息子の就職活動~社会人への第一歩~
なんとか今は新しい学校で皆勤状態。少し余裕が出たので息子はアルバイトを探し始めた。
一軒目は、小さな、老夫婦がほそぼそとやっているような飲食店だった。実はこれは、私が息子に持ちかけたのだ。些細なきっかけで話をしたのだが、「土日手伝ってくれる奥さんを探してるんだけど」と声をかけられた。忙しくて、土日の昼だけ、手伝ってくれるパートさんを探しているらしい。
最近、結構パートやアルバイトに関しては売り手市場らしい。他でも結構求人で悩んでいる店に、何軒かあった。こんなご時勢で、あくまでも若い奥さんで、土日少しだけ働いてくれる人…
これはちょっと、難しいと思う。子どものいるサラリーマン家庭の奥さんで、その条件で働きたがる人っているんだろうか。できれば平日昼間、子どもが学校に行っている間だけ働くか、土日もたまに出るけれど、平日とあわせてある程度まとまった金額が入ることを望んでいるだろう。「かといって、あんまり年のいった人では困るし」などと仰る。学生も視野に入れたほうが…などと一応助言して去ったが、息子に一応、こういう店があることを教え、自分で話に行かせてみた。
結果は、不採用。
どうにも、「男子」が来ることを想定していなかったらしい。「むしろあの店にいい話かと思ったんだけどね」とねぎらったが、本人はさほどへこたれず、むしろ次の店に闘志を燃やした。
「履歴書の書き方、教えて」といってきた。
「志望動機のところに、『遊ぶ金ほしさ』とは、書くなよ」などと助言した。いつになく丁寧に、慎重に筆を運ぶ息子。
今日友人と面接に行ったそうだが、二人とも面接と接客のロールプレイング、筆記試験は受けたものの「履歴書再提出」を言い渡された。息子は、生年月日を西暦で書いたから、友人は学歴を「●●中学卒」しか書かなかったからだ。
「結構、きちんとした店だね」厳しいけれど、そういう店で勉強させてもらえるほうが初めての仕事にはいいよ、とは声をかけた。息子もそれはよくわかっているようだった。
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