまったく想像がつかないし、電車はせまる。

ちょっと本題からはずれるかもしれないが、どんなに小額でも自分のものでないお金は、しかるべき手続きをとり、もしも落とし主が見つからないなら受け取る。これが絶対だと思う。以前テレビ番組でやっていた恐ろしい話だが、とある看護師Aさんが、スタッフのロッカールームに千円札が落ちているのを拾い、「ラッキー♪」といただいというエピソードを紹介していた。ところが(当たり前だと思うが)落とし主が「千円消えた!」と騒ぎ出した。これはまずい…と思った投稿者はその人に電話を入れ、「1000円拾いました。明日お返ししますね♪」と連絡。先方も納得してくれ、万事解決…と思ったら、相手は即刻窃盗犯としてAさんを告訴。警察は来る、逮捕される、近隣で起きた窃盗事件も全部かぶせられ、今の職場も追放、さらに苦労してとった看護師免許も剥奪。 たった千円で、人生を棒に振った…ということだ。気の毒だが、でも、ことお金に関してルーズな人が信頼を得られるはずがない。「たった●●円」といえども、「で、自分のものだと思っちゃう人なんだ」と思われたら、終わる人生もある。これが道徳に厳しい日本人クオリティ。

しかしこんな事態は、私も想定外だ。自分でも理解しがたいものを、どう駅員さんに説明するのか。前の人が、お釣りを忘れていたのなら、10円玉が3枚転がっており、そこに私たちのつり銭20円が混じり、10円玉が5枚転がっているはずだ。しかし、娘の手には銀色に輝く50円玉がある。「うち、いくらもらったっけ…」もしかして、50円のお釣りをもらうように母はプラス20円つけてくれたんじゃないか…などと、娘は悩んでいる。いやいや、私もしっかり覚えている。絶対、私は10円玉3枚お釣りが来る額を渡した。ていうか、それしかなかった。なんで増えるんだ????

しかし、電車の時間は迫っている。とにかく走り、乗るしかない。

が、そのままネコババするわけにもいかない。宙ぶらりんの、20円。私も娘も、なんとなく、落ち着かない。

博物館(新館と特別展示)を楽しみ、出ようとした私たちだが、12月21日から始まったというシアター360の前に、そのシアター存続のための募金箱が備えられていた。「ここにさっきの20円、入れなさいよ」と言ったのは、娘のほうである。私はこの科学博物館を子供の頃から愛し、賢い日本人の少年少女がここを基点に科学への関心を持ち、探求してくれることにまったく異論がないし、何より明らかに自分のものでない20円が重くて仕方がなかったので、ここに投入した。身も心も軽くなり、よかった。シアターは、見損ねたけど。

が、厳密にいえば、この善意と苦悩に満ちた行動もまた、法律違反なのである。私は今、これでブログが炎上でもしたらどうしようかとびくびくしながら書いている。でも正直、子供にはモラルを身に着けてほしいと思いながら、街で拾った小銭をどうするか、またどう教えるかで悩んでいる。

これまで私が千円以下のお金を拾って届けて、喜ばれたことはあまり、ない。この本屋さんのレジ前で1000円拾ったのは、四半世紀前だったか。素直にレジに「落ちてましたよ」というと、「うちでは扱えないので、交番に届けて」ということだった。交番も迷惑そうだった。このケースで労せず1000円をもらえ、「正直でよかった」と思えたのは奇跡に近い。

で、一応教育した子供たちだが、親と同じ背丈にもなって「10円拾ったから、おまわりさんに届けよう」と言うのも、微妙だ。それは結構迷惑だろう。ここは臨機応変、「どうにも落とし主が確定できそうになかったら、いっそ募金でもしてしまえ」だ。

私は私なりの正義感でそう指導したが、結局うちは「間違いだらけの育児日記」なのでどうにもいえないのが、実情というものだ。

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2006年12月22日 (金)

終業式~不登校息子の通知表~

今日は公立学校の終業式(この地方では)。このところ学校に行けていない不登校息子にも、しつこく今日だけは出ろ、進路希望の用紙を提出しろ、と言ったけど、昨夜はやはり丑三つ時近くまでゲーム三昧。今朝も何度も何度も、息子の大好きなSMAP中居クンが「車検にタクシーで行っちゃったんだって」なんていう話も耳元で囁き、仕事の合間を見て電話もしたのだが、結局起きられたのは昼過ぎだったようだ。

それでも「一応今日は行くわ」と、出て行った。

で、通知表をもらい、夕食前に私に見せた。

1、2、1、2… 行進かよ、という数字が並んでいる。涙が出た。

こんな数字、ギャグ漫画でしか見ることはないだろうと思っていた…というのもあるし。

これまで授業は出ないわテストは受けないわ、という状態で、通知表なんか見ても、斜線(評価不能)が引いてあるだけだったのが、一応数字が入っている!

ていうのもある。

受験直前で、こんな数字で喜んでいる場合ではないのだが、まあ、今学期はなんとかテストが受けられた。よかった。

さて、息子は「オタク」な母親である私を激しく愛しているが、普通の母親である私は殺したいほど憎んでいる。

「勉強しろ」「学校へ行け」などと普通の事を言うと暴れだすが、アニメやゲームの話をし始めるとトイレにまでついてくる。

そんな親子ではあるが、ニュースやワイドショーなどを見て、社会の事を話すこともある。

最近の社会問題といえば、「少子化」「二極化」「モラルの低下」「社会保険など、福祉の不安」…などである。息子がそういう話題に、こんなことを言い出した。

社会主義の方が、正直よくね?

それは極論かもしれないが「ああ、かつて景気の良かった日本は、『世界で一番成功した社会主義国』などといわれていたんだよね」と答えた。

一応、民主主義国家であり、戦後のほとんどを自民党が支配したわが国ではあるが、戦中の反動とばかりに社会主義、共産主義が強くなり、弱者を保護し、いろいろな面で国が規制していた。社会は安定し、国民の多くが「中流」意識を持てた。とにかくこつこつ働いていれば、結婚し、子供を育て、社会に貢献したあとは豊かな老後をすごす、という生活設計が、ほとんどの国民に持てたのだ。

ついでに、日本では言論の自由も保障され、今も社民党、共産党ががんばっていられるが、自由の国アメリカでは共産主義が厳禁だという。真の自由の国は、日本だろうw 冷戦時、多くの社会主義国家は独裁者による恐怖政治に走ってしまったが、日本は実にうまくバランスをとりながら進んできたと思う。

が、今はそうではない。まず雇用の不安が大きい。昔は工場でも事務でも、ちゃんと生活が保障されたが、今は正社員として働くことが本当に困難だ。
私は、破格の時給と待遇の「レジ」の派遣社員の経験があるが、試験を受けに来る人に男性が多いことに驚いた。レジなんて、育児を終えたおばちゃんが「生活費の足しに」する仕事だと思ったのだが、学校を卒業したばかりの若く美しく賢い女性はもちろん、若い男性も多かった。

が、派遣社員として、パートさんよりはるかに高い時給をもらえても、「将来」はまったく見えない。時には、正社員の頃よりも高い月収が得られたのだけど、3ヶ月先も見えない、日雇いにも等しい世界だった。派遣同士のつぶしあいもあったし、パートのいじめもあった。そしてひとつでも悪口を叩かれれば、明日はない。

パートさんとしては、同じように正社員並みの仕事をしているのに高い時給をもらう派遣が憎らしかったのだろう。が、我々は、どんなに時給が安くてもパートさんのほうがむしろうらやましかった。そこは組合が強く、社会保険が充実しており、長い目で見ればパートさんのほうがまだ、ゆとりある生活ができそうであったのだから。

派遣には、一定の条件を満たせば社会保険に入れるなどの規定もあったが、結構難しくもあった。巧みに、その条件を満たさないように契約が切れるのだ。また、ちゃんと満たした人も、社会保険費用を天引きされてるのにちゃんと手続きされていなかったり。そうこうするうちに「パートにも月収8万以上で社会保険を」などと報道されるようになって、急遽扶養家族としての就労希望者以外がばっさり切られたこともあった。30歳で働く、昔なら才媛として十分な仕事に就けそうだったミセスが、よく私にこぼしていた。

「夫の収入では、とても出産育児はできない。私が働かないと生活もできないのに、幼稚園や保育園では母親が役員をするよう言われたりするんでしょ?生みたいのに、生めない…」

彼女も当時月20万くらいの収入があったと思うのだが、夫の収入も大して変わらないのだと思う。もしかしたら、夫も明日をも知れない、バイトとか契約社員とかいう立場かもしれない。家賃だって払わなくちゃいけない身で、まじめに働く若い世代は、今は子供を生もうにも生活設計がたたないのだ。

正直、女性差別だとかなんだとか運動したのが悪かったんじゃね??差別でも何でも、昔の方が良かったんじゃないの?」

うわ。女性の私としては、それにはすぐに賛同しかねるが、わかる部分もある。ていうか、息子、本当に先日「いい国作ろうキャバクラ幕府」で私を絶望のどん底に落とした息子か。

「差別は、よくない(キッパリ)。 多様な人生があっていいと思う」

でも、男と同じように働きたいって言ってて、結局『働かなくちゃいけない』ようになったんだぜ?今の女は

本当にこいつ、十代か。

彼が棲むネットの世界は、今極右寄りだ。嫌韓サイトなども、見たという。おそらく学校では習わない近代史を知っていることだろう。

が、意外と冷静にものを見ているなと思う。ネット漬けで洗脳されているだけなら、先の「社会主義のほうが」発言はなかっただろうし、「男女平等主義がよくなかった」というのは、多くの識者が思っていても、今そうそう言えない事だ。以下、超親バカモードに入らせていただくが、息子はやはりバカだが賢い。もう少し知識をインストールしておけば、ディスカッションを試験に採用する学校など、軽く突破できたのではないか。

いや、受験より何より、もっと上を目指してほしいと思う。息子はおそらく発達障害だが、発達障害者にしかできないことも、あるはずだ。

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2006年12月21日 (木)

永井一郎さんのエッセイが新潮に~焼酎を飲みながら~

週刊新潮に、興味深い記事があった。
ベテラン声優・永井一郎さんの、焼酎にまつわるエッセイだ。

永井一郎さんといえば、サザエさんの波平役で知られ、私の子供の頃から「どのアニメにも出てるんじゃないか?」と思えるほど、老け役を数多くこなしていた方だ。
しかし、「意外と若い人らしい」というのは、親から聞いたか、何かテレビや雑誌などで知ったのか、私も子供の頃から知っていた。

エッセイによると、永井さんは御年75歳。波平役は37年演じているという。声の仕事を始めたのは20代からであるが、その頃から老け役だったという。
しかし、これまでに「声が出なくなる」という危機に何度もあったらしい。平成6年に、よりにもよって咽頭がんを患い、その手術をしたら声が出なくなった。
その時、友人に酒を勧められ、普段は飲まないのに飲んでみたら、声が出た。以来、平成10年にも咽頭がんが再発、他に大腸がんもやって、手術のたびに声が出なくなり、酒で復活。
しかしご本人は糖尿病でもあるので酒はご法度。ところが、焼酎などの蒸留酒だと、かえって血糖値が下がるとか。それで、今は焼酎の愛飲家…という内容だった。

