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2007年4月30日 (月)

バッシュが情けないことに…FF12RWクリア

FF12RWクリア。普通にやって約30時間でエンディングは見られる。まだまだ気になるところは多いので遊んでいるのだけど。

以下、多少ネタバレなのかもしれないが、このゲームでは懐かしい12の仲間たちと一緒に戦うことができる。皆の盾となって剣を振るう、名将バッシュも、ジャッジマスター姿で共に戦ってくれるのだ。なんと心強い!

が、しかし。近接攻撃タイプのバッシュなのだが、あの鎧のせいか、とても足が遅い。同じく近接のヴァンが無鉄砲なくらい敵に突っ込んでいくのに、みんなでぞろぞろと敵地に向かうと、いつもしんがりを行ってしまう。で、いざ戦闘が始まると、針を撃ちまくるサボテンダー軍団や、回復しまくるカーバンクル軍団のうしろをうろうろしているのだ。ことに、狭いところだと誘導しようにもできない。で、所在なげに「プロテガ」をかけてたりする。

仲間を盾にしてるじゃん

こんなバッシュは、いやである。よく見ると、前線で戦って欲しい高レベルの召還獣ほど、体はでかくて動きが鈍く、やはり後ろをうろうろしていたり、立ち止まって他のキャラの邪魔になっていたりする。ティアマットなんかも、そうしてうろついたあげく「マイティガード」をかける係になっている。

気づくと、一人レベルがものすごく低くなってしまった。…しかし、彼のような近接タイプが必要な局面もあるので今、育てているところ。重い鎧で、ふうふう言いながら、バッシュは石や木切れを掘っている。

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2007年4月29日 (日)

FF12RWにはまりまくり…

今日は朝6時半に起床、

ずーーーーーーーーーーーーーっと

FF12RWをプレイ。今、ラスト直前の予感…「ぬるいくてゆるいなあ」とか言いながら始めたのに、さすがに中盤以降は「バカでもできる」わけにはいかず、少々考えないといけないことに。

でもまあ、「ハマリ」状態にならないように配慮されているし、私のアルコール漬けの頭でも何度か失敗すれば進められるのだから、本当に簡単。12ファンにはうれしいこともいろいろ。ラーサー「陛下」の、相変わらずの「ポーション王子」っぷりには感動w…。

パンネロとヴァンのアツアツお料理イベント。
アーシェとバルフレア、そしてアルシドの気になる関係。
リッキーたちのはじけっぷり。

楽しい~。これが携帯ゲームで、データが2つしか作れないのが唯一の不満か。我が家ではFFと言えば家庭行事、皆で正座して鑑賞するのが常だったものだから…

明日は休日出勤。なんとかこの連休でエンディング見たいなあ…

12は100時間プレイがザラと言われたけど、このゲームは30時間以内がザラかな。

☆  ☆  ☆

愛娘が、「幻想水滸伝」に挑戦中。母親と兄がゲーマーという家庭に育ちながら、英語や吹奏楽は長続きするのにテレビゲームの類はまったく続かない奇跡の娘。「卒業記念に買って!」と言われたディーグレイマンのDSゲームも、超序盤で頓挫したらしい。こう言ってはなんだが、そのゲームは「ゲームなんかやったことない~」という女の子でも楽しく遊べるものではないのだろうか…

愛娘は、本当にオタクのセンスが無い。この家庭環境なので人一倍漫画やアニメ、ゲームに触れており、当然いろいろな情報を持っているので、傍から見たら「オタク少女」のように思われそうだが、私と息子に言わせれば「この子はオタクじゃない」だ。

FF史上最簡単!なFF7もクリアできてない。というか、FFは難しいといわれるけれど、たいして反射神経などの能力を要求されることはなく、「わかってしまえば超簡単♪」なゲームだ。あきらめなければ、誰でも絶対にエンディングは見られる。格闘やシューティングや、アクションやパズルとは違い、「本をひもとく」ように楽しめばよいFF7が、未だクリアできない…これは、根気の問題か。

FF10…というと、もう7年も前になるが、この愛娘が幼稚園の頃ちょっと触らせてやったのだが、何も考えずに「はぐれオチュー」に突っ込み(そこにいた人たちの忠告をまったく聞かなかったと見える)、またあまり考えずに倒していた。このはぐれオチュー、決して倒せないレベルではないのだが、普通はいろいろ考えないとかなり厳しいモンスターだったはずだ。

無鉄砲なのも、彼女の能力か。

しかし、最後までゲームをクリアする「根気」が、無い。それで「幻想水滸伝くらいはクリアしないと!」と、私と息子が応援しているのだけど。

幻想水滸伝(1)は、普通にのんびりプレイしていても20時間かからず、かなりテンポよく楽しめるRPGだ。ベストエンディングをいきなり見ろとは言わない。とにかく、「最後までいけ」とたきつけたのだ。
娘は、なれないマスコンバットに戸惑ったり、古いソフトなので傷に悩まされながらもそれなりにお城を築き、がんばった。

しかし、「あたしの目標は『チンチロリン』なの♪」と、チンチロリンキャラを仲間にしたところで満足してしまった。そんなところに、自分エンディングを設けるなよ…

「普通の人」って、『エンディング』とか、低レベルクリアとか、そういうのに興味が無いんだなあ…と、家庭内で溝を感じた連休。

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2007年4月27日 (金)

元不登校息子が衝撃告白~事故~

アスペルガーと診断され、とにかくいろいろある息子をつれて大学病院へ。病院の敷地内に入ってから、2度も殴られた。猛烈に忙しい仕事を休んで、ここで殴られるか…と情けなく思ったが、それなりに楽しもう。私の親は、精神病院に必死で連れてきた子どもに、結局死なれてしまったのだから。

それはともかく、帰り道話題をふった。

「今日、ベビーカーに轢かれちゃったよ」

駅で、無理やり突っ込んできたお母さんにより、私の両足は轢かれたのだ。ええっと振り返ったが「あ、すいませ~~ん」と、軽く会釈して和解お母さんはそのまま突っ切っていった。
急いでいたのかもしれないが、ベビーカーでの危険走行はおやめいただきたい。歩行者にも、ベビーにも危険である。
てな話題を続けようとしたのだが、息子は間髪いれずこう答えた。

「ああ、俺、バイクを轢いたことがあるわ」

はあああああ?この間まで不登校中学生だった君が?

「ああ。友達んちに行く途中、ゆるい上り坂のところを一生懸命自転車漕いでてさあ」
ふむ、あのあたりか。「あんまり前見てなかったせいか、気づいたら止めてあったバイクを倒してて」はあ、そういうことね。「で、そこに居合わせた管理のおじさんに間に入ってもらって」ん?「バイクの持ち主と、何かあったときのために連絡先を交換して」へ?「今もオヤジ(最近はこう呼ぶようになった…行方知れずの、父親のことである)の部屋に、その連絡先があるかもしれない」はああああぁぁ?
「あ、そういえば言ってなかったっけ」聞いてない。結構、大変なことではないか。「いつの話よ」「う~~~~ん……  俺が小学生の頃かなあ」って、そんな昔か!いきなりバイクの修理代とか請求されてもおかしくないことが、ずっと報告なしか!さすがアスペの疑いありだわ!

それにしても、本当に息子はすごいな。
「さすがあんただね。こういうカウンターするのかと」
なんだか息子、うれしそうである。しかし、人がネタを振ろうとして、もっとすごいネタで返すというのはシチュエーションによってはものすごく嫌われるので注意。そういうことを、教えてやらなくてはいけないのだけど。

☆  ☆  ☆

FF12RW、今のところであるが適度にゆるいし、短時間でミッションクリアできるし、ほのぼの。それだけに、5分でも座っていられる時間があればついDSを起動してしまって、結構やばいかもしれない…トマジのお店が開いたので、まずはアクセサリをそろえようと思った。FFTお城突入のような恐怖はもうたくさんだ…

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FF12RWを購入~ちまちまキャラ大混戦!

ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング Video Games ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング

販売元:スクウェア・エニックス
発売日:2007/04/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

年をとると、どんどん記憶力が衰える。ことに、カタカナがさっぱり覚えられなくなってくる。

大好きなFF127の続編的な作品が発表されてからも、いまひとつ興味が持てないでいた。タイトルが長すぎるのである。

かつて子供の頃は、「オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ」とか「クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ」とか「マリー・アントワネット・ジョゼファ・ジャンヌ・ド・ロレーヌ・オートリッシュ」とか軽く覚えていられたというのに、本当に、20歳くらいをピークにいろいろ老化するものだ。当時でも「シルベスタ・スタローン」も面倒だからと「シルベスタローンでいいんじゃね?」とか横着していたのもいけないのかもしれない。

で、システムも違う、レダスもいない続編モノに興味が持てない上に、長すぎてタイトルが覚えられない新作に、あまり興味が持てなかったというわけだが。

「あ~もう、覚えられない」とヤケになって、私が言っていたのは

「ファイナルファンタジートウェルブレヴァ何とかウィング」

だった。開き直りもはなはだしいが、正解は

「ファイナルファンタジートウェルブレヴァナント・ウィング」だった。

むしろ、「レヴァ何とかウイング」の方が、「か」が多い分、長ったらしいではないか。

いろいろ無駄だらけの人生である。

☆  ☆  ☆

いざプレイし始めると、意外と楽しい。携帯ゲームだけにひとつひとつのミッションは軽めであるし、それでいていろいろやりこめそうなのも高齢者にやさしそう。門の下のようなところで大混戦になり、何がなんだかわからなくなるのや、迷子のユニットが出るのは私の不徳の致すところだろう。

個人的には、パンネロが回復専門なのに違和感。

だって、FF12本編では、うちのパンネロは勇ましく剣や槍を持って、誰よりも早く敵陣に突っ込み、懐から盗んで殺す切り込み隊長だったのだもの。レベルも一番高かったし。

今は、人一倍早いスピードのおかげで敵陣に猪突猛進する彼氏・ヴァンを必死で後方から支援する状態。あの大冒険から一体何があったのやら。

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2007年4月26日 (木)

レッツゴー!陰陽師を歌いたいのだけど~歌詞カードを見てもわからないとは!

