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2007年7月29日 (日)

スーパーから中国産うなぎが消えたw

すごい。どのスーパーのチラシも「国産うなぎ」セールだ。いまどきどう考えても国産とは思えない値段の「愛知産」「四万十産」うなぎがずらりとならぶ。これ見よがしに産地シールを貼っているけど、皆あまり近寄らない。

大豆の自給率がゼロに等しいのに、スーパーには国産丸大豆使用の豆腐しか置かれてないミステリーと同じだろう。

しかし、中国をはじめとする輸入品不信はもちろん当然だと思うのだが、日本も被害者面ばかりしていられないだろうと思う。バブルがはじけ、国内メーカーがこぞって低コストの海外工場をアジア各地に建てた頃、テレビでこんなドキュメントをやっていたと思う。

アジアに工場を建てる理由は、地代、人件費が極端に安いことが第一だが、「公害規制がゆるい」ということもあったのだという。かつて工場の垂れ流しの廃液や排気で日本は汚れまくり、イタイイタイ病や水俣病などの公害病を頻発していた。私の子供の頃も日本近海の魚は危険だから食べるなと言われたくらいだ。そんな手痛い失敗を経て、厳しい規制を企業に課し、ようやく日本は美しい空と江戸前アナゴも食べられる海を取り戻したのだが、新しく作った海外工場にはその経験を生かさなかったらしいのだ。

有害物質を垂れ流し、アジアの人々を安く使い、利益優先を貫いた日本。当然、その国の人々もそれを習ったわけだ。

汚れまくった環境、ごまかしは当たり前、の理念。結局粗悪品を売りつけられ、汚染された大気や海の影響をくらうという結果になったのではないかと思う。

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