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2007年9月10日 (月)

アスペを見たことが無い人が感じる不思議

ひょんなことで、普段あまり接点の無い会社の人と一緒に電車に乗った。

話題は息子のことになる。この人は、私と、息子のことが本当に不思議でならないのだそうだ。「精神科に行っているのって、どうして?」と問う。

たしかに、学校に行かずにこもっていてというのなら大変だっただろう、だが今は元気に学校に行っているのだから何も問題はないではないか、ということだ。

「あら、私この間3針縫ったんですけど…」相手は驚いた。同じ部署なのだけど、気づいていなかったらしい。まあ、最初病院で処置されたときは包帯に三角巾だったけど、出社するときは絆創膏程度にしていたから。

「じゃ、暴れるのが問題なの?」

「どうしてそういうふうになるの?」

「通院すれば治るの?」

治るものではない、というのだけははっきり即答できた。ことに薬を出してもらうわけでもないうちの子の場合、これが「治療」というものでもないのは間違いない。

ではなぜ通院するのか。

それは対処法を考えるためである。

アスペルガー、発達障害、性格異常…どんな名で呼ばれるとしても、同じような人で大成功を収める人もいる。一方、異常犯罪で名が知られたり、ホームレスなどの道に落ちる人も少なくない。

最悪の道に落とさないためにどうするか、これは1人で悶々と悩んでいてもダメだろう。こういう子がいる、ということを私はむしろ積極的に話題にしている。100パーセント理解されるとはもちろん思っていないが、最悪な事態への予防策にはなると思う。

もしも私が早くに亡くなり、息子が孤独になったとしても、周囲が「自立できない子」と認識していれば生きる道も拓けるだろう。もちろん、「こういう子だから」と私がしっかり認識すれば、それなりに社会に対応しやすいように指導できる。まだ、間に合うと思う。

問いを投げかけた相手は、これまで本当にそういう人を見ずに来たらしい。一族皆アスペ、クラスでも同類の人間しか見てこなかった私とは真逆にある人だ。

そして彼女は誰からも好かれ、何をやってもうまくいく。影の存在の私にはむしろ「こんな人がいるんだなあ…」と驚異の存在なのである。

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コメント

精神科とは、心療内科と同一と考えていいんでしょうか?精神科(心療内科)とはすぐに薬を処方するところだという認識をもっているので、驚きです。カウンセラーとの面接などあるのでしょうか。
私も、あらゆるところに相談に行きました。子ども総合センター、カウンセリング、療育センター、高校生になってからは、スクールカウンセラー、学校の引きこもり支援員、睡眠クリニック。自分では対処できないから逃れたい気持ちもありましたが、やはり、母親、なんですよね。
今、一番アドバイスがしっくりいくのは療育センターの心理士さんです。ただ、月1しか相談に行けないのが不満です。学校の引きこもり支援員さんは、話すとほっとしますが、アスペルガーの認識と理解がありません。アスペの疑いがあると言ったのですが、親の育て方が悪かった、親の先回りした行動が子どもを甘やかして何も出来ない、など言われました。うちの子は時間が読めなくて、毎回、何時に家を出るのか、授業は何時からなのか聞きます。言わないで仕事に出た時、その日は学校へ行かなかった事があります。何時に家を出ていいかわからなかったようで、それらも、私のしつけのせいにされました。アスペはなかなか理解してもらえないという思いだけが残ってます。
私は息子には話していません。自分がまともで周りがおかしいと思ってる彼にはまだ言えないですね。仲のいい友達にしか言ってません。なので、積極的に話題にしてる闇鍋奉行さんには驚くばかりです。私は彼の将来の事は心配してますが、愛情があふれてる闇鍋奉行さんのように息子の事を話せる勇気と理解させるだけの力を持ってないです。ただの怠け者としか思われないでしょう。私の主人のように。そして、子育ての悪さを疑われるだけです。

