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2007年3月 2日 (金)

ひなまつりですね~いつお雛様を買うのか聞いてみました

仕事柄いろいろな職業の人に会い、雑談させていただくことのある身。最近、雛人形などを扱う人形屋さんとたっぷりお話をさせていただいた。

最近の雛人形はすごいらしい。私の子供の頃は、ある意味最悪の時代で、プラスティックやナイロンなどの「新素材」が使われ、またお雛様のような日本の伝統が、西洋重視で軽んじられたこともあり、正直粗悪なものが出回った。私くらいの世代の親が、娘は生まれたが「お雛様はうちにもあるから」と、痛んだ屏風などを買いに店に来て、あまりの豪華さ、質の良さに結局全部買い換える、ということがあるらしい。

たしかに、そのお店のお人形は、素晴らしいものが多い。正絹に刺繍とかは当たり前。ビロード地の着物や、正倉院の着物を参考にした柄とか、着物だけでもバラエティに富んでいる。道具類だって、それだけでもちょっとした工芸品として飾ってもよいくらいのお品が揃う。総蒔絵の牛車なんて、実際には平安貴族も乗れなかっただろう。

いろいろ話を伺った。雛人形は、顔専門、体・着物専門、道具専門、というそれぞれの職人さんがいて、別々に作っているらしい。「だから、ほら」とご主人、お人形の首をすぽっと抜いた。ひゃー。

雛人形の首は簡単に抜け、自由に挿げ替えられるのだそうだ。だから、この顔は気に言ったけど、着物はあっちのほうが…なんていう時には、その組み合わせにしてあげちゃうという。そうだったのか…。

うちにも娘がいるが、うちにはお雛様がいない。自分自身、小さい頃お雛様が好きでなかったこともあるし、何より上の息子がちょっと前まで「人形恐怖症」だったのだ。洋の東西を問わず、アンティーク人形を見るとパニックを起こしたのだ。

それが最近、「ローゼンメイデン」に夢中なのは皮肉なものである。

そんなわけで雛人形とは縁の無い生活だったのだが、これだけ素晴らしいものを見ると、今更ながら娘にこういうものを買ってやれなかったのを悔やむ。

「お雛様って、大体いつくらいに買うものなんでしょうか?」と質問すると、一番多いのは、立春を過ぎたあたり、大安とか、土日が忙しいという。じゃあ、いつくらいが最後??と疑問を持ったところで問わず語りで答えてくださった。

「うちの今の記録は、3月3日、当日ですよ。あの記録は破られないなあ~~」

おおおおお。いるんだ。近所の大手スーパーでは、ひなまつり前の今日あたりはとうに五月人形コーナーに様変わりしていたが、3月3日の当日になって、慌てて買いに来るお客様は存在したらしい。て、その日に届けてもらうとして、組み立てて、お祝いして、すぐお片づけか…ちょちょっと飾れる親王飾りならまだしも、5段飾りなんて、考えただけでめまいがする。生鮮品みたいに値引きされるのでも待ってたのだろうか…て、店長、この記録を破ったらそれはすごすぎます!

そんな話をしながら、うちも良いお雛様が欲しいなあ…などと考え始めてしまったのだが、予算もないし、あの素敵なお雛様だけ!親王も屏風もいらないから!なんて買い方はできるのだろうか…などと考えた。

独身びな

うう、なんだか縁起でもないな。

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