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2007年9月18日 (火)

CCFF7が楽しくなってきた~ザックス、君は英雄だ

俺はザックス。神羅カンパニーソルジャー2ndだ。たたかうばかりが能じゃない、敵の攻撃を回避したり防御したりできるんだぜ! おまけに地図も見られるんだ!

というザックスの2回目の人生は、前にもましてかっこいい。ようやくかっこいいザックスが演じられて楽しくなってきた。

何せ、10年のときを経てようやくひのき舞台に出られた人物だ。

たった1日で180万本を売り、ゲームのひとつのあり方を示した「ファイナルファンタジー7」。主人公の秘密に大きく関わりながら、本編では断片的な情報しかなく、ただVジャンプで公開されたモノクロの野村哲也氏のイラストだけで、ファンはいろいろ想像をめぐらせたものだ。それを反映して、「ファイナルファンタジー7インターナショナル」では、追加イベントとしてとあるところを調べると、彼についての回想イベントが見られるようになった。

彼の、最期についてである。

というわけで、本作品は主人公ザックスがFF7の主人公クラウドやセフィロスとどう関わり、死んでいったかを描くストーリー。

彼は、ゲーム史上最強の死亡フラグを背負ったキャラクターなのである。

若々しく恐れを知らない「子犬のザックス」。それがストーリーがすすんでおなじみの髪形とあの武器を背負い、成長した姿を見せる。とことん裏表の無い、陽気で面倒見の良い男で、見ていて本当に気持ちがいい。

「クライシスコア」であるあのシーンから、ストーリーはクラウドを背負っての逃亡生活と、ゲームオリジナルのストーリーに向かう。思いもかけず彼の故郷であるゴンガガにも寄るシーンがあった。

たしか、荒廃したゴンガガでは老いた両親が行方不明の息子を案じ、その帰りを待っていた。だから、ここで親に会うことはかなわないはず。

高台で、イベントがあった。もう、親には会えない。他のところに行かなくてはならない……そして、プレイヤーはもう二度と、彼がここに帰ることが無いことを知っている。眼下に見える「故郷」。私はそれを涙しながら何度も、見返した。ザックスとして。

「俺は英雄になりたい」

それがザックスの夢だった。しかし彼の名前や本当の功績は歴史に残っていない。

彼が真の英雄だと知るのは、このゲームをやった人だけなのだ。

☆  ☆  ☆

アンジールの母、なけなしの5ギルを何者かに盗られたことを苦に死亡

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