永井一郎さんのエッセイが新潮に~焼酎を飲みながら~
週刊新潮に、興味深い記事があった。
ベテラン声優・永井一郎さんの、焼酎にまつわるエッセイだ。
永井一郎さんといえば、サザエさんの波平役で知られ、私の子供の頃から「どのアニメにも出てるんじゃないか?」と思えるほど、老け役を数多くこなしていた方だ。
しかし、「意外と若い人らしい」というのは、親から聞いたか、何かテレビや雑誌などで知ったのか、私も子供の頃から知っていた。
エッセイによると、永井さんは御年75歳。波平役は37年演じているという。声の仕事を始めたのは20代からであるが、その頃から老け役だったという。
しかし、これまでに「声が出なくなる」という危機に何度もあったらしい。平成6年に、よりにもよって咽頭がんを患い、その手術をしたら声が出なくなった。
その時、友人に酒を勧められ、普段は飲まないのに飲んでみたら、声が出た。以来、平成10年にも咽頭がんが再発、他に大腸がんもやって、手術のたびに声が出なくなり、酒で復活。
しかしご本人は糖尿病でもあるので酒はご法度。ところが、焼酎などの蒸留酒だと、かえって血糖値が下がるとか。それで、今は焼酎の愛飲家…という内容だった。
って、3度のがん??? おまけに糖尿病?????
大変なことだ。それでこのお年で声優のお仕事。毎週休むこともかなわないような国民的番組をなさってるのが不思議だ。
しかし、考えるとこの方の代わりになるような声優さんというのも思い当たらない。氏は、すごい爆弾を抱えながらこのアニメのためにがんばっておられるのだ。
最近はさすがに氏の声を聞く機会はめっきり減り、今は波平さんくらいか。私も最近、「キングダムハーツ」に出演されてるのを見て、ものすごく感動したくらいだ。ご病気の事は恥ずかしい話、知らなかったのだが、さすがにかつてのように出ておられないのは感じていたし。
同じ号に、大山のぶ代さんの、JTの広告エッセイも載っていた。こちらも古いアニメファンには顔がほころぶ内容だった。
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