って、3度のがん??? おまけに糖尿病?????
大変なことだ。それでこのお年で声優のお仕事。毎週休むこともかなわないような国民的番組をなさってるのが不思議だ。

しかし、考えるとこの方の代わりになるような声優さんというのも思い当たらない。氏は、すごい爆弾を抱えながらこのアニメのためにがんばっておられるのだ。
最近はさすがに氏の声を聞く機会はめっきり減り、今は波平さんくらいか。私も最近、「キングダムハーツ」に出演されてるのを見て、ものすごく感動したくらいだ。ご病気の事は恥ずかしい話、知らなかったのだが、さすがにかつてのように出ておられないのは感じていたし。

同じ号に、大山のぶ代さんの、JTの広告エッセイも載っていた。こちらも古いアニメファンには顔がほころぶ内容だった。

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2006年12月20日 (水)

薬用養命酒は鬱に効く?~体を張ってみますた~

毎日浮かれた日記を書いているが、実は先週あたりから胸騒ぎや動悸に苦しんでいる。今の職に就く前に悩まされた、「パニック障害」っぽい。これはまずい。ちょっとしたことで動悸や冷や汗に苦しみ、頭の中もごちゃごちゃする。独り言やわけのわからないことを言い出したりしてるし、このままじゃ、また引きこもりになってしまう。

と、思い出した。最近、薬用養命酒を飲むのをサボっているではないか、と。

養命酒は、昔からあるリキュールだ。私の子供の頃は社会的にアルコールに甘く、養命酒も子供用の目盛りで飲まされた。今もカップには目盛りがあるが、子供用の用量の記載はない。

この昔懐かしい養命酒が「鬱に効果がある」といううわさをネットで知った。

その頃私はある内臓疾患を患っており、これもまた鬱の要因になるのではないかとネットで語られていたのだが、必死で働きに出ているけれど「世界中が自分を嘲笑している」というような妄想はいつもちらちらと現れ、ひどい無気力と倦怠にぐったりとし、ちょっとしたことでもパニックを起こし、動悸に苦しむ状態。
考えることは「消えたい」ただそれだけで、通り魔に刺されて死んでしまえばいいのに、とか、福知山線の痛ましい事故のニュースを見ても、「あの中にいたかった」と、ひたすら犠牲者をうらやむ始末。
そんな時、母が薬用養命酒をくれた。別に私の症状に気づいたわけでもなんでもなく、ただ昔と同じく「健康にいいから」と飲ませようとしたのだと思うのだが、これが良かった。
うそのように、気分が晴れてきた。
失敗を、それほど恐れなくなった。
ひたすらこもって、誰ともコミュニケーションをとらずにいたかったくらいなのに、徐々に生きる希望が湧いてきて、何を間違ったのかブログまで始めてしまった。

その内臓疾患を手術で完治させた頃と同時期なので、必ずしも養命酒の効能かどうかはわからない。その手術を受けただけでも、気分が晴れた!という人も多いので。
しかし、その後も養命酒を中断すると動悸や不安感に襲われ始めることがたびたびあった。重いし、安くもないが、慌てて薬局に買いに行き、夕食前だけでも飲むようにすると、また治まる。
「気のせい」でもなんでも、2000円足らずのお金でひと月ばかり気持ちが晴れるのだから、安い。ただ、この食前酒が呼び水になるのか、なぜか酒量もアップするのが悩みである。

で、昨日思い立って養命酒を飲んでみた。この世の終わりかと思うほど落ち込んでいたのだが、なんだか息子との会話も弾む。そういや息子のことひとつだって相当深刻なはずなのだが、学校に行った、行かないとか、受験の事とか、まともなことひとつできやしないこととか、もう悩んでもしょうがないわね~と、さわやかにあきらめられているのも、養命酒のおかげか。

で、気分が高揚してきたところで書いたのが昨日の記事だ。

躁状態だろうこれは!

養命酒、効きすぎである。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

厳密には声優さんではないかもしれないが、岸田今日子さんが亡くなった。私にとってはムーミンの声として子供の頃から親しみ、また女優としても活躍されていただけに、小さい頃から親に「あの人がムーミンの声の人よ」と教えてもらって、「声の出演」に興味をもつきっかけのひとつになった方だ。
独特の魅力があって、なんとなく「不死身」のイメージさえあったのだが…本当に今年はなんと、声優好きにとって悲しい年であろうか。

ご冥福をお祈りします。

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2006年12月19日 (火)

ねむれるししと遊ぼう~FF6~

ねむれるしし。

東北弁だとねむれるすす。

FFシリーズは、ザコ、ボスともに個性的なものが多いのが魅力だ。この「ねむれるしし」も、FF6の超個性派のひとつ。昔、SFCを楽しんでいて、前半「あの島には何がいるんだろう?」とワクワクしながら降りてみて、エンカウントすると、あら不思議。たしかに戦闘シーンになっているのに、モンスターの姿はまったく見えない。「ねむれる…てことは殴ったら起きるのかな」と切りつけてみるが、手ごたえはない。「ああ、バニシュ状態なのか」と、魔法をかけてみると、たしかに恐ろしげな姿で現れた。しかし、精一杯強い魔法なのに、吸収されている。えええ、と思う間に、強力魔法「メテオ」を飛ばしてきた。弱小チームは、なすすべもなく全滅…

「バニシュ」というのは、FF6特有の魔法および状態だ。基本的には味方にかける魔法で、かけられると体が透明になり、物理攻撃を一切受けなくなる。物理攻撃しかしないグラシャラボラス戦などには卑怯なくらい強いが、魔法を食らうと状態が解けるし、普段成功率の低いデス、ブレイク、デジョン、グラビデなどの攻撃は確実に食らう。
逆に、敵にバニシュをかけてからデスなどをかけると、確実に敵を葬り去れる。これが、ザコどころか超強力なボスでさえ通用したというのが、かつてのFF6。そこに気づけば、あとは死に際のカウンターメテオに耐えるか、ガウがあばれてリレイズをかけておくか…などで楽勝できた。当時「モンスター図鑑」はなかったが、それでも十分に悦に入ることができた。あとでガウが飛び込めるし。

ところが、今度のFF6Aでは、この「バニシュ→デス」が封印されたという。参考サイトでも、あとに出てくる追加ダンジョンに出てくるから、前半で無理しなくてもいいらしい。

が、モンスター図鑑が空白のまま先に進むのはなんだかいやだあああ。レアモンスターのグレネードも、何度も何度もボム狩りさせられて、結局FF5Aでも話題になっていた「ちゅうだん」技で、2度目に出たのを倒した。ここはやっぱり倒したい~~~。

魔大陸クリア直前、低レベルなどは狙ってないので十分にメテオに耐えられそうなうちの軍団。とりあえず、ライブラをかけてみた。レベルはたったの26。遜色ない。だがHPは32000もある。MPも16000あるので、ラスピルなどで0にしてメテオを食らわず…なんていうのは気が遠くなる。ついでに、「ねむれるしし」は魔法をかけないと姿を現さないが、すべての属性魔法を吸収する。姿を現している状態なら物理攻撃も有効だが、すぐに「メテオ」を唱え、とっとと寝る。まあ、眠ってくれている限りは回復し放題だが、メテオストライクも失敗できるヘタレな私には、物理でいくより魔法で攻撃した方が向いているように思えた。
とはいえ、この段階で使える無属性魔法は、ガウのあばれるベヒーモスでのメテオなどか。が、回復と攻撃のタイミングを見極めたいこのバトルで、好き勝手に暴れるガウは、博打だ。というわけで、魔力が高く、魔法を一番覚えていたティナ、どの局面にも使いやすいエドガー、HPだけは魔石ボーナスで育っていたロック、物理攻撃であえてのマッシュ。というパーティで臨んだ。

まず、適当にライブラでもなんでもかける。姿を現す。その間にエドガーがウィークメーカーで弱点を作る。「聖なる力に弱くなった!」だったら運が悪いが、炎とかいかずちとか、そういうのを弱点にする。

こうなれば、波状攻撃だ。魔力の高いティナが弱点魔法、エドガーがドリルで攻撃。余裕があればもう一人が攻撃して、残りがメテオに対抗して回復。最初は良いが、弱ってくると隙を見せなくなってくる。最後は、魔法でしかダメージを与えられないんじゃないかというくらいだ。

それでも、もう少しだああ!と思ったところで、なんとねむれるししが「とうそう」。

はああああ?魔法習得値は10ももらえ、キャラは万歳しているが、モンスター図鑑には記録が残っていない。

だめじゃん。

2度、キャラを変えて戦ってみたが、やはり逃走されてしまった。瀕死状態になると逃げ出すらしい。寝てばかりだわ、すぐに逃げ出すわ、ダメなモンスターだ。せっかくすごい力があるのに何やってるんだ。ていうか、うらやましい。私も食っちゃ寝して世の中から逃げられるものならそうしたい!

終盤きつくなってくるが、とにかく最後の出現に、一気に3000以上のダメージを与えることを目標に組んでみる。魔力が強いのは、やはりティナだ。トランス状態になると、一発で3000以上のダメージを与えることがある。出現時専用だが、エドガーのドリルもコンスタントに強いし、リルムのスケッチで「ほすうダメージ」も、これは歩数に依存するものの、強いときには結構強い。ただし、違うわざをスケッチすることもある。

結局、ティナ、エドガーを主力に、リルム、ストラゴスを補助・回復にしてみた。ダメージがたまったところでティナトランス。弱点を突き、がんがんHPを削る。

メテオ

が、それが断末魔のメテオだった。倒せた~~~

モンスター図鑑を見てにんまり。苦労したけど、楽しかった。波状攻撃をうまく組ませるのが、特に。図鑑を見るとストップは有効なようなので、それを使えばもっとラクだったかと反省。

でもまあ、こうやっていろいろやって癖のある敵と戦うのが、FFの醍醐味ってやつだろう。

仕事の合間、電車の移動中でずいぶん楽しませてもらった。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今日の日記が256番目、なんだか臨界突破という感じ。寂しい現実世界と同様、あまりコメントなどもいただけてないけれど、苦情も来ないし炎上もしてないので、まあ平和。悪文なのは自覚しているのだけど、好きに書いて、結構ストレス解消になっているので、フリーで遊ばせてもらっているココログニフティ様、またそこに広告を出してくださる諸スポンサー様には感謝!また、検索フレーズが毎日の楽しみだったりします。
漫画やゲームのほか「母子 近親相姦」とか「●● エロ画像」とか、多いですけどご期待に添えなくてすみません。最近はなぜか酔った勢いで絵を描いてアップしていたりするので、ある意味「人妻の 恥ずかしい画像」満載ですが。
また、最近「恥更科日記」とか「恥更科」などで来て下さる方が目立つのですが、私、どこかで晒されてます…?「更級」ではないところがまた気になります。
先日は「恥更 日記」のフレーズでお越しの方がいらっしゃいました。「はじさらしにっき」…っててめえ!

