R25で、意外な名前を見つけたけど…
R25は、25歳前後の男性をターゲットにした、リクルート社のフリーマガジンである。
しかし、私は電車の中などでこの雑誌を読む人で、「ターゲット」の人を見たことが無い。ほとんどが女性。あるいは、25の倍はありそうな年の男性ばかりだ。
で、申し訳ないが私も、明らかにターゲットとは違うのだが、愛読させてもらっている。私が子供の頃は週刊ポスト、育児中は週刊SPA!愛読という、もともと変わったタイプの人間と言うこともあるだろうが、R25がインタビューする人が、どちらかというとR25世代の上司世代が熱く語りたい時代を生きたタレントさんだったり、年齢に関係なく普遍的なテーマを、今風に掘り下げてくれるところが、ターゲット外の人に略奪される理由のひとつなんではないかと思う。
さて、仕事の移動中にぱらぱらと読んでいると、ふと懐かしい名前を見つけた。
ウエノミツアキ
え? まさかあの人???
FFファンなら覚えていようか。FF7が出てまさにプレイステーション全盛の頃、もちろんゲーム雑誌はこぞってこれを特集した。老舗のファミ通は、もちろん大量ページを割いて特集。FF7自体は、攻略情報なんかなくっても、誰でもとっても簡単に遊べるゲームだったが、設定やキャラクターの魅力が伝説的におもしろく、わかっていても、ついFF7の情報が載ってる雑誌をチェックしてしまった。主なゲーム雑誌は、もちろん読んでみた。
そのなかで、ひときわ異彩を放っていたのが、ゲーム雑誌「ザ・プレイステーション」(ソフトバンク)だった。
通常の攻略情報で終わらない。また、ファンに媚びた内容でもない。独特の語り口、読者との(攻撃的な)交流。役に立つか立たないか、よくわからないがおもしろい。というか、「読者に喧嘩売ってるのか??」と思うこともしばしば。何者だ、こいつ??と、思わずライターの名前を見た。
それが「ウエノミツアキ」だった。
並々ならぬ手腕も感じたが、どこか「壊れている」ような危うさも魅力だった。たしか、自分をあの「宝条(FF7の登場人物)」になぞらえ…というか、今で言う「なりきり」を誌上で行っていたと思う。おそらく、ウエノ氏にとって、この壊れた天才科学者に、、何かシンパシーを感じるところがあったのだろう。私は一時、このライターに惹かれてザ・プレを心待ちにしながら購入し、アンケートで絶賛した。
まったく違うテーマの記事で、文体もまったく当時の狂気(ほめてます)が感じられないので、同一人物なのかはわかりかねるが、まず、間違いないだろうと思う。これまでも書いていたのか?ぼんやりと暇つぶしに読んでいたのが悔やまれる。
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