置鮎ボイスの娘がいるって~こんな日を迎えようとは~
パパからのメール。
これを娘に伝えたところ、帰ってきた返事は「ウソだ~~~ッ!」だった。
娘にとって、パパはもう、自分を見捨てた存在なのだろう。だが詳しく、パパが本当に娘や息子を案じているらしいと伝えた。
私としては、今案じるよりも、あの時、大暴れする息子、出勤前に殴られて大泣きする私を舌打ちして知らん顔で逃げたあの時、なんで一声でもかけてくれなかったかなあ?と思うけど、まあ、子どもに「あんたは鬼畜の子どもなんだよ」などとは思わせたくない。
「まあ、お年玉は欲しいよ」
娘もとまどいながら答えた。それを、一応メールで伝えた。ものすごく傷つけられた娘だが、まったくパパとの交渉を断っているわけではない。
無欲で素直だったのが、パパに裏切られたと自覚したときから、「あたしの95パーセントは、欲望でできているの」と放言し、欲望の塊と化した娘が、かわいらしいではないか。
日ごろ娘の欲深いのをいさめている私でも「ざっと10年分のお年玉、クリスマスプレゼント、お誕生日プレゼント、そのほか慰謝料でもぱあっと請求したれ」と言いたいくらいだ。
娘のささやかな「お年玉が欲しい」というメッセージをメールしたが、返事が返ってこない。その話をしたら、娘、大爆笑していた。
その娘だが、今日は親しいお友達とカラオケなどに出かけた。……お友達は決してオタクではないのに、娘はオタク全開の選曲で歌いまくってきたらしい。まさにこなた状態。
「フィギュアットとか、まりさは大変なものを盗んでいきましたとか歌ったよ~」
それはさぞかし、ドン引きされたことだろう。
「それからね、ウサミミ仮面歌ったの~!♪97点とったよ~~!」
ウサミミ仮面とは、「おねがい!マイメロディ」シリーズの登場人物である。お金持ちのお坊ちゃまでイケメンで、バイオリンそのほかの天才少年。しかしその心には闇を抱えまくりの柊センパイが、世界を崩壊寸前まで追い込んでしまった罪の償いとして、マイメロディの8頭身版のようなハズカシイカッコウで世界を救わなくてはならないことになった。その、彼のための挿入歌……置鮎龍太郎さんの歌う熱いヒーローソング……を娘が歌い、それで97点などという高得点を得たというのだ。
それって学校のテストよりも(ry いや、ともかく素晴らしい。歌唱力なし!ジャイアン並みの騒音!と思われた娘が、カラオケでこんな高得点をゲットしたのだ。私も、超美声の息子もとったことがあるだろうか、と言うレベルなのだ。
「うちって、ほんとうに声域広いのね~♪」娘はご機嫌。
……声域広いのも、たしかどこかでアスペルガーの特徴と言われていた気がする。私と息子はまさに当てはまると思い当たったのだが、……娘もなのかな。
娘の場合、この年の少女にしては声が非常に低いのだと思う。赤ちゃんの頃から、笑い声が「ぐははははは」と悪役声だった。1歳で飯塚昭三?緒方賢一?という状態だったし、最近発売されたFF4DSの、鹿賀丈史さん演じるゴルベーザ、くらいの笑い声を今も維持している。
で、今日決まった。うちの娘は置鮎ボイス! 私大好き置鮎ボイス!
これからは、元不登校暴力息子(CV:若本則夫)、リスカ優等生娘(CV:置鮎龍太郎)、働く美しき母(CV:釘宮さくら)で、この日記をお楽しみいただきたい。
ふざけんな、私……。
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