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2007年1月24日 (水)

スミノフアイスの不思議なキャンペーン~貧乏人の恩返し~

今日はちょっと乾杯したいことがあって、会社帰りに酒屋に寄った。と言っても身に染み付いた貧乏性、発泡酒でささやかに「自分にごほうび」しようとしたのだが。

そうだ、スミノフアイスを買わなきゃ。

スミノフアイスとは、さわやかな飲み口のイギリス発のリキュールだ。どちらかというと、若い層をターゲットにしているらしい。そんなスミノフアイスだが、過去にこんなことがあった。

その頃我が家は困窮を極めていた。詳細は避けるが、とにかくもう、子供の給食費や年金も払えなくなるかもしれない…という不安な日々が続いた。

ネットを利用して就職活動などをする傍ら、貧乏な人間が集まるところをよくのぞいていた。自分の不安や愚痴をつぶやいたり、他の人の悩みを聞いたり、貧乏生活に生きる知恵を交換し合ったり。怖いといわれるネットの世界だが、皆優しくまじめで、知識も文章力も情報収集力もすごい方ばかりだった。

そんな貧乏人たちのスレッドのあちこちで、ちょっとした騒ぎが起きた。

「スミノフアイス」キャンペーンである。ネットで誰でも簡単に応募できて、応募者全員に「スミノフアイス」を1ダース(…2ダースだったかも)ぽんとプレゼントするという、太っ腹企画だ。さすがに送料は応募者負担だったが、それでも十分お釣りが来る。このドリンク、1本230円(275ml)、おされなバーなどでは800円も取るという、貧乏人には一生ご縁がなさそうな飲み物だ。それが、なんとまあクリスマスシーズンに送ってくれるというのだ!バンザーイ!スミノフバンザーイ!これでクリスマスが祝える、年が越せる!と貧乏人たちはこぞって応募した。「本当に来るかな?」とワクワクし、「来たよ!」「うちにも来た!」と貧乏ネットワークに喜びの声が続々。誰もが、ひとときの贅沢を楽しんだ…。

このようなキャンペーンと言うのは、もちろん商品の認知度や好感度を高め、消費者に商品をお試しいただき、市場拡大を狙うものだ。それと、顧客となりうる人々の個人情報を得る、という目的も欠かせない。それが、大量の貧乏人に押しかけられ、
全国貧乏2ちゃんねらリスト」を作成するハメになってしまったスミノフアイスになんだか申し訳なく、「いつかどん底生活を脱出したら、ご恩を返したい」と、「スミノフを買える生活」を目標に、アルコール依存で引きこもりの生活から近所のパートへ、派遣社員へ、そして現在の小さい会社ながらも正社員へとステップアップしてきたのである。

今なら、スミノフ1本くらい買っても罰が当たらないだろう。あれから何年たっただろうか。私はついにそれを手にした。

…ああ、がんばったなあ、私…。もちろん、まだまだ先は長いのだけど。

あの頃、親や周囲の人にお世話になりっぱなしだったけど、たくさんもらえたスミノフをおすそ分けして、ちょっぴり恩返しをすることができた。レモン風味でほどよい発泡がのどに心地よいスミノフを飲みながら、そんなことを思い出す。

…と、見ると、今、また何かキャンペーンをやっているではないか。

宴のシメ 国際炭水化物

って???こ、国際炭水化物????

思わず応募してしまったw 来るといいなあ、国際炭水化物。

スミノフアイスについて詳しく知りたい方はこちらへ↓
http://www.s-ice.info/pc/index.php

そしてスミノフアイスさんが、今度は「闇鍋参加者リスト」を作るはめになったらちょっといいな、と思う闇鍋奉行でした。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 職務経歴書 | 2014年1月23日 (木) 12時24分

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