投稿: satomi | 2007年9月11日 (火) 09時55分

satomiさん、ようこそ~!
うちの子がかかっているのは、正確には「精神神経科」です。近所の「心療内科」にも相談したのですが「お子さんはお受けできません」と言われてしまいまして……。同じように悩んでいる親子はきっと多いと思いますが、行き場所も無い気がします。
人には病院ではなく「臨床心理士がいい」といわれ、その臨床心理士さんに勧められて通院することになったという経緯があるのですが、こういう子を何とかしてくれるところなんて本当はどこにもなく、本人と親が自覚していくためだけに通っているのかも…と思います。
それにしてもsatomiさんの遭遇した支援員さんはちょっとひどいですね~。そういう対応、最悪です。ただでさえ参ってる母親を甘やかしだのなんだのと言う人、まだいるんですね。
しつけをすればちゃんとなるなら誰も苦労はしません。たとえその通りだとしても今更「あなたの子育ては間違いだらけ」などといわれたところで何の解決にもならないのに。大切なのはこれからのことなので、まずは疲れきって育児に混乱する母親を落ち着かせ、希望や指針を見せることが大切なはずです。
伺った事例で言えば、息子さんは知能はちゃんとしているのに時間通りに学校に行く、というあたりまえのことが普通にできないのですから、人と違った思考回路を持っていることが想像できるので、まずはそこから、ですよね。そのことを互いに認識した上で、その子の思考回路を考えて「こうすればわかる」というわからせ方を、支援員さんにはアドバイスしてほしいものです。
私のかかる精神科の先生や臨床心理士さんはその辺がうまくて、頑として聞かない息子を「じゃあ、こういうふうにしてみようか」「いつまでなら、それができる?」と具体的にひとつひとつ本人に考えさせ、決めさせて、行動させてしまうんです。それを見ている私も勉強になるし、ただ「話をするだけ」ですが得るものは多いです。
子どもは、まっさらなパソコンではありません。個性があるから、こうしつければこう育つというように素直に育ってくれるとは限りません。本当にいいかげんな親は責められて当然ですが、satomiさんのように真剣に悩んでいる人に育児失敗のレッテルを貼るのは、少なくとも学校でそういう仕事をしている人としてはいかがなものかなあと思います。

投稿: 闇鍋奉行 | 2007年9月11日 (火) 23時24分

闇鍋奉行さん、ありがとうございました。誰に言う訳ではなく、その時はただ、ただ、私のせいなんだ…という思いで一杯だったんです。私がこの子を何も出来ない子にしてしまったのか、と。説明不足ですみませんが、支援員さんは火水木だけ来て頂いてる方で、引きこもりに関してはプロらしいです。最初はスクールカウンセラーさんに相談していたのですが、保健の先生が、「不登校だったこともあり、スクールカウンセラーは学校が主ですが、息子さんの場合学校というより家庭内の事が主なので、引きこもりではないけどお話されてはどうですか」と紹介されたのです。スクールカウンセラーへの相談は学校だけの枠でしかないのかな??と不思議だったのですが、2、3回相談しました。その間に療育センターの心理士さんと面接することがあって、この件について話したところ、はっきり、子育て・しつけのせいではないと言われました。引きこもりと発達障害は違いますから、と。心理士さんは息子と(その時は)1回しか会っていないのに、時間の事に関してのアドバイス(壁に時間割と交通機関の詳細な時間の紙を張る等…)で、私も息子もいくらかスムーズに出来てます。いまだに聞いてきますが、分かってても確認したい時もあるようです。でも、ほとんど同じ時間なんですよ~?ほんと思考回路が違うんですね。
支援員さんは、発達障害に関して学んでるとは言われましたけど、言葉の端々に、病気のせいにしてはいけない、思春期は病気と紙一重だから、と言われます。今になってはそれが、真剣に学んでないな、言葉だけ知ってるだけだな、と思いますが。
私も、闇鍋奉行さんが通ってるような精神科の先生にめぐり合いたいです。ただ、息子は正常だと思ってるので、病院等に連れていくのは難しいですね。今は心理士の先生だけが頼りです。
ひとつ、思いだしました。時々、学校を休むのですが、3日続いた時は私もまた不登校!?と不安になり、電話で支援員さんに相談した事があります。「家庭訪問に行くしかないですね」という支援員さんに「うちの子は家に初めての人が来るのは駄目なんですよね…」と言ったら、「そういうお母さんの気めつけが子どもを駄目にするんですよ!やってみないとわからないでしょう。」と怒られました。でも本当に無理なんだけどなぁ、嫌がって余計にひどくなりそう、と思ったので様子を見ることにしました。翌日はケロッと学校に行きました~。心理士の先生に言わせると、簡単な理由(雨が降ってる、だるい、眠い)で学校に行かないだろうけど、辞めるつもりはないと思いますって。ほとほと困り者です(-_-;)いつも長いコメントですみません。 闇鍋奉行さんのコメントが心に染み渡っていきました。わかってもらえてる、とても貴重です。

