FF6~狂信者の塔の歩き方
忙しいのを理由に、FF6が滞りがちだ。FF6は、前半はある程度決まったストーリーがあるが、後半は変貌してしまった世界を、はぐれた仲間を求め、また隠された秘宝を求めながら自由に探索できるようになっている。この後半が、アイデアの宝庫!ありとあらゆるところに隠しダンジョンがあり、それぞれが一筋縄ではいかないような仕掛けだらけ。これが実におもしろい!
で、今私は狂信者の塔にいる。この中では、「まほう」と「アイテム」のコマンドしか使えない。ところが敵は魔法を跳ね返す「リフレク」状態だったりする…という低層で、途方にくれることもある。「そうか、こっちもリフレクになって攻撃魔法を跳ね返せばいいんだ」と上り始めたあたりで、リフレクを貫通して敵味方関係なく巻き込む「クエイク」だの「メルトン」だので攻撃する敵が現れ、全滅することも珍しくない。塔の中はセーブポイントも無く、「アスピル」で敵からMPを吸い取らなくては体力が尽きる。誰かにリフレクトリング、また何人かにはてんしのはねを装備し、宝物をとり、ホーリードラゴンを倒しながら最上階まで進み、貴重な「ソウルオブサマサ」を手に入れ、降りようとしたところで現れるボス・マジックマスターが凶悪だ。攻略法はいくつかあるが、本当に魔法を使いこなしていないとこの塔はクリアできない。もちろんウーマロに暴れさせるという手もあるが、せっかく大量に魔法習得値をくれる…というか、それしかくれないのに、魔法を一切覚えないキャラを連れて行くのはもったいないし。
で、何度もこの塔をクリアしてきた私も、先日油断して、マジックマスターを倒しており始めたところで、「トルネド」→「クエイク」の波状攻撃で全滅したwちくしょー「まほうレベル60」!
なんかもう、意地でも「このメンツで、レベルアップもしないでクリアしてやるぅ!」と固執している。…時間が無い身なので、本当にいつゲームをクリアし、アドバンス版の隠し要素を楽しめるのやら…
さて、そんな私だが、アドバンス版ならではの冒険もしっかりしている。
地獄のようなこの塔で、「オアシス」ともいえるようなモンスターが登場する。ひとつは「まほうレベル80」。前にも何度かここで書いたミスティの色変わりで、やはり「リレイズ」などの利他行動をすることがある。もうひとつは、FFシリーズの名物モンスター「マジックポット」だ。
FF12では全滅必至とも恐れられたマジックポット、どの作品に出てもとても不可解な行動パターンで、毎度現れると緊張する。で、FF6のマジックポットに関しては、これ以上ないくらいのおいしいモンスターなのだ。
現れると、「ハイポーション」「エーテル」はては「エリクサー」などのアイテムを惜しみなく使ってくれ、とことん疲れた冒険者を癒してくれる。そしてとっとと「とうそう」し、置き土産に「魔法習得値5」まで置いてってくれるのだ。のんびり回復してくれる間に「アスピル」でMPをいただいてもイヤな顔をしないし、ボランティアに精を出してくれる支援団体のような方々だ。
しかし。アドバンスでは「モンスター図鑑」というシステムがある。あると埋めたくなるのが図鑑だ。本来倒さなくてもいいし、倒すなんてこの恩知らずが!というマジックポットで、実は私もこれまで倒すことなく恩恵をいただいていたのだが、なんとなく1体でも倒さなくちゃいけない気がしてきた。
一応、攻撃魔法は一通りはなってみる。大体、魔法が発動するかしないかで逃げてしまうことが多いのだが、マジックポットは属性魔法は吸収してしまうようだ。無属性魔法なら効くかもしれない。が、うちのメンバーでメテオ、アルテマを使えるのは、今連れてきていないガウだけだ。ウーマロなどバーサク状態のキャラでも倒せるだろう。マジックポットのMPは、たったの100だ。しかし、ウーマロは前記の理由で連れてきたくない。それに味方にバーサクをかけ、暴れさせる前に逃げられるのがオチだw
で、ドレインをかけてみた。おお、きっちり100、セリスが吸い取った。可愛そうなマジックポット、これで最期か……と思ったら、「とうそう」した。はあああ?HP0にしても死なないの????
と思ったが、図鑑を確認したら、1体、倒したことになっていた。死んでも逃げる習性があるらしい。
で、今「ソウルオブサマサ」を手にして塔を降り始めるところである。ここでマジックマスターや雑魚に倒されれば図鑑もパア。スリル満点、それが狂信者の塔なのである。
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