返す言葉もございません。

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2006年12月18日 (月)

不登校息子の日出処の天子~日本史大丈夫ですか~

何度も書いているが、息子は非常に関節が柔らかい。

指の関節なども実に可動域が広く、恐ろしく反る。また、自由自在か?と言いたくなるほど思うとおりに動かす。伊達にパソコンとお友達になってない。これでピアノでも弾ければ素晴らしかったのだが、私は育児教育に失敗した。

__1 さて、ここに拙い参考画像を掲げてみたが、「指が柔らかい中学生男子」というと、私はどうもこの人を思い出す。山岸凉子さんの代表作のひとつ、「日出処の天子」の一場面。とある日本史上の超有名人をモデルに描いた、超傑作である。

「目ざといのも災いのもと」というせりふが、このような絵についていた。連載当時から、少女マンガファンの友人たちの間では、この手つきが一種の流行になった。年頃の女の子たちであったが、この手つきができる人間は、少数であった。

で、私は、「これができる」のが自慢だった。これだけが自慢のまま、この年になってしまったのはかなり痛いのだが、細い指先の一本一本を複雑に反らせ、中性的な魅力をふりまきながら恐ろしい陰謀に手を染める美少年の姿は、衝撃的であった。

今日もくねくねしている息子に、「ちょっとこれやってみ」と、私はお手本を見せた。息子は訝しがりながらも、完璧にその指を再現した。
「おー。それじゃ、こう言ってみ。『目ざといのも災いのもと』さん、ハイ!」

「目ぇざといのも、わずわいのもとぉ…」

若 本 ボ イ ス で 王 子 を 演 る な。

「だって、知らないもん、何の話だか」知らなくて出てくるのが若本ボイスか。一応、これは息子と年の変わらない少年役なのであるが、これが穴子ボイスだったら、すごくいやだ。

「あんた、日本史苦手とか言うけど、このキャラクターは、実は日本人なら誰でも知っている有名な人だよ。昔は一万円札にもなったし、誰だって、日本史の最初くらいは知ってるでしょ。大化の改新は645年、とか」
「知らねえよ~~。俺が知っているのは『いい国作ろうキャバクラ幕府』くらいだよ~~」
そんな国、作るなっ!
「とにかく、どんなに日本史なんて苦手だよ、という子でも、最初くらいは希望を持って教科書を読むでしょう。ほら、冠位十二階とか、十七条憲法とか、「和を以って尊しと為す」とか…」
「えーと…聞いたことがあるような…」

なぜか日本史に嫌悪感を持ち(そのくせ国粋論に耽ってるような気がするが)、中学入学からほとんどその手の話題にはのってこない息子が、考え始めた。仮にも受験生としてはあってはならないことだが、それでも、愚かな母親としては、今からでも日本史を楽しんでもらいたいと思う。私は、うん、何なに?と息子の言葉を待った。

「え~と…馬小屋男…?」

どこの電車男だそれは。

おまえ今、すべての古株少女マンガファンと、信仰心の厚い日本の善男善女と、ついでにキリスト教徒を敵に回したぞ!

「よぉーし! 早速ブログに書く!」
怒れる教育ママは、このアホ息子を告発すべく、パソコンに向かった。許してください、勘弁してください、と笑いながらすがる息子。

ネタだよな?本当にネタだよな????ここでこれだけボケておいて、入試テストでは偏差値80突破。こうでないと、かっこわるいよ?

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

実は今日、かなり落ち込むことがあった。毎日駆けずり回り、よかった、今月はそこそこ売り上げよいわ~と思っていたところで、突然のドタキャンがあったのだ。一番大きい契約で、ちゃんと契約書を交わしたのに。あまりないことなのだが、今月日をおかずして2件、私の契約が反古にされた。理由はそれぞれなのだが…うちはノルマもなく、別にすぐ路頭に迷うこともないのだが、会社に迷惑がかかることを考えると胃が痛い。というか、激しい動悸と不安感に襲われ、ふらついた。前にわずらったパニック障害に近い…やっと、ブログ書けるくらいにまでなれたのに…
しかしまあ、思えば「永遠の愛」とかいう誓い、日本の法律で守られたはずの婚姻関係を、軽~く反古にされているような女だからなあ`
,、'`,、'`,、'`,、'`,、(ノ∀`)'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、

はあ、少し自虐的に笑うと、気が楽になったわ。
折も折、「よつばと!」の6巻が出ているではありませんか。読むと確実に幸せになれる美しき世界。永遠の理想郷。神様ありがとう、今日も私は漫画のおかげで生きてゆけます。

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2006年12月17日 (日)

エロイカより愛をこめて34巻

15日は「さよなら絶望先生6巻」と「エロイカより愛をこめて34巻」の発行日。運よく両方入手し、電車の中などで読むことができた。

が、思えば両方とも、読むのに意外と労力を要する作品だ。

まだ、絶望先生の方が読みきり連載であるし、もちろん細かなネタ、小ネタ、背景に隠されたいろんなネタを拾って解読しようとすると本当に大変なのだが、さらっと読むことも可能。先にこちらを読むことにした。

それでも、通常のコミックスの倍くらいはかかった…orz  また、これからカエレのパンチラやまといの姿、櫻井良子さんなどを探すと大変だろう。

そして、待望の「エロイカより愛をこめて」である。

それにしてもなんと、長ったらしいのに略しにくいタイトルだろうか。「エロ愛」ではあんまりだし、「エロイカ」と呼んでいると、同名のナポレオンコミックがあったりするし。他のファンの方は、どんな風に呼んでいるのだろう。

さて、私がこれを読み始めて四半世紀くらいたっているんじゃないだろうか。最近手に入れた「ハムレットを殺せ!」を見ると、1976年12月号から連載(休載もあり)とあるが、ということはちょうど連載30周年!

伯爵や少佐は、いくつだ!?

いや、これは言うだけヤボであろう。冷戦真っ只中の時代から、時には敵、時には味方として関わり、21世紀までの長い腐れ縁。最近は二人とも悟りきったような状態だ。「Q」という、気になるキャラクターも関わり、むしろ二人の絆が深まり、息もあってきたように思う。伊達に30年近く付き合ってない。今回、特に二人の縁の深さを感じてしまった。

絵を見るとせいぜい30くらいで年をとらずに終わっているように見えるけど、私の脳内では超絶美形の50代男性たち。伯爵も少佐もボーナム君もA君も、そしてZ君や部下某(笑)も、今巻では変装姿をたっぷりと堪能させてくれた。ことに、アシスタントさんによる妄想マダムの「少女マンガ風少佐」には笑い転げた。

今度の楽しみは「アルカサル~王城」の完結。コミックス未収録部分も気になるが、我慢できずに読んでしまいそう。アルカサルの12巻が出たのは平成6年。

12年、ずっと待っていた完結がようやく読める!

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2006年12月16日 (土)

息子倒れる~ごちそうを前に~

息子が倒れた。
最初は「目が痛い」と言い出したのだ。さらに視野が欠けるとかいいだすので、眼科に連れて行くことにした。が、今度は吐き気がするという。ネットで調べると、目の痛みに頭痛や吐き気を伴う恐ろしい病気もあるようなので、ますます心配になる。「頭痛はある?」と聞くと、「いや無い。でもおでこのこの辺が痛い」「それ頭痛やがな」息子との会話は難しい。
医者についてもぐったりとして強い吐き気を訴える。幸い、診察の結果は「目に炎症がある」だけのようだった。目薬を出してもらい、「もうこれ以上医者とかで待ちたくない。寝たい」と言うのであわてて帰宅。ばったりと倒れこむように息子は眠った。

朝は、あんなに元気そうにカオスアニメを楽しんでいたのに。
ようやく通信制の高校に興味を持ち始め、明日は一緒に現地に言ってみるかなどという話をしてたのに。

いや、その前に、今日は息子のバースデーを兼ね、実家で食事会を催すのに!

材料はすでに買い込んであるので変更できない。私は下ごしらえをし始めた。

今日の自分的目玉は、ウマズラハギの刺身だ。魚屋に言ったら珍しく、そこそこの型で活け締めの、刺身でもOKなのを売っていた。腹のぷっくりしたものを2匹求め、ほかにやはり刺身にもできるキンメダイ1匹と、天然ブリとメダイのさくを入手。刺身でも、しゃぶしゃぶでもいけそうなものばかり。
キンメダイは、3枚におろして皮霜作りに。もちろん頭とアラは煮つけにしておいた。
ウマズラは締めた傷口から皮をはぎ、5枚におろして、肝は苦玉をとっておく。
そのままマイ包丁とマイまな板、さしみのつまになる海草サラダや貝割れ大根などと一緒に実家に運んだ。今、職務質問されたら逮捕は間違いないだろうが、実家に切れない包丁しかなかったら悲惨だ。
ウマズラはなるべくうす作りにしたいし。
ウマズラ以外の魚は普通にお造りにし、皿へ。
ウマズラは濃い色の大皿に、極力薄く切った身を並べた。肝は、とりあえず刻んで小皿に入れて皿の中心へ。「ポン酢で食べて欲しい」というと、ちょうど実家はゆずを大量にもらったばかりで、果汁をしぼってあるという。しょうゆとゆず果汁を好みで合わせ、もみじおろしと青ねぎを添え、身に肝を乗せてポン酢で食べる。これはかなり好評だった。

あ~息子にも食べさせたかった。

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正しい「営業」の断り方~営業さんは見てる~

一応私は今、生まれて初めて「営業」という仕事をしている。

「アスペ」でも「発達障害」でも、息子同様どんな病名がついてもおかしくない、著しくコミュニケーションに欠け、人の顔もおぼえられない人間で、ついでに損得勘定ができない。かけひきとか、人の心を読むとか、あ~もう、そういうことができていたらこれまで苦労はしてないよっ!という人間だ。

しかも私の仕事は「飛び込み」中心。辛い。いかにも不審そうに自分を見る人に、自分と、商品を売り込むのだ。まったく赤の他人でどこの誰とも知れない人とでも、コミックマーケットや2ちゃんねるのようなところなら意外と楽しく会話できるし、デパートなどでお客様とおしゃべりするのもそつなくできるのだが、かえって「どこの誰」とお互い理解してかけひきするのがものすごく難しい。

「ごめんくださ~い」と、飛び込む。

お客さんは、お店の人とかいろいろだけど反応がおもしろい。
無言で、蚊でも追っ払うように手を振る人もいる。ああ、人間扱いされなかった。
とっても親しげにおしゃべりしてくれる人もいる。私もまあ、ここは雑学の多さと人柄を披露して気に入っていただければ、とたっぷりおしゃべりの相手になる。それが良い方向になり、素晴らしい顧客になってくださったこともあるけど、「私もしかしてただの暇つぶしの相手?」という関係の方々も多数。そのまま暇で店が潰れた人もいるけど、いつかはわかってくれるはず~と、がんばっていく。勉強の場でもある。

さらに親しげに、ご丁寧に断る方もいらっしゃる。以前通っていたところだが、その店長に会うと、まことに申し訳なさそうにくねくねしながら「う~~ん、僕としてはねえ、こちらを使わせていただきたいんだけど、上がねえ…」といろいろおっしゃる。「それではどうすれば」と何度も何度も提案に伺った。ちなみに、前任者も「いつかは出してくださいそう」と引き継いでくださったので、私も気合を入れていた。が、何度通っても同じ調子だ。また店長、「僕は使いたいんだけどぉ、上が…」と言いながら、絶対に私の目を見ない。

だめなんだな…

とは思うのだが、そういうお言葉をいただいては、また次も伺わなくてはならないのが営業だ。いっそ、これこれこういう理由で使いません、と明言してくれれば、それを報告できるのに。
突然、そこの店長が交代した。新しい店長に気合を入れて挨拶に伺った。新しい若い女性店長は、すごかった。

「何度も来ていただいているようですが、こちらとしてはお願いすることがないので、もうお越しくださらなくても結構です」

と、名刺交換もしてくださらなかった。私としては、このお店にとても期待していたので落胆もあったが、いっそそう言ってくださって「ああ、開放された」と思った。

最初「使わないわよ~」と、きついことを言うところでも、何度かお話をしていると、意外と話を聞いてくれ、なんだかんだで力になってくれるところもある。だから一度こっぴどくやられたところでも、何度か飛び込むこともある。もちろん、「あんたもよくやるねえ」と、暇つぶしに話をしてくれるところばかりでなく、辛いこともあるのだが。

真摯に受け止めて、真摯にお断りしてくれる店長さんもあるし、何度も何度も詣でた挙句「いっりませ~~~~ん♪」と軽く馬鹿にしてくれる店長さんもある。正直、前者のお店ガンバレ、後者のお店、潰れろ、だ。

コミュニケーション能力の欠けた自分にもおどろいた事例が二つある。「ごめんください」などと声をかける。店長が出てくる。売り込みの文句を言う。
すると店長はまったく無言でくるりと背を向け、奥にこもってしまう。

……こちらとしては、「断るということ?」のほか、「改めて他のところから出てくださるかも?」「責任者の方を呼びに言ってくださったのかも?」と悩むことしきり。しばらく、そこに立ち尽くして、次のアクションを待つしかない。

断るなら、せめてそうアクションしてくれよ!