結局素直にタワーレコードから「新・豪血寺一族~煩悩解放~」を買った私。

陰陽師の高画質PVはもちろん、ニコニコでのその歴史を振り返るDVDが素敵。また、ほかの名曲も素敵。このままではプレイすらできないというのに、元のゲームまで買ってしまいそうな勢いである。

よく考えれば、プレイしてもいないゲームのCDを買うなんて、キングダムハーツ以来だ。しかしキングダムハーツは一応買ったし、少しいじったし、息子にクリアさせたのである程度サントラを買ってもいいだろうと思う。豪血寺なんて、存在は知っていたけれど全然縁がないと思っていたのに…ニコニコ効果、恐るべし。

だがしかし!

わくわくしながらCDとDVDを鑑賞し、歌詞カードをにやにやしながら見つめる私に、衝撃が走った。

彦麻呂の、合いの手が歌詞カードに入っていないではないか!

琴姫が美声をとどろかせる間、彦麻呂が何かつぶやいたり叫んだりしていて、これがまたとてもいい味を出している。しかし、ニコニコではいい具合に「空耳」が流行っていて、どれも絶妙なおもしろさ。しかし、おかげで正しい言葉がさっぱりわからない。

せぇらぁふく」って、一体何なんだろう。「本見ぬエロは妄想」って、何なんだ。
うんこもれそう」は、その通りにしか聴こえないし、ああ、息子とデュエットしようと楽しみにしていたのに、いくら愚かな母親の私でも、21世紀を担う青少年に「うんこぶりぶりそわか」なんて叫ばせるほど非常識ではない!

真言だと思うのだけど、一度刷り込まれると「うんこ」が頭から離れなくなってしまった。

YOUTUBEで、正しい歌詞バージョンがあったのだがここにも合いの手はなかった。合いの手なしには、盛り上がらないでしょおぉぉぉ~。

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2007年4月25日 (水)

ガウを育てる~イオはまだ16だから♪~

今、またガウ育成を行っている。

ガウは、使いこなせばこれほどお得なキャラクターもいない。

何せ、そのモンスターになりきって暴れ始めれば、強力な魔法や技を、MPもアイテムも消費せず、惜しげもなくがんがん使う。序盤でもレビテト状態になれるし、前半でリレイズやメテオまで使う。ネコキックの強力なことにも驚くし、育成の時についでに魔法を覚えさせておくと、たちまち魔法のエキスパートになり、いざと言うときにものすごく重宝する。

おまけに、武器を装備しないでもよいのだから、まことにお金がかからない。「すてきな奥さん」御用達の節約キャラだ。

しかし、使い慣れないとかなり難しいキャラでもある。魔法やモンスターの特性を知らないと危険でさえある。私は6が初めてのFFだったので最初は悲惨であった。

モンスターによってはくらやみやアンデッドになることもあり、うっかりすると全体ケアルガで死ぬ。
なんとなく、「リトワールビッヘ」なんかにさせて、全滅の危機に陥ったこともある。
「なんとなく、強かった」という印象だけで「エンゼルウイスパ」なんかにさせると「グラビデ」の不発っぷりに泣いたりもするのである。

しかし難点は、育てるのが大変だということか。「ガード」はもういいよ、「メガロドルク」なんかとっくに覚えてるよ、また「デミオウルク」かよ、だーっ!なんで今頃「ディオルベーダ」と「アスピランス」が一緒に頻繁に出て来るんだよ、ほしいときには出てこなくて!とイライラしながら、お目当てのモンスターを探してうろうろする。で、欲しいモンスターほど、なかなか出てくれないものだ。

いつも、最初はファイアーボールの「レッサーロプロス」を求めてマッシュ、カイエンとうろうろして、その段階で「タマのすず」を手に入れてしまう。次にきたときにはアクアブレスの「ディオルベーダ」とひゃくまんボルトの「アスピランス」(魔大陸攻略がものすごくラクになる!)を求めてうろうろ。魔大陸に行ってからは、はりせんぼんの「コジャ」とか、なんたってメテオの「ベヒーモス」を覚えたい。効果が長くてイラつくけど、雑魚を一掃するメテオは快感だ。

で、あとは「ストレイキャット」のネコキック、そして満遍なく各属性の魔法や技を使えるようにすれば、長いダンジョンもラクラク。「あばれる」ではのりきれないデリケートなバトルでは優秀な魔道士になるし、ステータスももともと高くて便利なんだけど。

レオ将軍の得意技・ショックが使いたくて、いつも最後は「イオ」を求めてうろうろすることになる。

「イオ」自体が、出現場所が限られていてうっかりすると会わずに終わってしまうことさえあるのに、獣ケ原ではさらに、出てきにくい。キングベヒーモスや、ホーリードラゴンなんていうボスでさえ、何度も出てきてくれるのに、イオのレアなことと言ったら!

で、結局そこでうろうろするうちに、マッシュやカイエンまでアルテマやクイックを覚えるという無駄なことになり、ラスボス戦はアルテマ連呼で終わるのだ。ああ。

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2007年4月24日 (火)

鈴木先生・青木先生・糸色望先生~最近の人気先生

「『鈴木先生』、読みなさいよぉ」この春、中学を(ろくに通学しないで)卒業した息子には、何度も声をかけた。なんとなく、読みごろだろうと思ったからだ。不登校の子には、もしかしたら違う解釈もあるかもしれないなと思いながら。

しかし、息子はなんだかんだで読まず、まだあまり読ませたくない、これから中学校生活を送る娘が、ちゃっかり読んでしまっていた。

あんまり、先生が生徒を性の対象としてみているような内容のお話を、娘には見せたくなかったのに。

そんなこんなで、私が「ここ面白いよ」と息子に見せたサイト様で、息子が「うそ、これ…」とマウスを奪い、きゃあきゃあ大騒ぎしている記事があった。それは、漫画家・私屋カヲルさんが顔を出して愛猫の絵を買いてくれた、というものだった。私は不勉強にして存じ上げない方だったのだが、息子同様、キレイな女性で、とてもやさしく、良い方なのだろう、という感想を抱いたが「ねえ!これ見てよ!」と、息子が本を持ってきた。

こどものじかん 1 (1) Book こどものじかん 1 (1)

著者:私屋 カヲル
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ふ~ん。と、受け取った。正直、このテの漫画には飽き飽きしてるからね。あたしゃ、目が肥えてるんだから。しかし、ネットで見た作者の尊顔と、ネコの絵がとても好みだったので、いつもの息子オススメの本よりも期待をこめてページを開いた。

舞台は公立小学校、小学3年生の教室。新任の「青木先生」は、意欲をもって赴任したが、エロ美少女・九重りんに翻弄され…という内容。

小学三年ながら「先生の筆おろししてあげようか」とか「指フェラ」とか、とんでもない言葉を発しながらいろんな意味で「求めてくる」ロリ美少女。そんな彼女に、よこしまな愛情を抱く同級生美少女、おっとりしながら、小学3年生とは思えない巨乳の美少女。この3人を中心に、これでもかこれでもかとロリエロシーン満載の、実に正しく、青少年に劣情を催させる漫画である。あざといまでに少女たちに足を開かせ、股間をじっくり描写する、ロリエロ漫画である。

「なんか、『エロ鈴木先生』ってかんじだね~」と、感想を述べた。

へ?と息子が驚いていたが、あながち間違っていないのではないか

鈴木先生も、ほんの子どものような生徒たちに性的に興奮してしまったり、子どもたちの早すぎる性に、真摯に向き合ったり。

Photo_4

エロエロムードの中なのに、青木先生を中心とした職員室は熱い。無駄に巨乳で母性あふれるかわいい女教師、お局様的キャラながら、実は性体験なし?の美人先生…これまた妄想を膨らませようととことんサービスに努めながらも、

この先生方は、結構真剣に教育論を語る。

ちゃんとお色気ネタで落ちをつけてても、

真剣に、このありえないような髪型や服装、ありえないようなエロエロ言動の美少女小学生に接して、きちんと指導をしようとしている。

これは新鮮だ!

これが新鮮とかでは、困るのだけど。

Photo_5 不思議と、鈴木先生と青木先生は、風貌が似ている。いかにもまじめそうな、白いシャツに短髪、めがね。

いろいろ屈折しながらも、自己を見つめ、問題のある生徒を見つめ、自分の「迷い」に立ち向かう。

等身大だ。

ずっと、「鈴木先生」に興味を持たなかった息子だが、今日は手に取り、ひらいていた。が、すぐに放り投げた。

「カレー食うときに、これはねええええええぇぇぇぇ」

詳細は避けるが、第一巻に、カレーを食べられなくする要素が合ったようだ(遠い目)。

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2007年4月23日 (月)

Google Earthで遊んだのだが…

内職の合間に、話題のGoogle Earthで息抜きをしてみた。

宇宙に浮かぶ地球から、自宅の住所まで一気に迫る。昔のゲーム「ジャンピング・フラッシュ」を思い出す光景にワクワク。

親戚の家や、前に住んでいたところなどにジャンプを繰り返し、「ちょっと世界旅行でもしてみようかな」と思った。

しかし、なんということだろう。

「ローマ」や「カイロ」には素直に行けたのだが、

「ハワイ」と打ち込むと鳥取県の「羽合」にとばされた。
じゃあ、と「オアフ」と打つと該当するところが無い、という。「オアフ島」ならどうだ、とやると「長野県松本市大字島」に飛んだ。
タイのきれいなビーチでもいいか、と「パタヤ」と打つと「愛知県名古屋市熱田区旗屋」に飛ばされた。そうじゃなくて~と「タイ」と打つと「長野県長野市大」にすっ飛んだ。

ミステリーツアーにもほどがある!w

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2007年4月22日 (日)

ようやくFF6Aクリア!~エンディングを電車で見るなんて~

昨日はちょっと遠出をしたので、電車の中でFF6Aを一気にクリアすることにした。

ほぼ電車の中だけで6をやってきたので、ずいぶん時間がかかってしまった。また、クリアするというのにも計画性が必要だった。

だって、FFってエンディングだけでも2~30分かかるのだもの。

めがみ戦で意外と苦戦。昔は結構高レベルになっていたのでそれほどでもなかったのに。セーフティビットなしでは厳しい。

ラスボス戦ではもちろん、「ぬすむ」にこだわる。バスが15分遅れたおかげで存分にプレイできた。

帰りの電車でクリア。長い長いエンディングに突入。使いもしないウーマロまで仲間にしているので本気で長い。昔、FF5をクリアした時、トイレに行きたくなったのを死ぬほど我慢してエンディングを見たが、30分番組一本なみのボリュームはなんとかならないのかとwちなみに、10-2は途中で眠ってしまって覚えていないのだ。

乗り換えでもエンディングは終わらない。歩きながら、また見る。

最寄り駅の手前で、ようやくエンドマークが出た。よかった、自転車で見るのは危険だ。

こんなんで、「12RW」が遊べるんだろうか…orz

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2007年4月21日 (土)

新年度、異動の多い時期です…が?

