娘がいまどきスケ番です~年頃の女の子って~
ミイラといえば思い出す。うちの愛娘ちゃんの幼い頃を。
その日、私と息子と娘は、科学博物館に朝から遊びに行った。二人とも「なーにそれ」という感じだったが、「ミイラが見られるよ」などと話してみると、娘が目をらんらんと輝かせ、「見たい!ミイラ!ミイラ!」と盛り上がった。入館し、常設展示を順番に見ていても「ミイラまだ??ミイラ!ミイラ!」と私を蹴り飛ばす。「待ちなさいっ!」と、順番に見せ、ようやく念願のミイラのもとへ。
「ほら、ミイラだよ」「……」神妙な顔で、ミイラや干し首を見つめた娘。
そして帰宅し、布団の中で娘は言った。
「ねえ?」「な~に?」「ミイラって、なに?」
ああ、かわいかったあの頃。
今、娘の言動がなんだかヘンだ。まず、学校の通知表を見せない。「成績はちゃんと上がってるから」とは言うものの、おかしい。ちょっと漏らしたのだが、「授業態度が悪い」という書き込みがあるらしい。最近、担任の先生と娘の仲が険悪だ。私にもあからさまに学校の先生方の悪口を叩くし、「授業聞かない」などという。小学高学年くらいならよくあることだと思うが、男女間の対立もある。「男子、まじムカつく」と言い、彼女は女子代表のような感じで、男子と渡り合っているらしい。
「そりゃあね、あんたくらいの年ならみんなそうだけど、男子も体と心が大きく変化する頃で、これから力も強くなるんだし、一緒に遊ぶのも少し考えたら?」と、一応アドバイスするのだが、娘はあくまでけんか腰だ。
「ていうか、喧嘩上等」
「は?」
「喧嘩上等。うち、負けないしね」
あらあらお母さん、そんな言葉わからないわ。……まあ、泣かされないようにね。
塾のお迎えに行くと、もう終了時刻なのに授業が終わらない。なんだか騒がしく、先生が「静かにしなさい!」とキレているような声も聞こえる。この間、思いがけずとんでもない言葉で、娘がこの先生を小ばかにしているのを思い出した。学級崩壊??先生が、今のクラスをまとめられなくなってる????
少し前に、塾の先生が生徒である女児を殺害した事件があった。女児にいじめられていた、と教師は供述。はあ、そんなわけあるかぼけ、と世論は呆れたが、娘を見ると、「そういうこともあるかもしれない」と思う。娘は怖いもの知らずで、絶対に自分が正しいと思っている。実際、話すと恐ろしく頭が切れ、舌鋒鋭く相手をやり込める力があるし、甘えるべき相手、保護すべき相手、攻撃すべき相手を見極める洞察力もある。その攻撃目標が、今クラスのほとんどの男子や、恐ろしいことに先生になっているようなのだ。危ない~~。
ちょっと、ゆっくり娘と話さなくてはならないかも。娘が孤立したり、授業の妨げになることになったら大変だ…。
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今日はドラマ「のだめカンタービレ」最終回。いやあ、のだめ実家まで完璧に映像化されるとは…w
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