悪いけど、最後の事例をだした二つの店に関しては、本当に呆れている。もしもこれらのお店がネットで叩かれていても、擁護する気はない。叩かれるだけの理由があるのだと思う。

今週、長年通っていたところで、もう少しで契約…というところにいったお店が、上司に直接私に対するクレームをつけた。私としては精神誠意をもって接したつもりであったが、ちょっとしたことが不審につながったらしい。社長を呼びつけ、話をした。いろいろあり、誤解は解けた。そして…私は、このクレーム主にも、いつもきついことを言う社長にも感謝した。

「愛」の反対は「憎しみ」ではなく、無関心。

叱ってくれるだけ、ありがたい。

このクレーム主へのお礼とお詫びの電話でも、私はちゃんとできなかったんじゃないかと思う…何せ、十代まで、まともにしゃべれず、まともに誰ともコミュニケーションできず、ことに電話に対しては今も恐怖心まで感じている人間だから…

でも、無言で奥に引っ込む人に比べたら、まだましかなと思っている。

☆  ☆  ☆

15日は『エロイカより愛をこめて』と『絶望先生』の新刊発行の日であった。日であった…日であった…

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2006年12月14日 (木)

FFTがPSPで出るそうな~それはともかく~

来週の少年ジャンプに、FFTがPSPで出るという記事が載るらしい。
ああ、アルガスに会えるッ!
ガフガリオンに会えるンだ!

今プレイしても、グラフィック的には同時代のFF7や8より時代を感じさせないし、シナリオの重厚さ、バトルや育成のおもしろさはFFシリーズでも出色。ちょっと楽しみな話題である。

が、浮かれてばかりもいられない。現実を見れば息子はいよいよぐだぐだだ。何度も進路の話題を振っても知らぬ顔で通していたが、今日仕事で移動中に電話してみたら「今起きたとこ…今日、進路のプリント出さんとあかん」とか言っている。すでに2時くらいだったが、急いで登校するよう促した。…が、帰宅すると「あのあと電話があって、今日は4時限授業でもう終わったって」orz学校に電話したのかと聞いても「電話番号なんか知らん」。なあ…あんたいくつだよ????

息子の志望校は、本当に定まらない。前に言っていた学校にも最近は興味を失っているようだし、私立高にいたっては「全然情報ないからわからない」わからないから、情報を集めろとも言ったよね、私。お前の目の前にある「箱」は一体何か、と。それはどっかのファンタジー世界でおしゃべりするためにあるものではない。検索すれば、どんな情報も思いのままではないか。しかし息子は「めんどくさい」という。毎日寝る時間以外は「箱」の前にいるくせに、何が面倒なんだか。「本屋に行けば、いくらでも情報本が積んであるし、立ち読みだってできるでしょ。仕事の合間に私は読んでるし、その情報もあげたはずだけど?」と言ってみたが、「本屋になんかいかないし、そんな本知らないし、立ち読みなんてめんどくせ」買おうか?と言った時は「もったいね」と言ってたっけ。また本屋になんか行かないという割には、山のように雑誌や漫画があるなあ。

「じゃあ、あんたはどうするんだ?」と問うが、「どうって?どうにも?」と開き直る。
「中学生でいられるのは3月まで。みんな、それぞれ自分の希望に向かってがんばってるんだけど?」
「希望なんかない」
「特に自分の希望が決まってないなら高校に行くものだ。特別な仕事をやるというのでもなければ、普通高校に行くんだけど、で、志望校は決まったの?」
「学校の特色とか、いろいろあるけど自分のやりたいことが何かわからない。希望なんかない」
「だから早くから考えろと…いやともかく、今のあんたで受けられるところはどこなの?もう、そういうレベルなんだよ」正直、息子が受けてもよさそうなところは、言いたくないけど「底辺高」として知られるところだけだ。今の中学を「腐ってる」とかなんとか言う息子には、かなり過酷なことだろうが、それはそれで仕方がない。多くの人が助言し、それなりに情報も与えたつもりだが、息子はそれでも自分の生活を改めなかった。いわば、自分で選択したのだ。「選択肢なんかない」自分を。

「まあ、高校には行くよ。けど、あんまりひどかったら行かない」

馬鹿だ。本当にこいつは馬鹿だ。

何様だと思ってるのか。どんなところだって、「受けさせていただく」立場なのに。
正直、私も息子が高校に入ったところで立ち直れるとは思えない。本人に、まったく改める気がないのだから。よほどすばらしい高校に入れば世界も変わるかもしれないが、本人の自堕落な生活のおかげで、もはや定員割れするところくらいしか入れないのに、まだ、自分が選ぶ立場にあると思うか。近所では「動物園」とか「悪の巣窟」などと言われる学校にしか入れなくて、しかも中退なんて、一体どこまで自分を落とすつもりか。

「だから、バイトするって言ってるだろ~~~~!」
ますます難しいと思う。最近も、自閉症関係の活動をしている方にお話を伺ったが、こういう子の就業は、本当に難しいのだという。障害者枠で入っても、結局障害を理解していない職場で適応できず、引きこもることになるのだそうだ。

自閉。アスペ。発達障害。

四肢や視聴覚の障害はまだ、理解してもらいやすい。どんな人間も、いずれはそういう障害を負うことになるのだから。

ところが、これらの障害は、性格や能力の障害だ。今、手足が不自由な人に面と向かってそれを侮辱するような人もいないだろうが、性格や能力が欠けている(あるいは偏っている)人間に対しては、いくらでもそれができるだろう。努力してもそれが克服できない、かといって知的障害などの範疇にもない人間が、一番辛い。本人も、たぶん雇う側、その周辺も。

本気で社会に絶望するか、叩かれながら成長していくか。
どちらにしろ、息子は底辺高への進学か、バイトでやっていくという。

バイトだったら、家賃・生活費を取り、もちろんインターネット代も取ろう。

親の金でぐーたらできるとは思わないで欲しい。それが、本人のためである。

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2006年12月13日 (水)

ニュースも理解できない不登校息子に唖然…

もう息子、進路を決められないかもしれない…

「勉強しろ」なんて言っても暴れたり、「おまえのせいでやる気なくした」とか言ってくるし、怪我をしている暇もないので、教材だけは買い与え、あとは本人の自覚に任せて…なんてやっていて、とうとう12月だ。
まだ、どこの高校にも見学に行ってない。
進路の希望も、学校に出せない…
何度かそんな話題を振ったのだが「そんなこと言われても」と、ネットゲームの手を休めない。なんだかんだで100万は払ったと思う教育業者も、このところ何もしてくれなくなった。担任の先生も、前に相談した臨床心理士の先生も連絡なし。
仕事仕事で何もできない私だけが、今のところ息子と会話しているようだ。

朝、久々にズームイン!でも見ながらリゾットを一緒に食べた。なんとなく、毎日、新聞を読み、ズームイン!の辛坊さんの話を聞くだけでもそれなりに社会勉強になるだろうと、息子に勧めているのだが、新聞はさーっぱり読まない。ただ、ズームイン!は、今のメンバーがなかなかにおもしろいと思うのか、それなりに見る。

液晶テレビのカルテルのニュースが読み上げられた。夕食の下ごしらえをしながら「あら~、これを機に、液晶が安くなるかしらね~」とつぶやくと、「カルテルって、何?」と聞く。
「あれ、中学で習わなかったっけ?」
「習ってるわけねえだろう!(俺は不登校だ)」
息子は声を荒げた。呆れた。知らないということよりも、本来中学で習っているはずの学習内容だって、全部「習ってないから知るわけがない」と開き直る息子の態度に。
病気などの理由で、学習がまったくできないというのではない。息子はいたって健康体で、自分の意思で登校や教室に入ることを拒否しているのだ。ならば、学習に関しては自習でなんとかするしかなく、またそうすべきだろうと思う。
私は、息子が不登校のうえにほとんど学習せず、ゲームなどで遊んでばかりなのは知っている。が、だからと言って
「そうよねえ、息子ちゃんは学校行ってないんですものねえ、何もわからなくて当然だわねえ」
などと寝ぼけたことを言うわけがない。家庭ででも学習しているべきなのに、怠けている人間を誰が認めるか。これから息子が進むのは、「不登校でした」「勉強してないからわかりません」じゃあすまない世界。いろいろ配慮してくれるのは、あと数ヶ月しかいられない、中学の中だけなのである。

とりあえず、カルテルのことは説明してやった。というか、途中で息子はすべてを理解した。理解力だけはものすごくある子で、昔から「一を知って十を知る」ことが多かった。それだけに、不登校が惜しい。とりあえず授業に出ていれば、ぼんやりしていてもそこそこ理解でき、私も無駄な教育費をかけずにすんだのに。でも、やらなければ真っ白。一を知らなければ、永遠にただの零だ。

今日の辛坊さんは、選挙権の年齢を18歳に引き下げよう、というテーマを語っていた。世界では、18歳から選挙権を与える国が多数なのだという。そのことを示すフィリップが画面に現れた。

15●(18歳で選挙権)
18●(それ以外の年齢)

数字はうろ覚えだが、誰もがへえ~、選挙権が20歳からというのは、少数派なんだなあ、と理解できるものだった。ところが息子は「なんだ、20歳とか、その他の年齢のほうが多いんじゃん」と言った。辛坊さんは、何度も「ほとんどの国が18歳で選挙権を与えている」と言っている。私にも、そうにしか見えない。「18●国のうち15●国が、18歳でしょ??こっちのほうが明らかに多いじゃない???」
息子はきょとん、として「え、…15●国対18●国じゃないの…?て、世界の国って、180国くらいだったっけ…」
世界に何カ国あるかは、私も定かではないが、大体200弱でいいと思う。普通選挙のない国だって、ありえるし。いや、そんなことより息子、「分数の割り算がわからない」と悩んでいたこともあったが、こういう数字の表記の仕方そのものを、理解していなかったのか?