春です。新年度です。結構、異動のある季節です。

うちの会社も仕事関係の方々の異動に恐々。これまで良い関係の方がいなくなれば、それはそれで大変だし、逆に全然ダメそう…と思ったところが、新任の方と相性がよくて急に優良顧客になったり。

で、優良顧客なんだけどちょっと最近離れ気味…だったところの担当さんが異動。今度はどんな方なんだろう?とドキドキしながらアポをとり、ご挨拶と営業に伺ったのだ。

朝10時のお約束。慌てて先方に飛び込んだ。

すると、なんということだろうか。新担当は、たしかに今日10時に出社し、アポを前夕方にとってくださったのにも関わらず、「昨夜、トラブルがありまして…11時には参ります」とのこと。近所には、回りたい顧客もいくつかあったのでそこを先に回ることにし「それでは11時くらいにまた、伺います」とそこを出た。

近所の顧客の悲痛な叫びを(これはこれで大変な話題なのだが、今は詳細を避ける)伺い、11時10分頃再び前述の顧客へ。先ほど応対してくれた社員さんが、申し訳なさそうに現れた。

「申し訳ありません、先ほど連絡がありまして、あと15分ほどで…」

何度もご来店いただいて…と恐縮されては、怒るわけにもいかない。幸い、今日はここにかなり時間を余裕を持って動く予定をとっているので、私の精神状態は頗る良い。

しかし、きちんとアポをとったのに、こんなにないがしろにされるなんて…

という不安はある。一介の御用聞きの私だが、これでは今年の契約は絶望的かも。前任者は、「引き継いである」と伝言してくださったが、どんな引継ぎをしたのやら…

と、悩んでも仕方が無いので15分の間でいっそ食事。そしてみたび訪問。

考えようによっては、結構いいかも。こちらが遅刻して始める関係より、先方が大幅遅刻なのだ。ちょっとだけ、優位になれる。もう、なんだったら一日振り回してくださってもいいですよ~と、やたらポジティブな私。

だが、先方はようやく出社し、丁寧に迎えてくれた。名刺を交換し、あれこれ商談。よかった、意外と馬が合う方だし、良い関係が築けそう。とっても話が弾み、和やかに話は進んだ。帰り際、

「いやあ申し訳ない」新任様は、改めて仰る。

「ちょっと、昨夜のトラブルで…」
「ええ、●■さんから伺いました。大変だったようで…(詳しくは知らないけど)」
「先ほどまで、警察署にいまして」
「…はあぁ???」
「朝まで、事情聴取をうけてまして」

はあああああああぁ?

こんなとき、どんな顔をしたらいいのかわからない。私は、アスペルガーかもしれない人間だ。どういうリアクションをすればいいのか、ものすごくわからない~~~!

「でっ  どっ  だっ…
大丈夫ですか…  あの…一体何が…」

新任者様はこう答えた。

「いやいや、新聞に載るようなことではないですから」

そ、そうですか。

前にここで被害者として事情聴取などに協力したとき、その非常なまでの拘束っぷりに怒りを覚えたと書いたけど、やっぱり警察って、マイペースらしい。

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2007年4月20日 (金)

新豪血寺一族で羞恥プレイ

ニコニコ動画を代表する迷動画「新豪血寺一族 -煩悩解放- [CD+DVD]」が18日に発売、ということでなんとか空いた時間でCDショップに飛び込んだ。

何もない。私は、CD+DVDが出るらしい、という簡単な情報しか見ておらず、店に行けば普通に並んでいるものと思い込んでいたので困惑した。

うろうろしていても埒が明かないので、店員さんに聞いてみた。

「あの~…レッツゴー陰陽師のCDはありますか?」

思えば、かなり無謀なことをしたものだ。ニコニコでは知らぬものも無いくらいの勢いだが、世間一般はまだまだその存在を知らないらしい。勝手に、少なくともCDショップさんはわかるだろう、と思い込んでいたのだが。

「レッツゴー陰陽師でございますか。少々お待ちください」店員さんは、他の店員さんに声をかける。そして店員さん総出でCD探しを始めてくれたのだが。店内を探し、資料をめくり、ネット検索をし、レジを止め…大変なことになってしまった。
「あの、レッツゴーじゃなくて、新豪血寺一族、からタイトルが始まると思います…」慌てて申し出た。「新豪傑…」「あ、ケツは血です、血。血液の」「新豪血…」「お寺です。ごうけつじ…」

こ、これは、かなり恥ずかしいではないか。女は分娩台に羞恥心を置いてくる、と言われ、私もかなり図太くなったが、久々に顔から火が出るかと思った。尤も花も恥らう乙女であれば、こんなCDを買おうなどとも思わないだろうが。

「アーティスト名はわかりますか?」
「ええと…矢部野彦麻呂と、琴姫、あと坊主ダンサーズです」

うわああああぁぁぁ…なんだそりゃ。冷静に考えたら実に変だ。恥ずかしい名前のアーティストのCDって、買うだけでも命がけだな。「ポルノグラフィティ」とか、売れ始める前は買うのに勇気がいっただろうな。

「ジャンルは何ですか?」……ジャンル…これもよくわからない。大体、その動画自体何かよくわからないのだ。一応、格闘ゲームの「豪血寺」シリーズからできたらしいのだが、いわゆるゲームミュージックというのとも違う気がする。「ゲーム由来の…最近ネットで話題になっている…」しどろもどろになりながら、説明したが、結局わからないままだった。

あとで調べたら、一部のCD屋さんでしか扱っていないらしい。それも、秋葉原などオタク人口の多い場所だ。お店には、申し訳ないことをしてしまった…

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2007年4月19日 (木)

クリスタルキングを息子に聴かせてみた~彼らの本当のちから

「クリスタルキング」というと、私の世代では「大都会」の一発屋、息子の世代だとアニメ北斗の拳OPテーマ「愛を取り戻せ」、さらにそのボーカルの一人・田中昌之(現・雅之)さんのソロで仮面ライダークウガやウルトラマンでおなじみである。

で、息子が最近田中さんに惚れている。「愛を取り戻せ!」や「クウガ」の曲を集めて「かっこいい~~~(*´Д`)」と言う。「愛を…」の頃はマスコミからは干され、かなりいっぱいいっぱいながらも田中さんのボーカルは絶好調!だったと思う。実は私は、まだこの曲がアニメの主題歌に決まる前に一度、聴いている。小さなライブハウスで活動していた頃だ。

次のライブで「この前の新曲が、今一番人気のある漫画の歌に決まった」と発表された。「●×▲?」と誰か、ファンが叫んでいた。当時私はあまり漫画やアニメに興味を持っていなかったのでわからなかったが「ああ、それや」とうなずくメンバーに、ふうん、そんなに有名な漫画のオープニング曲になるんだ、これは久々にヒットするかなあ、と思った。

ところが、諸事情でさほど話題にもならなかった。もともと当時フジテレビの唯一の音楽番組「夜のヒットスタジオ」の偉い人と、いろいろトラブルがあったのだと聞いた。当時のクリスタルキングは、この北斗の拳「愛を取り戻せ」や、夏目雅子さんの遺作「瀬戸内少年野球団」のテーマ曲を歌うポニーキャニオンのアーティストだったのだが、テレビと言うのは怖いものだ。

で、田中さんを崇拝する息子に、ちょっと最近レンタル屋さんで借りた「クリスタルキング ベスト」を聴かせてみた。たとえば「LAST RAN」。ハードな音楽に乗ってトランペットのように響く田中の美声。「かっこいい~(*´Д`)」と惚れる息子。が、サビの超高音のところは、「田中と対称的なシブい低音」で知られるムッシュこと吉崎の声だ。目も口も大きく開けて驚く息子。ムッシュが高音、田中が低音パートを請け負うという曲も、あるのである。

なぜ今日、こういう流れになったのかと言うと、英語の話題からだ。結局机上で学ぶよりも実践だ、という話題で、「かなり悲惨な家庭環境で、学も無いが、田中の英語はすごかった」という話からだ。

田中昌之さんは、一応マスコミに公表している範囲の話であるが、姉弟全部父親が違い、貧しい中で育ったそうだ。彼の父親は、母の初恋の相手だったといい、中学の時に初めて対面。そこで初めて認知されたという。そのときの様子を、本人はソロ時代に歌にしている。

10代で米軍キャンプで歌うようになり、まさに実践で英語を覚えた。というより、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントに憧れ、とことんものまねしようと、私生活までそれに倣ったのだという。

クリスタルキングというバンドはそんな風にアメリカの風に憧れ、貧しいながらも耳でそのリズムや音を捉え、歌い、当時の米軍キャンプや耳の肥えた福岡人の支持を受けたバンドだった。「大都会」という名曲で日本の音楽シーンに現れたのは、恐らく日本人にとって幸運であった…と思う。しかし、あまりにも印象的な曲であったばかりに、彼らの本当の実力がわからなくなった感がある。

