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2007年4月 5日 (木)

インフルエンザ息子観察日記

年頃の青少年と言うのは、親にパソコンのデータを見られるのが死ぬほどイヤではないだろうか。

そのためだろうか、XPには家族それぞれが自分のログを持って、好きに使えるようになっており、会社で初めてウインドウズを導入した時、パソコンに食わしくない上司が大はしゃぎで無駄にログを作らせたのだが…

正直、あまり意味は無いと思う。

昔、息子のPC依存があまりひどくて、息子のはもちろんすべてのログにパスワードを設定し、息子がPCを勝手に使えなくしようと試みたことがある。息子が小学生くらいの話だ。

ところが、息子は軽くそれを乗り越え、逆にすべてのログにパスワードを設定、私が使えないようにしてしまった。パソコンは僕の友達だ!な息子。

それから、ドキュメントにエロ画像などを入れても無駄だったりする。

私が画像を保存しようとしたら、息子のドキュメントが出てきた。軽く他の人のドキュメントが覗けてしまうではないか……もちろん、息子のドキュメントも見るとも無く見た。部屋の掃除をしていたらベッドの下から、というパターンが、今はこうなる。

ということを知ってかしらずか、息子は大胆になった。先日、私がおもしろい画像などを子供たちに見せていたら、息子は「ちょっと貸して」と、私に見せたい画像があるらしく、自分のドキュメントを開けた。

「ちょっと…それは親に見せられるドキュメントなの?」
そういう段階で、見てるか、疑ってることになるな。
「親に見せられないけど、まあいいや」
息子の大量のファイルはサムネイル表示され、面白画像からエロ二次元画像まで花盛り。あらまーーー……とあきれる私にも、息子はまったく動じない。

いや、少しは恥ずかしがってほしいのだが。

息子にとって私はなんだ?オタク趣味を共有できるお友達か?

まあ、その前に私も絶望先生エロ画像を保存しているのを見られちゃっているけど。

とにかく、不思議な少年である。

☆  ☆  ☆

インフルエンザで寝込んでいる息子、結構元気らしい。私が帰宅すると喜んで出てきた。娘も寄ってきて、にぎやかなことこの上ない。いつも娘は何かにつけて兄や私に擦り寄ってきて「ちょwwwねえ~腐児子が~」と息子が訴える。

闘病中の息子は、もっぱら「腐児子が病人を虐待する~」というもものだった。「病人をふみつける~~」「病人をたたく~」「病人の尻をさわる~~」

「病人じゃなくても、尻を触っちゃだめでしょう」と一喝すると、息子は「あ」とか言ってる。

なんかいろいろ、高熱にうなされて感覚がマヒしているらしい。

まあともかく寝なさいよ、ご飯ができたら持っていってあげるから、と息子を部屋に送り、娘と離した。
夕食を作りながらPCをいじり、娘は中学校の制服を合わせていたりしていたのだが、スカートに慣れない娘が「スカートいやーー。男子の制服がいい~~」と、ウテナのようなことを言い出した頃。

息子がふらふらと、マスクをつけてやってきた。

「スカート使いはなぁ~~~…… どんなに短いスカートで動き回っても、決してパンツを見せないんだぜ~~~」

と、言われましても。なんで、いきなりそんなことを言うのだろう。高熱のせいか、ゆとり教育のせいか。

「いいから、部屋で横になっていなさいよスカート使い」
「そうよ、こっち来ちゃダメよスカート使い」
と、二人で応戦すると
「ちょwww俺スカート使い扱いされてるwwww なあ、スカート使いっていうのはなぁ」
息子は、何かスカート使いなるものについて熱く語り始めた。

不思議と明瞭な声だが、水も飲めないほどのどが痛いというのに。解熱剤で熱は下がっているとは言うものの、それで体力を回復し、ウイルスに対抗するしかないというのに。

「そんなに顔を赤くして、病状を悪化させてまで語る話題か!いいから早く寝ていなさい!」

ようやく息子は部屋に戻った。

夕食はやっぱり煮込み。湿度を上げ、体を温める料理。骨付き鶏と大根とにんじんと干ししいたけ、そしてにんにく。昆布茶でだしをとったのでラクチン、しかも部屋環境を整える。それと、梅干が無性に食べたいといっていたので、きゅうりの千切りと水菜を叩いた梅干と鰹節とポン酢で合え、プチトマトを添えたサラダ。

早く元気になれ~~

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