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2007年10月27日 (土)

FFTA2が止まらない~愛しのン・モゥ族

それほど派手な大作じゃないけど、意外とできの良いゲームなんじゃないか…

FFTA2封穴のグリモアが、止まらない。前作とほぼ同じようなバトルシステム、前作と、FF12の音楽に「手抜きじゃネーノ?」と息子が禁句を言い放つが、バラエティに富んだクエストの数々にワクワクする私を止めることはできない。

息子とはまた、昔の論争がぶり返した。私はン・モゥ族派で、息子は反ン・モゥ派なのだ。

ン・モゥ族というのはFFTAシリーズとFF12に登場する亜人で、ぽってりとした外見で、高い知性と魔力を誇る種族である。そのかわり、とろい。打たれ弱いし、私も最初FFTAをやったときは、とろとろしている間にバトルが終わり、まったく育たなくて困ったものだ。息子はその事点でン・モゥは要らない子と決め込みとっとと解雇。「ヒュムの忍者さえいれば何も要らなくね?」と言い出したのである。

私はそれには同意しかねた。FFTでも結局忍者軍団とか算術士がいれば負け知らず、というのはわかっても、それをやってはおもしろくもなにもない。FFTAは「ロウ」というかせがあるのが妙味。「たたかう禁止」とか「ダメージ○○以上禁止」などのときに対応するためにも、いろいろな種族、ジョブ、アビリティをそろえて対応するのが楽しいのだ。

それにン・モゥ族は育てればある意味最強の種族だ。私は最終的には「もう、ン・モゥ無しなんて考えられない!」とマッケンローの肩を持ち、息子は「ン・モゥイラネ!」とくさす。それが我が家のFFTAプレイ日記だったのだ。

FFTA2では、なんと魔道士系が少々不利なことになってしまった。最大MPが非常に高いン・モゥ族だが、バトルが始まる当初はMPゼロ、最初のターンでようやく10になり…と、徐々にMPが増えていくものの、TAのように最初からばんばん強力魔法で…というわけには行かなくなってしまった。

「な?ン・モゥいらねえよ」と毒づく息子。「前、強すぎたから修正されたんじゃないの?」と私。だっていきなり最初のターンで敵全体に魔法ダメージとか、あんた見たこと無いでしょー!

結局息子にも買い与えて遊んでいるが、プレイスタイルはやっぱり違うのだろう。「アビリティ覚える武器がねえ~!」「最初はガマンして、アイテム集めて買える武器防具を増やすのよ。…なんか、ン・モゥ族のアビリティ覚える武器が序盤本当に手に入れられないんだけど…」「だからン・モゥいらねえよ」「でも序盤、白魔法ケアルと黒魔法みっつでも、十分頼もしいんだが」

まだやってるか、という私たち。

☆  ☆  ☆

ポーションエアリス缶が欲しいという妹の声に応え、息子が学校の友人に頼んで手に入れてもらった。うちから何十キロも離れた街では、エアリスが普通に余っているらしい。

「人脈ってすごいな。俺、人脈できてきたよ」と息子はかなり幸せそうである。

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