「高い声」の田中さんだが、普段のしゃべり声は、当時もハスキーだった。本人のキャラクターも大変かわいらしく、面白い。そして過激。あんまり面白くて、「大都会」当時は事務所に封印され、子煩悩で口下手なたなかさん、というキャラクターを演じさせられていたようだ。

一方、「低いほう」的な扱いのリーダー・吉崎さん。むしろこちらの方が歌唱力があるのではないか、とファンは言う。前述の通り、実は声域も広い。おまけにまじめで、このバンドの中では常識もある。あまり書けないが、天才肌でとにかくもう、いろいろあったらしい田中を支え、実にバランスよく音楽をつくってきた。

どちらかというと、貧しい家庭の子ばかり。自分の耳を頼りに、音楽と、英語を自力で学んだ人たちのバンドだ。今日息子は、福沢諭吉が猛勉強しても英語の発音をマスターできなかった、一方中学で英語の成績1だった生徒が、ここで学んでアメリカで見事な仕事をするようになった、という逸話を聞いて発奮した、という話でつい昔話をした。

残念ながら今手に入りやすいのはこのベストCGだが、この頃ライブを見ていた私にとっては「この選曲のどこがベストやねん!」だ。ここにあるのもよい曲だが、彼らの本領は、こんなものではない。なんで「パッションレディ」、英語版じゃないんだろう。ライブでいつもやっていた、スタンダードナンバーも聴きたい。5~60年代アメリカンポップス、とても素敵に歌いこなす。

そして本領の「ハードロック」。日本のハードロックアーティストも敬意を表する見事な歌唱。私も何度も聴いたが、これをいっそCDなどで発表すればいいのに!

今、彼らの活動を容易に知ることができるベスト版では、その片鱗しかわからない。彼らの本当のすごさなんて…

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2007年4月18日 (水)

絶望したり、希望を抱いたり

絶望した! あれほど指折り数えて楽しみにしていた
「さよなら絶望先生第8巻」を買いに行く時間が無かった自分に絶望した!

…のは事実だが、今の私はそれほど絶望もせず、嬉々としている。

不登校で暴力で放火魔でドロボウで、睡眠障害で自堕落な生活を送っていた息子が、新しい学校に入学してからは一生懸命早起きし、ちゃんと通えている。早速友達もできたそうだし、昔の友達とも良好な関係を築いている。楽しそうに、学校での出来事を話す息子…

家族が皆、きちんと過ごしているというのは久しぶり。そしてなんと、こんな当たり前のことが自分に活力を与えるのかと思う。これまでは、朝まったく起きない息子に声をかけるだけで自分もぐったりしてきたものだ。遅刻しないように少し早めに家を出るようにさえなった息子を見送ると、自分もてきぱきし、早めに家を出られるようになってきた。

☆  ☆  ☆

一方、ニュースはいろいろと絶望的なニュースを流している。朝はアメリカの銃乱射事件。銃を規制すればよい、というだけの問題でもないのだろうが、これでもあの国は銃を手放さないのだろうか。良くも悪くも、銃はアメリカを象徴する存在になっている。

私が帰宅し、夕食の準備をしていたところ、PCに向かいながららき☆すたを流しまくっていた息子が、慌ててNHKに切り替えた。臨時ニュースだ。長崎現市長が、銃撃と言うニュースだ。

「ついに日本もテロの時代に入ったか」と息子がつぶやいた。

まあ、わが国だってテロは全然初めてではない。「久しぶり」という感じだ。歴史なんか嫌いという息子よ、ちょっと教科書を読んでくるとよい。ついでに、海外では報道される日本のプチテロが、国内では報道されない、ということもあるらしい。

これらのニュースがきっかけで、息子と、歴史や宗教の話で盛り上がれた。悲惨な事件ではあるが、息子も「歴史」が自分とは無関係ではなく、今も常に歴史を目撃しているのだとわかったのだろうか。

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2007年4月17日 (火)

訂正とお詫び~だらけの人生

今日も帰りが遅くなった。睡眠障害の息子に早くご飯を食べさせ、お風呂にいれ、明日は元気にお弁当を作らせて学校に出さなくてはいけない。慌てて玄関を潜り抜けると

「お~ 『らき☆すた』の今度のエンディングは、アクマイザー3だったわ~」

脱力。その前に「お帰りなさい」でしょうが。

最近、巷では「らき☆すた」祭りである。いかにもオタクどもよ喜べ!歌え!舞い踊れ!ようつべやニコニコ動画にうpして神となるがよい!というOPに、オタク心だけをくすぐるネタの数々。ああ、第一話のEDはキョーダインだったよね。アクマイザー3、懐かしいね。イビルの声が山田俊司(キートン山田)さんなんで見てたんだけど。次はカゲスターか? 大鉄人17か? 怪傑ズバットは当然出るよね?

というわけで、「らき☆すた」はオタクな親子がほのぼのとご家族揃って見るファミリーアニメだと思った。そういうご家庭が何世帯あるのかは知らないけど。

私、…何かいろいろ間違ったんだろうか。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

14日付けの「絶望先生がアニメ化する世の中」記事中、名探偵コナンが日曜朝に移動という記述がありましたが、これは私の事実誤認でした。恐らくアニマックスか何かのCMを日本テレビの番宣と混同したと思われます。酒の飲みすぎを避け、今後はこのようなことのないよう勤めます。訂正してお詫びさせていただきます。

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2007年4月16日 (月)

昭和の名曲が復活!~釘宮ボイスの「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」

ニコニコ動画を家族で鑑賞することが多くなった。当初、子どもらはニコニコにはまり、陰陽師で踊る私を冷ややかに見ていたのだが、結局娘は40万番台でようやくログイン可能となり、息子は「俺50万だよ、いつ見られんだよ!('A`) 」とぼやいている。ふはははは。

Youtubeに比べて、アニメやゲームの動画が多く、かなりオタク好みなのもよい。日本中の人と、好きなアニメ、懐かしいゲームなどの画像を共有し、語り合う楽しさと言ったらない。我が家の場合、それぞれに好きなものを探して楽しむ一方で、お互いにいろいろな情報を交換することもある。

たとえば、昨日我が家は「スキャットマン」にはまった。もう20年くらい昔のアーティストだが、今も斬新。吃音の障害を持ちながら、ここまできたという逸話も含めて伝説的な存在だが、声優の山寺宏一さんのやった、これも伝説的なモノマネ動画と合わせて子どもたちを感動させた。

息子は、かなりしたたかである。

いくら私がアニメやゲームなどに理解ある親と言っても、最近のものにはついていけていないし、ましてギャルゲー的なものにそれほど興味も持てない。息子が熱くあれはスゲーこれはスゲーと語っていても、私はあーそう、はいはい、と右から左へ受け流すことの方が正直多い。

そこへ、アイドルマスターの画像を私に見せた。

うわ。懐かしい曲だ。

やっぱり20年くらい昔、YUKI(岡崎友紀)の歌った名曲「ドゥ・ユー・リメンバー・ミー」を、人気声優釘宮理恵さん演じるかわいーアイドル水瀬伊織が歌っているのだという。

この曲は、当時も大変な話題になった。「YUKI」という謎の歌手が歌う、甘く、溶けるような、切ない曲は有線放送などを通じて知られるようになり大ヒット。その「YUKI」の正体が、一昔前に大変な人気を誇った元アイドル女優岡崎友紀さんと発表されてまたびっくり。私も子供の頃、「奥様は18歳」には夢中になった。くりっとした大きな瞳とちょっとオーバーなくらいの演技がかわいらしく、ラブコメから抜け出してきたかのような魅力があった岡崎さんが、しばらくみないなと思ったところへこんな復活を遂げるなんて!
そして、ついに「YUKI」がテレビ初登場! 私はこの名曲が聴けることと、懐かしい友紀さんに会える事を楽しみに、テレビの前に座ったのだ。

80年代といえども、録音技術は素晴らしく発達していたんですね…

そういや、田●●彦さんのデビュー曲を、あまりに本人の歌がひどいので代わりに歌ったというミュージシャンと会ったことがあったっけ。言われて聞くと、●彦さんの声と、その人の声が適当に混ざり合っていた。かなりひどい歌唱力でも、うまく作ってしまう技術が、当時のアイドル時代を支えていたのだ。

という、甘く、ほろ苦い記憶のある名曲。この曲は、天然に甘ったるく、可愛い声の持ち主だけが歌いこなせるものだったのだろう。80年代では、それは幻だった。

それが、…以下は息子から聞いた話なのだがおもしろいいきさつで復活した。「アイドルマスター」というゲームは、アーケード版からブレイクしX-BOX版があるらしい。アイドルを育成する、という点ではギャルゲーの類だろうが、息子に言わせると(略)だそうで、とにかくすごいのだとか。
私が昔から巡回しているサイト主さんも、また「絶望先生」の久米田先生もたびたび話題にしているし、たしかにおもしろいらしい。おもしろいようにユーザーはアイドルの服をリアルマネーで購入し、メーカーもうはうはだが、メーカーも吸い上げているばかりではない。可愛いアイドルたちが歌う歌のリクエストなども良く取り上げているのだという。

「で、ファンが釘宮に歌わせたいって要望したのが、これだぜ」

声優の釘宮理恵さんは、私は寡聞にして「鋼の錬金術師」のアルフォンス役とか、「そーなんだ!」のスズカ役とかしか知らないのだが、アルフォンスだけでももう…(*´Д`)という、素晴らしい声質と演技力を持った声優さんだ。たしかに「ついにあの曲を完璧に歌いこなす人が現れた」と思う。ファン、GJ。

「もしかして、アイドルマスターって年齢層幅広くない?」
「ああ、広いよ~」

アイドルを応援しようとか育てようとか、そんな感覚を一番持っているのは、今の40前後。アイドル全盛時代を支えた層が、このゲームを支えているとすれば、あの名曲とこの声優さんの幸運な出会いを実現したのも道理だと思う。

そして、そんな世代の親に、何度もリピートさせてしまうほど仕掛ける息子。なかなかしたたかになったと思う。

1.J( 'ー`)し「あら、こんな曲があるのね。しょうがないわね、X-BOXとソフトお買いなさいほらお金」
2.J( 'ー`)し「あら、懐かしいわね、じゃあお母さんがカラオケで歌ってあげましょうね」

どうしたものかと思う。

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2007年4月15日 (日)

鳥の詩~息子にとってエロゲとは?