「あんたの言う数字をあらわすのなら、15●:18●、というように表記するでしょ」
まだ息子はぽかんとしている。分数も、比例も、小学校で基本は習ったんじゃないだろうか。

息子が理解できようとできまいと、世の中は人を「義務教育は最低受け、理解できるもの」として話を進めていく。辛坊さんのコーナーは実に有意義ではあるが、高学歴者を対象にした講義などではなく、ごく普通の人もすんなりとわかりやすい朝のニュース解説のコーナーだ。学のない私も、これだけはわかりやすいわあ~、と楽しみにしている。…この辛坊さんの言葉が理解できない、ということになると大変だと思う。世の中のことが理解できないおばかさんが増えると、国が滅ぶぞ。

だから、義務教育をなめたらいかんのだ~~

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

以前、スーパーで買物をした時の事。広告の品の「表示価格より3割引」のお肉のパックをレジに持っていった。レジには新人らしい、若くてちょっと派手だけどかわいい女の子がいた。ところが、表示を見て首をかしげ、3パーセント引きの処理をしようとしている。「ちょ、ちょっと、30パーセントでしょう?」と「え~、3割引ですから…」「だから、3割っていうのは、30パーセントでしょ?3パーセントじゃないわよw」というやり取りをすると、彼女は「て~んちょぉ~…」と助けを求めに行った。なんか、変なおばさんが、3割引を30パーセントだって、ごねるんですぅ~とでも言いに行ったのかな~と思っていると、店長が飛んできて、事態を理解し、彼女に的確な指示をした。彼女、とても不満そうに、3割引にした。…う~~んw、あとでしっかり勉強してね…と、心で思いながら店を出た。

が、その後彼女の姿を見かけなかった。

笑い事ではなくなった。頭だけはいいだろう、理科、数学だけは得意だろうと思っていた息子だが、アルバイト先でこのくらいの武勇伝を作ってしまいそうだorz

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2006年12月12日 (火)

この記事は男子禁制~女の子の悩み~

我が愛娘は、大変な美少女である。

所詮ブログなので、「娘はかつての安達祐美が帰ってきたかのようで、息子は速水もこみちの少年時代はこんなものであったのだろうかと思える風貌、母の私にいたっては、エリザベス・テイラーが裸足で逃げ出すほどである」くらい言ったところで何の罪にもならない。

で、娘は大変に愛くるしい。
あまりにかわいいので「食べちゃいたいくらいだ」と幼い頃からついもらしてしまった。すると「あ~ん、食べちゃダメ~~」としくしく泣きながらも甘えてくる。これがまた、実にかわいい。
最近は「ああ、なんて可愛いんだろう、口に入れても痛くないほどだ」と可愛がると「食うな。痛いのは私のほうだ」と冷静に突っ込みながらも、やはり甘えてくる。何をやってもかわいい。

しかし、私はかわいいと思っても、娘は自分の容貌にいろいろコンプレックスを持っている。幼い頃転んで思いっきり地面に顔面をぶつけ、おでこやあご、頬を赤くしてもまったく無事だったという、控えめな鼻とか。
全体的に手足が長く、スタイルが良いと言われるのだが、おなかだけがぽっこりして、キューピー体型なこととか。
そんなことも私には本当にかわいらしく思えるのだが、ちんまりとした鼻をちょっと押すと「触るな。磨り減る」と凄むし、「キューピー」は禁句だ。たらこキューピーのじゆうちょうを買ってやったときには、素直にウケていたけれど。

しかし、そんな娘も徐々に女性らしくなってくる。毎日娘を見られないのが辛いくらいだ。
ふと、娘を見て、「あんた、そろそろブラ買ったほうがいいんじゃない?」と声をかけた。娘はTシャツ越しに自分の体をまじまじと見た。一応、これでも娘は普段「ぺったんて言うな~~!あるだろ~~あるだろ~~」と、自分の胸の事をアピールするのだが、正直、こちらも控えめだ。だが、それでもさすがに目に付いてくる。だが、娘は顔を上げていった。

「だいじょぶ。まだ、おなかのほうが出てるから」

そういう問題じゃねえええええぇぇぇ!

世の中には、胸よりおなかが出ている女性も多いが、それでブラしないとか、おなかのほうにブラジャーつけるとかは聞いたことがない。

どこか少々抜けているが、それでもかわいいのが、娘と言うものなのである。

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2006年12月11日 (月)

朝からボルテスⅤ~フィリピンで一番愛される日本の歌~

安倍首相負夫妻、フィリピンでアロヨ大統領と会談。夫人もファーストレディとして大活躍

そんなニュースをやっていた。寝ぼけ眼でなんとなくズームインを見ていたときである。夫人のために?だったか、フィリピンの青年たちが日本の歌を披露、というシーンになって、すっきり目が覚めた。

ボルテスファイブだああああああああ!

画面では、応接室のようなところに数人の青年が並び、あやしく体をゆらしながら、決して上手とはいえない歌を歌っていた。「おやに~~はぐれた~~ひなど~~りも~~~」…聴かされる安倍さんは、「???????」だったのではないだろうかw

日本ではそれほどぱっとしたイメージはないが、フィリピンでは昔、視聴率99パーセントの大ヒット番組となったアニメ「超電磁マシーンボルテスⅤ」。「暴力的である」という理由で当時のマルコ政権下では放送禁止となった。おかげで「虐げられた民衆が立ち上がり、ボルテスとともに悪の独裁者政権を打ち倒す」というラストは当時放映されることはなかったのだが、その後マルコス政権が倒れてからはアニメも復権。一時は「暴力的な日本の粗悪アニメ」の象徴として扱われていたのだが、今は民主主義の象徴かというくらい愛されている、特別な番組なのだそうだ。

そして私にとっても、懐かしい、特別な番組である。私の手元には、ファンによって作られた「設定資料集」がある。設定画やボツ脚本を収録、巻頭にはキャラクター原案の聖悠紀氏書下ろしの「ハイネル・健一」「めぐみ・カザリーン」のヌードイラストまでつけるという、想像を絶する本だ。女子大生と女子高生が集まってこの本を出したのが、その代表が「アニパロ」の元祖ともいえる現在漫画家の浪花愛さん。ご本人はこのサークルの活動を、「ちゃんと最後までできなかったから」と少し苦い思いを持っておられるようだが、現在のアニメ・マンガ事情を考えると、彼女の功績は本当に大きい。

折も折、最近この「超電磁マシーンボルテスⅤ」のDVD-BOXが出たばかり。アニメ専門ショップで聖先生の書き下ろしイラストのポスターが貼られており、麗しい巻き毛のハイネルさまと健一が対決していたりして思わず赤面。これだけでも懐かしさ満載だ。

DVD 超電磁マシーン ボルテスV BOX (初回限定生産)

販売元:東映
発売日:2006/12/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ジャケット写真が載っているのはここ

私にもサンタさんが来ますように…

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2006年12月10日 (日)

成長する娘・孤立する息子~磯野家とは逆の我が家~

歌は世につれ世は歌につれ。アニメサザエさんも、長い放映期間の間に、ずいぶん様変わりしてきた。放送当初は、「いたずらをするタラちゃんを物置に閉じ込めてお仕置き」なんていう、今は考えられないようなエピソードも普通にあったようだが、タラちゃんはすっかり良い子の典型になってしまったし、明治男風だった波平さんもすっかり現代風甘いおじじになってしまった。今日の放送では「声が変わった頃からか、ワカメちゃんの性格変わったかも?」なんて思った。いや、声優さんはもともと子供の声の巧みな人。「あのワカメちゃん」の2代目を演じるという大変な役割を担っているだけなので、責任はない。

昔のワカメちゃん(アニメ)は、年の割りに分別があって、破天荒な兄・カツオのブレーキ役も担っていたように思う。ある意味面白みのない優等生だった。しかしこのところ、原作に近い幼女の無邪気さをもってきたように思う。今日の放送では、父に可愛いイルカさんのネクタイを勧め、「あたしのセンスって素敵でしょ」と自慢げなワカメにふりまわされる大人たちを描いていた。一緒に見ていたうちの娘は「このワカメは痛い!」とあきれていたが、何、娘もちょっと前まではこんなものだったさw そして、サザエやカツオには厳しくても、幼く無邪気なワカメにはちょっと弱い波平。ほのぼのとしたファミリードラマだ。

が一方で、娘と同じように「この娘を甘やかすな~!」などと思ってしまう私もいる。愛娘の意見をむげにしてもいけないが、姉のサザエなり、母のフネなり兄のカツオなりが、それとなく「そのネクタイは子供っぽくてお父さんには恥ずかしいよ」と教えてやらないと、怖い。このままワカメが増長して大人になったら、子供にとんでもなくカワイイ名前をつける母親になりそうだ。参考サイト

「コンブとか?w」と娘。「いや、海産物系はむしろこの家では普通。李図夢(りずむ)とか歩穂羅(ぽぽら)とか、わけわかんない名前つけたら怖いねw」

以下妄想~~~~~~
一児の母となったワカメ。かわいい女の子の誕生に磯野家、フグタ家は大喜びで、子供の名前を考える。
波平「ワカメの子だからコンブだろう」
フネ「いやですよ、お父さん。そんなの流行りませんよ。海草つながりなら、テングサが一番でしょう」
フネは、なんだかんだいいながら「みのもんた」や「あるある」をチェックしていた。
「そんなの、女の子らしくないわよ!」サザエが強く反対した。
「アワビちゃんなんかどうかしら。高級な感じだし、ねェあなた」サザエは、マスオをちらりと見た。
マスオは、サザエに遠慮がちに「いやあ、磯のアワビの片思いっていうしねぇ、女の子としては、良縁に恵まれてほしいし、女の子らしいといえばイガイちゃんなんか…」なぜか顔を赤らめるマスオ。
「ウニちゃんはどうだろう。シンプルで、かわいいと思うけど」最近、花沢さんとの間に「ミノカサゴちゃん」をもうけたカツオが叫ぶ。この華やかで個性的な名前に、何か後悔するところがあるようだ。
「ノリちゃんがいいですぅ~」タラちゃんが無邪気に言った。タラちゃん、永遠の3歳児か。
「もう、みんな、海の生き物ばっかりなんだから~」
当のワカメが憮然とした。
「私、うちの家族が海に関係する名前なのは大好きなんだけど、お寿司屋さんのお品書きみたいなのはイヤなの。可愛くないし。だから、海にこだわりながら、う~んと素敵な名前をつけたのよ!
海の月、と書いてみづき。海月ちゃん、かわいいでしょう!」

「みづきちゃんかあ、ロマンティックね!」とサザエ。「さすがはワカメちゃんだね」とマスオ。
波平が、さらさらと毛筆で「命名 海月」と書き、赤ちゃんとワカメを中心に一族で記念撮影。

このハッピーな展開に、一億視聴者は突っ込んだ。

くらげちゃん、お誕生おめでとう!

