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2007年10月25日 (木)

FFTA2を買った

やばい。

おさらいでやろうと買ったFFTAが止まらない…

FFT(ファイナルファンタジータクティクス)は、私としてはゲーム史上に残る名作、派生といいながらFFシリーズの中でも屈指の出来で、10年たってもまったく色あせない名作だと思う。が一方で難しい、とっつきにくいというのも事実だ。途中で投げ出す人は多数。

64時代に砂蹴って別れた任天堂とよりを戻すため作られたソフトのひとつ、ゲームボーイアドバンス用のFFTである「ファイナルファンタジーアドバンス」は、バトルの難易度を下げ、ローティーンのユーザーが感情移入しやすいストーリーでとても遊びやすいソフトだった。

近頃娘(現13歳)が告白したのだが、彼女は最近こっそりこれをプレイし、なんと徹夜してしまったという。セーブデータが二つしか作れず、ママとおにいちゃんのデータを消すわけにはいかない…と、ついついやってしまったそうで、それはきっちり叱ったが、最近そのソフトがどうやら壊れてしまったらしいと告げたら娘は泣き出しそうな顔で言った。

「もう、リッツには会えないの?><」

FFTAは、コンプレックスやつらい現実と向き合うのに疲れたいじめられっこたちの物語。ヒロインリッツは、一見勝気な美少女だが、その攻撃的な言動の影に自らの身体的コンプレックスを抱えている。その弱みを攻められまいとして、言動で武装しているのだ。

ああ、なんとなく娘が彼女に惹かれるのもわかるな。

と、結構FFTAも良作。それでは手ごたえもあるまいと、ロウという足かせがあるのもまた妙味。当時も楽しかったが、今買いなおしてプレイしても本当に楽しい。今度は娘にもゆっくりプレイさせてやろう。結末まで。

で、本日はそのシリーズになる「FFTA2封穴のグリモア」の発売日。新作だから最初くらいは音を楽しみたいしとバッグにしのばせながら、ずるずるFFTAをやっていたが、帰宅して起動してみた。

この親切な導入部には感動。

「FFTもこのくらい懇切丁寧にやっていたら、もっと早く楽しめたわ!」と思わず叫んだ。前作やってません、と言う人にも安心して勧められる。場合によっては、これから始まってFFTA、FFTとさかのぼるのもアリかも。松野節は無いのでシナリオには期待していなかったけど、今のところやはりそれなりに良い。夏休み直前に発売できたらもっと良かっただろうに。

「FFTA2って、微妙にウソだよな」と息子。ああ、たしかにアドバンスじゃないんだからこのAって何だよ、と思うな。だけどたしかにTAのシリーズっぽいし、FFTDSじゃなくてもいいな。2画面になって、画面上に常時ロウが表示されるのには万歳した。
「で、今日買ったの?」と息子。「うん」と答える私。
「何本買ったの?」と息子。

( ゚д゚ )

昔、ゲームソフトは1本買えばよかった。1台のゲーム機、一台のソフトを、家族で分け合えた。

1人一台DSを持つ時代。ソフトも1人1本なのか?

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