元不登校息子の心配
「……あのひきこもり、何とかしなくていいの?」
元不登校息子が心配するのは、妹だ。
私も子どもらの夏休み中、「ちゃんと朝起きて、お昼ご飯を食べて…」などと声をかけ仕事に出ていたのだが、盆休みに唖然とした。息子ばかりか、娘までも昼まで寝ている。息子は午後、友人と遊んだりバイトをしたりで出かけるのだが、私が見る限り娘はほとんど外に出ず、パソコンをいじっているらしい。ヘッドフォンをつけて画面の前でよく笑い、「ニコニコ動画」でも見ているのだろうと思っていたが、息子は言う。
「ネトゲにはまってるよ。まずいよ」
お前が言うかw かつて息子は、やはり夏休みをきっかけにネトゲひきこもりになり、中学生活を棒にふった。学校に行かず、昼夜の別なく、連続十数時間遊ぶのは当たり前。さらには親の金を盗んで貢いでいたのだ。
「昔の自分を見るよう?」思わず私が聞いた。あの頃、ネトゲはいけないといくら言っても聞かなかった息子。少し客観的にみられるようになればあの頃の自分の異常さ、ネトゲの怖さがわかるのだろうか。
娘にも聞いた。あんな兄を見てきたにもかかわらず、まだネトゲの怖さがよくわかっていないようだ。というか、「あたしはまだあそこまでいってないから大丈夫♪」…という感覚らしい。
夏休み、家に帰らないような子も問題だが、家に大人しくいる子も危険がいっぱいである。
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