FFTがPSPで出るそうな~それはともかく~
来週の少年ジャンプに、FFTがPSPで出るという記事が載るらしい。
ああ、アルガスに会えるッ!
ガフガリオンに会えるンだ!
今プレイしても、グラフィック的には同時代のFF7や8より時代を感じさせないし、シナリオの重厚さ、バトルや育成のおもしろさはFFシリーズでも出色。ちょっと楽しみな話題である。
が、浮かれてばかりもいられない。現実を見れば息子はいよいよぐだぐだだ。何度も進路の話題を振っても知らぬ顔で通していたが、今日仕事で移動中に電話してみたら「今起きたとこ…今日、進路のプリント出さんとあかん」とか言っている。すでに2時くらいだったが、急いで登校するよう促した。…が、帰宅すると「あのあと電話があって、今日は4時限授業でもう終わったって」orz学校に電話したのかと聞いても「電話番号なんか知らん」。なあ…あんたいくつだよ????
息子の志望校は、本当に定まらない。前に言っていた学校にも最近は興味を失っているようだし、私立高にいたっては「全然情報ないからわからない」わからないから、情報を集めろとも言ったよね、私。お前の目の前にある「箱」は一体何か、と。それはどっかのファンタジー世界でおしゃべりするためにあるものではない。検索すれば、どんな情報も思いのままではないか。しかし息子は「めんどくさい」という。毎日寝る時間以外は「箱」の前にいるくせに、何が面倒なんだか。「本屋に行けば、いくらでも情報本が積んであるし、立ち読みだってできるでしょ。仕事の合間に私は読んでるし、その情報もあげたはずだけど?」と言ってみたが、「本屋になんかいかないし、そんな本知らないし、立ち読みなんてめんどくせ」買おうか?と言った時は「もったいね」と言ってたっけ。また本屋になんか行かないという割には、山のように雑誌や漫画があるなあ。
「じゃあ、あんたはどうするんだ?」と問うが、「どうって?どうにも?」と開き直る。
「中学生でいられるのは3月まで。みんな、それぞれ自分の希望に向かってがんばってるんだけど?」
「希望なんかない」
「特に自分の希望が決まってないなら高校に行くものだ。特別な仕事をやるというのでもなければ、普通高校に行くんだけど、で、志望校は決まったの?」
「学校の特色とか、いろいろあるけど自分のやりたいことが何かわからない。希望なんかない」
「だから早くから考えろと…いやともかく、今のあんたで受けられるところはどこなの?もう、そういうレベルなんだよ」正直、息子が受けてもよさそうなところは、言いたくないけど「底辺高」として知られるところだけだ。今の中学を「腐ってる」とかなんとか言う息子には、かなり過酷なことだろうが、それはそれで仕方がない。多くの人が助言し、それなりに情報も与えたつもりだが、息子はそれでも自分の生活を改めなかった。いわば、自分で選択したのだ。「選択肢なんかない」自分を。
「まあ、高校には行くよ。けど、あんまりひどかったら行かない」
馬鹿だ。本当にこいつは馬鹿だ。
何様だと思ってるのか。どんなところだって、「受けさせていただく」立場なのに。
正直、私も息子が高校に入ったところで立ち直れるとは思えない。本人に、まったく改める気がないのだから。よほどすばらしい高校に入れば世界も変わるかもしれないが、本人の自堕落な生活のおかげで、もはや定員割れするところくらいしか入れないのに、まだ、自分が選ぶ立場にあると思うか。近所では「動物園」とか「悪の巣窟」などと言われる学校にしか入れなくて、しかも中退なんて、一体どこまで自分を落とすつもりか。
「だから、バイトするって言ってるだろ~~~~!」
ますます難しいと思う。最近も、自閉症関係の活動をしている方にお話を伺ったが、こういう子の就業は、本当に難しいのだという。障害者枠で入っても、結局障害を理解していない職場で適応できず、引きこもることになるのだそうだ。
自閉。アスペ。発達障害。
四肢や視聴覚の障害はまだ、理解してもらいやすい。どんな人間も、いずれはそういう障害を負うことになるのだから。
ところが、これらの障害は、性格や能力の障害だ。今、手足が不自由な人に面と向かってそれを侮辱するような人もいないだろうが、性格や能力が欠けている(あるいは偏っている)人間に対しては、いくらでもそれができるだろう。努力してもそれが克服できない、かといって知的障害などの範疇にもない人間が、一番辛い。本人も、たぶん雇う側、その周辺も。
本気で社会に絶望するか、叩かれながら成長していくか。
どちらにしろ、息子は底辺高への進学か、バイトでやっていくという。
バイトだったら、家賃・生活費を取り、もちろんインターネット代も取ろう。
親の金でぐーたらできるとは思わないで欲しい。それが、本人のためである。
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