« 娘が「戦場」に行くという | トップページ | 前歯が折れました~こんな歯医者はイヤだ!のおもひで »

2007年8月20日 (月)

親に心配された~反抗期の孫を持つと大変です

今までも何度も暴力沙汰を起こしたが、とうとう深夜に病院に駆け込み、縫うほどの怪我をしたこともあり、父が「おまえもストレスがかかっているだろうから、発散させろ」と外へ飲みに誘ってくれた。

上げ膳据え膳の外食、それも会社でかしこまりながらではないのはそれなりにうれしく、遠慮なく食べ、飲んだ。まあ、お話はどちらかというとストレスを助長するような感じだったけど。

主な話は「子どもたちは反抗期なんだから仕方がない」だ。そんなことは言われなくてもわかっている。自分のこの年頃の時分を思い出して顔から発火炎上しそうな勢い、それが反抗期の子を持つ親なんだから。

うちよりはるかにできたお嬢さんの親でさえ「なんか、自分がしてきたことがこういう形で帰ってくるか、と思うわよ」とぼやくのだ。しかしまあ、成長の過程で親に反抗し、打ち負かし、自分が親になって子の反抗期で苦労する、それもまた人間の成長過程のひとつだというのが持論である。

大人は自分が子供だった頃を忘れているのか……と、自分が子どもだったときには生意気に思ったものだが、親になった私だって忘れているわけではない。わかったうえで、抑えるのだ。

反抗期だからしょうがないわね、となんでもはいはいと言うことを聞き、お小遣いでも将来の希望でもなんでも言うとおりにしてあげる、というのでは正しい反抗期の終焉を迎えられない。

生意気言うなゴルァー!

社会のルールはあんたのマイルールとは違うんじゃあほーー!

文句があるなら独り立ちしろボケェーーーー!

という親とたっぷり摩擦してこそ、自立心を育み、社会性を身につけ、一人前になろうというものだ。それは、親の側も。

おまえは頑固だ、このままじゃ殺されるから金くらい渡せ、などと我が親。ああ、親は生きている限り親なんだなあ。かなりいい年の子どもにもおろおろ心配したり、叱咤したり。

息子はもちろん反抗期まっさかりの娘に不快な思いをし、もちろん心配したり呆れたりはするのだが、それでも私は希望をなくしてはいない。

あの頃同じように荒れていた私。親に殺意も持った、軽蔑もした、絶対見返してやると思った私だが今、それなりに親に甘え、尊敬もし、年老いているのを案じてもいる。

私がそうしている限りは、子らもいずれ同じ道を歩むのではないか?

|

« 娘が「戦場」に行くという | トップページ | 前歯が折れました~こんな歯医者はイヤだ!のおもひで »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 娘が「戦場」に行くという | トップページ | 前歯が折れました~こんな歯医者はイヤだ!のおもひで »