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

不登校息子はこのところリズムが崩れっぱなし。昼夜逆転と言ってもおかしくない。今日は一緒に買物と映画に行こうね、と声をかけていたのだが、起きられない。仕方なく娘とショッピング。娘はここぞとばかりにおねだり攻撃し、ことごとく勝利を収めた。この娘、実に計算高い。一応私も対抗してああだこうだというのだが、それを上回るトークができるように、娘が育っている。

こういうタイプが「勝ち組」になるのだろう。

「勉強したくない~~」とか言いながら、英語検定や漢字検定などに意欲満々。友人たちとの情報交換で、着々と将来を見据えているようだ。
そうしてほしい。ずっと、父、母、兄のダメっぷりに巻き込まれてきた唯一まともな(自称腐だけど)娘だ。
幼稚園の頃、パパの事をお友達に聞かれて固まってしまった。
悲惨な家庭の状況に、泣きながら110番をかけた。
結局、父を完全に見捨て、母と兄とは仲が良いながらも、祖父母の家に籍を置くことによって距離を置いた娘。
10歳前後でも、ちゃんと生きる力を持っている娘に、私はせいぜい暖かい冬服を買ったり、検定の受験料を払うことしかできないけど、まだ、そのために働いていくことに喜びを感じる。
一方息子だが。
てっきり夕方にでも起きて出かけているかと思いきや、最近彼の周辺にも変化があるようだ。
「最近、俺には電話をかけてくれる遊び相手がいない」
不登校組でなんとなくつるんでいるようだったが、最近はおそらく「受験で忙しくて」お誘いがないらしい。
「ネトゲで超忙しい」なんていう息子とは、縁を切ったほうが、たしかにみんなのためであろう。
はあ、12月か。私の仕事も忙しいが、息子は本当に、ネットゲームなんかしている場合ではないはずだ。
ずっと、私立校、公立校、通信制高校、見学しようよ、と声をかけた。
進学できなければ、働いて家賃入れてね、ともずーっと言ってきた。
でも、何も変わらない。
息子をいじめて追い出した子らどころか、一緒に不登校の苦しみを味わってきた子らからも
見捨てられたのか、うちの息子。

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2006年12月 9日 (土)

徹之進は糞か神か~ママもボクも夢中!カオスアニメタイム~

日曜朝の「おねがい!マイメロディ」シリーズもすさまじいものがあるが、テレビ東京土曜朝7時から10時半までの(アニメはもう一本、11時まであるのだが)アニメタイムが混沌に満ちている。「なんじゃこりゃあ」と突っ込みをいれずにおれないような名(迷?)作がずらりと並び、一見男児や女児向けのアニメや情報番組なのに「何かが変」な番組ばかり。アメリカで大人気のアニメが和製になってなぜか萌えアニメに!の「パワーパフガールズ」、一大ムーブメントを起こしながら、なぜかこのワクではいろいろ妙だぞ!「遊戯王」、さらにお子様タイムのはずなのに、競輪や競艇の5分情報番組もあって、カードゲームに興じるお子様方を一挙ギャンブル路線に導くのかと思わせる。そして始まるのが、「朝日小学生新聞」連載の、アニメ「わんわんセレプー それゆけ徹之進!」だ。

たしか当初は、子供のための経済マンガというふれこみで、主人公の飼い犬・徹之進が、飼い主のルミちゃん一家を経済的に助けるストーリーを通じて、株などのお金の知識を教えてくれる…と言いながら、その当時もドジでめがねっこのメイドさんや、八本木ヒルズのセレブな人々でどう見ても今は容疑者のあの人がモデルであろう人などが出てきて、いろんな意味で突っ込みどころ満載、おもしろいのかなんなのか微妙なアニメだったのだが、たま~に見るたびにその微妙さが、ますます激しくなってきた。

今週、なんとなく久しぶりに見てると、犬キャラたちが殺し合い、ヒロインが死亡していた。

って、なんなんだこの展開は?????

予告を見ると、まだまだ死ぬよ~~!っていう感じだ。驚いていると、懲りずにネトゲで徹夜していたらしい不登校息子が「フォー!」のポーズで現れ、「今日の徹之進、見たぁ?」と興奮していた。
「なんなのよ、これ。ルミちゃんとかはどうしたの?」
「ああ、人間はみんな石になってる」
「はあああああああああああああああああ?????????」
なんだかよく知らないが、悪の犬が現れて、地球はそういうことになってるらしい。株は?メイド喫茶は?商品開発やコンテストで稼ぐ話は???もはや、ルミちゃんちの台所事情などどうでもよく、犬たちのSFめいた話になっていて、今は「ザンボット3」ばりの展開になっているらしいのだ。

これは、糞アニメか、神アニメか。

息子は「神に決まってるだろ~」と妙にハイテンション。たしかに、いろんな意味で伝説のひとつになりそうだ。

でも、「ワンサくん」リスペクトなラストはないでしょうね?

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黒崎アナは… ~だから朝日はやめられない~

私が購読している朝日新聞は、常に他媒体から叩かれ続ける新聞である。

新聞に載る雑誌広告でも、朝日新聞を激しく非難する見出しが躍ることは珍しくなく、10年位前はそれを削除して掲載、それがますます叩かれるネタになったこともある。最近は朝日批判はそれほど削除していないようだが、あまりに品位に欠けるような?記事見出しについては時折一部削除しているのを見る。

で、読者としては不自然な空白を見ると、必要以上に気になるものだ。「一体、何が隠されたのだろうか?」好奇心がむくむくと沸き起こる。皮肉にも、週刊誌側としては、最高によい宣伝効果を生むことになるのである。

今週の「週刊新潮」の広告「ワイドNHK紅白『裏合戦』」という特集に、不自然な空白を見つけた。

「総合司会・黒崎アナは「隠れ 乳」だって

かくれちち?」などと揚げ足取りをしたくなる。
しかし明らかに「隠れ」と「乳」の間には何かしらの文字が隠されている。何だろう。普通に考えたら「巨」だろうか。いや、もしかしたら彼女を侮辱しているからと「貧」という文字を隠したのかもしれない。しかし「巨乳」くらい、いまどき小学生も見るバラエティでも普通に使っていて、それほど著しく下品とかいうわけでもないし、プレイボーイとかでは平気で踊ってる言葉じゃないっけ。「スイカップ」は、朝日新聞の雑誌広告で覚えた記憶もある。もしかしたら私の想像も及ばないようなものすごい言葉が隠されているのか?

乳が八つある「八乳」とか

母乳が汲めども尽きぬ泉のようにわく「墳乳」とか

ミサイルが飛び出す「爆乳」とか

しばし謎解きをしながらモーニングコーヒー。そして出勤のため電車に乗り込み、私は中吊り広告を見た。

「総合司会・黒崎アナは「隠れ豊乳」だって

……絶望した!

私の朝のひとときを返せ!どうせだったら「砲乳」とかにしてほしかった!

じゃない、「豊乳」くらい何で隠すのか…というか、どっちかというと「乳」のほうを隠せwww「隠れ豊 」のほうがよほどましではないのか。

最近ネットで話題になった「●●●バーガー」などというような言葉なら、私も朝っぱらから新聞で読みたくないし、そういうのはおおいに隠してくれていいけど。

〔補足〕

後日、週刊誌をチェックすると、本来の見出しは「巨乳」であったことが発覚。中吊りでは「豊乳」にされ、新聞では「 乳」と、段階的に小さくなっていったようだ。

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2006年12月 8日 (金)

フラグって本当にあるのか~娘が発熱~

週末、帰宅した娘の様子がおかしい。うつらうつらとして、呼んでも来ないし、何も口に入れようとしない。頬は真っ赤で、触ると熱い。発熱しているようだ。

先週のことだが、インフルエンザの話題が出た。

「うち、今までワクチンも何もしてないけど、インフルエンザなんて、一回もかかったことないわ、と言ったらお友達に驚かれた」
たしかに、娘は生まれたときから本当に丈夫で、めったにお医者さんのお世話にならない。だがそこで息子が言ったのだ。
「おまえ、そういうこと言うと、病気フラグがたつぜ?」

フラグ、というのはもともとゲームなどで使う言葉で、条件をクリアするとそのイベントが見られる、とかいうようなことに使われる。転じて、2ちゃんねるなどではたとえばアニメで「●●と××が恋愛関係になりそう」というような時に「フラグがたった」などと言い、このキャラクターが死にそうだと予想できるエピソードが出ると「死亡フラグ」などと大騒ぎする。たとえば、今までまったく目立たなかったキャラに急にスポットが当たったり、戦場で「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」とか「来週は妹の結婚式なんだ」などと言い出すと危険。

「FF7DC」では、飛空艇の全員と話すシーンがあり、これがこぞって「死亡フラグ」としかいいようがないことをしゃべる人たちばかり。「墜落するんじゃないかw」などと話していたら、要は、自分が次のミッションで良いプレイをしないと、この未来ある若者たちを死なせちゃう、ということだったようで鬱になった。息子にプレイさせて正解。私なら、まず全員生還できないことだろう。

それはともかく、息子は娘の発言に不吉なものを感じたらしい。そのときもいつもより頬が赤く、触ると熱い気がしたのだが、本人はいたって元気。しかし今日は、何もほしがらず、ひたすらうとうと眠っている。

インフルエンザだったら大変だ…

私も休んでいる暇はないし、かといって実家に預けて親にうつしてもいけない。

とにかく今はゆっくり休ませよう。息子も急いでコンビニにアイソトニック飲料を買いに行き、高熱に備えてくれた。

私も今日は早く寝よう。昨日みたいに酔いつぶれてる場合ではない…

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

あまり記憶が定かではないのだが、私は昨日ブログをしっかり書いたらしく、そのあと電気をつけっぱなしで寝、息子に電気を消してもらったらしい。その途中であるが、夫が3ヶ月ぶりに来た。じゃない、帰ってきた。鍵を忘れた夫は、携帯に「かぎあけといてー」とメールしていたようだが私は気づかず、真夜中に呼び鈴を鳴らしたのだ。

あわてて玄関にとんだ私と息子。息子が鍵をあけ、パパとご対面。

「ぅおおおおおおおおおおおお」×2

息子と夫は顔を見合わせ、なぜかそっくりな口調で叫んだ。思わず私は爆笑。そう、息子は私と一卵性親子であるが、父親である夫ともクローンかと言えるほどそっくりなのだ。夫の「おおおお」は、あまりにそっくりな息子に面と向かって驚いたのだろうか。息子は、おそらく夫の髪の毛(風前の灯)を見て「おおおおおおおお」だったのだろう。いずれにせよ、鏡を見て騒いでいるかのような、いずれ劣らずダメな親子3人。

それから記憶がない…私は、夫が帰ると記憶がなくなるまで飲む傾向がある。帰らなきゃ帰らないで、飲むのだけど。

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2006年12月 7日 (木)

息子との会話~永遠のチキンゲーム~

今日はテレビなど見ながら楽しく食事。良い契約もとれたし、私は上機嫌。大盛りのカツカレーはうまそうだと、二人意見が一致して「一卵性親子だね」と盛り上がる。アメ横の魅力で、また盛り上がる。「どっちの旅」で、妙に盛り上がる。ええ、本当に妙に。

美しい日本の城を見て、私がふった。「そういえば今度の大河ドラマ、ガクトさまwが上杉謙信役をやって、どう考えても腐女子狙い、どこの炎のミラージュだよ、という状態らしいね」日ごろ歴史は嫌い、時代劇とか大嫌い、という息子、謙信と聞いて、まっさきに「るろうに剣心」を連想したとかで、まったくわからないのだが、あのガクトさまが戦国武将をという段階で、十分吹けたらしい。「さすがはNHK、日本ホモ協会だね」と私は続けた。実際、お堅いといわれながら、NHKは今でいう腐女子が大喜びするような、ホモくさい番組を提供し続け、暗にそう呼ばれていたらしい。最近では、中学生日記が記憶に新しい。