新中学生の娘が、学校でアニメソングが流れたとか言う話をした。うらやましいことだ。私の時代など、「中学生にもなってマンガのうたなど!」と先生が放送室に怒鳴り込んできたものだが。すっかりアニソンも市民権を得てきたものだね、などと家族で話した。

とはいえ、たとえ売り上げがトップクラスになってもある種の曲はテレビでランクイン扱いされなかったりする。もちろん有名アーティストとのタイアップ曲は問題ないのだが、声優さんたちが歌う曲などはどんなに売れても日陰者扱いだ。しかしごく一部の声優さんはOKで…そんな流れの中で「鳥の詩なんか、学校で流したらどうなんだろうか」という話になった。

鳥の詩(うた)」とは、アダルトゲーム「AIR」のテーマ曲である。エロゲの歌、とは言ってもかなりの名曲として知られ、そういうゲームをやったことのない私でもつい口ずさんでしまう。たしかにさらっと流したところでそんな、中学生が知っているだけでイケナイ曲だとはわからないだろう。万一気づいた先生がいらしたとしても、それはそれで自分の恥を晒すようなものである(笑)。

J( 'ー`)し「でも、『この歌いいね、どういう曲?』とか聞かれたらどうするよw」と私。
('A`)「あ~? てきとうに言っときゃいいんじゃね?」と息子。
(゚∀゚)「ねーねー とりのうたってどんなんだっけ?」と娘。

J( 'ー`)し('A`)「…………」

J( 'ー`)し「とりよー とりよー とりたちよー♪」
('A`)(゚∀゚)「ちげーよ!wwwww」
大体、この間までランドセルを背負っていたような娘がなんでこの話題に入ってくるんだろうか。
J( 'ー`)し「じゃああんた歌ってみてよ」
(゚∀゚)「……    あひるんるん あひるんるん ぼくたーちーはー♪」
J( 'ー`)し('A`)「ちょwww それもちがうwwww」

しばらくふざけあったあと、エロゲの話題になった。息子は生意気にもエロゲをいくつかやっており、臆面も無くそれを認めているのだが、
J( 'ー`)し「ところでエロゲとは何か。30字以内で説明せよ(30点)」
と問うてみた。息子は一瞬目をきょろきょろとさせたが、すぐ母と妹にこういう解答をした。

('A`)「ンターテイメント ールプレイング ームの略(24字)」

私は時々、息子は天才なんじゃないかと錯覚する。

J( 'ー`)し「それじゃあ、ドラクエとかはエロゲなの?」
('A`)「うん!元祖エロゲ!」
J( 'ー`)し「ファイナルファンタジーも?」
('A`)「うん!究極のエロゲ!」
(゚∀゚)「……    えっ そうだったの?」←天然

この息子と会話をしていると腹筋の運動になってよい。

ところで、日曜朝放映・子ども向けアニメの歌でも「ちちをもげ!」(金色のガッシュベル挿入歌)などは学校で流したら大変なことになるであろう。なんだかいろいろ、不思議である。

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2007年4月14日 (土)

絶望先生がアニメ化する世の中

ここしばらく、我が家でもその話題が何度か出ていた。子どもたちは「…やめたほうが」「あれはアニメにしちゃダメでしょう」とクールな反応だったが、あの「さよなら絶望先生」が、本当にアニメ化するらしい。アニメイヒ、とかいうオチでもなく。

いきなり主人公が首を吊って登場。いいんだろうか。

それどころか美少女がキャラクターのほとんどをクリスマスツリーに吊るしまくる。

実在のいろいろなネタも数多いのが魅力だが、それこそ問題になりそうなネタばかり。

かといって諸般の事情からあれもなし、これも変更ではおもしろみもなにもない。UHF深夜でギリギリの毒を出してほしいものだと思う…

☆  ☆  ☆

夕方からゴールデンから人気アニメがどんどん消えていく。昔は夕方7時前後と言えばテレビマンガタイムだったのにテレビ東京は別として、土日の朝か、深夜がアニメタイムということになっている。「アニメ大国ニッポン」なのに、未来を担う子どもたちが質のよいアニメに胸を躍らせる機会がどんどん減っていくのは寂しい限りだ。

絶望先生がアニメ化するご時勢。これも子どもがアニメから離れたことが顕著になったことと無関係ではないのだろうな…

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2007年4月13日 (金)

元不登校息子の不思議な上着

「定期落とした」

という衝撃的なメールで始まった息子の登校第一日目。乗り換えもある息子の定期は、3か月分で2万以上。それにみどりの窓口大幅リストラのため、どこの売り場も大行列だ。比較的空いているときに買ったが、それでも大変な時間を要した。あれほど気をつけろといったのに、また本人も上着の内ポケットにしっかり入れるから、と張り切っていたのに、なんということだ。

「その辺は探した?駅員さんに聞いた?」と返信すると「やった。駅員さんもこれは見つかりそうに無いから買いなおして、もしも見つかったら新しいのを払い戻ししてと言われた」という返事。

はあぁ~~…

しかしよくよく話を聞くと、「どうもこれは落としてはいないんじゃないか」と思えた。改札を通って、電車に乗り、すぐに降りて改札を抜けようとしたら、定期が無いのに気づいたというのだ。そしてすぐに戻り、電車やホームを探した。とても小さな駅なので、これで拾われて盗られたとしたらよほど運が悪いのだろう。というより、上着かバッグの中に紛れ込んでいるのではと思えた。

「よく上着を探した?」

「探したよ!とっくに!!」

キレる息子。あまり言うと暴れかねない。

翌日。「俺が悪いんだから、切符は俺が買うわ…」とでかけた息子。かわいそうではあるが、これも大事な経験だろうとその通りにさせた、私も出勤。すると

「定期見つけた~~!」

というメールが。はあああ、よかった。

帰宅後話を聞くと、落としたのではなく、上着の表と裏地のなかに落ち込んでいたのだという。「でも、ポケットに穴は開いてないんだよなあ」……なら、なんで取り出せたんだろう。というか、だからよく上着を調べろと言ったのに。結構、よくあることなんだから。

ずいぶん損しちゃったね。

しかし、これもまた大切な経験だと思う。損失を、あまり周りが補填してやってもいけない。

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2007年4月12日 (木)

元不登校息子の新生活

息子がついに進学。そこで、意外なことがわかった。

新入生、男子ばかり!

入学式ではしっかりしたお嬢さんが在校生代表として「歓迎の言葉」をやっていたし、女子学生の姿も多く見かけたのだが、それはグループ学校の生徒さんたちで、息子の入った学校そのものには、女子がいなかったのだ。

「男子校状態の心得としてさあ」
息子が、有名男子校に行った先輩から聞いた話を聞かせてくれた。

「彼女ができなかったらどうしよう、という心配よりも、彼氏ができたらどうしよう、って心配したほうがいいんだってさ」

((((((;゚Д゚))))))

とにかく楽しい学校生活ができるように。息子も中学時代とは打って変わって朝の早起きに燃え上がっている。はりきって初登校してすぐのこと、私の携帯にメールが入った。

「定期なくした」

((((((;゚Д゚))))))

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2007年4月11日 (水)

女子大生自殺~そんなに准教授は異常だろうか~

一個人には、ニュースの断片しか伝わってこないのだけど。

女子大生自殺、原因は准教授の指導のせい、と准教授懲戒解雇というニュースに驚いた。

たしかに、准教授の言動はいまどき過激だが、それほど間違っているとは思わない。

期限を守れなければ留年!

そのくらい言うのが普通、というか親切ではないのだろうか。大学生ともなれば同じ年の子たちも社会に出ている。そこでは「期限」を守るのは当たり前だし、「ノルマが達成できなければクビ」同等の世界でがんばっている子もいるだろう。どうしても期限内にできない、能力が無いという場合でも、大学ならばまだいろいろ相談にのってくれるものだし、死ぬこたあない。
これで何も警告せず、未提出を理由に単位をくれず、ハイ留年、ということになれば「なんで教えてくれなかった」ということにもなりかねない。

女と言う字を書かせて「字が崩れているから女を捨てている」

これも過激ではあるし、女子学生にだけそういうことをやらせたのなら問題もあろうが、筆跡が人格を表すというのは本当だと思う。
美しい文字を見ると、この人は几帳面な家庭に育ち、心栄えの良い人だろうなと思う。あまり整いすぎていると「神経質なんじゃないか」とか、「下手なんだけど、味があって面白そうな人だ」とか、正直「こりゃ頭悪いし、家庭環境も悪そう」と思うこともある。平安時代は筆跡で人格や教養を判断していたが、それも道理。たしかに筆跡は人格を表す。少なくとも他人は、筆跡などで人格を判断する。平安時代に生まれなくて良かったと思う悪筆の私。

キャミソールルックの女子に向かって「ピンサロ嬢」と暴言。

その通りではないのだろうか? 昨今、エロかわいいとかなんとかで、下品な服装が流行りすぎている。ティーン向けの店にもそんな服ばかりで、うちの娘もうんざり。古いと言ってくれてかまわないが、こんな格好、まともな育ちのお嬢さんの着るものではない。まして、勉学のために大学に着てくるものではない。一昔前は、ジーパンでも「労働者の服」だからと大学に着て行けば怒られたのだ。
それが今、学生はだらしない服装で、師は背広ネクタイ姿。たしかに、学生側がお金を出しているとはいえ、礼節を重んじるべきなのは教えを乞う学生。学生はお客様ではない。

ところが今は、子どもの言い分ばかり通るご時勢だ。親もどこか子どもの自由だの個性だのを声高に唱え、大事なしつけができていない。

最近、100均で売ってるイボイボスリッパで駅や街中を歩いている若い女性をやたら見かける。ランチどきのカフェで、卓上ミラーをどんと置き、いろいろなケアグッズをずらりと並べてヘアアイロンをかけている女性も見かけた。電車の中で、化粧をするどころかヒゲを抜いている女性も見た。女らしくとかなんとか言うレベルではない。人としてどうなのよ、というレベルだ。

どうにも提出が遅れがちな学生に厳しいことを言うのも当然の指導。「死んでやる」みたいなことを言うのをまともに取り合わないのも、彼女を大人として考えれば当然のことだと思う。

そんなに、異常な准教授なんだろうか?

