子どもがサーターアンダギーを作った(グロ注意)
「サーターアンダギーミックス」というのを見つけ、こんなものまであるんだ、という驚きから、ついウケを狙って買ってしまった。
サーターアンダギーとは沖縄の揚げ菓子である。アメリカの素朴なドーナツに似た味と食感で、直径5センチくらい、すこし膨れて表面が割れているような感じだったと思う。「あずまんが」などの影響でサーターアンダギー大好きな子どもたち。「ね~早く作って~」「そのうちね~」とかやってるうちに、子どもたちは私が眠っているうちに一袋全部、玉子でといて揚げ始めてしまったらしい。
夜中に勝手に何やってんのか…ということはともかく。たねはまだまだ残っているとかで、昨日午後娘が「ママも食べる?」と聞いてきた。「いや、いらない」と答える辛党の私。「ひとつくらいは食べる?」……娘の性格的に、何が何でも私に食べさせなくてはすまないらしい。「じゃあ、少しだけいただくわ」「うん、じゃあエクトプラズム作るね」
はぁ?
「お兄ちゃんが何か間違えたらしくてさー。丸く作れないのよ」
今うちの冷蔵庫に入っている玉子は、地元の不ぞろい玉子で、味はよいがかなり小粒。そういうこともあって私も面倒がったのだが…分量どおりの玉子を入れてもまとまらないので水でも入れたのか、タネはとろとろらしい。あるいは、子どもの技術の問題なのかもしれないのだが、できたサーターアンダギーは、これだった。
高麗人参とか、なんかありがたい漢方薬の部類だろう。煎じて飲むのがよろしいかと。
「ほら、エクトプラズム。あのね、この真ん中のところがね、揚げてる途中で破裂して、ぷくーって出てきたの♪」娘がうれしそうに教えてくれた。なるほど、このヘルニアみたいなところか。
「さ、ひとくち」娘があーんしてくるので、一口いただいた。「グロテスクなものほどうまい」と山岡士郎が言っていたように思うが、それは違う意味だろう。
が、まあ味はさほど悪くなかった。ホットケーキミックスを揚げたドーナツと同じような感じ。どのへんが、サーターアンダギーとドーナツの違いなんだろう。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
今日は「あらしのよるに」をテレビで放映していた。かつて、絵本を子どもたちに読み聞かせてやったっけ。シンプルなのによくできたサスペンスで、ハラハラ、ワクワクしたものだ。ああ、あの純真だった子どもたち。
長じてオタクになった息子は「ちょwwwww何このやおい臭wwww」と、もう恥ずかしくて直視できない様子。「公開当時、公式アンソロジーコミックも出てたけど、擬人化とかがあって、腐女子モード全開だったよ」と教えてやると呆れていた。「擬人化って!このまんまのに萌えられないなんて!」……あぁはいはい、あんたはけもの萌えだったね…
自称腐女子娘の感想も、聞きたいところである。
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