「NHKの意味ってなによ…『日本ひきこもり協会』しかしらねえよ」おお、久々にそのネタがきたか。「NHKにようこそ」最新刊を予約したとかいいながら、全然みせてくれないな、本も、特典のエロゲーも。
「日本放送協会だよ。常識だから覚えとけ」
「え~?日本ほ~も~協会?」わざとだな、てめえ。「放送。NHKが発足した時代や意味を考えれば、わかるだろう」少しは歴史に興味を持ちやがれ。こんなおもしろいものもない。ざっと日本史、世界史を知らなければ、「鋼の錬金術師」も「ファイナルファンタジータクティクス」も、十分には楽しめないぞ。一応「荒唐無稽なファンタジー」でも、意外と歴史を勉強している人ほどおもしろい!と言える作品があるのだ。少女マンガでは、「日出処の天子」とか、「ベルサイユのばら」とか。あんたが夢中な「赤ずきん」だって、私はそれぞれの原作を昔岩波で読んだから、きっとあんたより楽しめてる。「ペドい」とか以上に。

テレビには、松本城下を旅する女優・杉田かおるさん。息子は言った。「てめえなんざ、とりのうたでもうたってやがれ~~~」……さて、息子、意外な教養をもっていたな。息子の世代では、「とりのうた」と言えば、某エロゲのテーマ曲だ。私も何度も聞かされたが、歌だけは実にすばらしい。内容もいいのだとは聞くが、未プレイ、未視なのでなんともいえない。その前に、なんでまだエヴァに乗れる年の子に、エロゲのすばらしさを説かれなくてはいけないのかという、理不尽さだけを感じる。
で、「杉田かおるさんがかつてとりのうた、という曲を歌ってた」というのは、息子の年では知らない情報のはずだ。ついでに、今「14才の母」というドラマが話題だが、四半世紀前に、彼女も同様の役に取り組み、天才子役として名声を得たのだった。
「さ~、そういう話題は興味ないけど、俺、両方の『とりのうた』好きだし」知ってるのか。意外と、このキーワードは親子世代をつなぐかも。ただし、うち限定。
「でもさ、あのとりよ~とりよ~とりたちよ~♪(一応モノマネ)の、あの清純な美少女は、今ああなんだよ」
テレビでは、長野でも有名なお蕎麦屋さんに来て、杉田かおるさんは「あの…おいしいお酒は…」と、幻の蕎麦よりお酒にご執心。くいくいと飲み干して、いいやさぐれっぷりだ。志田未来ちゃんの将来も気にかかる。
「わかってるよ」息子は言うが、息子がふったネタがわかるのは、40歳オタクくらいだ。昔、息子が小学生時代にネットで「おまえ小学生だなんてうそだろう」と言われたことがあるらしい。で、冗談で「実は40歳です」と書き込んだら、「やっぱりなw」と納得されたとか。

一方、対する熊本城の旅人はえーと、ごめんなさい、知らない人でした…何か、性格俳優らしく、有望株な人のよう。その人の出演作品として映画「模倣犯」が紹介される。模倣犯。…私は何も言わず、食事を続けていたけれど、息子がつい漏らした。

「モーホー犯……」

はっと、息子が恥ずかしげに目をふせ、ちらりと私を見た。体は大きくなっても、ママの目が気になる…そんな、息子の幼児性が感じられた。

「……ああ、思いついても、言わなくてよかったよw」と私。
「思いついたのかよ!!!」
なにか、恥ずかしさにもだえながら私をなじっている。畜生、おんなじことかんがえるなんて~!とかなんとか。知るか。世の中、バカ正直に口に出してよいというわけではない。母は、これでも一応いろんな世界で社交なんかしちゃってるからな。
「畜生!言わずに後悔するよりも、言って後悔するのが俺だからな~~~!」
いやもう、言わなくて大正解でしたから、と言っておいた。これも社会勉強だ。

ああ、仲のいい時にはザ・たっちのごとく恐ろしく息の合う母子の私たち。一方で、高校受験を前にいろんなかけひきを水面下でしている。
一応、私はできるだけのことはしたと思っている、本来能力はあるのに、まったくやろうとしない息子のために、相当な額もかけている。声もかけた。が、それはことごとくマイナスな結果に終わっている。

たとえば大切なテストがあるとする。私は、彼の性格を重んじ、ゆったりと見守る。うっかり声をかけると、機嫌を損ねるという、困ったやつだ。ぎりぎりまで…ぎりぎりまで待つ。しかし、大事なテストの前日…というか当日、午前2時まで遊びほうけられては黙っていられない。私も就寝できないくらい、騒がれて。で、「いいかげんにしなさい!」と切れる。正直、そこまでいいかげんにされたら、「じゃあ、満点でも取れるんでしょうね」くらいは要求したくなるだろう。一生懸命やっている様子を見せられたら、どんな点数でも文句言わないけど。

息子は、そこで「あんたのわけわかんない理屈のせいで、
俺は学校に行く気がなくなったよ」という。

あんまり毎度、タイミングよくやっちゃうんで、第三者的に思う。

ああ、ママをダシにして、何もかもママのせいにすれば
逃げ切れるんだと思ってるんだなあ…と。

たしかにこれは、チキンゲーム。先に悲鳴をあげたほうが負け。

負けるのはいつも私。でも、

後で本当に困るのは、息子自身。

息子、いつまで自分を消費しながらごまかしていくんだろう。

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2006年12月 6日 (水)

仕事の合間に漫画三昧~山本ルンルンさん新作出てたんですね~

ダ・ヴィンチと少年マガジン発売日。運よく…いや、本当は仕事に無駄がでて困るのだが今日は時間をつぶす機会が多々あり、コンビニや本屋に立ち寄ることができた。

まずは少年マガジン。絶望先生チェックのついでに、先週から始まったマグロ漫画がちょっと気になる。

そしてダ・ヴィンチ。山岸センセの短期集中連載「ヴィリ」をチェック。テレプシコーラに比べてぐっとアダルトなキャラクターたちによるバレエ漫画だ。ちょっと怖い展開な予感…。しかし、バレエ界の台所事情へのこだわりはさすがだ。

そしてふらふらと本屋をめぐっていると、山本ルンルンさんの新作「宇宙の白鳥」を発見。「マシュマロ通信」は終わっちゃったんだろうか。アニメが終わってしまってからコミックスが出なくなってしまい、うちももう朝日小学生新聞をとらなくなってしまっているので残念。

「宇宙の白鳥」はなんとSFものらしい。おしゃれでかわいくて、ファンシーなのにどこか醒めていて、一筋縄ではいかない作風は健在。ヒロインたちが活躍する宇宙は漫画チックでどこかキッチュ。実に良質なジュニア向け漫画であるが、大人にもおススメできる濃い内容だ。「オリオン街」みたいなものもまたやってほしい気もするのだけど、読みながら「またアニメにならないかなあ」などとワクワクしてしまった。

巻末の「コロナとランのおしゃれ着せかえ」は鼻血もの……(*´Д`)

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

駅に出たら、消防車のサイレンが聞こえた。次いで救急車。音は近い。
「どこだろう?」とデッキを歩きながらきょろきょろするが、煙も消防車も見えない。サイレンはますます近くなり、本当にすぐ近くに来て止まった。「どこ?」とデッキを降りてわかった。消防車は、私のいたデッキの下に止まったのだ。自分の足の下に消防車が止まるなんて、滅多にない経験だなあ…

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2006年12月 5日 (火)

山岸凉子前夜祭か~エッセイコミック発見しますた

毎月この頃になると、なんだかそわそわ。本屋やコンビニに行かないと…という気持ちになってしまう癖がある。そう、あのテレプシコーラの最新作を、ダ・ヴィンチ(毎月6日発売)で読む、という習慣のせいだ。先々月、第一部を終了し、先月はお休み。明日は、短期連載があるはずなので、仕方が無いのだが、今日は思わぬ発見をした。

仕事の合間、時間つぶしの時にふと飛び込んだ昔ながらの本屋さん。ぶらぶらと歩いていると、本日発売のバレエ雑誌「クロワゼ」というのが目に入った。

「ダンス!なんてすてき 山岸凉子」

わあああ。山岸センセ、、バレエ雑誌で、バレエのエッセイコミックを描かれていたのか…知らなかった。ダイエット目的でバレエをはじめたセンセの奮闘が、短ページではあるが、掲載されている。ノンナと六花ちゃんもちょっと出ていて、興味深い。

山岸センセ、本当にバレエを勉強して、日本のごくごく普通のお教室の視線から、しっかり取材されているのだなあ…と、思った。もしも、千花ちゃんが何事も無く、バレエ教室の生徒さんのホープだったら、黒鳥の32回転で応援手拍子に調子を狂わされる…なんていうエピソードもあったかも?六花ちゃんだったら、これから本当にそんなシーンがありそう。なんだかついつい、「がんばれ~~」と思わせちゃうキャラクターだし。

バレエって、おもしろい。

華麗な舞の影に、たゆまぬ努力と、意外なエピソードがあるのだもの。

久々に、千花ちゃん、六花ちゃんの顔を思い出し、黒鳥を踊る彼女たちを想像してしまった。第二部まではまだまだあるけれど、とりあえず今日は、ダ・ヴィンチの短期連載前夜祭。

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2006年12月 4日 (月)

娘とFF6~おいしいとこだけつまみぐいさせてみました~

娘は、はいはいしてたころからケフカやオルトロスが大好きであった。
今、アドバンス版を私がプレイしていると「そのシーン覚えている!」とちょっと感激している。オルトロスやモーグリが出るような、コミカルなシーンを中心に見せてやったり、遊ばせてやったりししてみる。

魔列車のシーンでは、「ゆうれい」を仲間にし、先頭キャラにすると「かわいいっ」と興奮し始めた。「食事シーンなんか見たら、あんた、萌え死ぬよ」というと、目を輝かせて覗き込み、観戦。「にがさん…にがさん…」のシーンでうろたえる姿にも「ぎゃああああっかわいいぃぃぃっ萌えるぅぅ!あああだめー、ボタン押しちゃだめー」と身もだえ。「腐児子」というのは本当らしい…

いざ、ゆうれいが食事するシーンを見ると、あまりのかわいらしさに「死ぬー!萌え死ぬー!どうしてくれるー!」と転げまわっていた。知るかいな。娘はいっそこのままこの列車に乗っていたいようだったが、それでは話も進まないので、「カッパにはさまれて爆走しながら魔列車をメテオストライクで投げ落とす」というお笑いシーンを見せてやり、先に進む。

私は魔列車の最後のシーンで、いつもぼろぼろ泣いてしまうのだが、娘はきょとんとしていた。私もこの子くらいの頃にはなんとも思わなかったのだろうが、人の親ともなればこのシーンが本当に辛い。幻想的な「迷いの森」からいきなりプラットフォームに出る静寂さ、そして葬送行進曲にも似た曲が静かに流れるなかでの恐怖体験、ちょっと笑っちゃうボス戦、そして…  何度やっても、魔列車はいいなあ…

FF6のもっとも華やかなシーンは「オペラ」であろう。私は太っ腹にも(この表現が最近気になる。まだがんばって9号を着ているのだけど)このおいしいシーンを娘に譲ってやった。というか、初プレイの娘を鑑賞。これは最高においしい。

