« ねむれるししと遊ぼう~FF6~ | トップページ | 永井一郎さんのエッセイが新潮に~焼酎を飲みながら~ »

2006年12月20日 (水)

薬用養命酒は鬱に効く?~体を張ってみますた~

毎日浮かれた日記を書いているが、実は先週あたりから胸騒ぎや動悸に苦しんでいる。今の職に就く前に悩まされた、「パニック障害」っぽい。これはまずい。ちょっとしたことで動悸や冷や汗に苦しみ、頭の中もごちゃごちゃする。独り言やわけのわからないことを言い出したりしてるし、このままじゃ、また引きこもりになってしまう。

と、思い出した。最近、薬用養命酒を飲むのをサボっているではないか、と。

養命酒は、昔からあるリキュールだ。私の子供の頃は社会的にアルコールに甘く、養命酒も子供用の目盛りで飲まされた。今もカップには目盛りがあるが、子供用の用量の記載はない。

この昔懐かしい養命酒が「鬱に効果がある」といううわさをネットで知った。

その頃私はある内臓疾患を患っており、これもまた鬱の要因になるのではないかとネットで語られていたのだが、必死で働きに出ているけれど「世界中が自分を嘲笑している」というような妄想はいつもちらちらと現れ、ひどい無気力と倦怠にぐったりとし、ちょっとしたことでもパニックを起こし、動悸に苦しむ状態。
考えることは「消えたい」ただそれだけで、通り魔に刺されて死んでしまえばいいのに、とか、福知山線の痛ましい事故のニュースを見ても、「あの中にいたかった」と、ひたすら犠牲者をうらやむ始末。
そんな時、母が薬用養命酒をくれた。別に私の症状に気づいたわけでもなんでもなく、ただ昔と同じく「健康にいいから」と飲ませようとしたのだと思うのだが、これが良かった。
うそのように、気分が晴れてきた。
失敗を、それほど恐れなくなった。
ひたすらこもって、誰ともコミュニケーションをとらずにいたかったくらいなのに、徐々に生きる希望が湧いてきて、何を間違ったのかブログまで始めてしまった。

その内臓疾患を手術で完治させた頃と同時期なので、必ずしも養命酒の効能かどうかはわからない。その手術を受けただけでも、気分が晴れた!という人も多いので。
しかし、その後も養命酒を中断すると動悸や不安感に襲われ始めることがたびたびあった。重いし、安くもないが、慌てて薬局に買いに行き、夕食前だけでも飲むようにすると、また治まる。
「気のせい」でもなんでも、2000円足らずのお金でひと月ばかり気持ちが晴れるのだから、安い。ただ、この食前酒が呼び水になるのか、なぜか酒量もアップするのが悩みである。

で、昨日思い立って養命酒を飲んでみた。この世の終わりかと思うほど落ち込んでいたのだが、なんだか息子との会話も弾む。そういや息子のことひとつだって相当深刻なはずなのだが、学校に行った、行かないとか、受験の事とか、まともなことひとつできやしないこととか、もう悩んでもしょうがないわね~と、さわやかにあきらめられているのも、養命酒のおかげか。

で、気分が高揚してきたところで書いたのが昨日の記事だ。

躁状態だろうこれは!

養命酒、効きすぎである。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

厳密には声優さんではないかもしれないが、岸田今日子さんが亡くなった。私にとってはムーミンの声として子供の頃から親しみ、また女優としても活躍されていただけに、小さい頃から親に「あの人がムーミンの声の人よ」と教えてもらって、「声の出演」に興味をもつきっかけのひとつになった方だ。
独特の魅力があって、なんとなく「不死身」のイメージさえあったのだが…本当に今年はなんと、声優好きにとって悲しい年であろうか。

ご冥福をお祈りします。

|

« ねむれるししと遊ぼう~FF6~ | トップページ | 永井一郎さんのエッセイが新潮に~焼酎を飲みながら~ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ねむれるししと遊ぼう~FF6~ | トップページ | 永井一郎さんのエッセイが新潮に~焼酎を飲みながら~ »