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2007年1月26日 (金)

不思議な運命のめぐり合わせ~危うく煮魚を作るところでした~

今日は体調が悪い。

1ヶ月前からおなかの調子がずっと悪かったが、昨夜はどうにも気分が悪くなり、11時頃に床に就いたのだが、なんと2時半くらいには目覚めてしまった。おなかが重い。手のひらや頭皮が異様に痒い。眠れなくて、起きて内職を始め、疲れて4時くらいに床に就いたが、うとうとし始めた頃に目覚ましがなる。

しんどい…昨夜食べた怪しい手作り明太子のせいか、なんなのかはわからないが、重い体を引きずって仕事へ。今日は大切なところに行くことになっているので、休むなんてもってのほかだ。

買い物をして早めに帰宅。ソファでぐったりしていると、引きこもり魚のクーリーローチが水槽の表側に悠々と寝そべって、近寄っても逃げない。「えっ、死んでる?」と思ったが、息もしているし、泳いでいる。しかし明らかに様子が変だ。寿命かなあ…と、何にもする気が起きず、やってきた元気な娘に料理を頼み、のんびりした。

今日は鶏の水炊き。ぶつ切りの鶏は朝から保温鍋で煮込んでいたので、やわらかく、また極上のスープが出来ている。あとは野菜を切って入れればOK。下ごしらえしておいて良かった。また、食欲はなかったが、このスープなら元気が出そう。

台所からい~~いにおいがして来る頃、私はまた水槽の異変に気づいた。食いしん坊のプラティたちが、えさに目をくれず、水面でアップアップしている。それも、水槽の片側に集まって。酸欠?いや、濾過器は先日掃除したばかりで、勢いよく水を循環させ、いい感じに泡を水に放っている。しかし、アップアップは明らかだし、コリドラスも盛んに空気を吸いにあがってくる。

そこではたと気づき、水槽を調べた。サーモスタットが宙に浮き、水温が34度ほどになっているではないか。あわててサーモを沈め、台所の浄水器を通した水を、ちょっとずつ混ぜた。32度くらいになると魚たちは落ち着き始め、30度を切っていつもの状態になった。

危ないところだった。もう少しで、かわいい魚たちをゆでるところであった…。

もしも私が元気であれば、帰宅してえさやりしたら、台所かパソコンに入り浸っていただろう。そうすれば異変に気づかず、確実に被害が出ていたはずだ。今日に限ってソファでぐったりしながら魚を見ていたおかげで、すんでのところで助かったのだ。

神様、ありがとう。私を病気にしてくれて。

娘が作った水炊きは実においしく、テーブルに着いただけで重かったおなかが空腹を訴え始めた。うちでは水炊きは、塩胡椒であっさり食べるのだが、「スープをちょっとだけ」のつもりが、お代わりまでしてしまった。本当に、お魚のために体調が崩れていたみたいだ。

しかし明日も明後日もゆっくり休めないので、今日は大事をとって早く眠ることにする。

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