オルトロス、そしてロックとセリスのイベントを楽しんだ後、娘は必死で台本をメモし始めた。ニヤニヤ。私もそうやったっけ。そして娘は舞台へ。歌はなんなくこなしたが「花束はどこ?」状態に。そこに現れたマリアの恋人・ドラクゥの幻影。娘演じるマリアはつかつかと近づく。「お、わかったのかな」と眺めていると、いとしいドラクゥをあっさりと無視して通り過ぎ、花束を探すマリア。
「だーーーーっ!無視するんかいwwww」ここは話しかけるのかとわかったときにはもう遅く、花束が出てきた頃には間奏が終わっていた。

うっかりして歌詞を間違えたり、ステップを踏み損ねたり、花束を持ってバルコニーを探したり…よいなあ、初心者・愛娘のオペラ。ようやくクリアし、5分でオルトロスのところに行くのは私がやってやったが、大好きなオルトロスのために、娘も観戦。

オペラは、戦争で引き裂かれた恋人たちの物語。恋人・ドラクゥは戦場で行方が知れなくなり、国は敗戦。敵国の王子に見初められた美姫・マリアは、いとしい恋人を求め、涙ながらにその恋心を歌い、現れた幻影の恋人に、永遠の愛を誓う…が、もはや祖国の運命は、敵国王子に見初められた自分の細い肩にかかっている。気が進まぬながらも、王子の歓迎を祝う宴で、ダンスの相手を務めるマリア。が、そこに祖国の残党が反撃にでる。そして、宴の場に現れたのは、ほかでもないドラクゥ!ここに、マリアを賭けた、ドラクゥと王子の戦いが始まる…

と、実にべたなドラマティックな展開。そこで娘は意外な感想を口にした。

「はあ?ドラクゥ、生きていたの?なんで?今さら~~~~! 空気読めって感じ~」

それじゃ、あんたはこのままマリアが敵国王子の妻になってめでたしめでたしだというの?と問うと

「あったりまえでしょ?それで丸く治まるじゃない」

ううむ、娘が大きくなったら、自分が好きだった名作少女漫画をともに楽しもうと楽しみにしていたのだが、どうやら「はいからさんが通る」は楽しめそうにない。というか、30年くらい昔の朝ドラ関係はたいていダメだな。これも時代の流れか。

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2006年12月 3日 (日)

娘の悩み相談~とはいうけれど~

「最近、先公がうざい」

あら、また変な妄想が姿を現したわ、うちの愛娘ちゃんが、そんなはしたない言葉を使うはずがないのに…と、一瞬めまいがしたが、娘は続けて学校での悩みを打ち明けた。

前にも書いたかもしれないが、娘のクラスにはQちゃん(仮)という子がいて、この子が少々困った状態なのだ。私はこの子は直接知らないが、お母さんとは低学年くらいの頃にお付き合いがあり、中学年の頃、「娘の行動に困っている」と、保護者会で涙ながらに訴えていたのを記憶している。詳しくはわからないが、急に乱暴になったりして娘の言動が理解できない、夫が単身赴任で私は孤独…ということであった。

うちの家庭事情に比べればはるかに普通の、反抗期かなにかの悩みに思えたのだが、今日の話を聞くと、ちょっと印象が変わってきた。娘は激高する。

「先生は、えこひいきする!Qちゃんが悪いのに、私ばかり叱られる!」

Qちゃんは、たしかにいろいろ困った行動が特に目立ってきたようだ。授業中、おとなしい子にちょっかいを出して困らせたり、人の持ち物を平気で持ち出して人に貸したり。「みんなあの子を嫌っている」というのだが、娘と、その友人は一方的に気に入られているようで、何かとくっついてくるらしい。今日の午後は、向こうから一方的に遊ぶ約束をしてきたのに、午後電話を入れると留守だったようだ。それでぷりぷりし始めた娘の怒りの矛先は、なぜか担任の先生だったのだ。

娘は時折大人もどっきりするほどずばりとものをいうタイプ。小さな頃からはきはきと弁が立ち、誰も勝てないくらいの気の強さを持ち、常にリーダー的存在であった。が、高学年にもなると、他の子も素直に従うこともない。「何、一人でいばってんの」などというやっかみもあるのだろう、いろいろ娘には不満なこともあるようだ。

ことに、Qちゃんに対する態度について、先生からも「言葉がきつい」などとたしなめられることが増えたようだ。「みんなだって、Qちゃんが嫌いなの。他の子も、やっぱり『Qちゃんばかりかばって、こっちが叱られた』って、怒ってる」「そりゃ私もきつい言い方したかなあと思うこともあるけれど、でも、何度言ってもAちゃんの消しゴムを勝手に持っていて、Kちゃんに貸すんだもの!」「先生は、いじめは、『いじめをする方が絶対に悪い!』って言う。えこひいきする先生になんか言われたくない!」娘は、涙をためて言う。

こうなると、ひとつの構図が浮き出てくる。Qちゃんという子がいる。ちょっと変わったこの子を、みんなはあくまでも善意で、きつく言う。先生はこれをいじめと捉え、Qちゃんを守る。いじめの急先鋒は、うちの娘ということになっている。

たぶん、どこでもこんなことがあるのだろうと思う。「いじめる」側には、罪悪感なんかなく、それなりの理由がある。いじめられる側も不快であろうが、いじめる側にも言い分はある。もちろん、いじめられる側にも、どうにも仕様がない部分というのがあるのだと思う。Qちゃんは、いわばうちの息子や、かつての私のようなタイプの子なのかもしれない。もしかしたら、すでに何かしらの病名がつけられているのかもしれない。それで、先生がその子を守ろうとしているのかも。

そんなことを娘に話してみた。と言ったって、息子にも私にも正式な病名はないし、娘も兄をただの怠け者だと思っているので、わかりにくいだろうけど。

「普通に」できない人間の存在は、普通の人には不快だろう。いくら「普通に」できないと言ったところで、ほとんどの人はいずれは社会生活の中で「普通に」しなくてはならないのだから、「ちゃんとしなさい」と言われることは、むしろよい事ではあるのだけど。特にこじれると、それがいじめという問題になり、いろいろな悲劇を生むことにもなる。

娘としてはいじめっ子のレッテルを貼られ心外だろうが、私はなんとなくではあるが、Qちゃんの気持ちもわかるし、先生の立場もわかる…また、娘も今、「正しいと思うことをずばずばいうことが正しいとは限らない」ということを学ぶ時なのだと思う。

自分がよかれと思って放った言葉が、その人を死に追い込むということもある。

実は、私もおそらく一人は殺しているんじゃないかという傷がある。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今日は、昨日残った餃子の皮を使い、豚と生えびのあらみじんをあわせたニラ餃子を作った。贅沢のきわみであった。学校でも会社でも、ついでに家庭でもいろいろある親子三人だが、この幸せがいつまでも続きますように。

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2006年12月 2日 (土)

息子を産んでよかったわ~ちょっと、家を修繕~

今日は天気もよく、私も体調がよく、おまけに息子大好きな「テレ東カオスアニメタイム」もあって、私と息子は早くから活動できた。

散らかったものを片付けながら、息子にリビングの蛍光灯の交換を頼む。
うちのリビングは意外と天井が高く、前に私も交換していたが、私の背では結構難儀する。そういうこともあり、ここ数年交換せずにきてしまったのだが、「このところ点き方がおかしい」とは息子の方からいいだしており、「ママより背が高いんだから、あんたがやってよ」ということで話はついていた。

息子は、好奇心が強いほうだが、家事や事務など、ごく普通の事ほどいやがる傾向にある。極端に、失敗を恐れるのだ。だが、そんなことではこれから生きていけない。失敗するのなら今のうち、「最初から蛍光灯の換え方を知ってる人なんていやしないし、私だって見よう見真似だったんだから」と、息子をテーブルにのせた。

このテーブルに乗っても、私だと手がぎりぎり届くくらいで、ひとつ作業をするだけで脂汗が流れ、呼吸が乱れるほどきつい。が、なんということだろう。息子がルルベ…じゃない、背伸びもすることなく、作業ができているではないか。「はずれねー」「あ~、なんか割れた~~」と、悲鳴を上げていたが、ちゃんと3本の蛍光灯を交換。カバーに、何年分ものホコリや、虫の死骸がたまっていることにも新鮮な感動があったらしい。

「わあ、背伸びしないで届くもんね。頼もしい。息子を産んで、よかったわ~」

二人での作業は効率がよく、私も思わずこう言った。息子もどこかうれしかったようで、昼ごはんの大根おろし作りも、快くやってくれた。右ひじを痛めている私にとっては、こんな作業がきついのだ。

うれしかったので、今日は息子の大好きな大判焼きと、干し芋を買ってやった。私も勢いに乗り、前に壊れて息子が止めをさした、台所の調味料入れを修繕。ずっと台所に散乱していたしょうゆや油などが収納できて、気分がいい。

夕食は娘の提案で餃子にした。超貧乏時代、安い小麦粉をこねて皮を作ったほうが安く、おまけにうまいことを知ってしまった我が家はもう市販の皮に戻れないらしく、「面倒だ」「台所が汚れる」などといいながら、小麦粉をこねてのばし、むっちりしこしこ、焼き目はパリッとさくさく、おまけにはねまでついてるぞ~のニラ餃子に。

不登校だ暴力だと、いろいろある家庭だが、なんか結構幸せなんじゃないかと思う。

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2006年12月 1日 (金)

我が家の秘密の味~ここだけの話にして~

昔から、安くてうまい食材に目がない。

が、かつて私が重宝していたそんな食材は、今やずいぶん高くなってしまった。ぶりのかま…昔はタダ同然という感じだったのに… 牛すじ…最近、コマよりも高いことがある… ホルモン関係は、すべて高嶺の花になってしまった…

だから、あまり書きたくないのだが…今日は、「ゲンゲのから揚げ」を食べた。

ゲンゲとは、もともと「下の下」と書いたという、深海魚だそうだ。身はやわらかく、水晶のように透き通った部分もある。大体、深海魚はグロテスクで、どこか不当な評価を得やすい。鮟鱇だって、かつては庶民の食べ物だったそうだし。

うちで使うのは、ゲンゲの中でも「ノロゲンゲ」といわれるものらしい。うちの近所では、800グラム以上はたっぷりありそうなパックで高くても300~400円程度。売れ残って200円を切ることさえある。貧乏のどん底にあった時分、私はこれを買い、「淡白そうだから、豆腐のように扱ってみようか」と思った。店では「煮付けに」とあったが、ぶつ切りにして軽く塩コショウをし、片栗粉をまぶして油でからりと揚げ、大根おろしとポン酢で食べる。青ねぎの刻んだのと、忘れてはいけないのが、「かんずり」だ。

ゆずと唐辛子を熟成させたかんずりは、かなりのぜいたく品だが、当時みやげにもらっていたのだ。大人の味だと思うが、うちの子供たちもこの香気と辛味のとりこになっていた。そして、げんげのから揚げとポン酢にかんずり、は子供の大好物のひとつになった。

からりとしたころもからあふれ出す、とろりぷるぷるとした身。あっさりと淡白にポン酢と大根おろしがからみ、ゆずの香りが鼻腔に広がる……「お刺身やお寿司は好きだけど、魚料理はきらーい」とぬかす娘も、これだけは目の色を変えてぱくつく。

実はこのゲンゲも、最近なかなか入らない。まだ高くなってはいないが、以前のようには手に入らない。そのうち高級魚になったらどうしよう…なんて心配している。

ついでに、マンボウも同じようにして食べたら、ぷるぷるがむっちりしこしこに変わっておもしろかった。

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