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2007年4月10日 (火)

アニマックス大賞「ゆめだまや奇談」高橋葉介デザインでアニメ化!

昨日の夕刊に、「アニメの原作アジアで公募」という小さな記事があった。アニメ専門チャンネル「アニマックス」では、アニメにしたい物語を募集し、優秀作をアニメ化しているのだが、11月に同チャンネルで放映される前回大賞「ゆめだまや奇談」のイメージ画がカラーで掲載されていた。

ってっ!

高橋葉介さんじゃないですかっ!?

夜姫さま Book 夜姫さま

著者:高橋 葉介
販売元:ぶんか社
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高橋葉介さんを知る人は、確実にオタクである…なんていう時代もあったが、少年チャンピオンでの「学校怪談」連載でずいぶんメジャーになり、代表作の「夢幻紳士」もかなり有名だ……と思う。

息子にその話をしたら、目の色を変えて叫んだ。「まじかよっ!!夕刊、見せてよ。俺悪いけど、高橋葉介大好きだぜ!!」
悪いが、私も大好きだ。それも、初めて買った「マンガ少年」で、氏のデビュー作を読んで以来のファンである。四半世紀の長きに渡り、新作を見かけるととりあえず買っちゃう程度のライトなファンであるが。石を投げれば漫画家に当たる現在でもこの独特なタッチに似た作家を見ることは無い。ストーリーのおもしろさ、ブラックさときたらコミカルからエロ・グロ、スプラッタものまでどれも光る。ことに泣けるホラー、心温まるスプラッタ、なんていうものを描かせたら、まずはこの人! と大きな声で叫びたいくらいだ。

しかし、なんということだろう。紙面には高橋のたの字も書いていない。別人とはとても思えないけれど…?そこで、「ゆめだまや奇談」を検索してみた。

な、なんということだろう。いくつかこの作品を扱ったニュースページはひっかかるのだが、どこを見ても審査員のカールスモーキー石井氏の名前はあってもキャラクターデザインやイメージ画に触れたところはないではないか。恐らく、製作者側のニュースリリースにも、触れてないということだろう。で、いくつかの検索エンジンで唯一ひっかかったのが高橋葉介氏自身の公式サイトだけだったというのが悲しい!!!!

そりゃあ、高橋氏はアニメやゲーム化でうはうは儲けるタイプの有名作家ではないし、万人受けする人でもないので知名度も高くは無い。だからたとえばワイドショーで名前を出されなくても仕方が無いか、という気はするけれど、メディアによっては十分価値のある作家である。少々マンガにうるさい人なら、好き嫌いはともかく「夢幻紳士」くらいは知っているだろうし、こんな大物作家にキャラクターデザインしてもらえるとは、大賞受賞者も果報者よ、と思うのはきっと私だけではないはずだ。

アニメ専門チャンネルが、広く原作を公募し、一流スタッフの手でアニメ化する、というニュースも大切だが、私だったらタイトル、あるいは副題でも「あの高橋葉介がデザイン」を謳いたい。で、日記のタイトルにつけてみたのだけど。

う~~~~ん、個人日記のタイトルで収まる人じゃないのになぁ~~~~

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2007年4月 9日 (月)

負うた子に教えられてみました~変態女子中学生の意外なこだわり

昨日は娘と入学準備のために出かけた。電車に乗ってのおでかけだが、娘がきっぷを通しても、あの「ぴよぴよ」音がしない。もう、大人の切符なのだ。「あ~あ、あのうっぜえひよこ音から卒業だわ」と悪ぶる娘。さっき、自分で切符を買おうとしてうっかり子どもボタンを押したくせに。

そして母は寂しい。あのかわいらしい音が、娘の改札から聞こえないのが。財布が今までの倍、軽くなるのが。

さて、娘と電車に乗ると、娘は向かいの席に残された空のペットボトルを凝視した。終点、目的地に着くとすばやくそこに向かい、ペットボトルを拾ってゴミ箱に捨てた。

乗り換えた電車には、座席にスポーツ新聞が残されていた。がらがらに空いていたが、娘はまっすぐその席に座り、「こういうのがあると、あとの人が迷惑よね」と新聞を手にした。と、すぐにまた向かいの席の端っこに、ラップにくるまれたカステラらしきものを発見。ぴくっと反応したところで、気づかないのかカップルの女性がそこに座った。
「あら…服が汚れないといいわね」
私も、つい注視。娘はじっとそこを見つめ、「あたし手がふさがってるから、ママが終点で拾って。あたしばかりにいいことさせないでよ」と言った。

娘は、意外と陰徳を積むのが趣味らしい。買物をしていても、よその人が落とした売り物をそっと片付けたり、置き場所の違う商品を本来の棚に戻したり。実は私も意外と好きだったりする。家では片付けひとつしなくても、お店で変なところにモノが置かれていたりすると片付けたくなるし、人が置き去りにした買い物かごも、片付けずにはいられない。娘はそういうところを見て育ったのか。まあ、こんなところで自慢しているあたりで陰徳でもなんでもなくなるのだけど。

終点。人々が降りるのを待って、ゆっくりと立ち上がった私たち。幸い、カステラは座席のすみっこにはまり込んでおり、女性の服に被害を与えなかったようだ。もしかしたら手作りのものを貰って、かばんに入れていたら落としてしまったという類かもしれないが、今のこのカステラはただの迷惑なごみ。人の尻にも敷かれているので恐らく持ち主にとっても食用の道は無いだろう。

私はそれを拾い、娘とゴミ箱へ。にっこりと、笑う娘。このところ生意気盛りで、学校でもいろいろあると悩みを打ち明けていたが、本当にまっすぐに、自分の正義を貫く娘だ。親ばかと笑われようが、私はこの娘を誇りに思う。変態だけど。

☆  ☆  ☆

くまぇり懲役10年の判決…求刑より軽くなった。雑誌に載るという手記のニュースを見る限りでは、彼女は後悔はしているけど、まったく反省はしていないようだが。自分の惨めな境遇を嘆いていても、もっと苦しい目にあっている家族や、被害者には心が及んでいない。今、拘置所生活を嘆いているが、たとえ形を終えて出所しても、もう幸せな(本人は不満だらけだったかもしれないが)生活には戻れず、刑務所よりも厳しい現実が待つだろう。彼女は、そんなことを想像できているんだろうか。
「これなら食っちゃ寝の拘置所暮らしがまし」と、また問題を起こすほど、幼い気がする。

「美人はトクということか」アイドルを目指していて、ようやく夢をつかみかけていたところで、大事な20代を棒に振ることになった彼女を哀れんでの減刑じゃないかと、ちょっと懐疑的な私。

娘よ、この特典を得られない私たちは、まっすぐに生きようね。

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2007年4月 8日 (日)

子どもがサーターアンダギーを作った(グロ注意)

「サーターアンダギーミックス」というのを見つけ、こんなものまであるんだ、という驚きから、ついウケを狙って買ってしまった。

サーターアンダギーとは沖縄の揚げ菓子である。アメリカの素朴なドーナツに似た味と食感で、直径5センチくらい、すこし膨れて表面が割れているような感じだったと思う。「あずまんが」などの影響でサーターアンダギー大好きな子どもたち。「ね~早く作って~」「そのうちね~」とかやってるうちに、子どもたちは私が眠っているうちに一袋全部、玉子でといて揚げ始めてしまったらしい。

夜中に勝手に何やってんのか…ということはともかく。たねはまだまだ残っているとかで、昨日午後娘が「ママも食べる?」と聞いてきた。「いや、いらない」と答える辛党の私。「ひとつくらいは食べる?」……娘の性格的に、何が何でも私に食べさせなくてはすまないらしい。「じゃあ、少しだけいただくわ」「うん、じゃあエクトプラズム作るね」

はぁ?

「お兄ちゃんが何か間違えたらしくてさー。丸く作れないのよ」

今うちの冷蔵庫に入っている玉子は、地元の不ぞろい玉子で、味はよいがかなり小粒。そういうこともあって私も面倒がったのだが…分量どおりの玉子を入れてもまとまらないので水でも入れたのか、タネはとろとろらしい。あるいは、子どもの技術の問題なのかもしれないのだが、できたサーターアンダギーは、これだった。

Photo_3 さーたーあんだぎーじゃねえええぇぇぇっっ!

