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2007年12月 1日 (土)

FFTA2における性別について~こんなに可愛いのに男なんだぜ

モグレンジャー戦をやった。愛くるしいが凶悪なモーグリたちが5体、並んでいる。指名手配中の彼らだが、非常に自意識過剰らしく、勝手に「モグたちのクランに入りたいクポ?」とか言ってくる。そして、先頭キャラクターに向かって言うのだ「クポ~!キミはかわいくないからダメだクポ!」

このとき、私が先頭にしていたキャラクターは偶然にもアデルだったので、個人的にとてもおもしろいシーンになった。我が家で「ヒロインがあまりかわいくネエ」認定されている彼女、不機嫌そうに「……やっつけましょ…」と答えた。折りしもこのとき彼女は「闘士」。初めての「波動撃」を、モーグリたちにむけてぶっぱなした。

「ぬぅうううぉぉおおおおおおおおおーーーーーーーっ!」

……これだからかわいくないんだといわれるんだろう、と笑い転げた。

イヴァリースの人々は、性別に関してちょっと不思議なことがある。FFTは人間ばかりの世界で、とくに普通であったがFFTA、FF12に出てくるヴィエラ族は、なぜか全員女性、子どもや年寄りもみかけられず、全員が絶世の美女である。どうやって殖えているのかわからないし、なぜか多種族とのカップルなども見られる。なぞだ。

FFTA2には「男性愛護」「異性愛護」などの性別に関係するロウが存在する。印象に残るのは、オネエ言葉にリボン装備、お化粧までしている夜舞のセレブのクエストだ。これは男か? 女なのか???とプレイヤーが迷うが、やはりれっきとした男。「異性愛護」のときにこちらの女性キャラクターが攻撃するとロウ違反になる。

ところがネットのウワサによるとアデルやフリメルダのような女性ヒュムはデータ上ヒュムのため「男性」になってしまうらしい。そしてなぜかパンネロはヴィエラ扱いで女性。

息子にフリメルダの顔を見せた。「ふーん、可愛いな」。ラブリーボイスに比べるとそっけない反応だ。しかし「こんなに可愛いのに、男なんだぜ」と言うと「ぬあにっ!」と目を輝かせた。最近息子は、可愛い男の子のほうに萌えるらしい…。

さてまた怪奇現象がある。プレイボーイの依頼を受けて、我がクランはかけもちデートをしなくてはいけないのだが、徐々にクエストは難しくなり、最終的には派遣をうまく使わないとクリアが難しくなってしまう。ことに最後の依頼は難しい。派遣しても、成功させるユニットが少ないのだ。そこで私は、ゴーグで普通に受け、こっちの大陸でのデートを自分で済ませ、あとのデートを自信満々の汎用ユニットに任せることにした。その二人は、当時レベル59の砲撃士バンガと、レベル63のアサシンヴィエラ(いずれもNVPのトロフィー完成)だった。

あ、あんた、女やないか……

と思うのだが、うちの最も有能な汎用であるダーナちゃんは、そんなの関係ないわ、とばかりに自信満々に飛び跳ねている。……とても不安だが任せてみた。

そして、女の子とのデートをしっかり成功させてきてくれた。

とにかく不思議な、イヴァリースの性別事情である。

さて、息子が気になることを口にした。「ああ、アデルはだからその後男魔女になるのか…?」

ん? アデル……、男魔女……

あああああっ! FF8で、月の近くに封印されていた魔女の名前が、「アデル」ではなかったか? 魔女だというのに、巨大でマッチョ。本当にこれ、女か?と当時話題になったものだ。

FFTの世界、FF12の世界、FFTAの世界とつながっているFFTA2の世界だが、まさかそっちのほうにまでつながるとはw

この「優れし者」があーいうことになってしまうのが、モーグリごときに「かわいくないクポ」と言われたことが発端なのだ、という壮大な物語が私の脳内でできあがっていく。

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