投稿: satomi | 2007年9月12日 (水) 09時23分

satomiさんまたまたようこそ~!
非常~にマイペースの息子さんですねwうちの子もです。よほど口がまったく聞けないとか、読み書きもできないとかなら気分だけはラクなのに~!と、ついイライラし、どうやったらこの子の「ヘン」を理解してくれるんだろうか、と悶々とする母。同じ構図だと思います。
でもまあ、力を抜いて。
自分以外に、関わってくれる人がいるのって、恵まれてますよね。先祖代々変人の家系に、そうとは知らず嫁いでしまった私の母など、それはそれは孤独に苦労して、結局長男を亡くしてしまったんです。直後、「ああ、この子が人を殺さないで死んでよかったわ…」とも語っていましたが、母親が本当に平気だったわけはありません。
昨夜、私も「疲れた母親にそんなことを言うなんて」ときついことを言いましたが、いろいろな人が関わってくれることは絶対に息子さんと、お母さんであるsatomiさんに良いことだと思います。
また、「アスペルガー症候群」とか「自閉症」って、いかにも病気のような名前で言われますが、これらは治療して治るものではなく、病気と言うよりは性質、性格のようなものだと思うので、思春期の「病気のようなもの」とも、少し違っているんじゃないかと私は思います。普通の「反抗期」なら、放っておいてもそれなりに本人が成長していく、軽い風邪のようなもの。しかしこれがアスペかな、となるとたぶんちょっとしたコツをつかまないと、本人が上手に成長できないんじゃないかな~と。
あんまりうまく言えないんですけど、アスペの家族や、親戚に苦労しないと本当にその奇妙さは理解できないですけど、むしろそういう「アスペを知らない人」って、アスペの子には貴重な人なのかも。私はアスペとかって、「異常」と「少数派」の中間で、別に病気ではないと思っていますが、我を振り回すと困ることになるんだ、どこかで妥協しないとこの世の中で生きてはいけないんだ、とか、どうしても自分の正義を主張したければ、「普通の人」という異質な生き物に理解されるような言葉なり技術なりを持たないと、絶対に無理だよ、というようなことを息子に言っています。息子にも、少しだけ自分を理解してくれる、一応普通の人は、いい刺激になったのでは…
支離滅裂かもしれないですが、前向きに考えましょう。育児・教育っていやになるくらい、母親にばかり責任を押し付けられますが、我々はまだまだいろんな人に関わってもらえて、見捨てられてないんです。

投稿: 闇鍋奉行 | 2007年9月12日 (水) 21時56分

すごく納得するコメントで、心のおもりが少し取れたような気持ちです。私も何度「読み書き~」と思ったかしれません。周りからはまともにしか見えませんから。
彼の中途半端な性格(アスペ)にどれだけ振り回されたことか。自分中心の非常にマイペースな息子です。喜怒哀楽に乏しい息子でしたが、彼も不登校という道を選び、彼なりに辛さを味わって、今年からマイペースですが高校に通学して、明るさが出てきた気がします。不登校前は普通に友達関係を築いていましたが、今は皆無ですね。友達はいません。不登校になって、こだわりが強くなったのは、なぜ?とは思います。思春期だから?家庭内でも自分の部屋以外はスリッパorソックスじゃないと歩けないそうで。汚いらしくて(^_^.)確かに掃除は時々しか…。今はそういう子だから、ですませてます。他人に言うと驚くだろうなぁと思いますが、これがうちの子ですから。
力を抜いて…ですか。そうですよね。私の息子がアスペの疑いを持たれたのが去年の年末でしたから、まだ私も理解出来てないのかも知れません。アスペだろうとなかろうと、彼は彼自身でしかないのですよね。
こちらの記事でFFやPSPの話題の時は、息子に情報として伝えてます。いいコミュニケーションになってます。私がFFなどに疎いので助かってます。今日あたりFFのコアっていうソフトが届く予定みたいですよ。彼の頭はゲームでいっぱいです(~_~;)

投稿: satomi | 2007年9月13日 (木) 07時40分

satomiさんようこそ~!遅くなってごめんなさい。
その、「FFのコア」に夢中だったり家族がPC占領してたりでした。
もしも、50時間ほど余裕がありましたらsatomiさんも「FF7」をやってみたらどうでしょう。バトルが複雑と言われるFFシリーズの中で、FF7は初心者にも簡単、爽快に楽しめて、主婦にも大変人気があります。息子さんももしかしたら「クライシスコア」をやって「懐かしい~」とか思っているかもしれませんし、母子の話題が増えるかも?

投稿: 闇鍋奉行 | 2007年9月15日 (土) 19時09分

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