高麗人参とか、なんかありがたい漢方薬の部類だろう。煎じて飲むのがよろしいかと。

「ほら、エクトプラズム。あのね、この真ん中のところがね、揚げてる途中で破裂して、ぷくーって出てきたの♪」娘がうれしそうに教えてくれた。なるほど、このヘルニアみたいなところか。

「さ、ひとくち」娘があーんしてくるので、一口いただいた。「グロテスクなものほどうまい」と山岡士郎が言っていたように思うが、それは違う意味だろう。

が、まあ味はさほど悪くなかった。ホットケーキミックスを揚げたドーナツと同じような感じ。どのへんが、サーターアンダギーとドーナツの違いなんだろう。

☆  ☆  ☆  ☆  ☆

今日は「あらしのよるに」をテレビで放映していた。かつて、絵本を子どもたちに読み聞かせてやったっけ。シンプルなのによくできたサスペンスで、ハラハラ、ワクワクしたものだ。ああ、あの純真だった子どもたち。

長じてオタクになった息子は「ちょwwwww何このやおい臭wwww」と、もう恥ずかしくて直視できない様子。「公開当時、公式アンソロジーコミックも出てたけど、擬人化とかがあって、腐女子モード全開だったよ」と教えてやると呆れていた。「擬人化って!このまんまのに萌えられないなんて!」……あぁはいはい、あんたはけもの萌えだったね…
自称腐女子娘の感想も、聞きたいところである。

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2007年4月 7日 (土)

アニメ花盛り♪な土曜日~ケロロOPがまたまたマーチに~

4月。アニメ新作が花盛りである。平日はほとんどアニメが見られない私だが、今日はようやく新作ラッシュを楽しんだ。

まずは「ブルードラゴン」あのFFの生みの親・坂口博信氏と鳥山明の強力タッグでXBOXのキラーソフトと喧伝されたゲームのアニメ化である。実にオーソドックスな物語の始まり。絵もきれいだし子供にはとてもわかりやすくまとまっているけど、昨年度は「カオスアニメタイム」として盛り上がった時間帯。少しものたりないな…と思っていたら、予告編でやってくれた。松本零士先生に訴えられなければ良いが。

「ケロロ軍曹」もこの時間に復活。わーいこれからはリアルタイムで見られる~。で、OPがいきなりこれだ。ニコニコ動画にはもっと高画質のものも出ていたが、懐かしい「ケロッとマーチ」の新作。歌うのはこりん星人の小倉優子と、財津一郎さんである。

仮にも宇宙人であり、アニメソングもいくつか歌うおぐゆーはともかく、財津一郎さんとは驚いた。あまりにも大物過ぎて足が震える。「てなもんや三度笠」などでテレビバラエティの草創期を築いた、テレビタレントの大先輩だ。アニソン歌手としては「花のピュンピュン丸」(原作・つのだじろう)の実績があるが、四角い顔と、当時のお笑いタレントきっての美声が特徴。ついでに、新撰組の近藤勇にものすごく似ていて、たしか草刈正雄主演の「鞍馬天狗」では近藤役を熱演。未だに、私はこれほどイメージぴったりの近藤勇はいないと思う。

最近テレビでお見掛けすることも無く、さすがにかつてほどの声量は…とは思うが、まさかケロロであの「キビシィーーーーーーーーーーっ!」を拝聴できるとは。しかし、私の年でも「てなもんや」を見たわけでもなく、まして今のアニメファンである年齢層には「知らない人」らしく、そのすごさが理解されていないのが少し残念だ。

土6のTBSは、「地球へ…」が登場。前作「奇妖士」打ち切りはつらいが、私世代には懐かしい名作だ。「かみほーっ!つうとぇらあぁ!」のダ・カーポの歌でおなじみの映画版も見に行ったが、絵はあれよりはるかにきれい。しかし70年代竹宮ワールドのSF、今の時代に需要はあるんだろうか…?なつかしく、うれしく、不安だ…。キースの声が子安さんらしいが…子安さん、宇宙モノとよほど相性がいいんだろうな。

それからアニマックスでようやく「ああ無情 少女コゼット」開始。あの「名作劇場」の何年ぶりかの復活だが、どうも地上波では見られないようだ。名劇が地上波で、どんな親子にも見られなくてどーする。

なぜか息子が熱を上げていて(虹裏あたりでロリの話題にでもなっていたんだろうか)、二人で鑑賞。ジャン・バルジャンも登場したが、物語は哀れな少女コゼットが中心らしい。やむなき事情で母親と別れ、強欲な宿屋に預けられたコゼット。必死で職を探す美しい母だが、もう不幸の匂いぷんぷんだ。いやあ、なつかしいこのノリ。やっぱり名劇は、こうでなくては。

「萌え名作劇場」などと揶揄されるキャラクターデザインだが、さほど気にならなかった。こういう作品が、普通に見られる時代がかえってきますように。

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2007年4月 6日 (金)

入学式~舞い散る桜と娘の心の闇~

Pdvd_038 今日は娘の入学式であった。

幼稚園でいっしょだったが小学校は別、というおともだちもいてなんだか懐かしい。

娘は平日私の実家に住み、そこから通学するので制服姿を見ることはほとんどない。せめて画像に残し、自分の宝物と、夫の実家のほうにも見せたいと「写真撮ってあげるよ」というのだが、娘は「いやだ」の一点張り。「お友達といっしょならいい」とか言っていたのに、「じゃあ、そこに並んで」と周りの友達にも声をかけたのだが、これも拒否した。「いいから帰れ、うざい」などという。私は傷心のまま帰宅した。

「なんであんなことを言うの」私はあきれ返って娘を叱った。親を疎ましがるのはこのくらいの年の子にはあることだが、それでも非礼なことをしたら叱らなくてはならない。これも親の役目だ。「お友達といっしょならいいって行ってたじゃない。お友達も撮ってほしそうにしてたのに」娘はとても人気があるらしく、あっちからもこっちからも声がかかる。先輩たちにだって知り合いが多くて、この前の吹奏楽演奏会では、むしろ中学の先輩方に囲まれていた。今日の入学式でもたくさんのお友達に囲まれて和気藹々、みんなで小学校に行こう、なんて盛り上がっていたのだが。

「はぁ? 別に、友達じゃないし。本当に友達だと思う子は、あの中にいなかったよ」

………なんか怖いよ愛娘ちゃん…

とにかく、おめでとう。「変態女子小学生」は今日から「変態女子中学生」になる。

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2007年4月 5日 (木)

インフルエンザ息子観察日記

年頃の青少年と言うのは、親にパソコンのデータを見られるのが死ぬほどイヤではないだろうか。

そのためだろうか、XPには家族それぞれが自分のログを持って、好きに使えるようになっており、会社で初めてウインドウズを導入した時、パソコンに食わしくない上司が大はしゃぎで無駄にログを作らせたのだが…

正直、あまり意味は無いと思う。

昔、息子のPC依存があまりひどくて、息子のはもちろんすべてのログにパスワードを設定し、息子がPCを勝手に使えなくしようと試みたことがある。息子が小学生くらいの話だ。

ところが、息子は軽くそれを乗り越え、逆にすべてのログにパスワードを設定、私が使えないようにしてしまった。パソコンは僕の友達だ!な息子。

それから、ドキュメントにエロ画像などを入れても無駄だったりする。

私が画像を保存しようとしたら、息子のドキュメントが出てきた。軽く他の人のドキュメントが覗けてしまうではないか……もちろん、息子のドキュメントも見るとも無く見た。部屋の掃除をしていたらベッドの下から、というパターンが、今はこうなる。

ということを知ってかしらずか、息子は大胆になった。先日、私がおもしろい画像などを子供たちに見せていたら、息子は「ちょっと貸して」と、私に見せたい画像があるらしく、自分のドキュメントを開けた。

「ちょっと…それは親に見せられるドキュメントなの?」
そういう段階で、見てるか、疑ってることになるな。
「親に見せられないけど、まあいいや」
息子の大量のファイルはサムネイル表示され、面白画像からエロ二次元画像まで花盛り。あらまーーー……とあきれる私にも、息子はまったく動じない。

いや、少しは恥ずかしがってほしいのだが。

息子にとって私はなんだ?オタク趣味を共有できるお友達か?

まあ、その前に私も絶望先生エロ画像を保存しているのを見られちゃっているけど。

とにかく、不思議な少年である。

☆  ☆  ☆

インフルエンザで寝込んでいる息子、結構元気らしい。私が帰宅すると喜んで出てきた。娘も寄ってきて、にぎやかなことこの上ない。いつも娘は何かにつけて兄や私に擦り寄ってきて「ちょwwwねえ~腐児子が~」と息子が訴える。

闘病中の息子は、もっぱら「腐児子が病人を虐待する~」というもものだった。「病人をふみつける~~」「病人をたたく~」「病人の尻をさわる~~」

「病人じゃなくても、尻を触っちゃだめでしょう」と一喝すると、息子は「あ」とか言ってる。

なんかいろいろ、高熱にうなされて感覚がマヒしているらしい。

まあともかく寝なさいよ、ご飯ができたら持っていってあげるから、と息子を部屋に送り、娘と離した。
夕食を作りながらPCをいじり、娘は中学校の制服を合わせていたりしていたのだが、スカートに慣れない娘が「スカートいやーー。男子の制服がいい~~」と、ウテナのようなことを言い出した頃。

息子がふらふらと、マスクをつけてやってきた。

「スカート使いはなぁ~~~…… どんなに短いスカートで動き回っても、決してパンツを見せないんだぜ~~~」

と、言われましても。なんで、いきなりそんなことを言うのだろう。高熱のせいか、ゆとり教育のせいか。

「いいから、部屋で横になっていなさいよスカート使い」
「そうよ、こっち来ちゃダメよスカート使い」
と、二人で応戦すると
「ちょwww俺スカート使い扱いされてるwwww なあ、スカート使いっていうのはなぁ」
息子は、何かスカート使いなるものについて熱く語り始めた。

不思議と明瞭な声だが、水も飲めないほどのどが痛いというのに。解熱剤で熱は下がっているとは言うものの、それで体力を回復し、ウイルスに対抗するしかないというのに。

「そんなに顔を赤くして、病状を悪化させてまで語る話題か!いいから早く寝ていなさい!」

ようやく息子は部屋に戻った。

夕食はやっぱり煮込み。湿度を上げ、体を温める料理。骨付き鶏と大根とにんじんと干ししいたけ、そしてにんにく。昆布茶でだしをとったのでラクチン、しかも部屋環境を整える。それと、梅干が無性に食べたいといっていたので、きゅうりの千切りと水菜を叩いた梅干と鰹節とポン酢で合え、プチトマトを添えたサラダ。

早く元気になれ~~

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19年ぶりに東京で4月の雪~息子がインフルエンザで異常行動

今日の日本は大荒れ。雹が降ったり、雪が降ったり、竜巻が起きたところもあったという。

東京には19年ぶりに4月の雪が舞った。19年前の雪は大雪で、見事に雪化粧となった。たしか私は皇居に写真を撮りに行ったっけ。

2月ごろ、記録的な暖冬に「いやいやまだわからないよ、4月に雪が降ることもあるんだから」と子どもに話していたのだが、たしかあの年も2月に26度とか、とんでもない暖かさを記録していなかったっけ。国風展(盆栽の甲子園といわれる大会)に、汗をふきながら出かけた記憶がある。なんか、気象にもパターンがあるんじゃないかと思えてきた40代。

☆  ☆  ☆  ☆

息子は、インフルエンザ陽性だったらしい。昼ごろ電話を入れると娘が出て、「お兄ちゃんは薬を飲んで元気になったよ。さっきもトイレの前で踊っていた」

異 常 行 動 じゃん。

この子の場合はたしかにいつものことなんだけど。

先ほどもテレビのニュースでタミフル服用後の10代の異常行動を特集していたけれど、いきなり走り出すとか壁を殴り始めるとか、やたら飛び降りようとするとか、踊りだすとか、全部息子は普段普通にやっているので、本当に異常が出てもわからない…orz

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2007年4月 4日 (水)

おかまの日…息子がインフルエンザかも?

