2学期の始めは危険がいっぱい!~娘が登校をいやがりました~
近所には兄弟揃って不登校というご家庭もあり、大変だと思った。うちの場合は上と下の性格がまるで違うので大丈夫だろう…と思いながら、最近の娘の変化に少し心配していた。
で、今日、娘は「おなかが痛い」などで床から出てこなかった。一応やさしく接してやり、親に頼んで病院に行くよう手配をして出社。案の定、娘は祖父母が病院に連れて行くよう動き出す直前に「おさまったようだから」と自らゆっくりゆっくり支度をし、ひとりで登校したようだ。それでも「吐き気がする」などと言っている。
今年は、子どもの2学期始めの自殺のニュースは聞かなかった。放火のニュースは見かけたけど。
「学校に行きたくない」と憂鬱になるのは、決して特別なことではないのだろうと思う。正直、ほとんどの子に何かしらあるんじゃないかと思う。
親も教師も忙しいが、少しでもその声に耳を傾けてやらないといけない。
子どもにも個性や事情があるから一概には言えないけれど、一応娘の場合はこれが良いだろうと思い、ジュースを飲ませてやったり、耳掃除をしてやったりと時間いっぱいまで世話をし、病院の準備までしてやった。ゆがんではいるけど暖かな家庭、絶対的に甘えられる存在。それを再認識すればこの子は立って自分のするべきことを見出すだろう、と思った。
なんとか登校し、それなりの罰を受けてきた。でも、少し笑顔を取り戻してきた。
人間関係の難しくなる年頃、今日遅刻したことでまたどういうデメリットがあるかもわからない。体育系の部活は意外といやらしいものだし、女子の人間関係ときたらドロドロなのが相場である。
でも、そんなくだらない試練を乗り越えなければ、社会に出ることもできないのである。
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コメント
うーん、わかります、わかります。さぞや、心配だったことでしょう。うちもその件に関して、上と下は性格が違うから、とも思ってるし、去年上の子が3年生の2学期から不登校になった時は、下は1年生で同じ中学に行っていて、辛い思いをたくさんしていて、それでも体調が悪い時以外学校には行ってましたから、多分大丈夫かな、とは思ってるけど、こればっかりは分からない事ですから。下の子を信じてるけど、目を向ける事を忘れないように、と自分に言い聞かせてます。甘えん坊の下の子が、いまだに私に甘えてきます。中2ですが、小さいせいもあって幼いのか、私を必要としてるし、スキンシップはかかせません。娘さんも、2学期が始まって、少しずつ気持ちがほぐれてくるのでは、と思いますが。
試練を乗り越えなければ、社会には…。そうですよね。上の子はきっとこのままじゃ、試練なんていいやって、あっさりリタイヤするぐらい、わがまま、自己中、めんどくさがり屋で、社会に出れません。不登校がきっかけで、朝起きれないのが致命傷ですね。この日は、って時は起きれますが、毎日は無理ですね。わかっているのに、夜更かしがやめれません。何を考えてるのやら…。
投稿: satomi | 2007年9月 5日 (水) 09時24分
satomiさん、ようこそ~!
不登校の子がひとりいると、下の子は大丈夫かしら…なんて、心配ですよね…
自分だってその年頃は中学って腐った場所に思えたし、社会なんか間違いだらけ、ひどいところだなどと放言していたくらいの痛い子だったのですケド。でも、当時は幸か不幸か「不登校」なんていう逃げ場が無く、学校側と軋轢がありながらもなんとか普通に登校し、普通に卒業したんです。今思えば、ネットもない、ゲームも無い時代でよかったかなと。
自分自身、ネットやゲームが大好きで矛盾しているようですが、仮にも社会に出て、子どもを育てなくてはいけない、老いた親に心配をかけてはいけないという責任感が多少はあるので、それらを「余暇」としてコントロールできるようになっていますが、物心ついた頃からそれらがある子どもたちには、学校よりもおもしろく、社会なんかよりも正しい社会のようなネットやゲームの世界に逃げ込むほうが正しい行動のように思えてしまうのかもしれません。
仮想世界>>>>>>>>現実世界
私は、家庭環境がアレなので「うちはびんぼーだーアンタが働かないとどうにもならないーどう考えてもアンタを遊ばせて養えないー」と念仏のように唱えたせいか、とりあえずバイトという社会勉強にむかっているところですが、子どもに都合のよい、永遠に遊んでいられる逃げ場なんか与えないのも大事なのかもしれません。
投稿: 闇鍋奉行 | 2007年9月 5日 (水) 20時56分
闇鍋奉行さんのおっしゃるとおり!!!
