アスペに有効? ロボット教育
ロボットを作る教育をする先生と話をしたことがある。
ロボコンというと、コントローラーを使って格闘させたりというようなイメージをもたれるかもしれないが、子ども用のその教室は「自律型」という、プログラムと設計をしたあとは、完全に自力で判断させ、課題をクリアさせるというものだ。
レゴブロック、パソコン、ロボット…アスペルガーの子がものすごく興味を持ちそうなものばかり。しかしこの教育の本当に良いところは、チームでひとつの作業をすることにより、そういう子が苦手とするコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を身につけられるということだ。
「極端な話、順位なんかどーでもいいです。パソコンの知識やプログラムの技術が身につくのも、おまけみたいなもの」と、その先生は仰る。「たとえば大勢の観客の前でパフォーマンスをしたり、自分の工夫したところを審査員にアピールしたり。そんなこと今までできなかったような自閉の子だってやっているんです」と。
実際、アスペっぽい子は多い、という。しかし特にそういうことを触れ込んでいない。「もしもアスペの子に最適、なんて宣伝とかしたら問題になるし、そういう子ばかり集まっても教室が成り立たない」そうだ。
というわけで、この話は公然の秘密。もしもアスペルガーの子に悩んでいる方がこちらにいらしていたら「もし、お近くにそういう教室があれば、ぜひ体験教室でも行ってみてください」とだけ申し上げる。
こんな教室があるのを知ったときには息子は大暴れしてしまっていた。
| 固定リンク
コメント