ことえりが本当におちゃめなんですけど~息子も
なんとなく「MACの方がいいだろう」とMACを使っていたわが社だが、ようやくWINDOWSの方が安くて使い勝手がよいことに気づき、全面的にWINに切り替えることになった。
ただし、私のPCは最近買い換えたこともあり、唯一MACを継続することになった。
「僕が一番、ウィンドウズをうまく使えるんだ……っ」
などと言うつもりはない。正直、この忙しい時期にMACからWINに鞍替えして、これまでのデータがまるで使えなくなるのは怖すぎる。今月いやに売り上げがあがったこともあり大忙しなので、黙々と仕事をこなす…が、やはりわあわあ大騒ぎしている同僚や上司を放っては置けず、あれこれ手助けをした。
さて。
「切り替えの時はちょっと戸惑うかもしれませんが、ことえりよりははるかにWORDの方が賢いですよ」と、励ました。
昔はたしかに、パソコンと言えばMACという時代があったのは知っている。20年位前、私は何人もの人に「MAC買わないの?」と聞かれた。「パソコン買わないの?」ではない。
しかし、今使うとしたらWINDOWSだと思う。顧客から来るファイルがほとんどOFFICE関連で、これまで見ることもできなかったためにどれだけ苦労したか。MACには、フォントも最低限のものしか入っておらず、グラフィックに強いとかいいながら、実質相当お金を積まないと、ちょっとした年賀状さえ作れない。WACOMもWINべったり。そのうえMACはWINとの互換性を優先し、これまでMACで使えたソフトがほとんど使えないような状態にしてしまったらしい。最新型MACも触ったが、なんと基本的なワープロソフトも何も入っていない。どんなに安いWINだって、OFFICEが入ってなくても普通に文字が打てるソフトがあり、簡単でもグラフィックソフトがあり、それなりに使えるフォントがあり、フリーソフトは山のようにある。もちろんウイルスの脅威はあるが、これも人気の表れだろう。どこかでMACが「ウイルスの心配がない」と誇らしげに広告していることに対し「ブスが痴漢に遭ったことがないと自慢しているようなものだ」と嘲笑しているのを見たが、言い得て妙だ。
さて、私はこの会社で唯一、MACのG10を2台使っていくことになったのだが…本当にWINに対抗して生き残る気があるのだろうかと、この機種を見て思う。なんで、基本的なワープロソフトさえついていないのだろう。昔むかし、パソコンは「ソフトがなけりゃタダの箱」と揶揄されていたが、WINはそれを解消してここまできた。MACはまだ、「ただの箱」になりがちな高性能マシンを高く売るつもりか。またここにきて日本語変換ソフトをことえりだけにするのは、よほど「やっぱりMACは使えないw」という評価を求めてのことか。
「すぽーつ」と打つと「巣ぽーつ」と出る。
「さっかー」と打つと「作家ー」と出る。
それでいて、今日は「お名入れサービス」と書こうとすると
「オナイレサービス」だ。
なんだ、その厨房が大喜びしそうな変換は。それまで頑なにカタカナを拒否していたようなトンデモ変換をしたくせに。
普通に、WINを使ってネットサーフィンしても、ちゃんと使える変換をし、よく使う言葉は覚えてくれる。時折変な変換が出るのを見て、息子や娘が何を書いているのかわかるくらい、私はWinのAIには信頼を置いている。ことえりちゃんは、本当に何年付き合っても、まったくユーザーの求めるものを覚えてくれず、使いにくいことこの上ない。まだ、私に笑いのネタを提供するか!
☆ ☆
息子が、私のお使いでさんざん歩いたことを愚痴っていた。おいおい、あたしゃ毎日その何倍も歩いているぞ、と思いながら話をしていたが、息子、なぜかこんなことを言った。
「歩かされたよー!歩かされたよー!アルカサレタ~王城だよぉ!」
しばし、沈黙が我が家をつつんだ。
「あんた、アルカサル読んだことあるの?」
「……ない…けど、なんとなく…」
一度は読んで御覧なさいね、本当におもしろいから、という結論で口論は終わった。
「アルカサル~王城」真の完結まであと15日。
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