「ネットやゲームの世界に逃げ込む」とはまさにうちの息子。不登校になったきっかけは、突然、朝全身の気だるさで這っても起き上がれない状態から始まりました。ひっぱても叩き起こしても駄目。仕舞いには引きずってまでも行かせようとしました。今思うと鬱状態だったのでは?と思います。その後、心療内科で鬱病という事で、薬を処方してもらいましたが、1ヵ月飲んで全く合わなくてそれ以来一切飲んでません。今でもその病院に行った事を後悔してます。何か答えが欲しかったのだと思います。それで、昼夜逆転で寝てばっかりの暗い顔した息子にゲームやパソコンを勧めたのがきっかけで、元々のゲーム好きに拍車がかかり、今ではパソコン、ゲームなしでは生きていけない身体になってます(^_^;)その当時、あんなにゲームが好きな子が出来なくなった時は、やはり不安がよぎりました。今の息子になったのは私の責任でもあるのです。ですが、やっぱり、アスペはアスペ、考えることがずれ過ぎて、今は腹が立ってしょうがなくって…。投げ出したい気持ちを抑えつつ、色んなブログで気持ちを落ち着かせています。ちなみに、闇鍋奉行さんの息子さんは、訓練などされているのですか?そして、薬の服用はどうですか?うちの息子は、今月知能テストの結果説明を受ける事になっているぐらいの段階です。早期発見ではなく遅期発見なんです(-_-;)
投稿: satomi | 2007年9月 6日 (木) 15時06分
satomiさんようこそ~!
つらいですね……うちも遅期発見です。小さい頃から私は「この子おかしいんじゃ…」とものすごく不安だったのですが、周囲や、お医者さんまで「そんなことはない」と励ましてくれて。本当に問題になってからようやく「診断」がついて…ということになったけど、今更どうしようもないですよ~
精神科に通ってはいますがとくに薬もアドバイスも何も無く、簡単にお話するだけです。本人は「俺はもうなんとも無いのに、何で通わなくちゃいけないんだ??」と不満そう。
児童相談所や、学校のカウンセリングや、警察にも行ったんですが、いろいろ話をしたりしたうえで出る結論は、「この子はお母さんといるのが一番ですね」ということに。
…はぁ?私はもう、自分ひとりじゃ無理~どこか専門家に任せられるならそうしてほしいのに~と悲痛な思いでそういうところに行っているのですが、なんとこういう子の扱いを、母の私が実はものすごく心得ているとか、息子自身がどんなに暴力を振るっても「お母さんが大好き」というのがわかるとかだそうです。
「アスペ母子」が、生暖か~~く見守られているようでこそばゆいのですが、どんな子だって結局は親が理解して支えたりしなくちゃいけないんでしょうね……
妊娠中は「出産まではガマンガマン」新生児の頃も「今はガマン」離乳も、トイレトレーニングも、幼児の反抗期も、ずーっとずっと「これが終わるまではガマンガマン」とやってきたけれど、子はいつまでたっても子、自分は子がいる限り親。育児から開放されるなんてことは、ずーーーーーっとないんだなあ、と思い至ったときが、自分が本当に「親」になれる瞬間なのかもしれません。
投稿: 闇鍋奉行 | 2007年9月 6日 (木) 20時39分