絶望したり、希望を抱いたり
絶望した! あれほど指折り数えて楽しみにしていた
「さよなら絶望先生第8巻」を買いに行く時間が無かった自分に絶望した!
…のは事実だが、今の私はそれほど絶望もせず、嬉々としている。
不登校で暴力で放火魔でドロボウで、睡眠障害で自堕落な生活を送っていた息子が、新しい学校に入学してからは一生懸命早起きし、ちゃんと通えている。早速友達もできたそうだし、昔の友達とも良好な関係を築いている。楽しそうに、学校での出来事を話す息子…
家族が皆、きちんと過ごしているというのは久しぶり。そしてなんと、こんな当たり前のことが自分に活力を与えるのかと思う。これまでは、朝まったく起きない息子に声をかけるだけで自分もぐったりしてきたものだ。遅刻しないように少し早めに家を出るようにさえなった息子を見送ると、自分もてきぱきし、早めに家を出られるようになってきた。
☆ ☆ ☆
一方、ニュースはいろいろと絶望的なニュースを流している。朝はアメリカの銃乱射事件。銃を規制すればよい、というだけの問題でもないのだろうが、これでもあの国は銃を手放さないのだろうか。良くも悪くも、銃はアメリカを象徴する存在になっている。
私が帰宅し、夕食の準備をしていたところ、PCに向かいながららき☆すたを流しまくっていた息子が、慌ててNHKに切り替えた。臨時ニュースだ。長崎現市長が、銃撃と言うニュースだ。
「ついに日本もテロの時代に入ったか」と息子がつぶやいた。
まあ、わが国だってテロは全然初めてではない。「久しぶり」という感じだ。歴史なんか嫌いという息子よ、ちょっと教科書を読んでくるとよい。ついでに、海外では報道される日本のプチテロが、国内では報道されない、ということもあるらしい。
これらのニュースがきっかけで、息子と、歴史や宗教の話で盛り上がれた。悲惨な事件ではあるが、息子も「歴史」が自分とは無関係ではなく、今も常に歴史を目撃しているのだとわかったのだろうか。
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