娘が卒業式直後倒れ、大騒ぎしたのだが、今度は元不登校息子がぶっ倒れた。40度近くあるという。もともと低体温で、36度あってもぐったりする子。めったなことではこんな熱は出ない。これはかなりやばいのではないか。しかし、本人は「インフルエンザかも~」と言う割には意識も声も明瞭。電話をかけて来た時にも、とてもそんな状態には思えないほど、はりのあるよい声だった。なんという素晴らしい声帯。

声優さんめざしなさい

……冗談を言っている場合ではない…orz。

よりによって明日は朝からはずせない予定がびっしりだ。またどう考えても帰りは夜10時をすぎるだろうというお仕事が入っている。

娘と違って添い寝するわけにもいかず、息子は「呼んでもなかなか来てくれない~」と不満げ。まあ、トイレに行けて、飲み物も飲めているようだから自力でなんとかしなさい…

あと数年で独立すれば、素敵な伴侶を得ない限り、孤独死の恐怖に常に怯えなくちゃいけないんだからね。オタクっていうのは。

心配しつつ、突き放しつ。

「小さい頃はあんなに可愛かったのに」と嘆く15の息子の母は私だけではない。
「過保護? 放置?」と思い悩む母親も私だけではない。

それでも昨今の凶悪なインフルエンザと、特効薬の副作用疑惑を思うと苦しい。

☆  ☆  ☆

エマ8巻の特典DVDを見た。格調高いOP、EDのアニメ番宣中心だった。なかなかに楽しめる内容だったが、アニメ版は、どこか解釈が自分と違うようだった。

まあ、ひっそり社会の底辺にいる私と解釈が違ったところでどうだっていいのだが。

アニメ2期はもうすぐ。元気な息子と一緒に見たいなと思う。

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2007年4月 3日 (火)

ドナルド背反!?COMけっこう大変です

息子のプレイに依存するKH RE:COM日記。

息子は、オリンポスコロシアムのクラウドで少し躓いた。クラウド(CV櫻井)の「はぁ!」「はぁ!」の掛け声に、ぼこぼこにされている様子が伺える。
しかし、すぐ「はぁ!」「よ」「はぁ!」「よ」というのが聴こえてきた。「ドッジロールを忘れてた~」とか言ってる。カードで勝ち目がなければ、ドッジロールで「よっ」とよけるんだな。ふう、頭でわかっても自分でできそうにない…

さて、息子が怒りに震えている。盟友・ドナルドにだ。

これまでやってきたキングダムハーツでは、ドナルドとグーフィーがほとんどくっついてきてくれて、勝手に暴れてくれた。ある程度は指示もできたし、心強い仲間であった。倒れても時間がたてば復活する不死身のディズニー一族なので、極端な話面倒なボスキャラ戦などは彼らに任せて遠くで一休み、ボスの体力を極限まで削らせたところで止めを刺しにいく、なんていうこともできた。

ところがこの忘却の城では戦うのはソラ一人。カードで仲間を呼ぶくらいはできるが、ことにドナルドがおばかさんなのだ。

氷属性の敵にブリザド。炎属性の敵にファイヤ。HP満タンの時にケアル。瀕死の時に、あたりもしないサンダーをぶちかます→ソラ死亡。

FFシリーズにおいては属性は大変重要で、ポケモンのように「こうかはいまひとつのようだ」ではすまない。たとえば炎属性のアクセルに炎系の攻撃をすれば、回復してしまう。「それでも宮廷魔術士か!」「ありえねー!見るからに炎属性のやつにファイヤ、ありえねー!」息子と私、画面を見て笑い転げた。物理攻撃のグーフィー、シンバあたりは役立つが、ドナルド、役に立たないどころか利敵行為ばかりにふける戦犯だ。

「おーダンボ、ハデスをがんがん追い詰めてる~」愛くるしく無邪気なダンボの方が、よほど使い勝手がよいという。設定では1のあと、宮廷魔術師としての能力を遺憾なく発揮し、ソラを助けたはずのドナルドだ。「魔法ってわからない~」というおぼこいプレイヤーにも手本となるような魔法の使い方を見せて欲しいものなのだが…

今度、あひるを一羽まるごと買ってきてローストして食べましょうね。

ゲームのキャラに食欲殺意を感じるなんて。

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2007年4月 2日 (月)

鉄人28号~今川版~が公開中でした!

ネットに慣れてくると、「もう新聞なんかとらなくてもいいんじゃないか」などと思うことがある。昔は隅々まで甞めるように読んでいたのに、最近は忙しさもあってあまり読んでいないし、夕刊にいたってはそのまま新聞整理箱へ、ということも珍しくなくなってしまった。

ところが。

先週金曜日の夕刊を見もしないで整理しようとして、映画欄に釘付けになった。

「鉄人28号 白昼の残月」の細い広告が、入っているではないか。

いわずと知れた日本のロボット漫画古典である。少年探偵正太郎君がリモコンで操る巨大ロボット鉄人28号、「良いも悪いもリモコンしだい」だ。

念のため、私は鉄人28号を見たというほど年ではない。リメイク版の、原型をとどめていないのならかすかに見た記憶があるが、もちろん興味を持たなかった。

だが、数年前に深夜放送された今川泰宏監督「鉄人28号」にはいたく感銘を受けた。

抑え気味の色調はモノクロ時代を思わせ、キャラクターデザインは美麗ではあるがずんぐりと原作の持ち味を損なわない。若いアニメファンには斬新で、昔子供と白黒アニメを見たおじいちゃんおばあちゃんは「あれ、懐かしいのをやっているよ」と錯覚するくらい、昭和の香りを漂わせる。

見よ、男性コーラスにのって戦う鉄人を。

ゆっくり、ゆっくりと動く姿のなんと重厚なことよ。

(初代ガンダムやザクも、このくらいゆっくりずっしりと動いていたのが魅力的であった。ちょこまかめまぐるしく動くのよりも、かっこいい)

キャラクターたちも、戦後10年という時代をしっかりと体現。正太郎君がモダンに現れれば、まだまだアナクロな警部、戦争の傷を背負い、兵器を憎む村雨兄弟もいる。ヒロインであるお高ちゃんは、警察署秘書というお仕事ながら、おきゃんで、正直おばかさん。だがこれを女性蔑視だ、女性の社会進出の妨げだと抗議してはならない。
これが、昭和の空気と言うものだ。

正太郎クンをはじめ、当時の少年たちには背負いきれない、太平洋戦争の重い影。「もはや戦後ではない」と言うほどの高度成長期を迎えながら、癒しきれない傷と、戦争の恐怖をひきずる大人たち。ようやく平和を取り戻せた時代に蘇った鉄人28号は、戦争の悪夢を再現するのか。魂を持たぬ「リモコンしだい」の鉄人は恐ろしく、そして哀しかった。

と、おもしろくておもしろくてしかたのなかった今川監督版「鉄人28号」が、映画化してたなんて~公開してたなんて~~!

テレビとネットなどで十分情報を集めていたと思っていたのに、なんということだ。ワイドショーで「アニメ映画」の情報と言えばタレントが声優初挑戦するものだけ、というのをとことん痛感した。

新聞広告によると4月15日は横山光輝先生のご命日で、1000円で入館できるとか。ああ、その日仕事が入ってる。

なんとか都合をつけて見に行きたい…大画面で、鉄人が見たいものである。

公式サイト
http://www.tetsujin28-movie.com/

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2007年4月 1日 (日)

鬼太郎スタート~春のアニメ花盛り~

ゲゲゲの鬼太郎が5度目のテレビアニメ化。

絵柄は微妙に萌え狙い?で同人風。しかし、「怖い鬼太郎」だということで見てみた。

怖い鬼太郎、というと一番記憶に残るのは、前にやはりこの時間帯だと思ったが、荒木・姫野がキャラクターデザインをした4作目だ。なんとなく見ていたのだが、原作をさらに美しくまとめたような絵、色彩もさることながら、鬼太郎がものすごく恐ろしく、おもしろかった。その前のアニメなど、悪い意味で現代的で、妙に子供に媚びた内容で失望したのだが。

今日の第一回目は、たしかに子供に都合のよいヒーローではなく、どこか教育的な鬼太郎なのかと思った。いじめっ子にはもちろん、いじめられる子にも、鬼太郎たちは甘くない。難を言えば、色鮮やかで今風の絵柄に「雰囲気」があまり感じられないところか…。妖怪たちの街の描写も、「かみちゅ!」の方がよほど趣があった。

そのあとは「おねがいマイメロディ」の3作目「すっきり♪」である。ワイドショーみたいなタイトルに、電波ゆんゆんのオープニング。そして春爛漫、さわやかな日曜の朝からいきなりこの「すっきり」か!!!!15分番組になっても相変わらずの毒っけだ。

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