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2007年10月 2日 (火)

元不登校息子が休校日に向かう場所

元不登校息子の新しい学校は、なんだかんだで休みが多い。

今週もテスト明けで2日もお休みだった。のんびりしていて羨ましい限りだ。結局「CCFF7」も、私が思ったよりハマってしまい、もう1本買って与えてしまったし、まあゲーム三昧、パソコン三昧で過ごすんだろうなぁ~と思ったら。

日曜、息子が言う。

「俺、明日中学行くわ」

前の休みの時も、中学に顔を出した。在学時あれほど行くのはイヤだ、みんなぶっ殺してやりたい、と言ったあの中学に行くのだと。もちろん私は息子の成長振りに喜んだ。苦労をおかけした先生方もきっと喜ばれることだろう、と。……しかし、また?

帰宅した息子が話す。「俺の後輩、俺らが卒業したら、学校来なくなっちゃったらしいんだ……」とかつての保健室登校組の心配をしている。息子はたしかに保健室では輝いていて、同学年にも後輩にも慕われていたらしい。絵に描いたようなオタクながら遊び上手で情報も豊富、意外と根性や度胸もあった。息子の下校風景を見たことがあるが、和気藹々と男女の集団で歩く姿には、恐らくこれが「不登校グループ」などには見えないだろうとさえ思えた。

本来不登校というのは楽しいものでもない(はず)。保健室を楽しくするか、不登校と言う道を選びながらどうやっていくかはそれぞれの子どもたちの課題なので、息子が責任を感じるものでもないのだが、まるで自分がそこを去ったことに責任さえ感じている息子。

「で、明日も中学行くわ」

へ。

「不登校仲間に話したら、俺も行きたいとか言うんで」

はあ。

いやがる息子の布団をはいだり、「学校へ行け」と泣き叫んだり、タイミングよく現れた自宅学習のセールスに6桁以上のなけなしのお金を注込んだり。出席日数が足りないと高校にいけないわよ、人生台無しだわ、ご近所にも心配かけちゃってるわ、恥ずかしい…義母に、なんていえば良いのかしら……

あの苦労は一体、何だったのか。

しかし、普通に登校した子どもたち以上の実りを、息子に感じた。

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