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2007年4月10日 (火)

アニマックス大賞「ゆめだまや奇談」高橋葉介デザインでアニメ化!

昨日の夕刊に、「アニメの原作アジアで公募」という小さな記事があった。アニメ専門チャンネル「アニマックス」では、アニメにしたい物語を募集し、優秀作をアニメ化しているのだが、11月に同チャンネルで放映される前回大賞「ゆめだまや奇談」のイメージ画がカラーで掲載されていた。

ってっ!

高橋葉介さんじゃないですかっ!?

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著者:高橋 葉介
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高橋葉介さんを知る人は、確実にオタクである…なんていう時代もあったが、少年チャンピオンでの「学校怪談」連載でずいぶんメジャーになり、代表作の「夢幻紳士」もかなり有名だ……と思う。

息子にその話をしたら、目の色を変えて叫んだ。「まじかよっ!!夕刊、見せてよ。俺悪いけど、高橋葉介大好きだぜ!!」
悪いが、私も大好きだ。それも、初めて買った「マンガ少年」で、氏のデビュー作を読んで以来のファンである。四半世紀の長きに渡り、新作を見かけるととりあえず買っちゃう程度のライトなファンであるが。石を投げれば漫画家に当たる現在でもこの独特なタッチに似た作家を見ることは無い。ストーリーのおもしろさ、ブラックさときたらコミカルからエロ・グロ、スプラッタものまでどれも光る。ことに泣けるホラー、心温まるスプラッタ、なんていうものを描かせたら、まずはこの人! と大きな声で叫びたいくらいだ。

しかし、なんということだろう。紙面には高橋のたの字も書いていない。別人とはとても思えないけれど…?そこで、「ゆめだまや奇談」を検索してみた。

な、なんということだろう。いくつかこの作品を扱ったニュースページはひっかかるのだが、どこを見ても審査員のカールスモーキー石井氏の名前はあってもキャラクターデザインやイメージ画に触れたところはないではないか。恐らく、製作者側のニュースリリースにも、触れてないということだろう。で、いくつかの検索エンジンで唯一ひっかかったのが高橋葉介氏自身の公式サイトだけだったというのが悲しい!!!!

そりゃあ、高橋氏はアニメやゲーム化でうはうは儲けるタイプの有名作家ではないし、万人受けする人でもないので知名度も高くは無い。だからたとえばワイドショーで名前を出されなくても仕方が無いか、という気はするけれど、メディアによっては十分価値のある作家である。少々マンガにうるさい人なら、好き嫌いはともかく「夢幻紳士」くらいは知っているだろうし、こんな大物作家にキャラクターデザインしてもらえるとは、大賞受賞者も果報者よ、と思うのはきっと私だけではないはずだ。

アニメ専門チャンネルが、広く原作を公募し、一流スタッフの手でアニメ化する、というニュースも大切だが、私だったらタイトル、あるいは副題でも「あの高橋葉介がデザイン」を謳いたい。で、日記のタイトルにつけてみたのだけど。

う~~~~ん、個人日記のタイトルで収まる人じゃないのになぁ~~~~

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