祝!5万恥晒し☆ 不登校息子観察日記
細々と愚痴を吐いていたけれど、気づくと50000HIT恥晒し。人の恥はそれなりに蜜の味ですね(まだまだ薄味だけど)。みなさまありがとうございます。
今日の不登校息子。「なーなー、ヘッドフォンって、マイクになるってほんとだなー」
ああ、それは教えただろう。100円均一のスピーカーを改造して、ミニエレキギターだってつくれるぞ。と、言うまでも無く、息子は100円均一で買った安物ヘッドフォンを使い、級友とボイスチャットを楽しんでいた。
で、息子だが、何の影響か今日は「なあ、ゲジゲジって可愛くね?」とか絡み始めた。ゲジゲジか。私はありとあらゆる生物に愛情を示し、おかげでずっと「変人」の称号をほしいままにしていたのだが、中学の頃、教室にそれが大発生し、それはそれは阿鼻叫喚だったので、あまり共感できなかった。息子は、白紙を手に、熱く語る。
「ゲジゲジは、ムカデと混同されてるんだよ。たしかにムカデには毒性があるものもあって危険なんだけど、ゲジゲジはあごの力が弱くて、人的被害は少ないらしい」
そうでつか。私は、夕食を作りながら聞き流す。
「いいか、みてみ。ゲジゲジはなあ」息子は、書類の裏にシャーペンで絵を描き始めた。以下多足類のオンパレードなので注意。
「頭がこうで、こう…」なんか、むしろハサミムシに見えるけどぉ、と言うと「これは足」と手を加えた。ああ、たしかにこういう虫、見かける。でも「ワラジムシと、どう違うの?」と聞くと「ワラジムシは違うでしょー」と、描き始める。おお、結構観察していて、的確。「じゃあ、団子虫は~?」これにも即座に応え、見事な団子虫を描いた。「このあたり、足がはみ出るんだよね」と、こだわりながら描いている。
ちょっと、料理に目を向けていたら、不登校息子はゲジゲジの絵を仕上げていた。「正面の顔はこんなんだぜ~~~」と、可愛いものも見せてくれたし、簡単な描写ながら、まるで生きているかのようなゲジゲジの絵。ちゃあんと節ごとに足が生えているばかりか、とにかく生き生きとしている。
「うまいなあ…」私は、本心から褒めた。不登校息子は、幼い頃絵を好んでいたのにも関わらず、幼稚園に入って突然、一切絵を描かなくなった。担任の先生を泣かせ、私を困らせたが、なぜか小学校・不登校児大量生産先生のもとで、いきなり1枚絵を描いた。これが、賞をとるほど評価を受けた。以降、学校で求められるような絵はあまり描かず、黙々とパソコンに向かってなら、絵を描いているのを知っている。親には見せたがらないが、まあ、いわゆる「美少女」だ。
しかし、美少女を見てウン十年の私の目からは、息子の美少女絵には「もっと勉強しなさい」としか言いようが無い。が、この節足動物どもには光るものがある。「ゲジゲジは、益虫なんだぜ」「だからむやみに殺さないほうがいいんだぜ」って、それくらい、私の中では常識だ。おかげで、村八分だぜハハハハハハハ
この息子の素晴らしい絵をここで紹介したいのだが、本人に拒否されたorz
息子は、息子の考えがあるらしく「絶対ブログとかに描かないで!」と言われたので今日はこの辺で。
多足類にメイド服着せたことはシャレだよな・w
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