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2007年1月 2日 (火)

またまたあやしいお正月~ぶっちゃけありえないw

年明けて2日目。「おねがいマイメロディ」の新年は、今年もカオスであった。日本を代表するキャラクター会社・サンリオの、30年を超える看板キャラクター・マイメロちゃんは、明らかに地球を滅ぼすだろう。

さて、我が家もいろいろあったが、娘と初詣に行くことにした。

初詣。これを嘗めてはいけない。

昔夫と子供とで、とあるお寺Aに詣でた。…ここが、「弁天様が嫉妬して、別れさせる」と評判のところとは知らずに。その翌年、子供を実家に預け、久々のデート気分でとある超有名お寺Bに詣でた。…ここもまた、「別れる」といううわさのところとも知らずに。

で、その年以降、「心底幸せなお正月」などというものを知らぬまま、何年も過ぎている。まあ、それなりに笑って過ごそうとは思うのだけど。

で、今年は娘と二人、比較的近いのだが、今までその存在を知ることも無かったお寺をタウン紙づてに知り、詣でることにした。由緒正しいのだが、地図にも載っていない。かれこれ30年くらいここに住んでいるのに、そこを知らないのが意外なくらいだった。

境内はこじんまりとし、2日目とあってそれほど混雑は無かった。とても雰囲気はよく、娘も「来年はママ抜きで友達と来ようかな」などと言う。くそ。娘が大好きなおみくじにも行く。

おみくじ。

ここ数年、その数百円も出せないくらい家計は苦しかったが、今年は遊ばせてやろう。「ママは?」という娘。うん、血液型おみくじ(お守りつき)なんて、いかにもあやしげだけど、ここは楽しもうか。それぞれの血液型のくじを引く。

「あ♪小吉」
娘が喜ぶ。私のは、うちでのこづちのお守り。血液型占いを読んで、あ~はいはい、わかってますよ~とうなずく…が、小吉?…私のおみくじには、吉も凶も、肝心なおみくじはないけれど?
「落としたんじゃないの?」と娘に促され、そこらを歩く。そんなに混んでいないローカルなお寺。どこにも、見当たらない。「じゃあ、聞いてみたら?」と娘。そんな、おみくじの不良品??そんなのって、あるの?

結局巫女さんに尋ねてみたら、やはりおみくじが入っていないことは考えられなく、「改めてお引きください。こちらのくじは預かります」とのことだった。

新年早々、「不良品」のおみくじを引くなんて、私はどこの悲劇のヒロイン?

新しく引いたくじは、たしかにおみくじが入っていて「吉」。ついでに、入っていたお守りも前のと同じく「打ち出の小槌」だった。これもまた不思議。
「待ち人は…来ずだね!」
娘が覗き込んで言う。夫は、帰らないということか。「失せ物も出ずだってw」と娘は笑うが、それはあんたらも含めて散らかしまくるからじゃ。今年の初夢は、まさに悪夢。営業で明け暮れた挙句、大切だったコミックスを、あんたらにぐちゃぐちゃにされて泣く泣く処分した現実をミックスしたものだ。貴重な初版本は帰らない。諸般の事情で再販不可能、まさに人類のお宝、というような本に限って、あんたらぼろっぼろにしくさって。失われたお宝本を惜しみ、ああ、あれも…これも…とうなされたのが今年の初夢!

今朝は、NHKで「信貴山縁起絵巻」を特集。漫画やアニメと同じように、私は絵巻物が大好き。要は「当時のお寺PR本」とは思いつつも、この斬新さ!洒脱この上ない筆致!これを現代の「知」、漫画評論家夏目房之介、芸術家森村泰昌、俳優白石加代子が、それぞれの視点で解明する…朝から一人きゃあきゃあ騒いだ。声をかけた子供はまったく起きてこず。もったいないなあ。見せて、「人類の宝と言うものはどういうものか」と知らしめたかった。そして、それをどのように守るかも。

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